http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch5/1356265301/1-10
1スレ(少年「ボクが世界を変えてみせる」)
http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch5/1385288769/1-10
2スレ(カロル「ボクが世界を変えてみせる」)
http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbss/test/mread.cgi/ryu/1416136192/1-10
3スレ(カロル「ボクが世界を変えてみせる」【完結編】)
あらすじはそれぞれの1参照(考えるのがめんどくかったんです。ごめんなさい)
>>2から本編になります!
471: ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 18:02:05 ID:6iJ4MFJfgg
酋長「しのごの言うな!?我らの助力なくしてうぬらに生き残る術はなかろうが!?」ダンッ
ヒメ「…親友だからさ」
酋長「はぁ…!?」
ヒメ「僕はあいつを幸せにしてやりたいと思ってる。だからあいつの邪魔はしない」
酋長「ざ、戯れ言をぬかしおって!」
宣教師「私も彼の友達です!どうか彼の生き方を制限するような真似はしないでください!」ペコッ
酋長「チッ…!人間の近くにいれば、また同じような事が何度でも起こる!うぬらはその度に…このような争いをしていくのか!?」
ヒメ「……」
宣教師「……」
472: ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 18:03:14 ID:cyjwnRCe9I
酋長「アピシナ様は己の存在が招いた混沌を鎮めるべく自らの命で償った!
そのカロルだの言うのが、そうならないと確信できる理由があるのか!?」
ヒメ「あいつは挫けた時にこそ希望を見つけるような奴だ。アピシナが諦めた未来にもあいつなら絶対に立ち向かっていける!」
宣教師「私は彼に出会ったおかげで犯した過ちに気付き、悔い改める事が出来ました!
彼には他者を思いやり、惹き付ける誠実な真心が備わっています!
決して苦痛の果てに歩みを止めたりはしないと断言できます!」
酋長「…それがどうした?実際にそいつが残って何になる!
また野望が芽生え、争奪を続ける羽目になるのではないか!?」
酋長「それでも助け続けるのか!?犠牲しか産まぬ実りなき命を!?」
ヒメ「……!」
宣教師「っ……」
酋長「うぬら人間のほざく主張は決まって宛のない綺麗事だ!!だがそれをいくつ実現してきた!?
実現した気になってくだらぬ歴史を刻んだだけではないのか!?」
酋長「何が平穏か!何が融和か!?うざったい思想を当て付けられ、陰でいたぶられた我らの憎悪を…耐えてきた日々を…本気で理解したつもりかぁ!!」バァンッ
外交官「ヒエエエ!?」ブルッ
ルイ「……」
473: ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 18:04:48 ID:cyjwnRCe9I
酋長「もう…二度と言わんぞ!癒しの力は我らで始末する!!」
ヒメ「〜〜〜!」
宣教師「る、ルイさんっ!」アセアセ
ルイ「…ごめん、お爺ちゃんの気持ち、分かるわ」ウルッ
宣教師「そ、んな……」
ルイ「やっぱり…悔しかったよ。だってさ…ウチら、なにしたって言うの?」ウルウル
宣教師「うっ……」ギュウッ
ルイ「これ…感じた事ないホビットなんていないよ?きっと…そのカロルって子もそうだったんじゃないの?」
ヒメ「……」
『キミに何が分かるのさ!?』
『ボクがどんな想いでいたかも知らないのに!?』
『何度も人間を信じたよ!何度も騙された!それでも分かり合えると思ってた!』
『他にどうしたらよかったのさ!?』
ヒメ「……〜〜〜!!」ゾクッ
宣教師「〜〜〜!」ブワッ
ヒメ「」ピクッ
474: ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 18:06:31 ID:6iJ4MFJfgg
宣教師「か…彼は絶望の淵にいながらも立ち上がってきました!」バッ
宣教師「私達、人間に…そしてホビットにも…多くの希望をもたらしてくれたんです!」グシッ
宣教師「すくっ…なぐとも!お…こくは…王国は…変わりましだ!?
私達が…諦めてしまった未来を……彼が繋げてくれたんです!!」ポロポロ
宣教師「わっ…だし、は…わだ、しは…!ふぅぇ……そんな…彼が……カロルくんが…大好きなんです!心の底から…だいすきっ!だから!」ポロポロ
宣教師「彼と…しあわせになりたい…!しあわせに…したい!ただ何気ないありふれた日を…彼と笑って過ごしたい!!」グズグズ
宣教師「だ、から…助けなくては…私は…私の……夢を叶える為に……その夢に…彼はいなくてはならないんです!!」ダンッ
ルイ「お、お姉さん…」ハラハラ
宣教師「助けてください!!お願いします!!私では…何もしてあげられないから…!!ひぃ…んっ…うっ」メソメソ
ルイ「」ズキンッ
ヒメ「ぼ、僕からも…もう一度だけ…頼む」ペコッ
酋長「……」
ヒメ「大切な友達なんだ…。他に理由なんか…思い付かない」フルフル
東の騎士「……」
ヒメ「頼むよ…!僕だって…あいつが好きなんだ!ずっと…ずっと一緒に笑い合っていたいんだ!」バッ
475: ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 18:09:35 ID:cyjwnRCe9I
酋長「情に訴えかけようと…浅はかな」フンッ
東の騎士「相分かった!!!」ダンッ
酋長&ルイ「!?」ビクッ
東の騎士「お主らの要求、東国の代表に替わって某が承認しよう!!」
ヒメ「え…?」ポカーン
宣教師「……!」ポロポロ
東の騎士「独立だろうとなんだろうが好きにさせてやる!!望む領地をくれてやろう!!
引き換えにお主らの力を余さず敵にぶつけてくれぃ!!」カッ
ヒメ「きし…どの?」
東の騎士「…ミリア王妃であれば迷わず決断したであろう。ブルードル陛下であれば尚更だ」
東の騎士「某の決断は決して間違ってはいない。そう断言出来る!」
東の騎士「某も王妃様や家族、仲間、旧知の者を救って差し上げたいと願う…一人の人間だからだ!!」
ヒメ「あり…がとう…ありがとう…ございます…!」ブワッ
宣教師「うぅ…ふ…ぅええぇん…!」グシグシ
476: ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 18:10:19 ID:cyjwnRCe9I
酋長「バカ共が!安い涙で誤魔化されるとでも……」
ルイ「お爺ちゃん!!」バンッ
酋長「……ルイ?」
ルイ「この人間たちは…本気だよ。本気で泣いてる…」
ルイ「本当はお爺ちゃんだって…分かってるんでしょう?」ジッ
酋長「……!」
ルイ「こんな純粋な気持ち…ホビットだって、そうそうないよ。ウチら…このままじゃ薄情な分からず屋だよ」
酋長「ルイ……」
ルイ「ウチは助けてあげたいよ!見返りとかいらない!こんな人間たちと…友達になりたい!」
酋長「………」
ルイ「一生のお願いだよ、お爺ちゃん!助けて!?」
酋長「癒しの力に魅せられて人間とホビットの争いは繰り返された…。
お前の両親も…アピシナ様の遺された禍根に消されたようなものなんだぞ!?」
ルイ「違うよ!アピシナ様を誰も分かってあげようとしなかったから…ホビットは孤立して行き場をなくした!」
ルイ「でもウチらには教訓がある!アピシナ様の失敗が…今度こそ世界を変えてくれるかもしれないんだよ!」
ルイ「信じよう!この人達を…カロルって子を信じてあげようよ!?」
ヒメ「頼む…!」ジッ
宣教師「おねが…じます」グスンッ
酋長「……!」
477: ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 18:11:05 ID:cyjwnRCe9I
〜〜〜〜〜〜
―――西の国(帝都)―――
ザァァァァァァ ザァァァァァァ
バシャバシャッ ピチャッピチャッ
ドバッ ガシュッ ズンッ
ドサドサドサッ
ヒィギャアアアアアアアア………
478: ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 18:11:53 ID:cyjwnRCe9I
―――宮殿―――
軍師「ひげぇぇぇぇぇえええ!!あ゙っ…あ゙ぅぁっ…アァァァアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」ギチギチ
副官「よーしよし、もう一本イってみましょうか!」
王国兵1「す、すでに両手足指の爪に釘を刺しましたが…」ゼェゼェ
副官「くふふふ……蝋を垂らしてやんなさい!」ニタニタ
ツー ツツー ジワァァァ……ジュワァァァアアア
軍師「ギッ!!ギッ!!ギッ!!ギヒィィゥゥゥゥウウウウ!!!!?」バタバタ
副官「くふ、ふ!ヒィヒャヒャヒャヒャヒャ!!」ケタケタ
王国兵1「(うっ…む、むごすぎる…)」ウプッ
軍師「え゙ゔ…ぶべべ!ぶぼぼ…ゔぐぅぅ」ブクブク
副官「やや、気絶しましたなぁ?」
フィクサー「瞼を開いて眼を炙れ。口元さえ動けば、どこを不能にしても構わん」
王国兵1「うっ…あ、あい…!」プルプル
フィクサー「全身をなぶり、耳を引き裂き、頭皮を剥ぎ取り、指に釘を打たれ、傷口に蝋を垂らされてなお口を閉ざすか…。老いたりとはいえ素晴らしい忠心だ?」
軍師「あ゙ぁ!!ばばぁぁ!!ひぎょおええええん!!!」ガクガク
副官「ファルージャはどこへ消えた?教えておくれよぉ?」ニタニタ
王国兵1「(は、早く吐いてくれ…!俺だって…こんな事したくないんだ!息が詰まる…心臓が痛い…!もういやだ…やりたくない!)」バックンバックン
フィクサー「(ファルージャ、か。どうやらわたしの想像を大幅に上回る大物だったようだ)」
ファルージャ「(このわたしが女ごときに出し抜かれるとはな…。だが……)」
ファルージャ「(この城の宝物…武具、兵器、食糧……有り余る兵糧……)」
ファルージャ「(わたしの国を強化するには充分過ぎる収穫だ…)」ニヤリ
479: ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 18:33:41 ID:yVYOJVGV8I
あぁもうダメだ
予測変換に頼りすぎてフィクサーがファルージャになってる
もうダメだ
ネームセンスがダメだ
フから始まるキャラ終盤に残しすぎた
キャラ多すぎて自分でも把握できてない
もうダメだもうダメだもうダメだorz
480: 名無しさん@読者の声:2015/12/29(火) 20:27:37 ID:IW32TSy8jc
>>479
が、頑張れ!
481: ◆WEmWDvOgzo:2015/12/29(火) 20:58:58 ID:6iJ4MFJfgg
>>480
ごめんなさい
宣伝までしておきながら自分が情けないです
今度こそちゃんと更新します
482: 名無しさん@読者の声:2015/12/30(水) 21:37:36 ID:iGoluuLBq.
出てくるキャラは多いけどそれぞれキャラが立ってるから口調や流れでわかりますし、大丈夫ですよ!というより、話しにひきこまれ過ぎてて言われるまで気づきませんでしたw
予測変換って普段使う分には便利ですがこういう時は少し不便ですよね。物語も佳境で、大変だと思いますが毎回楽しみにしてます!特に最近は手に汗握る展開でwktkしながら読ませて頂いてます!!頑張ってください
つCCCCCC
東の騎士がイケメンすぎて生きるのが辛い。良かった、本当に良かった!!!
軍師……(`;ω;´)
483: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:24:13 ID:7FwZM..EWU
〜〜〜2週間後〜〜〜
―――国境防衛城塞(正門)―――
ワァァァァァァアアアアアアア!!!
ガンッガガンッ ギンッ バキンッ
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッ
ドスッドスッドスッドスッドスッドスッ
ガラララララララ
将軍「ムフフ…なかなかしぶとかったが、これまでだな?」ズイッ
将校3「正門は開け放たれた!!城内に閉じ籠った臆病者共を皆殺しにしてやれぃ!!」
ダダダダダダダダッ
484: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:25:37 ID:7FwZM..EWU
―――城内(2階)―――
近衛兵1「あ、ははは。どうしろってんだ?こんなおびただしい数の敵……」ボーゼン
近衛兵2「あぁ、ダメだ。防御陣形が機能してねーや。見ろよ、迎え撃った奴らが成す術もなく殺されてく……」
副長「…我々にはまだ団長が控えておる。なんとしても持ちこたえるぞ!」
近衛兵1「大丈夫なんですか?団長のお子さん……一昨日の晩に息を引き取ったとか?」
近衛兵2「まだ若いのにねぇ…。団長の落胆も相当だろうに?」
副長「ラキア君は立派に戦った…。南国軍に大打撃を与えた恐ろしい敵将を討ち取ったのだから…団長もきっと誇っておられる」
近衛兵1「厳しいなぁ…。いろいろと?」ジャキッ
近衛兵2「はぁ…身体中ガタガタだ。気を引き締めてやんないとな」グッ
副長「今度は我々が彼の雄姿に続かねば…!」
近衛兵3「縄梯子を掛けられました!?敵は回廊から侵入する気です!」
副長「よし!我々は2、3階からの侵入を防ぐぞ!!俺に続け!!」ダッ
近衛兵's「ははぁ!!」ダッ
485: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:27:04 ID:7FwZM..EWU
―――城内(地下)―――
バカァァンッ ドドドドドドッ
アリアス「ど…すんの?上から足音が響いて……中まで…入られてるわよ?」ウツラウツラ
団長「防壁を破られ、城内まで押し込まれたとあっては…もはや手詰まりだな」ボーッ
ズゥゥゥゥゥン
団長「…ここまで戦ってきた兵士らも流石に疲労困憊だ。よくもった方だがな?」
アリアス「なに言ってんのよ…!あんたが諦めたら……」
団長「諦めはせんよ。死力を尽くす…。死んでいった者らの為にもな」
アリアス「良…かった…。その意気なら、まだまだ…イケそうね?」ニィィッ
団長「お前もまだ休んでおけ?目が虚ろではないか?」グッ
アリアス「あんたこそ…大丈夫なの?」
団長「……昔から体は丈夫なものでな」
アリアス「ほんと疲れ知らずよねぇ…。呆れちゃうわ」
団長「…ヒメ様が戻られるまで倒れる訳にはいかん」
アリアス「なんでそこまで他人に尽くす事が出来るわけ?武人の魂とか?」
団長「ワシは王族に拾われ、貴族に飼われる下僕同然の生活から抜け出せた…。恩に報いねば、な」
アリアス「そう…。ふふ。あたしも陛下のお情けで牢屋から出してもらえたし…最後まで付き合うわ?」クスッ
団長「休息は十分だな…。行くぞ!」ダッ
アリアス「あんた達もほどほどにして来なさいよ?」ダッ
カンッカンッカンッカンッ
予備隊「……」グッタリ
486: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:29:08 ID:.cUSspOk4Q
―――城内(エントランスホール)―――
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッ
ドスッドスッドスッドスッドスッドスッ
ドタドタバタバタ
シーラ「あぁしつこっ!キリなっ!うざっ!?」ピュンピュンピュン
ホビット1「矢が切れた!補充しなくちゃ!」
ブランケ「代われ!」バッ
ダダダダダダダダッ
シーラ「なにあの数!?射っても射っても一向に減らないんだけど!?」ピュンピュンピュン
ブランケ「逆に狙いを付けなくていいからやりやすい!こういう時は無心で早射ちに限るね!」ピュンピュンピュン
西兵75「ひぎっ!?」ブスッ
西兵76「いっぎゃっぎゃあ!!」ブスブスブスッ
ガッションガッション ガッションガッション
シーラ「ん!?なんかゴツいの来た!?」ピュンピュンピュン
ブランケ「あぁ、重曹歩兵ってやつだ!やっこさん、力業で中の弓隊を始末する気らしい!」
ホビット2「あんなのが階段を上がってきたら僕たちなんかあっさりやられちゃうよ…」ブルッ
487: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:30:35 ID:.cUSspOk4Q
カカンッ キキンッ カァーンッ
シーラ「矢を浴びてもへっちゃらそうね…!ナマイキ!?」ピュンピュンピュン
ブランケ「どうしよっかなぁ…。主力の人間たちは回廊を押さえてるし…」ポリポリ
ザッ ザッ
西の重曹歩兵1「……っぷげら!?」ドタァン
西の重曹歩兵2「おげぇぇ!?」ドスッ
バタァァァァァン
シーラ「あらん…?」キョトン
ブランケ「おっ?」
団長「お前たちは狙撃に集中せよ!!階段に迫る敵はワシらが引き受けた!?」
アリアス「ふぅ……ぶん投げられたいなら、いらっしゃい?」クイックイッ
シーラ「ふーん!いいね!ようやく共闘っぽくなってきたじゃない?」クスッ
ブランケ「ハハハ!人間に負けてらんないな?ホビットの底力、見せちゃおうか?」ニヤリ
西兵's「殺すぞぉぉぉおおおお!!!」ダッ
488: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:32:09 ID:.cUSspOk4Q
将軍「ヌハハハハハハハハ!!!愉快、愉快!!虫の息でありながら、まだあがこうとするか!?」ゲラゲラ
将校3「時間の問題ですよ。それよりも本土の侵攻が気掛かりですな」
将軍「問題なかろう?ピクスィめが我輩に代わって女王を守護しておるわ!」
将校3「…しかし敵はなかなかに狡猾な策士。ピクスィ殿と言えども危ういのでは?」
将軍「我が軍に敗北があり得ると…!?」ビキッビキィッ
将校3「あ、いえ!なんでもござんせん!さーせんした!」ヘコヘコ
将校4「た、大変だ!敵が……」
将軍「あぁ〜ん?」
将校4「ぞ、増援だ!?敵の増援が進軍して来ます!」
将軍「…なんだと?」
将校4「その数…およそ8万から9万と見られます!!」アセアセ
将校3「ど、どうなってんだ!王国はおろか…東国、南国にも兵なんぞ残っちゃねぇ筈だぞ!?」
将校4「大軍勢ではあったが全体が細く見えた!あれはホビットに違いない!?」
将校3「ホビットぉ!?なんであいつらが加勢すんだよぉ!?」
将校4「知るか!城ん中にもホビットの弓使いがいた!あいつら手ぇ組んでんじゃないか!?」
将校5「閣下!!至急、指示を!?外側から囲われ、城外に配置された兵が襲撃を受けております!」
将軍「脆弱な下等民族の分際がぁ…!?」イライラ
将校5「ここは一度、外の兵を立て直すべきかと!?」
将軍「敵の武器は!?」
将校5「弓、槍、投石、漏れなく騎馬しております!!」
将軍「ふん!ビチ糞共が!!奴らの騎馬などチビがポニーにまたがってお馬さんごっこをしてるようなもんだ!?こちらも重装騎馬隊を出して押し潰せぃ!?」
将校5「イエッサー!!」
489: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:34:29 ID:.cUSspOk4Q
―――城外の平野―――
グルンッ ヒュオッ ヒュオッ
西兵77「ぶお!?」ズゴンッ ドシャッ
西兵78「ぎゃん!!」バキンッ ドシャッ
シャシャシャシャシャシャッ
ズドッズドッズドッズドッズドッ
西兵79「あぁあああ!!?う、馬が…んご!?」ゴロンッ ドタァッ
西兵80「げげっ!ど、どけ!足を取られて転倒しちまっ……ぶべっ!?」グシャアッ
酋長「目前の敵はスリングとボウガンで馬ごと地べたに引きずり落ろせ!
予期せぬ襲撃を受けて混乱に陥っている箇所もちらほら見える!遠慮なしに矢を叩き込んでやれ!?」
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッ
ドスッドスッドスッドスッドスッドスッ
ギャアアアアアアアア
東のホビット1「酋長!全身を鎧で覆った奴らが迫ってるぞ!あれには飛び道具が効かない!!」
酋長「全体、大きく旋回しろ!!部隊を3つに分けるぞ!!」パシンッ
ガガガガガガガガガッ
490: ◆WEmWDvOgzo:2016/1/1(金) 00:37:56 ID:.cUSspOk4Q
将校5「ひよこ共がピーピー逃げ回ってらぁ!?こちとら馬の体格も倍の倍の倍!!
西国軍に楯突いたらどうなるか分からせてやる!?」ガガガッ
重装騎馬兵1「敵が分散しましたが!?」ガガガッ
将校5「ぎゃはははは!!構うもんか!!どうせホビットに策なんかない!!
このまま突っ込んで目の前の群れを踏み潰せぇ!!」ガガガッ
重装騎馬兵1「イエッサー!!」ガガガッ
東のホビット1「くっ…酋長!追い付かれそうだ!」パカラッパカラッ
酋長「……!!とばせ!!あと少しで網に掛かるわい!!」パシンッパシンッ
将校5「ソォラソラソラァ!!潰しちゃうぞ!潰しちゃうぞぉぉ!?イックゾォォオ!!?」ガガガッ
ガァンッ
東のホビット's「ぎゃあああ!!」ズシンッ
ベキベキ ボキボキ グシャアッ バギバギ
将校5「イヤッホー!!この骨が軋み、肉がひしゃげて血ぃ噴き上げて砕け散る感触……サイッコー!!」アヘアヘ
重装騎馬兵1「げぇっ!?」ビクビク
将校5「あぁん!?どしたぁ!?」
重装騎馬兵1「は、挟まれてます!!両側から大隊が突進してきます!!」アセアセ
将校5「にゃんですとぉ!?」ビクッ
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