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カロル「ボクが世界を変えてみせる」【完結編その2】
[8] -25 -50 

1:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2015/8/1(土) 00:00:58 ID:/WYEXwH6vk
http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch5/1356265301/1-10

1スレ(少年「ボクが世界を変えてみせる」)

http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch5/1385288769/1-10

2スレ(カロル「ボクが世界を変えてみせる」)

http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbss/test/mread.cgi/ryu/1416136192/1-10

3スレ(カロル「ボクが世界を変えてみせる」【完結編】)

あらすじはそれぞれの1参照(考えるのがめんどくかったんです。ごめんなさい)

>>2から本編になります!


481:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 20:58:58 ID:6iJ4MFJfgg
>>480
ごめんなさい
宣伝までしておきながら自分が情けないです
今度こそちゃんと更新します
482:🎏 名無しさん@読者の声:2015/12/30(水) 21:37:36 ID:iGoluuLBq.
出てくるキャラは多いけどそれぞれキャラが立ってるから口調や流れでわかりますし、大丈夫ですよ!というより、話しにひきこまれ過ぎてて言われるまで気づきませんでしたw
予測変換って普段使う分には便利ですがこういう時は少し不便ですよね。物語も佳境で、大変だと思いますが毎回楽しみにしてます!特に最近は手に汗握る展開でwktkしながら読ませて頂いてます!!頑張ってください

つCCCCCC

東の騎士がイケメンすぎて生きるのが辛い。良かった、本当に良かった!!!
軍師……(`;ω;´)
483:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:24:13 ID:7FwZM..EWU
〜〜〜2週間後〜〜〜

―――国境防衛城塞(正門)―――

ワァァァァァァアアアアアアア!!!

ガンッガガンッ ギンッ バキンッ

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッ

ドスッドスッドスッドスッドスッドスッ

ガラララララララ

将軍「ムフフ…なかなかしぶとかったが、これまでだな?」ズイッ

将校3「正門は開け放たれた!!城内に閉じ籠った臆病者共を皆殺しにしてやれぃ!!」

ダダダダダダダダッ
484:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:25:37 ID:7FwZM..EWU
―――城内(2階)―――

近衛兵1「あ、ははは。どうしろってんだ?こんなおびただしい数の敵……」ボーゼン

近衛兵2「あぁ、ダメだ。防御陣形が機能してねーや。見ろよ、迎え撃った奴らが成す術もなく殺されてく……」

副長「…我々にはまだ団長が控えておる。なんとしても持ちこたえるぞ!」

近衛兵1「大丈夫なんですか?団長のお子さん……一昨日の晩に息を引き取ったとか?」

近衛兵2「まだ若いのにねぇ…。団長の落胆も相当だろうに?」

副長「ラキア君は立派に戦った…。南国軍に大打撃を与えた恐ろしい敵将を討ち取ったのだから…団長もきっと誇っておられる」

近衛兵1「厳しいなぁ…。いろいろと?」ジャキッ

近衛兵2「はぁ…身体中ガタガタだ。気を引き締めてやんないとな」グッ

副長「今度は我々が彼の雄姿に続かねば…!」

近衛兵3「縄梯子を掛けられました!?敵は回廊から侵入する気です!」

副長「よし!我々は2、3階からの侵入を防ぐぞ!!俺に続け!!」ダッ

近衛兵's「ははぁ!!」ダッ
485:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:27:04 ID:7FwZM..EWU
―――城内(地下)―――

バカァァンッ ドドドドドドッ

アリアス「ど…すんの?上から足音が響いて……中まで…入られてるわよ?」ウツラウツラ

団長「防壁を破られ、城内まで押し込まれたとあっては…もはや手詰まりだな」ボーッ

ズゥゥゥゥゥン

団長「…ここまで戦ってきた兵士らも流石に疲労困憊だ。よくもった方だがな?」

アリアス「なに言ってんのよ…!あんたが諦めたら……」

団長「諦めはせんよ。死力を尽くす…。死んでいった者らの為にもな」

アリアス「良…かった…。その意気なら、まだまだ…イケそうね?」ニィィッ

団長「お前もまだ休んでおけ?目が虚ろではないか?」グッ

アリアス「あんたこそ…大丈夫なの?」

団長「……昔から体は丈夫なものでな」

アリアス「ほんと疲れ知らずよねぇ…。呆れちゃうわ」

団長「…ヒメ様が戻られるまで倒れる訳にはいかん」

アリアス「なんでそこまで他人に尽くす事が出来るわけ?武人の魂とか?」

団長「ワシは王族に拾われ、貴族に飼われる下僕同然の生活から抜け出せた…。恩に報いねば、な」

アリアス「そう…。ふふ。あたしも陛下のお情けで牢屋から出してもらえたし…最後まで付き合うわ?」クスッ

団長「休息は十分だな…。行くぞ!」ダッ

アリアス「あんた達もほどほどにして来なさいよ?」ダッ

カンッカンッカンッカンッ

予備隊「……」グッタリ
486:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:29:08 ID:.cUSspOk4Q
―――城内(エントランスホール)―――

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッ

ドスッドスッドスッドスッドスッドスッ

ドタドタバタバタ

シーラ「あぁしつこっ!キリなっ!うざっ!?」ピュンピュンピュン

ホビット1「矢が切れた!補充しなくちゃ!」

ブランケ「代われ!」バッ

ダダダダダダダダッ

シーラ「なにあの数!?射っても射っても一向に減らないんだけど!?」ピュンピュンピュン

ブランケ「逆に狙いを付けなくていいからやりやすい!こういう時は無心で早射ちに限るね!」ピュンピュンピュン

西兵75「ひぎっ!?」ブスッ

西兵76「いっぎゃっぎゃあ!!」ブスブスブスッ

ガッションガッション ガッションガッション

シーラ「ん!?なんかゴツいの来た!?」ピュンピュンピュン

ブランケ「あぁ、重曹歩兵ってやつだ!やっこさん、力業で中の弓隊を始末する気らしい!」

ホビット2「あんなのが階段を上がってきたら僕たちなんかあっさりやられちゃうよ…」ブルッ
487:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:30:35 ID:.cUSspOk4Q
カカンッ キキンッ カァーンッ

シーラ「矢を浴びてもへっちゃらそうね…!ナマイキ!?」ピュンピュンピュン

ブランケ「どうしよっかなぁ…。主力の人間たちは回廊を押さえてるし…」ポリポリ

ザッ ザッ

西の重曹歩兵1「……っぷげら!?」ドタァン

西の重曹歩兵2「おげぇぇ!?」ドスッ

バタァァァァァン

シーラ「あらん…?」キョトン

ブランケ「おっ?」

団長「お前たちは狙撃に集中せよ!!階段に迫る敵はワシらが引き受けた!?」

アリアス「ふぅ……ぶん投げられたいなら、いらっしゃい?」クイックイッ

シーラ「ふーん!いいね!ようやく共闘っぽくなってきたじゃない?」クスッ

ブランケ「ハハハ!人間に負けてらんないな?ホビットの底力、見せちゃおうか?」ニヤリ

西兵's「殺すぞぉぉぉおおおお!!!」ダッ
488:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:32:09 ID:.cUSspOk4Q
将軍「ヌハハハハハハハハ!!!愉快、愉快!!虫の息でありながら、まだあがこうとするか!?」ゲラゲラ

将校3「時間の問題ですよ。それよりも本土の侵攻が気掛かりですな」

将軍「問題なかろう?ピクスィめが我輩に代わって女王を守護しておるわ!」

将校3「…しかし敵はなかなかに狡猾な策士。ピクスィ殿と言えども危ういのでは?」

将軍「我が軍に敗北があり得ると…!?」ビキッビキィッ

将校3「あ、いえ!なんでもござんせん!さーせんした!」ヘコヘコ

将校4「た、大変だ!敵が……」

将軍「あぁ〜ん?」

将校4「ぞ、増援だ!?敵の増援が進軍して来ます!」

将軍「…なんだと?」

将校4「その数…およそ8万から9万と見られます!!」アセアセ

将校3「ど、どうなってんだ!王国はおろか…東国、南国にも兵なんぞ残っちゃねぇ筈だぞ!?」

将校4「大軍勢ではあったが全体が細く見えた!あれはホビットに違いない!?」

将校3「ホビットぉ!?なんであいつらが加勢すんだよぉ!?」

将校4「知るか!城ん中にもホビットの弓使いがいた!あいつら手ぇ組んでんじゃないか!?」

将校5「閣下!!至急、指示を!?外側から囲われ、城外に配置された兵が襲撃を受けております!」

将軍「脆弱な下等民族の分際がぁ…!?」イライラ

将校5「ここは一度、外の兵を立て直すべきかと!?」

将軍「敵の武器は!?」

将校5「弓、槍、投石、漏れなく騎馬しております!!」

将軍「ふん!ビチ糞共が!!奴らの騎馬などチビがポニーにまたがってお馬さんごっこをしてるようなもんだ!?こちらも重装騎馬隊を出して押し潰せぃ!?」

将校5「イエッサー!!」
489:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:34:29 ID:.cUSspOk4Q
―――城外の平野―――

グルンッ ヒュオッ ヒュオッ

西兵77「ぶお!?」ズゴンッ ドシャッ

西兵78「ぎゃん!!」バキンッ ドシャッ

シャシャシャシャシャシャッ

ズドッズドッズドッズドッズドッ

西兵79「あぁあああ!!?う、馬が…んご!?」ゴロンッ ドタァッ

西兵80「げげっ!ど、どけ!足を取られて転倒しちまっ……ぶべっ!?」グシャアッ

酋長「目前の敵はスリングとボウガンで馬ごと地べたに引きずり落ろせ!
予期せぬ襲撃を受けて混乱に陥っている箇所もちらほら見える!遠慮なしに矢を叩き込んでやれ!?」

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッ

ドスッドスッドスッドスッドスッドスッ

ギャアアアアアアアア

東のホビット1「酋長!全身を鎧で覆った奴らが迫ってるぞ!あれには飛び道具が効かない!!」

酋長「全体、大きく旋回しろ!!部隊を3つに分けるぞ!!」パシンッ

ガガガガガガガガガッ
490:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:37:56 ID:.cUSspOk4Q
将校5「ひよこ共がピーピー逃げ回ってらぁ!?こちとら馬の体格も倍の倍の倍!!
西国軍に楯突いたらどうなるか分からせてやる!?」ガガガッ

重装騎馬兵1「敵が分散しましたが!?」ガガガッ

将校5「ぎゃはははは!!構うもんか!!どうせホビットに策なんかない!!
このまま突っ込んで目の前の群れを踏み潰せぇ!!」ガガガッ

重装騎馬兵1「イエッサー!!」ガガガッ

東のホビット1「くっ…酋長!追い付かれそうだ!」パカラッパカラッ

酋長「……!!とばせ!!あと少しで網に掛かるわい!!」パシンッパシンッ

将校5「ソォラソラソラァ!!潰しちゃうぞ!潰しちゃうぞぉぉ!?イックゾォォオ!!?」ガガガッ

ガァンッ

東のホビット's「ぎゃあああ!!」ズシンッ

ベキベキ ボキボキ グシャアッ バギバギ

将校5「イヤッホー!!この骨が軋み、肉がひしゃげて血ぃ噴き上げて砕け散る感触……サイッコー!!」アヘアヘ

重装騎馬兵1「げぇっ!?」ビクビク

将校5「あぁん!?どしたぁ!?」

重装騎馬兵1「は、挟まれてます!!両側から大隊が突進してきます!!」アセアセ

将校5「にゃんですとぉ!?」ビクッ
491:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:42:50 ID:7FwZM..EWU
ズドドドドドドッ

重装騎馬兵2「ば、バカな!!こんなへなちょこ槍にぶきぃっ!?」ズンッ

東のホビット3「へへ!ホビット族、伝統のミスリル鉱石で作られた武具は下手な鉄より強力さ!!」ビュンッ

重装騎馬兵3「ぐほ……」ズンッ

ドシャッ ゴロゴロ

将校5「(あ、あいつら…虚を突いただけじゃねぇ!強力な武具も備えてやがる!)」ギリッ

将校5「(しかしどこから……はっ…そうか…!分散させた部隊を回り込ませやがったんだなぁ!?)」ハッ


重装騎馬兵1「た、隊形が瓦解してしまいますぞ!?」アワアワ

将校5「ほ、ほほホビットごときがぁ!?」

ドガガガガガガガガッ
492:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:44:30 ID:7FwZM..EWU
西兵81「ま、まずい!あのままでは重装騎馬隊が全滅しますぞ!?」

将校3「…けっ!突進力に欠ける分、小回りの効くリタルポニーで誘い込みを仕掛けたか!小癪な!」

将校4「俺に任せろ。誘い込みでチビ共の動きがバラついてらぁ。
このまま騎馬隊で突っ込んで重装騎馬に絡んでやがる連中を始末してやる」ザッ

将校3「うし!じゃあ周囲の弓使い共は俺がやっとく!投石器と大槍砲射で一網打尽だぜ!!」

将校4「っくぞぉ!!」パシンッ

ドドドドドドドドドッ

将校5「こっちも準備だぁ!!城に合わせた照準を向こうの蟻ん子共に合わせろやぁ!?」

西兵81「イエッサー!!」ダッ

将校5「へへへ!人間様に逆らいやがってよぉ…!近代兵器の恐ろしさってもんを味合わせてやらぁ!?」ギラギラ
493:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:47:23 ID:.cUSspOk4Q
ドドドドドッ

将校4「出しゃばってこなけりゃ死ぬ事もなかったのによぉ?糞ホビットが!」ガガガッ

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッ

将校4「矢が降って来たぞ!盾を構えろ!!」バッ

ザスザスザスザスザスッ

将校4「ぃよーし!見えてきた、見えてきた?このまま矢の雨を突き抜けたら重装騎馬隊にタカる蟻共をグシャグシャにしてやれぃ!!」ガガガッ

西兵's「ウォォォォォオオオ!!!」ガガガッ

???「王国、東国!連携部隊!!突撃!!」パシンッ

ドドドドドドドドドッ

将校4「え!?」チラッ

西兵82「あ、あれは…東国の旗!?」

西兵83「横から突っ込んでくるぞぉ!?」オロオロ

ドカァンッ!!

ギャアアアアアアアア!!!
494:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:49:11 ID:7FwZM..EWU
シュバッ バシュッ ザクッ ドバッ

ズダダァァン ゴロゴロ ゴロゴロ バタバタ

将校4「なんだってんだよぉ!?ど、ど、どこに潜んでやがったぁ!?」

ズバッ ガシュッ ドサドサッ

将校4「はっ…そうか!あの大きな岩影だな…?クソッ!ホビットに気を取られて…!」ギリッ

将校4「(だが冷静に見りゃ、せいぜい5、600の少数部隊…まともにかち合えば瞬殺だぜ!)」ニヤッ

将校4「包囲してぶっ殺せぇ!!押しくらまんじゅう押されて泣くなってなぁ!!グハハハハハハ!!!」ゲラゲラ

ガガガッ ゾロゾロ

東の騎士「ソリャァァァ!!!」ヒュンッ

西兵83「うごふ!?」ズドッ

将校4「あれが将か…!ぃよーし!とっとと片付け……」

シュバッ

将校4「て……!?」プシャアアアアアアアア

ドシャッ ゴロゴロ

ヒメ「残念だったな。将は僕だ?」ガガガッ

西兵82「将校殿ぉぉぉぉおお!!?このホビットめ!よくも!?」バッ

ヒメ「うわっと!誰がホビットだ!?」サッ ヒュンッ

ザクッ ヒヒーン!

西兵82「うおっ!た、たたたたた……ヒギャアッ」ズシャッ ゴロゴロ
495:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:50:59 ID:7FwZM..EWU
ヒメ「敵将は討ち取ったぞ!!2000の歩兵を呼び込め!?」

ブォォオオオオン

西兵84「ほ、ホラ貝で合図してるぞ!まだ潜ませてるのか!?」

西兵85「将校殿が討ち取られたぁ!?どど、どうすればいいんだ!?」アワアワ

西兵86「指揮無しには迂闊に動けん!更に攻め込まれたら全滅するぞ!?」

西兵87「隊形もグチャグチャ!ホビット共の背も見えなくなった!これじゃ作戦そのものが成り立たん!?」

西兵88「一旦退こう!そうしよう!」

西兵's「さんせーい!!!」ドドドドドドドドドッ

ヒメ「……」ニヤリ
496:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:52:47 ID:7FwZM..EWU
東の騎士「ハッハッハ!頭の悪い連中ですな?実は潜伏兵などおらぬと言うのに?」

ヒメ「あぁ、思わぬ形で邪魔が入った上に指揮を奪われて混乱してるみたいだ。
あのまま混戦に持ち込めば泥沼化しても僕らを全滅出来たろうにさ?」フフンッ

東の騎士「小で大を打ち負かす合理的な戦術、お見事!恐れ入った?」

ヒメ「騎士殿の兵が柔軟だからさ。よく鍛練されてるよ?」

東の騎士「お褒めに預かり光栄……では!」

ヒメ「あぁ、奴らの背を撃つぞ。これで主力の騎馬と重装騎馬を一掃出来る!!」

東の騎士「いざ!!」パシンッ

ヒメ「行くぞ!!」パシンッ

東兵's「ははぁっ!!」パシンッ

ヒヒーン!!!!

ドドドドドドドドドッ
497:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:54:27 ID:7FwZM..EWU
ヒューン ドグシャアッ!

ビュッビュッビュッビュッ

ズブブッ ズブブッ ズブブッ

将校3「ウッホー!いいぞぅ!やれやれぃ!!近代兵器の破壊力を思い知らせてやれぃ!!」ウヒョー

西兵89「やべぇっす!投石器の方、岩が無くなってきました!?」

将校3「なぁにぃ〜?」ギロッ

西兵90「大槍砲もです!この城を攻め落とす分しか計算してなかったんで弾切れ寸前です!」

将校3「そいつは困ったな…!早いとこ騎馬隊の奴らが向こうを始末してくんねぇと相手しきれねぇ…!」ブツブツ

西兵91「ふぅ…はぁぁ……」ゼェゼェ

将校3「(連日の城攻めで休みなく戦ってきた俺達は体力的にも不利だ…!
そこに加えて急に襲撃を受けて指揮系統は乱れ放題……かなりの被害も出てる…!)」ブツブツ

将校3「あーくそ……中の戦況はどうなんだ?」

西兵92「依然として拮抗しております!敵も最後の力を振り絞って足掻いてるようで!」

将校3「なにチンタラやってんだよぉ…!!手っ取り早く火でも放って終わらせちまえよぉ……!」ギリギリ

西兵92「そうなると城に眠る財貨、兵糧まで灰と化してしまいます」

将校3「だ、だったら閣下に出てもらえ!あの方が暴れりゃ一気に終わるだろ!?」

西兵92「分かりました。そのようにお伝えします」

将校3「それから加勢も寄越してくれ!予想外に数を減らしちまってヤバそうだ!?」
498:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 01:00:02 ID:7FwZM..EWU
西兵90「将校殿!将校殿!」

将校3「あ…!?」

西兵91「東国の旗を掲げた部隊の奇襲により、騎馬隊、重装騎馬隊が壊滅!ホビット共が防御陣形を突破して迫ってきます!」

将校3「な、ななななななぁにぃ!?主力部隊が全滅したのかぁ!?」ギョギョッ

西兵90「弾切れです!投石も大槍も射てません!?」

将校3「(残ったのは、ただの歩兵か…!くそっ!数の利も完全に向こうに分がある!)」

将校3「(幸い奴らは体格に合わせてリタルポニーみたいなチビ馬で来てる!
歩兵でぶつかっても吹っ飛ばされる心配は無さそうだが…重装騎馬を蹴散らした攻撃力を考えりゃ正面衝突は避けたい!)」

将校3「(ちくしょう!ホビット相手に馬鹿馬鹿しいが…。
こうなりゃ城に入って正門を閉じちまった方が良さそうだ!
中の連中をぶっ殺してから再び全軍で外のホビットを叩き潰す…!)」

将校3「退却だ!!城に入れ!!」ダッ

西兵92「退却!?」

西兵's「ウワアアアアアアア!!!」ダダダッ

ギィィィィィイイイイ

ガコォンッ
499:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 01:02:17 ID:7FwZM..EWU
東の騎士「城に入られてしまいましたな?」

ヒメ「力任せな作戦を仕掛けてくる割りには慎重だったな」

酋長「おい、小僧!どうする!?まさか壁をよじ登っていくんじゃないだろうな!?」パカラッパカラッ

ヒメ「いや、地中を攻める!」

酋長「地中!?モグラじゃあるまいに!?」

ヒメ「外交官から地下2階の通路に繋がる水路の出入口を教えてもらったんだ!」ニヤリ

東の騎士「隠し通路という物か」

ヒメ「あぁ、表向きは無い事になってるから城主の外交官と一部の役人にしか知らされてないんだけどな」

酋長「ふん!御託はいい!さっさと案内せい!?」

ヒメ「怒鳴らなくたっていいじゃないか…。僕に付いてこい!」パシンッ

酋長「指図するな!!」

ドドドドドドドドドッ
500:🎏 ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 01:03:34 ID:.cUSspOk4Q
―――城内(地下2階)―――

予備兵3「…もう終わりだ。じき、ここも見つかるよ」グッタリ

予備兵4「ひっぐ…ひぃぃ!ずずっ……死にたくない!死にたくない!」ガタガタ

予備兵5「故郷に残した娘や妻、おふくろ達も…こんな気持ちで死んでいくんだろうなー…」ボタボタ

予備兵6「惨めったらないよな…。でも……力が入んないんだ。しょうがねーじゃん…」ピクピク

予備兵7「先に加勢に行った連中……もう死んだかな」

予備兵8「死んだよ。どーせ……」

予備兵9「これが戦争か…。過去の人達が無くしたがった訳だ?」

カンッカンッ カンッカンッ カンッカンッ

予備隊「」ビクッ
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名前:
sage:


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うpろだ
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