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三蔵「…岩から尻が生えている」
[8] -25 -50 

1:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/6/28(金) 01:13:20 ID:clfaSnFbdM
尻「…はっ!!誰か居るのですか!?」

三蔵「見たところ20代そこらか。いや、肌の張りからすると、17、8かな」

尻「ああ…こんな人里どころか鳥の声さえ聞こえない不毛の地に、とうとう人が…!しかも声から察するに殿方…!」

三蔵「しかし無駄に毛深いな」

尻「ついに…ついにメチャクチャにされちゃうんですね…!この通りすがりの名も知らぬ殿方に性の捌け口にされちゃうんですね私のお尻…!あと毛深いとかヒドイ」

三蔵「うるさい尻だな…いくら仏の教えとはいえ、こんなのも助けるべきなのか…?」

尻「仏の教え…?僧侶さま…なのですか?」

三蔵「うむ。僧だよ。玄奘三蔵。…それにしても毛深いな…特に尻のあ」

尻「やめて!!…こ、これは失礼をしました…!仏に仕えるお方は、そのような煩悩は無いのですね!」

三蔵「いや俺ロリコンだから。女は10歳以下しか認めない」

尻「おい」

三蔵「下の毛とか意味わかんない」

尻「おいこら」


60:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/4(日) 23:42:27 ID:dZ.3QK5gN.
太上老君「しかし力試しとしては微妙ぢゃったな…『名を呼ばれ応えればその身を捕らえる』という紅葫蘆の謎とか無視したやり方ぢゃったし。ま、運も実力の内ぢゃしの。しかし毛深い女は嫌か、こりゃあ流石ワシの作った宝具ぢゃのう紅葫蘆よ。オナゴはつるぺたが一番ぢゃ」

三蔵「貴方とはなにかこう通じるモノを感じる」

小龍「…徳の高さとロリコン度は比例するんですかね」

悟空「もうみんな死ねばいいと思うよ」

太上老君「ひょひょひょ、まあワシも菩薩も許してやっておくれ。力試しを急いだのも、理由があってのう。…三蔵殿、お主を狙う妖怪どもの中で、ある大物の名前が挙がったのぢゃ」

三蔵「あー、そうか俺狙われてんだよな」

沙悟浄「アタイの知る限りでも、大体の有力妖怪は旦那様を食らおうと狙ってるよ。不老不死は餌としちゃベターだけど強力さね」

金角「さいきんじゃうわさにおひれがついて」

銀角「たべるとすりむになるとか、せいかつにめりはりができるとか」

三蔵「俺はサプリメントかなんかかよ」

太上老君「強大な妖力を得る、なんて噂もあるの。殆んどが力があるとは言っても、お主らとは比べるべくもない奴らじゃが……平天大聖の名前が出てしもうて、の」

八戒「なっ…!」

沙悟浄「…本当かい?」

小龍「…伝説級の名前ですね」

三蔵「…?そんな有名人なのか、ごく…あれ?悟空どこいった?」

金角「あっち」

銀角「くもにのって、にげた」





悟空「へ、へいてんたいせいって…嫌だ嫌だ嫌だ会いたくないお兄ちゃんには会いたくない怖い怖い!ざ、残念だけど私の旅はここまで……って、痛い痛い痛い!頭痛い!わーんこれ遠隔操作アリなの!?わかった、戻るからお師匠さま戻るからぁぁあ痛ーいっ!!!」
61:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/4(日) 23:47:26 ID:ELgt2I/m6o
おめでとうくれた人、どうもありがとうです。

一位ですね。わーい。
62:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/6(火) 21:06:02 ID:ja/1U7WEaU
悟空「ヒドイですよ師匠さま…うー、まだズキズキする…」

三蔵「いきなり逃げ出すからだ。なんだよ天下無双の怪力だの世界最強の毛ダルマだの吹いてたクセにその弱腰は」

悟空「弱腰になっててもぶち込んでくるんですねぇ」

八戒「姉者が逃げる程だとはのう。そりゃあ平天大聖…牛魔王と言えば都一つぶっ飛ぶレベルの名前じゃが、悪名なら孫悟空の方が上かと思うがの」

悟空「…そんなん関係ない。お兄ちゃんは怖い」

沙悟浄「お兄ちゃん?斉天大聖と平天大聖が兄妹だなんて初耳だねぇ」

悟空「…義兄妹なの。他にも弟分や妹分が居るけど、牛魔王…お兄ちゃんが長兄で、私が二番目」

八戒「おーおーガタガタ震えとる震えとる」

悟空「怖いのーっ!あ、あの人は、お兄ちゃんはホントに怖いのーっ!私は笑いながら人を殴るけど、お兄ちゃんは笑いながら街を焼き払うのーっ!」

沙悟浄「どっちもどっちじゃないかい?」
63:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/6(火) 21:06:57 ID:ja/1U7WEaU
悟空「うう…ぐす……あれ?シャオくんは?」

八戒「近くの町まで太上老君殿と童達を送っていっとる。龍神形態のあやつは乗り心地抜群じゃからのう。ちと帰りが遅いか?…それにしても姉者がそこまで怯えるとは…ほほ、腕が鳴るのう」

悟空「八戒ちゃんは知らないからそんなこと!お兄ちゃんメチャクチャ強いんだからね!ねぇお師匠さま、ここはコソコソと隠れながら天竺目指そ?基本移動は夜にして泊まる所も目立たないカプセルホテル的なのでコソコソと」

三蔵「…うーん」

悟空「…お師匠さま?」

三蔵「やっぱお前の口から『お兄ちゃん』って単語は違和感がある。なんつーか全国の妹好きに謝れお前」

悟空「それは私に非は無い絶対に無い」

小龍「…ただいま戻りました」

三蔵「おーうお帰りぃ」

八戒「遅かったのう」

小龍「…いえ、麓の町が妖怪の軍勢に占拠されてまして、仕方なく隣村まで行っていたもので」

沙悟浄「ここらも治安が良くないねえ。アタイが言えたハナシじゃないけどさ」

三蔵「愛と正義の三蔵一行としては、助けるべきかねそれ」

小龍「…愛欲と性器の間違いじゃないですかね先生は」

八戒「成りと人数は?」

小龍「…遠目でしたので…ただ妖怪達の全てが、甲冑に焼肉屋みたいなマークを付けてましたね。こう、牛をかたどった」

八戒「お約束じゃな」

沙悟浄「話が早いねえ」

悟空「ぴう」

三蔵「…悟空?」

悟空「ぴう?ぱぴゅうう?」

三蔵「帰ってこい」
64:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/6(火) 21:13:41 ID:ja/1U7WEaU
>>59にて太上老君が小龍に対して久しぶりも初めましても言ってませんが、単なる俺のミスです。めんご。
65:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/10(土) 01:00:31 ID:M.5znbIb.6
妖怪「オラァ!どんどん酒ぇ持ってこい!」

店主「くっ…」

妖怪「あんだぁその態度は?こんなシケ町の一つや二つ、ぶっ潰したって構わねぇんだぜ?おい娘、こっち来て酌しろ!」

娘「は、はい…」

妖怪「ギャハハハハハ!!!」



三蔵「うわあ、ビックリするくらいベタな悪者」

八戒「まったくじゃ。もっとこう飴と鞭を上手く使わねば人は動かんぞい」

沙悟浄「ぶっ潰すくらいなら娘を従わせて客を取れば金になるってもんさ。でもそんな気も無さそうだねぇ」

小龍「…頭が悪いから悪党なんですよ」

三蔵「いやー八戒と悟浄の方が数段悪い子の考えよ?」

八戒「で、どうじゃ姉者。あの牛のマークは」

悟空「…うう、お兄ちゃんの手下に間違いないよぅ…」

沙悟浄「ふぅん。天下の牛魔王の手下にしちゃあパッとしないねぇ。人数は多いけど」

小龍「…こんな裏手から覗いていてもしょうがないですよ?踏み込みますか?」

悟空「…う、うん……まあお兄ちゃんは居なそうだし」

八戒「牛魔王ともあろう者がこんな田舎町にワザワザ出向かんじゃろ。それではひと暴れするかの!」

三蔵「よっしお前ら、いってらっしゃーい!」



妖怪「グヘヘヘヘ、ほぉらもっとこっちに寄りな!」

娘「い、いやぁ…!」

孫悟空「そこまでです!」
66:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/10(土) 01:02:43 ID:M.5znbIb.6
妖怪「ああん!?なんだテメェら!」

八戒「下品な腐れ妖怪どもに名乗る名など無いのう。大人しくしとれば楽に潰してやるわい」

沙悟浄「アンタらに怨みは無いけどねぇ。まあ運が悪かったと思って死んどきな」

小龍「…僕の相手をするなら、半殺しで済みますので、どうぞ」

妖怪「女と餓鬼がナメた口利くじゃねぇか…俺等が牛魔軍と知っての事だろうなぁ!?」

悟空「お兄…牛魔王の名前だけで威張ってる人なんて怖くないよ!ホントはちょっと怖いけど!みんな、行っく」

???「はいストップ」

悟空「よ……へ?」

妖怪「わ、若…!」

???「ダメダメお前ら。血気盛んなのは良いけど、相手を見てケンカ売りなよ。捲簾大将に天蓬元帥、竜王のご子息……お前らが100ダース居ても敵わないよ。それと」

チュッ

???「お手に失礼。久しぶりだね、悟空」

悟空「…っ!」

八戒「なんじゃ、昔の男か?」

沙悟浄「ひゅう、イケメンじゃないか。旦那様のがずっとイイ男だけど」

小龍「…いや先生と比べたら月と可燃ゴミでしょう。もちろん可燃ゴミが先生です」

三蔵「俺一応うしろに居るんだから聞こえないように言いなさい小龍くん」

???「風の噂で、三蔵法師なる者の従者となって居るとは聞いてた。また逢えるこの今日をどれだけ待ち焦がれたか…愛しの君よ」

悟空「いや、あの、その」
67:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/10(土) 01:05:33 ID:I.SN73Nheo
三蔵「…なに、マジで元カレ?」

悟空「ちっ、違いますよっ!こーちゃんはそんなんじゃ無くて、てゆーかそもそもっ!」

???「これは申し遅れた。僕は牛魔王と鉄扇公主が一子、名は紅孩児」

八戒「ほう、牛魔王に息子が居ったとは初耳じゃ」

悟空「あ、えっとね?」

紅孩子「ふふ、なにぶん親の名前が大きくてね。今日の所はお歴々の顔を立てて、この町は出ていきましょう。元より悟空…君が近くに居ると聞いて、騒ぎを起こしたまでだからね」

悟空「あの、こーちゃん?昔も言ったけど」

紅孩子「三蔵さん、悟空を暫し宜しくお願いしますね。僕の大切なフィアンセですから」

三蔵「…趣味悪いなぁお前。視力検査をオススメする」

悟空「お師匠さまはいつでもヒドイ」

紅孩子「それでは失礼するよ。またすぐに会うでしょうけど。またね悟空、お腹出して寝ちゃダメだよ?…お前ら、行くぞ」

妖怪「ぎょ、御意っ!」

紅孩子「……三蔵さん、くれぐれも悟空をヨロシク」

三蔵「…ふん」



八戒「…ホントに出ていったの。なんだったんじゃ」

沙悟浄「しっかし姐さんにあーんなオトコが居たとはねぇ。隅に置けないじゃないのさ、このこの」

小龍「…カッコいい人でしたね。アイドル顔負けでした」

悟空「…違うの」

三蔵「でもフィアンセだとかなんとか」

悟空「…こーちゃん、女の子だもん…」

三蔵「マジか」

悟空「むかし何度も何度も私にその気は無いって言ってるのにわかってくんない困る」

三蔵「あちゃー」
68:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/10(土) 01:34:48 ID:dZ.3QK5gN.
しまった紅孩子じゃねぇ紅孩児だスマソ
69:🎏 名無しさん@読者の声:2013/8/10(土) 15:30:08 ID:/LiP48p3jw
悟空かわいいよ悟空
つCCC
70:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/11(日) 13:55:28 ID:G0hsrKDigY

紅孩児「さて…おい、父上に報告だ」

妖怪「はっ。三蔵一行発見の報ですね。しかし何故あの場で奴等を捕らえなかったのか、言い訳を考えませんと」

紅孩児「違う。『捜索未だ成らず』の報だ。あのクソ親父に僕の悟空を渡してなるものか。三蔵だか三瓶だか、あんな坊主に興味は無いが、愛しの悟空は僕のモノだ」

妖怪「は、はあ…」

紅孩児「女性的なあのスタイル…天真爛漫なあの笑顔…マイ・ラヴリーエンジェル…!」

妖怪「俺はあのロリメイドのが好みですねえ」

妖怪「ロリコンかよ。あの中なら褐色の姉さんだろ。色っぺえ」

妖怪「お、おではあの男の子が良いんだな。白い肌がたまんないんだな」

妖怪「てかあの猿は無いよなぁ。乳はでかいけど色気が無ぇ」

妖怪「頭悪そうだしな」

妖怪「毛深そうだし、嫌なんだな」

紅孩児「貴様らちょっとそこになおれ」

妖怪「あ、いや別に若の趣味にケチをつけるワケじゃあ…」

紅孩児「確かに悟空は毛深い。昔一緒に湯に浸かった時にもガン見したが、尻の穴なんて『こそばゆくないのかしら』と思っちゃうくらいにボーボーだ」

妖怪「どーゆー状況でんなとこガン見したんすか」

紅孩児「本人曰く、剃っても剃ってもすぐに生えてくるから処理とか嫌になった、だそうだ。そのせいか各所のムダ毛は基本手付かずだ」

妖怪「うわあワキとかもっすか。ないわー」

紅孩児「そこがエロいんだろうがっっっ!!!」

妖怪「えええええ」

紅孩児「彼女は自然体で生きてるんだ。まさに女神だ。美しさとは摂理に抗わずともそこにあるものなんだ」

妖怪「ワキ毛もっさーの女神とか嫌ですよ」

紅孩児「ふふふふ…可愛いよ悟空……その豊かな草原に顔を埋めたい…」

妖怪「じゃあまさか若もムダ毛処理してないんすか?」

紅孩児「まさか。週一でエステ通ってるし」

妖怪「………」
71:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/11(日) 13:56:57 ID:G0hsrKDigY





悟空「ぶえーっくしょいっっ!」

八戒「ほ、元気なクシャミじゃのう」

三蔵「もっとこう『くちゅん』とか可愛く出来んのかお前は」

悟空「ハナ、ハナ出た!誰かティッシュティッシュ」

小龍「…悟浄さん、私の首に下がってるバッグにちり紙が」

沙悟浄「…ん、これだね。ほら姐さん、動かないどくれ」

悟空「ぷびーっ!ぷはぁ。ありがとぉ悟浄ちゃん」

沙悟浄「あーもうまだ動くんじゃないよ、頬っぺたカピカピになっちゃうよっ」

三蔵「親子か」

沙悟浄「アタイが母親で旦那様が父親だね?やだよう照れるじゃ無いのさ確かに3人は欲しいねぇ子供っ♪」

三蔵「そのティッシュを持ったまま近付くな」

八戒「3人って、ワシらも数に入っとるんかい」

小龍「…先生の息子とか絶対に嫌ですね…想像したら毛穴が全部開きました」

三蔵「今のうちに毛穴パックでも使えば良いよちくしょう」

悟空「う〜、誰か噂してるのかなぁ」

三蔵「毛深いって?」

悟空「それは噂じゃなくて陰口」

八戒「あの色男女じゃないのかの?ほほ」

悟空「じゃあ毛深いとか言ってそうだよちくしょう」
72:🎏 名無しさん@読者の声:2013/8/11(日) 20:41:31 ID:l5qOMUz4oM
面白い。支援。
73:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/12(月) 22:36:59 ID:IPhDCv3JsM
悟空「ふい〜♪良い湯だねぇ」

八戒「温泉とは、気の利いた宿じゃのう。よっこらせ…と、おお、熱い熱い」

沙悟浄「ババむさいねぇ。それにしても、シャオの坊やだけに任せて、大丈夫かねぇ旦那様…」

八戒「ほほ、先の失敗、あ奴も気にしておったからの。同じ轍は踏まんじゃろ。それに男湯はすぐそこじゃ、何ぞあれば直ぐに解ろう」

悟空「あったまるねぇぇ…♪」

沙悟浄「気楽なもんさね、全く。しかし姐さんゴキゲンだね」

八戒「猿は湯が好きというのは、東国の話だと思うとったがの」

悟空「なんとでも言ってぇぇ…うう気持ちいぃぃ…♪」

沙悟浄「く、プカプカと見せつけるようにっ」

紅孩児「本当に凶悪な乳だね、ふふ」

八戒「っ!?」

沙悟浄「い、いつの間にっ!?」

悟空「うおっ!?こ、こーちゃんっ!!?」
74:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/12(月) 22:38:14 ID:IPhDCv3JsM
紅孩児「まあまあ、そんなに驚かないでくれよ。僕は先客だよ?良い湯だね、悟空♪」

悟空「おっ、お師匠さまっ!」

沙悟浄「そうだよ!アンタがここに居るってことはっ!」

紅孩児「ご心配無く。君達のマスターに手出しはしてないよ。今日は僕もオフでね、悟空の顔を見に来ただけさ」

悟空「腰に手を回すのを止めて」

沙悟浄「…本当だろうね」

紅孩児「我が父、平天大聖が名において」

沙悟浄「………ふん」

紅孩児「睨まない睨まない。僕だってこの三人を相手にするような馬鹿じゃないから。対して元帥さんは冷静だね。年の功かな?」

八戒「いや…お主……」

紅孩児「うん?」

八戒「本当に女だったんじゃの」

沙悟浄「確かに!」

八戒「なんじゃそのきめ細かい肌は。なに食ったらこーなるんじゃ」

沙悟浄「サラシで抑えてたんだね…!アタイよりあるじゃないのさ妬ましい!」

紅孩児「あはは、愉快な友人だね、悟空」

悟空「うん、緊張感の無さには定評があるよ」





三蔵「…良い湯だね、小龍くん」

小龍「…悪い湯とか聞いたこと無いですしね」

三蔵「背中でも流しっこするか!男どーし裸の付き合いってヤツで!」

小龍「…背中が痒いならあそこの岩にでも擦り付けて下さい。尖ってて良い感じですよ」

三蔵「身体はポカポカなのに心が冷えていく!ふしぎ!」
75:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/13(火) 20:16:36 ID:wv5E8ffq8E
八戒「そうじゃオトコ女、主に訊きたい事がある」

紅孩児「紅孩児。別に男扱いは普段の格好から仕方ないけど、流石にその呼び名は嫌かな」

八戒「ほ、これは失敬。して、紅孩児よ、何故牛魔王は玄奘三蔵を狙う?」

沙悟浄「?不老不死の為じゃ無いのかい?」

八戒「牛魔王ともあろう者が、そんなエサで躍起になるとは思えんの。と言うかとっくに不老では無いのかあの御仁は」

孫悟空「…あ、確かに。私がそーなんだから、お兄ちゃんだって」

紅孩児「……ふふ、一番厄介なのはもしかして貴女かもね、元帥さん」

八戒「今は猪八戒、じゃ」

紅孩児「流石だよ、八戒さん。もちろんそんなチャチな理由じゃあ無い。……ん〜、コレ、何気に機密事項ぽいんだけど………ま、別に僕は口止めされてないから、良いか」

沙悟浄「なんだい、勿体ぶるんじゃないよっ」

紅孩児「彼、玄奘三蔵はね、生まれ変わりなんだよ。金蝉子のね」

悟空「こんぜんじ?誰?」

紅孩児「釈迦如来の二番弟子」

八戒「…!」

沙悟浄「へえ、お釈迦様の!さすが旦那様…って、どーしたんだい姐さん」

悟空「あ、いや、お釈迦様って聞くと昔のトラウマが。ごめんなさいごめんなさい落書きしてごめんなさい」

紅孩児「つまり父が欲してるのは、玄奘三蔵の肉体じゃない。その魂だよ」

八戒「…成程。それほどの魂を喰らえば、不老不死どころではないの。どれだけ強大な力を手に出来ることやら」

紅孩児「そんな普通じゃ考えられないゴチソウが、なんと脆弱な人間の中に有るんだ。ま、僕個人は興味無いけど」

八戒「……なんとも、大きな話になってきたもんじゃわい」

沙悟浄「ほら戻ってきな姐さん、せっかくシリアスな空気なのに」

悟空「オシッコひっかけてごめんなさい握り潰さないで痛い痛い痛い」

紅孩児「ふふふふ、可愛いなあ悟空は。さて、もっと悟空を愛でてたいけど、そろそろ僕も湯疲れしそうだ。またね、悟空♪」

悟空「そんな煮えた鉛とかやめて熱い熱い……はっ!え、あ、ここどこ?あったかい!温泉だ!」

沙悟浄「姐さんしっかり」
76:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/13(火) 20:21:34 ID:3X4esBKi6.
紅孩児「ふふっ。それじゃ、僕はこれで。この宿は料理も絶品だから、楽しんできなよ。アディオス」




沙悟浄「…はん。何がアディオスだよ気障ったらしい」

八戒「……このことは、師匠殿には黙っておけい。良いな」

沙悟浄「そうさね。こうなってくると天界の奴等もキナ臭いよ。アタイの惚れた男使って、何させる気なのか」

悟空「…うん。……ところでなんの話か私にもわかりやすく」

八戒「わからんならノリで『…うん』とか言うでないわボケ姉者」

沙悟浄「姐さんには難しい話だからねぇ。後でゆっくり教えてあげるよ」

悟空「あれー私、姉弟子のはずなのに。この末っ子みたいなポジションはなんだろう」





三蔵「いよっしゃ5連勝!」

小龍「…くっ」

三蔵「ぷーくすくす。『先生なんかに負けるとかありえません』だっけ?ぷーくすくす」

小龍「………」

三蔵「竜王様の息子と言えども、子供は子供だなぁ!まだまだ青い青い!」

小龍「…卓球ぐらいでそんな威張らないで下さいよ。大人げない」

三蔵「顔真っ赤だよ?悔しいの?泣いちゃうの?」

小龍「……かい」

三蔵「うん?」

小龍「…もう一回です!はやく!」

三蔵「お前可愛いなぁ」
77:🎏 名無しさん@読者の声:2013/8/14(水) 00:13:15 ID:to75ojTlrM
シャオくんに萌え禿げた
かわいすぎるぅぅぅぅぅ
78:🎏 名無しさん@読者の声:2013/8/14(水) 12:54:46 ID:osCtcCqDjo
っヅラ

っCCCCC
79:🎏 ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/8/15(木) 00:59:54 ID:ktMWpaB226
ガラッ

悟空「おっ師匠さまーっ!」

三蔵「しーっ。起こしちゃかわいそうだろ」

悟空「あやシャオくん、寝ちゃってるんですか」

三蔵「メシ食ってる時もうつらうつらしてたからなー。やはり卓球の疲れが出たか」

悟空「あんまりイジメないであげて下さいよ。まああの悔しそうなシャオくんは眼福でしたグッジョブですお師匠さま」

三蔵「うむ、エエもん見たっ!ん、ところで八戒と悟浄はどーした?まだ呑んでんのかアイツら」

悟空「悟浄ちゃんは酔い醒ましに散歩してくるって。八戒ちゃんは『ガマン出来んちょっと遊んでくる。師匠殿には内緒じゃぞ!』って言って夜の町に消えてった」

三蔵「あんの助平メイド」

悟空「まあ私が居れば大丈夫大丈夫!妖怪が何万と襲ってきてもチョチョイのグチャッです!」

三蔵「ほほう。じゃあ例の牛魔王とやらが来ても守ってくれよ一番弟子」

悟空「この宿だと裏口から東の森へ抜けるのがベストですね。まず窓から中庭に降りてそっから猛ダッシュ」

三蔵「ヘタレ毛玉め」

悟空「怖いもんは怖いんです」

三蔵「正直でよろしい」

悟空「だいたいお師匠さまは怖がらなさ過ぎですよ。お兄ちゃんの軍勢ったらそれこそ万超えですよ?よく怖くないですねぇ。それとも基本現実逃避してるんですか?」

三蔵「バカヤロウ俺にだって怖いもんくらいあるわい。例えばだな……」

悟空「幼女怖いとか無しですよ」

三蔵「そう言えばお前がたくさんの幼女を連れてきてくれるワケでも無いだろ。いや、そうじゃなくて…」

小龍「……くぅ…くぅ…」

悟空「?」

三蔵「温泉入ったじゃん?」

悟空「はい。良い湯でしたねぇ♪」

三蔵「ぶっちゃけ小龍くんのお尻にドキドキしてた俺が怖い」

悟空「うわあそれは怖い超怖い」
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名前:
sage:


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