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三蔵「…岩から尻が生えている」
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1: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/6/28(金) 01:13:20 ID:clfaSnFbdM
尻「…はっ!!誰か居るのですか!?」

三蔵「見たところ20代そこらか。いや、肌の張りからすると、17、8かな」

尻「ああ…こんな人里どころか鳥の声さえ聞こえない不毛の地に、とうとう人が…!しかも声から察するに殿方…!」

三蔵「しかし無駄に毛深いな」

尻「ついに…ついにメチャクチャにされちゃうんですね…!この通りすがりの名も知らぬ殿方に性の捌け口にされちゃうんですね私のお尻…!あと毛深いとかヒドイ」

三蔵「うるさい尻だな…いくら仏の教えとはいえ、こんなのも助けるべきなのか…?」

尻「仏の教え…?僧侶さま…なのですか?」

三蔵「うむ。僧だよ。玄奘三蔵。…それにしても毛深いな…特に尻のあ」

尻「やめて!!…こ、これは失礼をしました…!仏に仕えるお方は、そのような煩悩は無いのですね!」

三蔵「いや俺ロリコンだから。女は10歳以下しか認めない」

尻「おい」

三蔵「下の毛とか意味わかんない」

尻「おいこら」


780: 名無しさん@読者の声:2014/8/28(木) 04:09:28 ID:q7vIKuHuK2
キター!!!!しえん!!!!
781: 名無しさん@読者の声:2014/8/28(木) 07:23:55 ID:BVV9R3.79Y
外伝だー!!CCCC
782: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/8/28(木) 15:13:00 ID:Ge5xUiIhmY

沙悟浄「とりあえずさ、何処の店に入るかは後にしないかい?軽く急がないと、街に着く前に陽が落ちちまうよ」

三蔵「だな。けっこーデカイ街なんだろ、そのシダだかなんだって。当分ゆっくりしよーぜ」

小龍「…獅駝嶺……と、パンフレットには書いてありますね。しかしこんな北の地に、それほど栄えた街があるとは思いませんでした」

八戒「山越えにはなるが、西国へのルートのひとつじゃからの、この辺は。交易は最も短期間で潤うもんじゃ、良くも悪くも、な」

悟空「豆乳鍋!豆乳鍋!」

八戒「ええい煩いのう、喚いておれば通ると思ったら大間違いじゃぞ!そんなに乳が欲しいなら自分で出せばエエじゃろ、立派なモンぶら下げとるんじゃから……ほ?」

悟空「よしんば出たところで自分で飲まないよ………って、おっとっと」

ドスン……ドスン……

巨妖怪「ヒヘヘヘ………ようカワイコちゃん達、なんだ、鍋が食いてえのかぁ?」

巨妖怪「くん……くん………ヒャハハ、嬢ちゃん達と、そのボクちゃんは妖怪(お仲間)だなぁ?ヒャハ、なあなあ、鉄鍋なら用意してやるからよぉ………その坊さん、仲良く一緒に分けて食おうぜぇ?」

小龍「……どの辺を分けてあげれば良いんですかね。サーロインあたりですか?」

三蔵「こらこら小龍、お師匠のそんな高級部位を差し出そうとしちゃダメだぞこいつぅ」

沙悟浄「はっ。夫の前で妻をナンパしようなんざ、良〜い根性さね。丁度いい運動だよ、アタイが……」

八戒「や、待て悟浄。よし姉者、どちらが早く……そうじゃの、命乞いさせるか、じゃな。それで勝負じゃ。都合良く二匹じゃしの」

悟空「のった!私が勝ったら豆乳鍋ね!よぉし、悟空ちゃんの本気見せちゃう……」

???「てぇぇぇやぁぁあっっ!!」

ドスッ!!ドスッ!!

巨妖怪「ぐぎっ!?」

巨妖怪「あへっ!?」

ドススーン……

羽飾りの娘「……よしっ!まったく、女の子を襲うだなんて、性根が腐ってるにも程があるっス!大丈夫っスか、旅の人!…………あれ?なんで怪訝な顔っスか?」

悟空「………ええぇぇぇえ…………」

八戒「何邪魔してくれとんじゃお主」
783: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/8/28(木) 15:16:53 ID:Ge5xUiIhmY
羽飾りの娘「……あ、あれれ?欲しい反応が返って来ないっスね……」

三蔵「急に出てきて、なんだあの人」

小龍「…大方、正義の味方でも気取りたかったんじゃないでしょうか。それか謝礼狙いですかね」

沙悟浄「どっちにせよ、助ける相手を間違えたねぇ。ほらアンタ早くうちの姐さん達に謝りな、理不尽な暴力を受ける前に」

羽飾りの娘「えっ?謝んなきゃなんスか自分?我ながら悪いことした覚えゼロなんスけど、ええええ?」

八戒「ふん、悪いことはしとらんが、胡散臭いことはしとるわい。賊共を黙らせたこの羽飾りの飛刀(投げナイフ)、的確に経穴を突いておる。仮死の秘孔か……見事じゃ。此程の技量を持ちながら、ワシらの実力を見抜けぬ事もあるまい。何が狙いじゃ?」

三蔵「おおう、さすがウチの頭脳」

悟空「羽っ娘ちゃんのミニスカをガン見してなきゃカッコいいのにね。八戒ちゃーん、相手の目を見て喋ろうよう」

羽飾りの娘「ね、狙いとか……し、親切心っスよ!そんな、人間さんなんて連れてこの先に行ったら、今みたいのがワラワラ涌いて来るっスよ?自分等の街、獅駝嶺は……妖怪の国なんスから」

沙悟浄「あん?どういうコトだい?」

羽飾りの娘「うおっ!?に、睨まないで欲しいっス!自分ヤンキー苦手で、だからあーやって戦う時は影からプスッと………あ、まだ自己紹介もしてなかったっスね。『雀(すずめ)』って呼んで下さいっス!」

八戒「で、その妖怪の国、ってのは何じゃ。パンフレットには鍋の美味しい宿場町、としか書いとらんぞ」

雀「ああ、それは元々のハナシで、最近になって国家として………って、あの、スカート捲らないで欲しいんスけど」

八戒「スカートは捲るためにあるんじゃぞ?ほう、縞パン……!」

雀「ちょ、あの、皆さんこの子止めて」

沙悟浄「スカートよりも下着を死守しな、剥ぎ取られるよ。……旦那様、見ちゃダメだからねっ!」

三蔵「痛い痛い痛い目が、目が陥没する!んなもん見ねえよ見たとしてもロリ以外のパンツになんざ何も感じねぇよ!」

悟空「感じるようになってもらわなきゃ一番困るのは、悟浄ちゃんなのにねぇ。難しいねぇ」

雀「え、あの、えっと」

小龍「…人の話を聞かないのは、この方達のお家芸ですから。私が聞いてますので、話の続きをどうぞ。妖怪の国とは?」

雀「は、はあ……えっとっスね、元からこの獅駝嶺には妖怪も多く住んでたんスけど、二ヶ月くらい前に教王を名乗る二人組が………じゃなくてその前に!この子をひっぺがして欲しいんスよ脱がされるっス!お嫁にいけなくなるっス!」

小龍「…教王、ですか。あまり耳慣れない呼称ですね……それで?」

雀「あれぇぇマトモだと思ったこの少年も人の話聞かない村の住人だったっス!」

八戒「おほ。お主、毛ぇ薄いのう」

雀「だ、誰か助けてっスーっ!!」
784: 名無しさん@読者の声:2014/8/29(金) 00:11:33 ID:om8BEypqRs
あぁっ!新キャラがさっそくひどいことにwww

つC
785: 名無しさん@読者の声:2014/8/29(金) 20:45:18 ID:gdmkW4wNGc
まともなのが一人もいないwwwww
786: 名無しさん@読者の声:2014/8/30(土) 05:26:49 ID:YDR0adIOWk
八戒ちゃんは下品だなぁ(歓喜)
787: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 10:38:42 ID:g/4yaawZVM
絵師さん!はよ!
788: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/9/1(月) 14:54:57 ID:vndY0XTvww
三蔵「さて。何も見えんからよくわからんが、多分ひっどいコトになってんだろ。止めたげて悟空」

悟空「あいあいさーお師匠さま!はいそこまでだよセクハラ幼女!てかもうやってる事がセクハラじゃなくてタダのチカンだよ!」

八戒「うおっ!?わかったわかった、わかったから降ろせい!人をレジ袋みたいに持つでない!」

沙悟浄「よし。ほらアンタ、とっとと服の乱れ直しな」

雀「え、あ、はいっス!」

小龍「…ところで、悟能様は痴漢ではなく、痴女ですよ。男ではありません」

三蔵「あー痛かった…やっと離して貰えた……そして小龍それなんのフォローだよフォローになってねぇよ」

八戒「むう、メイド服は持ち上げられやすくてイカンわい。……のう?止めるなら止めるで、もそっと早く止めてくれんかの?もうワシだいぶソノ気になっちゃっとるんじゃが」

沙悟浄「外で、しかも皆の前でソノ気になっちゃわないどくれよ姐さん……」

小龍「…しかし僭越ながら悟能様。一度の邪魔で手を引くとは、御成長なされましたね」

八戒「じゃろ?じゃろ?」

悟空「これシャオくん、皮肉とかじゃなくマジ褒めだからね溺愛どころじゃないよね」

三蔵「……主君が素晴らしい家臣を手に入れることを、『水を得た魚』って例えるけどさ。この二人はアレだな、『小遣いを得たニート』って感じだよな」

悟空「ダメになる一方だ!」

雀「あ、あの、ありがとうございますっス……」

悟空「おお、完全に被害者なのにお礼言っちゃった」

雀「……で、その、つかぬことをお訊きするっスけど……『ハッカイ』とか『ゴジョウ』とか……そんで『ゴクウ』って……も、もしかして、あの有名な孫悟空さんっスか…?」

三蔵「そうだよ、毛の有名な孫悟空だよ」

悟空「そんなもんで名を上げた覚えはありませんよ!」
789: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/9/7(日) 10:54:20 ID:se49ZBIlzg


青髭の武人「……臭うな」

白髪の剣士「だべー?風呂入れって兄貴。お前股間から異世界の臭いがしてっから」

青髭の武人「毎日入ってんだけどね?あといっつも思うんだけど、兄貴に対して『お前』はやめない?キミ後輩とかに『お前』って言われたらどうするよ?あと目を見て話そうよ失礼だよ?雑誌読むの中断しよ?」

白髪の剣士「えー?後輩にー?そりゃシメっけど?でも後輩と弟は違くね?てか兄貴、男のクセに細けーし本くらい好きに読ませろし。だからインキンでクセーんだよ。あーそうだ、あと、俺のサンダルとか勝手に履くなよ水虫伝染ったら殺すかんな」

青髭の武人「………うん、よし、うん…………で、だ。人間が来たな。某の嫌いな僧侶の臭いだ。……周りに強い妖気を連れている。恐らくは件の高僧、玄じょ」

白髪の剣士「俺お前の臭いのがキラーイ。お、長安モデルのジャージ出てんじゃんマジ買いじゃねコレ!?イカちぃマジイカちぃし!」

青髭の武人「……うん、大丈夫、某は大人、怒らない、怒らない………誰ぞあるか!」

信者「はっ!青教王様!」

青教王「神託が降りた!妖魔の神は、邪教の高僧をお望みである!国中に布令を!見つけ次第、ここ獅駝洞へと引っ立てい!」

信者「ははっ!して青教王様、その邪教が高僧、身形は?」

青教王「うむ、伝聞によれば、白き衣に金の袈裟…」

白髪の剣士「あー、そこの。良いから見つけた人間は全部ほーこくなー。こっちで判別すっから。あーと、あとアレだ。どーせお前らじゃ敵わねぇから、別にバトんなくて良いから。俺らでやっから」

信者「はっ!白教王様!」


青教王「………」

白教王「んだよ、間違ってねーべ?だいたい仕切りの才能ねーんだから、引っ込んでろし。お、来月イベントあんじゃん、女の子集めねーと……」

青教王「……が、我慢……我慢………某は大人……某は長兄………!」






雀「……っと!これでオッケーっス!バッチリっス!」

三蔵「……んだよこの毛皮の着ぐるみは。いくらここが北でもさすがに暑いんだが」
790: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/9/7(日) 10:55:27 ID:se49ZBIlzg
沙悟浄「あぁぁん♪旦那様、もふもふで可愛いじゃないのさぁ♪」

八戒「…ぷ、く……まあ、いつもワシに色々エロエロと変なもん着せとる罰じゃの、ぷほほ……!」

小龍「…熊を模した着ぐるみ、ですか。これは痛いですね」

悟空「……く、口の中に顔……!安いコント衣装みたい……!も、もうダメ、あは、あははははははっっ!!」

三蔵「うるせぇよ!お前らうるせぇよ!」

悟空「な、なにその短い手でのツッコミ可愛い!もうやめて、お腹よじれる!あははははははは!!」

三蔵「うるせぇよ!」

雀「これぞ雀特製、『獣臭くまちゃん』っス!天下の三蔵法師様ご一行とあらば、そうっスね……一着五千銭のところ、なんと三千九百銭で」

八戒「タダにせい」

雀「………はいっス」

沙悟浄「なるほど、人間の旅人にこいつを売りつけて銭にしてたんだね、アンタ。確かに人間臭が完全に隠れてるよ」

小龍「…隠れてるというか、ケモノ臭いです、先生」

三蔵「うん、確かに臭い。犬小屋みたいな臭いする。それより今更だけど人間って臭うの?お前らもわかんの?」

八戒「うむ。意識して鼻を利かせれば、じゃがの。けっこうキツめの臭いがするぞい」

小龍「…例えるなら、アンモニア臭に近いですね」

雀「あー、近いっス近いっス!そーゆー臭いっスよね!」

三蔵「訊いといてなんだけどもうやめて。なんか臭い臭い言われてる気がして微妙な気分になる。あと悟浄、ただでさえ暑いんだから、離れてくれ」

沙悟浄「もふもふ……むふふぅ♪そうだいつかペットも飼いたいねぇ♪庭付きのお家と可愛い娘……仔犬の横には旦那様……♪」

三蔵「俺にそんな甲斐性ないと思うぞ我ながら。そしてそこの毛玉いい加減笑うの止めろ」

悟空「け、毛玉なのはお師匠さまですよ、あは、あはははは、ひぃ、お腹、お腹痛いぃぃぃ……!あ、あははははははははははっっ!!脚、脚短い!かわいい!」

三蔵「どんだけだお前」
791: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/9/11(木) 23:02:38 ID:dKTCu5UY4Y




八戒「ふむ、『中華に蔓延る人間共を僻地へと追いやり、妖怪の理想国家を』か。豪気なのか弱腰なのか。どうせなら『人間共を根絶やしに』くらい吠えたらどうじゃ、とも思うがの。…小龍、小骨」

小龍「…はい、お待ちを。…ここも十分僻地ですけどね。新手のギャグでしょうか」

雀「ちょ!声が大きいっス!街の全員が妖魔真義教の信者なんスから!」

三蔵「おい悟空、お酢取って。しかし物騒な宗教だな迷惑な。おとなしく仏教やっときゃ良いんだよ一番ポピュラーなもんやっときゃ間違いねーんだから」

悟空「はいお酢…ングング…てかひっどい…モグモグ…セリフですね…ムシャムシャ…それでいいのか僧として…アムアム…っくん。ぷあ。雀ちゃんは信者じゃないの?」

雀「一応表向きは信者っスよ。反発して殺されたくもないっスし、住み処を変えるのも面倒臭いっスしね」

沙悟浄「宗教国家ねぇ……お、この麻婆春雨、イケるね。それにしても、天部は……こーゆーのには手ぇ出さないだろうけど、牛魔王の野郎とかが黙って無いんじゃないかい?」

雀「あ、それはヘーキみたいっス。街に優先的に摩雲なんとか、って会社のチェーン展開させるのを条件に、相互不干渉とする約定を結んだとかで。ほら、この店も」

悟空「……ほんとだ。『摩雲カンパニーグループ・金剛九尾飯店』……玉面ちゃんのお金持ちが止まらない、止まらないよ…!」

三蔵「九尾、って名前でもしやとは思ったけど。あの人妻幼女、もう天下人なんじゃねーのか」

八戒「……お主、イヤに内情に詳しいの。独立国家を謳う輩が、そんな威張れもせん外交を民に明かすとは思えんがのう」

雀「へ?ちょ、う、疑ってるんスか?もう勘弁して下さいっスよ、そりゃ自分も信者だとは言いましたっスけど、そんな」

八戒「師匠殿。恐らく一人でなんとかなる手合いじゃ。たまには師匠らしく、出張る弟子を指名したらどうじゃ?」

三蔵「ん〜、じゃあ小龍で」

沙悟浄「えー、アタイじゃないのかい旦那様ぁ」 

悟空「私もバトりたいですよぉ、お師匠さまぁ」

三蔵「だってこの店そんな広くねーし。お前ら武器ぶん回すじゃんテーブルとか絶対壊すじゃん。いつも思うんだ家具や壁に罪は無えよ職人さんに失礼だよ、って。小龍なら火さえ吐かなきゃ、ほら」

八戒「む、正論じゃ。では小龍、師が命じゃ。なるたけ静かにやれい。あ、其奴は残せい、まだ訊きたい事もある」

小龍「…はっ」

雀「え?え?なんスか?何の話」

小龍「…右転掌」

ドゴッ!!

ウェイトレス「かはっ……!?」

雀「……っ!」
792: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/9/11(木) 23:03:41 ID:dKTCu5UY4Y
蝿の妖怪「……グ、ギギ……!!」シュウウウ……!!

三蔵「うお、ウェイトレスのねーちゃんが。まさか店員さんまで敵とは」

八戒「それだけでは無いわい。後ろの席の男女、奥のコック、カウンターの若造……ん?ほぼ店に居る全員じゃの。ほほほ」

沙悟浄「うえぇ、虫のバケモンかい……良かったアタイじゃなくて、虫はちょっと……」

悟空「お。女の子っぽいね悟浄ちゃん」

三蔵「お前は?」

悟空「……残念ながらゴ○ブリですら素手でいけます」

三蔵「これは引く」

雀「……あらら。全部バレてたんスねぇ。でもそのお子様一人で……ってのは、ちょっとナメ過ぎっスねペロペロ自重っスね。出るっス甲虫隊!教王様が親衛の力、この自惚れ共に見せてやるっス!」

蚊の妖怪「キキキキ!竜の血ってのも美味そ」

小龍「…飛燕脚」

虻の妖怪「ぶほほほ……ガキが調子に」

小龍「…穿中肘打」

蜻蛉の妖怪「一斉にかかれ!」

蜂の妖怪「ぶっ刺してやるぁ!」

蟷螂の妖怪「大人しく喰われろチビがぁ!」

小龍「…連牙」

小龍「…雷撃打」

小龍「…天地頭砕」

ドサッ……バタッ……ガクッ……!!

八戒「よし」

沙悟浄「お見事、シャオ」

悟空「最後の投げ技すごい!カッコいい!あとで教えて!」

小龍「…申し訳ありません先生。皿を二枚と椅子を一脚、破損してしまいました」

三蔵「その『なんか文句あるんですか?』って目をやめなさい何も言ってないよ俺!」
793: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 18:33:32 ID:pWbQmthAOQ
ありゃ、雀ちゃん悪モンやったのけ?
もうヤっちゃってください八戒ちゃん!
794: 名無しさん@読者の声:2014/9/13(土) 16:06:55 ID:wx3LNQkJDU
玉面ちゃんパネェっす!
795: 名無しさん@読者の声:2014/9/14(日) 19:21:19 ID:dQdOsORJBg
初期のシャオくんはお師匠様を本気で慕ってたのに現在との温度差がw
796: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/9/16(火) 18:46:26 ID:EIZQ8mNFrw
悟空「はい暴れないのっ。あれ?手首ってどやって縛るの悟浄ちゃん。こう?」

雀「痛い痛い痛い痛いっス!手、変な方向に、痛い痛い!」

沙悟浄「もうめんどくさいから、腕をそのまま方結びにしたらどーだい?」

雀「何をさらっと怖いこと言うんスかこの人!?なんスかそのホラー描写!?うわぁ孫悟空のお姉さん『あ、なるほど』みたいな顔しないで欲しいっスやめて怖い怖い!」

三蔵「手伝ってやれよ八戒、縛るのとか得意だろ?」

八戒「なんじゃそりゃ、嫌味のつもりか。どーせワシは二度も亀甲縛りされとるわい。もそっと待てい、煩いと筆が迷う」

小龍「…何を書かれてるんですか、悟能様」

八戒「……っと、これで一枚。ん?ほほ、葉書じゃ葉書、クレームの葉書じゃ。『貴社の飯店では料理人や従業員が店内で乱闘騒ぎを起こし(中略)経営者の性格と性根を疑います』と。玉面の奴に文句を言える機会は、逃してはならんからの。あと十枚は書かんと。ほほほっ♪」

沙悟浄「性格も性根も似たり寄ったりのクセにねぇ」

悟空「同族嫌悪ってこーゆーのなんだろね。でもよかったねぇ雀ちゃん、書き終わるまでセクハラされずに済むよ」

雀「か、書き終わったら、なんかされるんスか自分…?また下着スか!?下着脱がされるんスか!?」

八戒「あん?下着?なぁにを惚けた事を言うとるか。今度はセクハラではなく、罰じゃ。ピーッをホニャララしてピピーッをゴニョゴニョしてピッピッピーが○○となった所を×××して**の☆☆を●●●ってやるわ。覚悟せい」

悟空「うわあ」

三蔵「す、すげぇぞ悟空。この玄奘三蔵をして、半分以上何言ってんのかわかんねぇ単語があったぞ。これが八戒の本気か…!」

悟空「え、あ、そうですね、八戒ちゃん怖いですねぇ」

三蔵「……わかるんかいお前。ちょ、こっち見んな。変態が伝染る。腐る」

悟空「伝染りませんよ腐りませんよ失礼な!」

三蔵「そして伝染ると全身の毛が」

悟空「濃くなりませんよ!!」

雀「あ、あう、あうあう……!じ、自分なにされるんスかぁ!?ねぇ!自分ナニされるんスかぁぁ!?」

沙悟浄「…ゴメンよ、アタイじゃ何一つ理解出来なかったから……」

小龍「…具体的に知りたいならば、訊いて来ましょうか?」

雀「えええなんスか嫌っス嫌っス不安で死にそうっス!!……え?し、死にはしないっスよね?そんな酷いことしないっスよね?」

八戒「……ほ、ほほほほほ。多分、の。ほほほほほほふひ、ふほほほほほ……!」

雀「た、た、た、助けてぇぇぇぇえ!!!目が、目が、キチ○イのソレっスぅぅぅぅううううう!!!」
797: 名無しさん@読者の声:2014/9/19(金) 20:50:23 ID:k6p7H7HFxU
腕をそのまま片結びワロタwww
798: 名無しさん@読者の声:2014/9/20(土) 12:18:02 ID:HFsBN0JOvQ
八戒ちゃん・・・
目とか笑い方とか色々アウトだよ、好き
799: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/9/20(土) 18:05:34 ID:EIZQ8mNFrw
八戒「……よし、うむ、我ながらよく書けた。後は投函すれば完了じゃ。………さぁぁて」

雀「ひっ……!!うわぁ寄るなっス来るなっス触るなっスぅぅぅううう!!!」

八戒「寄るし行くし触るし舐める」

雀「増えてる!増えてるっス!嫌ぁぁぁあ…………なんちゃって」

八戒「ほ?」

雀「あは、あははは!自分がただ大人しく捕まったとでも思ってたっスか?随分と平和ボケした奴等っス!お前らの大事な師匠は、既に我が手に落ちてると言うのに!」

小龍「…ですから先生、確かに『邪神・共工』は、相手の手札を破壊できますが、それは表側守備表示の時だけですよ」

三蔵「えー?それは通常攻撃じゃ破壊できない、って効果の縛りじゃねーの?だってそうじゃないと……ん?誰か呼んだ?」

雀「……な、嘗めてるっスねさては……!そんなふざけた態度もこれまでっス!玄奘三蔵法師!貴様のその身に纏った着ぐるみ!ただ獣臭で人間臭を消すだけのモノだと思ったっスか!」

沙悟浄「で、今どっちが勝ってるんだいコレ?」

小龍「………残りライフ的には私が押されてますが、陣容としては勝ってます」

三蔵「負け惜しみ乙」

悟空「シャオくんシャオくん、カードゲームくらいで殺気はやめようコレ一応お師匠さまだから」

雀「コ、コ、コケにするのも大概にするっス!そっちがその気ならもぉぉお知らないっス!着ぐるみに掛けた術の呪いで苦しむが良いっス三蔵法師!……む〜ん……きえええっ!」

悟空「あ!そのカードのキャラ知ってる!天界の将軍さんだよね、昔戦った!」

三蔵「出たよリアルレジェンド自慢」

小龍「…て言うか、悟空さんのカードもありますよ。ほら、『斉天大聖・孫悟空』」

沙悟浄「うわ、なにこのゴリラ」

悟空「名前使うなら取材しようよ……完全にゴリラじゃん服くらい着せようよ……この子じゃお釈迦様の手に名前書けないと思うよ…?」

三蔵「いやお前も全裸だったじゃん最初」

悟空「それを言われると痛い」

雀「……………あれ?」
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sage:


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