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カロル「ボクが世界を変えてみせる」【完結編その2】
[8] -25 -50 

1: ◆WEmWDvOgzo:2015/8/1(土) 00:00:58 ID:/WYEXwH6vk
http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch5/1356265301/1-10

1スレ(少年「ボクが世界を変えてみせる」)

http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch5/1385288769/1-10

2スレ(カロル「ボクが世界を変えてみせる」)

http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbss/test/mread.cgi/ryu/1416136192/1-10

3スレ(カロル「ボクが世界を変えてみせる」【完結編】)

あらすじはそれぞれの1参照(考えるのがめんどくかったんです。ごめんなさい)

>>2から本編になります!


490: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:37:56 ID:.cUSspOk4Q
将校5「ひよこ共がピーピー逃げ回ってらぁ!?こちとら馬の体格も倍の倍の倍!!
西国軍に楯突いたらどうなるか分からせてやる!?」ガガガッ

重装騎馬兵1「敵が分散しましたが!?」ガガガッ

将校5「ぎゃはははは!!構うもんか!!どうせホビットに策なんかない!!
このまま突っ込んで目の前の群れを踏み潰せぇ!!」ガガガッ

重装騎馬兵1「イエッサー!!」ガガガッ

東のホビット1「くっ…酋長!追い付かれそうだ!」パカラッパカラッ

酋長「……!!とばせ!!あと少しで網に掛かるわい!!」パシンッパシンッ

将校5「ソォラソラソラァ!!潰しちゃうぞ!潰しちゃうぞぉぉ!?イックゾォォオ!!?」ガガガッ

ガァンッ

東のホビット's「ぎゃあああ!!」ズシンッ

ベキベキ ボキボキ グシャアッ バギバギ

将校5「イヤッホー!!この骨が軋み、肉がひしゃげて血ぃ噴き上げて砕け散る感触……サイッコー!!」アヘアヘ

重装騎馬兵1「げぇっ!?」ビクビク

将校5「あぁん!?どしたぁ!?」

重装騎馬兵1「は、挟まれてます!!両側から大隊が突進してきます!!」アセアセ

将校5「にゃんですとぉ!?」ビクッ
491: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:42:50 ID:7FwZM..EWU
ズドドドドドドッ

重装騎馬兵2「ば、バカな!!こんなへなちょこ槍にぶきぃっ!?」ズンッ

東のホビット3「へへ!ホビット族、伝統のミスリル鉱石で作られた武具は下手な鉄より強力さ!!」ビュンッ

重装騎馬兵3「ぐほ……」ズンッ

ドシャッ ゴロゴロ

将校5「(あ、あいつら…虚を突いただけじゃねぇ!強力な武具も備えてやがる!)」ギリッ

将校5「(しかしどこから……はっ…そうか…!分散させた部隊を回り込ませやがったんだなぁ!?)」ハッ


重装騎馬兵1「た、隊形が瓦解してしまいますぞ!?」アワアワ

将校5「ほ、ほほホビットごときがぁ!?」

ドガガガガガガガガッ
492: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:44:30 ID:7FwZM..EWU
西兵81「ま、まずい!あのままでは重装騎馬隊が全滅しますぞ!?」

将校3「…けっ!突進力に欠ける分、小回りの効くリタルポニーで誘い込みを仕掛けたか!小癪な!」

将校4「俺に任せろ。誘い込みでチビ共の動きがバラついてらぁ。
このまま騎馬隊で突っ込んで重装騎馬に絡んでやがる連中を始末してやる」ザッ

将校3「うし!じゃあ周囲の弓使い共は俺がやっとく!投石器と大槍砲射で一網打尽だぜ!!」

将校4「っくぞぉ!!」パシンッ

ドドドドドドドドドッ

将校5「こっちも準備だぁ!!城に合わせた照準を向こうの蟻ん子共に合わせろやぁ!?」

西兵81「イエッサー!!」ダッ

将校5「へへへ!人間様に逆らいやがってよぉ…!近代兵器の恐ろしさってもんを味合わせてやらぁ!?」ギラギラ
493: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:47:23 ID:.cUSspOk4Q
ドドドドドッ

将校4「出しゃばってこなけりゃ死ぬ事もなかったのによぉ?糞ホビットが!」ガガガッ

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッ

将校4「矢が降って来たぞ!盾を構えろ!!」バッ

ザスザスザスザスザスッ

将校4「ぃよーし!見えてきた、見えてきた?このまま矢の雨を突き抜けたら重装騎馬隊にタカる蟻共をグシャグシャにしてやれぃ!!」ガガガッ

西兵's「ウォォォォォオオオ!!!」ガガガッ

???「王国、東国!連携部隊!!突撃!!」パシンッ

ドドドドドドドドドッ

将校4「え!?」チラッ

西兵82「あ、あれは…東国の旗!?」

西兵83「横から突っ込んでくるぞぉ!?」オロオロ

ドカァンッ!!

ギャアアアアアアアア!!!
494: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:49:11 ID:7FwZM..EWU
シュバッ バシュッ ザクッ ドバッ

ズダダァァン ゴロゴロ ゴロゴロ バタバタ

将校4「なんだってんだよぉ!?ど、ど、どこに潜んでやがったぁ!?」

ズバッ ガシュッ ドサドサッ

将校4「はっ…そうか!あの大きな岩影だな…?クソッ!ホビットに気を取られて…!」ギリッ

将校4「(だが冷静に見りゃ、せいぜい5、600の少数部隊…まともにかち合えば瞬殺だぜ!)」ニヤッ

将校4「包囲してぶっ殺せぇ!!押しくらまんじゅう押されて泣くなってなぁ!!グハハハハハハ!!!」ゲラゲラ

ガガガッ ゾロゾロ

東の騎士「ソリャァァァ!!!」ヒュンッ

西兵83「うごふ!?」ズドッ

将校4「あれが将か…!ぃよーし!とっとと片付け……」

シュバッ

将校4「て……!?」プシャアアアアアアアア

ドシャッ ゴロゴロ

ヒメ「残念だったな。将は僕だ?」ガガガッ

西兵82「将校殿ぉぉぉぉおお!!?このホビットめ!よくも!?」バッ

ヒメ「うわっと!誰がホビットだ!?」サッ ヒュンッ

ザクッ ヒヒーン!

西兵82「うおっ!た、たたたたた……ヒギャアッ」ズシャッ ゴロゴロ
495: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:50:59 ID:7FwZM..EWU
ヒメ「敵将は討ち取ったぞ!!2000の歩兵を呼び込め!?」

ブォォオオオオン

西兵84「ほ、ホラ貝で合図してるぞ!まだ潜ませてるのか!?」

西兵85「将校殿が討ち取られたぁ!?どど、どうすればいいんだ!?」アワアワ

西兵86「指揮無しには迂闊に動けん!更に攻め込まれたら全滅するぞ!?」

西兵87「隊形もグチャグチャ!ホビット共の背も見えなくなった!これじゃ作戦そのものが成り立たん!?」

西兵88「一旦退こう!そうしよう!」

西兵's「さんせーい!!!」ドドドドドドドドドッ

ヒメ「……」ニヤリ
496: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:52:47 ID:7FwZM..EWU
東の騎士「ハッハッハ!頭の悪い連中ですな?実は潜伏兵などおらぬと言うのに?」

ヒメ「あぁ、思わぬ形で邪魔が入った上に指揮を奪われて混乱してるみたいだ。
あのまま混戦に持ち込めば泥沼化しても僕らを全滅出来たろうにさ?」フフンッ

東の騎士「小で大を打ち負かす合理的な戦術、お見事!恐れ入った?」

ヒメ「騎士殿の兵が柔軟だからさ。よく鍛練されてるよ?」

東の騎士「お褒めに預かり光栄……では!」

ヒメ「あぁ、奴らの背を撃つぞ。これで主力の騎馬と重装騎馬を一掃出来る!!」

東の騎士「いざ!!」パシンッ

ヒメ「行くぞ!!」パシンッ

東兵's「ははぁっ!!」パシンッ

ヒヒーン!!!!

ドドドドドドドドドッ
497: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:54:27 ID:7FwZM..EWU
ヒューン ドグシャアッ!

ビュッビュッビュッビュッ

ズブブッ ズブブッ ズブブッ

将校3「ウッホー!いいぞぅ!やれやれぃ!!近代兵器の破壊力を思い知らせてやれぃ!!」ウヒョー

西兵89「やべぇっす!投石器の方、岩が無くなってきました!?」

将校3「なぁにぃ〜?」ギロッ

西兵90「大槍砲もです!この城を攻め落とす分しか計算してなかったんで弾切れ寸前です!」

将校3「そいつは困ったな…!早いとこ騎馬隊の奴らが向こうを始末してくんねぇと相手しきれねぇ…!」ブツブツ

西兵91「ふぅ…はぁぁ……」ゼェゼェ

将校3「(連日の城攻めで休みなく戦ってきた俺達は体力的にも不利だ…!
そこに加えて急に襲撃を受けて指揮系統は乱れ放題……かなりの被害も出てる…!)」ブツブツ

将校3「あーくそ……中の戦況はどうなんだ?」

西兵92「依然として拮抗しております!敵も最後の力を振り絞って足掻いてるようで!」

将校3「なにチンタラやってんだよぉ…!!手っ取り早く火でも放って終わらせちまえよぉ……!」ギリギリ

西兵92「そうなると城に眠る財貨、兵糧まで灰と化してしまいます」

将校3「だ、だったら閣下に出てもらえ!あの方が暴れりゃ一気に終わるだろ!?」

西兵92「分かりました。そのようにお伝えします」

将校3「それから加勢も寄越してくれ!予想外に数を減らしちまってヤバそうだ!?」
498: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 01:00:02 ID:7FwZM..EWU
西兵90「将校殿!将校殿!」

将校3「あ…!?」

西兵91「東国の旗を掲げた部隊の奇襲により、騎馬隊、重装騎馬隊が壊滅!ホビット共が防御陣形を突破して迫ってきます!」

将校3「な、ななななななぁにぃ!?主力部隊が全滅したのかぁ!?」ギョギョッ

西兵90「弾切れです!投石も大槍も射てません!?」

将校3「(残ったのは、ただの歩兵か…!くそっ!数の利も完全に向こうに分がある!)」

将校3「(幸い奴らは体格に合わせてリタルポニーみたいなチビ馬で来てる!
歩兵でぶつかっても吹っ飛ばされる心配は無さそうだが…重装騎馬を蹴散らした攻撃力を考えりゃ正面衝突は避けたい!)」

将校3「(ちくしょう!ホビット相手に馬鹿馬鹿しいが…。
こうなりゃ城に入って正門を閉じちまった方が良さそうだ!
中の連中をぶっ殺してから再び全軍で外のホビットを叩き潰す…!)」

将校3「退却だ!!城に入れ!!」ダッ

西兵92「退却!?」

西兵's「ウワアアアアアアア!!!」ダダダッ

ギィィィィィイイイイ

ガコォンッ
499: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 01:02:17 ID:7FwZM..EWU
東の騎士「城に入られてしまいましたな?」

ヒメ「力任せな作戦を仕掛けてくる割りには慎重だったな」

酋長「おい、小僧!どうする!?まさか壁をよじ登っていくんじゃないだろうな!?」パカラッパカラッ

ヒメ「いや、地中を攻める!」

酋長「地中!?モグラじゃあるまいに!?」

ヒメ「外交官から地下2階の通路に繋がる水路の出入口を教えてもらったんだ!」ニヤリ

東の騎士「隠し通路という物か」

ヒメ「あぁ、表向きは無い事になってるから城主の外交官と一部の役人にしか知らされてないんだけどな」

酋長「ふん!御託はいい!さっさと案内せい!?」

ヒメ「怒鳴らなくたっていいじゃないか…。僕に付いてこい!」パシンッ

酋長「指図するな!!」

ドドドドドドドドドッ
500: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 01:03:34 ID:.cUSspOk4Q
―――城内(地下2階)―――

予備兵3「…もう終わりだ。じき、ここも見つかるよ」グッタリ

予備兵4「ひっぐ…ひぃぃ!ずずっ……死にたくない!死にたくない!」ガタガタ

予備兵5「故郷に残した娘や妻、おふくろ達も…こんな気持ちで死んでいくんだろうなー…」ボタボタ

予備兵6「惨めったらないよな…。でも……力が入んないんだ。しょうがねーじゃん…」ピクピク

予備兵7「先に加勢に行った連中……もう死んだかな」

予備兵8「死んだよ。どーせ……」

予備兵9「これが戦争か…。過去の人達が無くしたがった訳だ?」

カンッカンッ カンッカンッ カンッカンッ

予備隊「」ビクッ
501: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 01:04:52 ID:7FwZM..EWU
カンッカンッ カンッカンッ カンッカンッ

予備兵3「き、来たか…?」オソルオソル

ゾロゾロ

予備兵4「いやぁだぁぁ!!おたすけぇぇええ!?」ジタバタ

酋長「騒ぐな!鬱陶しい!?」

予備兵3「え?ほ、ホビット…?」

東の騎士「案ずるな!某らは味方だ!!」

予備兵4「み、みか…た?助けて…くれんのか?」

ザワザワ ザワザワ

ヒメ「待たせたな!」バッ

予備兵5「!?」

予備兵6「へ、へへ、陛下ぁぁあああああ!!!?」ドッシェー

予備兵's「ははーっ!!」ドゲザ

酋長「っ……!」タジッ

ヒメ「面を上げろ!」

予備兵's「」ブルブル
502: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 01:06:02 ID:7FwZM..EWU
予備兵3「へ、陛下…お、おぉお許しを…我々は…」ガタガタ

ヒメ「ん…?」

予備兵4「ち、違うんです!隠れてたんじゃなくて…休んでたというか!」アセアセ

ヒメ「……」

予備兵's「〜〜〜!!」ガタガタ

ヒメ「この戦場には…果敢に立ち向かい、死んでいった者もいれば怯え逃げ惑い、命を惜しんだ者もいるだろう」

予備兵's「(や、やはり戦意喪失した俺達を叱咤なさるんだ…)」ズーン

ヒメ「でもさ、どんな有り様であれ…この場所に立っていた。
それだけでも、とてつもない勇気が要ると思わないか?」ニコッ

予備兵's「……!?」

ヒメ「僕たちが間に合ったのはひとえに…この戦場に立ってくれた、おまえ達、みんなのおかげだ」

ヒメ「その勇気によって開かれた未来、絶対に閉ざしはしない?
みんなの守った命を今度は僕たちに守らせてくれ?」ニコニコ

予備兵's「え!?」

ヒメ「…みんな、よく持ちこたえてくれた!!おまえ達は王国の誇りであり、宝だ!!」

東の騎士「(まだ幼くありながら……なんと尊い輝きを纏うお方か…)」ジッ

ヒメ「あとは任せろ!!」グッ

東の騎士「(ブルードル陛下がお認めになられた理由がはっきりした…。この少年は…まさしく人の上に立つ器の持ち主だ)」
503: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 01:10:08 ID:7FwZM..EWU
ヒメ「おまえ達は休んでろ。大丈夫。大勢、味方が来てくれたからさ?」

酋長「ヘボが…人間は使えんな」

ヒメ「こいつらだって必死に戦ったんだよ!責めてやるな!?」

予備兵5「(う、上の戦いに参加しないで地下に身を潜めていた俺達を…激励してくださっているのか…!?)」

予備兵6「(無理やり戦わせようとしないのか…?)」

予備兵3「(いや、違う…俺達は紛れもなく自分たちの意思でここに来た。国王陛下は……最初から強要などしていなかったんだ)」

予備兵4「(守るべき物を知り、ここに来た…!そうだ!俺達は……)」


ヒメ「行くぞ!?」カンッカンッ

予備兵's「お待ちください!!!」ザザザッ

ヒメ「……?」ピタッ

予備兵's「国王陛下にお供します!!」ピシッ

ヒメ「え?む、無理するなよ?満身創痍じゃないか!」アセアセ

予備兵's「」ゴゴゴゴゴ

ヒメ「え、え…?」パチクリ

東の騎士「ハッハッ!熱い眼差しだ。戦力としては申し分ない?」

ヒメ「で、でも…」

酋長「こんな甘えん坊共を連れ立っても荷物になるだけだ!我らは勝手に行かせてもらうぞ!!」カンッカンッ

東のホビット's「」カンッカンッ

ヒメ「あっ…おい…!」

予備兵's「陛下!!」

ヒメ「はぁ…しょうがない奴らだな…!来い!!」カンッカンッ

予備兵's「ははぁっ!!」カンッカンッ
504: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 01:16:56 ID:7FwZM..EWU
>>482
すごく優しいフォローありがとうございます…!
読む側の目線でキャラがごっちゃになってないか不安だったのでめちゃくちゃ励みになりました!!
タグ付けまでしてくださって感謝感激です!!

久しぶりに意欲がドッと湧きました!本当にありがとうございました!
505: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/2(土) 18:41:56 ID:nhkhr2ewlE
―――城内(屋上)―――

将軍「追い詰められたなぁ?虫けら共が?」ニタニタ

西兵's「」ザザザッ

団長「」ゼェゼェ

アリアス「」ハァハァ

シーラ「矢…あと何本ある?」プルプル

ブランケ「10本足らず…」

シーラ「あたしも……みんなもそんな感じだろうね」

ブランケ「しんどいね…」

シーラ「…ん、もう限界だわ。腕なんか弦みたいにピンと張っちゃってさ?指なんか血豆だらけ?」ポタポタ

ブランケ「ま、ね…。司祭様たちが助けを呼んでくるまでの辛抱ってやつ?」

シーラ「その前に死んじゃわない…?」

アリアス「あんたら…弱音ばっか吐いてんじゃないわよっ…!」ヨロッ

ブランケ「……だ、大丈夫ですか?」

団長「ヒメ様は必ず味方を連れて、ここへやってくる…!まだまだこれしきで参っていられんぞ…!」ググッ

シーラ「…そうだね。司祭様も嘘を付く人じゃないし、もうちょっと頑張ってみますか?」ニヤッ

ブランケ「ん…いいんじゃない?」ニカッ

将軍「何をボソボソ馴れ合っておるのだ?ぬんっ!」ポイッ

ドサッ

副長「」グタァァ

団長「!?」ハッ

将軍「フンヌゥゥ!!」ズシンッ

ズゴシャアアアアア!!

副長「」バキボキベシャッ

将軍「命乞いはよいのか?ん?」グシャグシャ

団長「貴様ぁ…!?」ワナワナ
506: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/2(土) 18:43:58 ID:nhkhr2ewlE
―――エントランスホール―――

ゾロゾロ ゾロゾロ

将校3「けっ!閣下はどこで何やってんだ?」

ヒュンッ

将校3「あぶねっ!?」サッ

酋長「チッ!外したか?」パチンッ

将校3「まだ中を殲滅しきれてなかったのか…!?」

西兵's「」ジャキッ

将校3「はえーとこ皆殺しにして…外の連中もまとめて片付けてやる!!突撃だぁ!!」

西兵's「」ダダダッ

バァンッ

将校3「え…!?」ビクッ

ヒメ「誰の許可を得て城に入り込んでるんだ、不届き者め?入国審査は受けたんだろうな?」スタスタ

東の騎士「東国軍の無念、晴らさせてもらうぞ」ズイッ

将校3「な、な、なんで…貴様らが中にぃぃ!!?」

ヒメ「突撃だ!!」ビッ

予備兵's「」ダダダッ

ズバンッ ドゴッ バキッ ズガァァン

グワアアアアアアアアアアアア………
507: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/2(土) 18:47:34 ID:nhkhr2ewlE
ワァーワァーギャーギャー

将校3「…な、ぜだ。どうやって…あの短時間で正門を…こじ開けた?」ピクピク

ヒメ「最初から別経路を把握してたんだよ?」

将校3「なんだ、お前は?ガキじゃないか…?」

ヒメ「ガキ呼ばわりするな。国王だぞ?」

将校3「国王…!?」

ヒメ「……」

将校3「ここ、こんな…ガキに…!?」

酋長「おい、待て!勘違いするな!ほとんど我らがやったんだぞ!?」

ヒメ「ちょっとくらいカッコつけさせてくれたっていいだろ?」

東の騎士「東国の無念は今ここで晴らす…」ズイッ

将校3「あ…あ…あぁ…ぁぁあああぁぁぁ……」ヘナヘナ
508: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/2(土) 18:48:38 ID:nhkhr2ewlE
ヒメ「降伏しろ。そうすれば全員、命は保証してやる」

将校3「く……くひひ…くひ…ヒヒ!」プルプル

ヒメ「?」

将校3「か、勝ったつもりか…?」

ヒメ「は?」

将校3「勝ったつもりか勝ったつもりか勝ったつもりか……勝ったつもりかってんだよ、バーーーカ!!!」ゲラゲラ

東の騎士「こやつ…!」ジャキッ

ドゴッシャアアアアン

ヒメ「」ビクッ

将校3「響くなぁー!ありゃカカドゥーラ将軍だ!?」

ヒメ「カカドゥーラ…?」

将校3「カカドゥーラ将軍閣下は殺戮将の異名を取る西国の最終兵器だ!!
頭使った小細工はもういらねぇー!こっからはハッタリ抜きの力比べだぁ!!」

ヒメ「(予備隊以外にも交戦中の兵を助けて合流してきたけど団長たちの姿が見えないな…。カカドゥーラとかいうのと戦っているのか?)」

将校3「ぐえっ!!うっ…ゔぐぅぅ…」ドスッ

ヒメ「は!?なにしてるんだ、おまえ!?」

将校3「ど、どのみち失態を犯した俺は…閣下に殺される…なら、自分でうげぇっ!!」ビチャビチャ

東の騎士「…腐ってるな。お主らというものは」

将校3「げばぁ!!ごぼっごほっ!!!うっ…うえぇぇっぷ!!ぶはぁぁ……」ドチャッドチャッ

バタッ

酋長「潔い人間もおるじゃないか!感心、感心!」

東の騎士「早く向かった方がよい…。あの振動はただ事ではないぞ?」

ヒメ「……あぁ、そうしよう」
509: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/2(土) 18:52:48 ID:gvQ8CaIXqU
―――屋上―――

将軍「フンヌッ!!」バウンッ

ドゴォォンッ

ホビット's「うわあああああああああああああ!!!?」ドサッドサッ

ブランケ「な、薙ぎ払われただけで…とんでもない威力だ!?」ガクガク

シーラ「なにさ?このデカブツ…!?」ブルブル

団長「はぁぁぁぁっ!!」ダダダッ ブォンッ

ガィンッ ガィンッ ガィンッ ガィンッ

将軍「ヌハハハハ!!ちょこまかと突っついてきおって!?無駄だと言うのが分からんのか!?」バウンッ

ゴバババババンッ

ゴシャッゴシャッ ドズゥゥゥン……

団長「ちぃっ!!瓦礫が飛んでくるぞ!?避けろぉ!?」サササッ

西兵's「ぐけぇぇぇ!!!」ベシャベシャミシィッ

西兵93「か、閣下から離れろ!!巻き込まれるぞ!?」バラバラ

ブランケ「っ…は、柱を一振りで崩した!?」タタタッ

シーラ「敵味方お構い無しだねぇ…!?」タタタッ

アリアス「怯えてないで援護しなさいよ!?」

ピュンピュンピュン

カカカッ カンカンカンッ

ホビット1「や、矢がちっとも刺さらない!?」

将軍「学習せんなぁ?我輩の甲冑は一切の攻撃を通さんのだぞ?」

団長「(…なんだ、あの頑丈さは…!?これではラチがあかん!!)」
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sage:


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