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少年「ボクが世界を変えてみせる」
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1:🎄 名無しさん@読者の声:2012/12/23(日) 21:21:41 ID:apUuk9iOiY
むかしむかしのことです。
世界は深い緑が生い茂り、深い青が寄り添うように流れる清らかな一つの円でした。
穢れを知らず、怒りも悲しみもなく、渇くことのない喜びが波立てる大地は
争いを寡黙に、繋がりをおおらかにしました。


569:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/7(日) 14:32:31 ID:JLKlcntD3Q
カロル「人間のこと、もっと勉強するよ。
それからルーボイくんの言うようにしてみるね?」

ルーボイ「はぁ?勉強…?」

カロル「うん。そうしたらズーンとしてドシーンっていうのも分かるようになると思うから」

ルーボイ「やめとけよー。勉強なんてつまんねーぞ?」

カロル「そうかな?知らない事を覚えるのって楽しいよ?」

ルーボイ「うぇー…。やめろよ。聞きたくねー」

カロル「楽しいのに?」

ルーボイ「…母ちゃんの前で勉強の話すんなよ?」

カロル「どうして?」

ルーボイ「いいから!絶対すんなよ!勉強しろってうるせーに決まってんだから!」

カロル「う、うん…」
570:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/7(日) 14:34:03 ID:zOFUY7O9qk
ペチャクチャ

ルーボイ「ぜんぜん入ってこねーな?」

カロル「うん。大事な話をしてるのかも」ペラ

ルーボイ「ふーん…。なぁ、それおもしれーか?」

カロル「おもしろいよ?ルーボイくんも読む?」

ルーボイ「いいよ。ってか俺のだから、もう読んだし」

カロル「あ、そうだよね?」テレッ

ルーボイ「子供ん時はそういう絵本に夢中だったなぁ」

カロル「(今も子供だと思うけど…)」ペラ

ルーボイ「でも、やっぱ外で遊んだ方がおもしろいなぁ」

カロル「ルーボイくんはすごく元気だもんね?」

ルーボイ「おう!遊んでたらあっという間に日が沈んじゃうからな!」

カロル「あはは!さすがだね!」ペラ
571:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/7(日) 14:36:39 ID:JLKlcntD3Q
ルーボイ「なぁ、なぁ。それってどんな話だっけ?」

カロル「えっとね。迷子になった子供が色んな動物に助けてもらって、お母さんの所に帰るお話だよ?」ペラ

ルーボイ「ふーん。ガキくせーなぁ」

カロル「そう?ボクは素敵だと思うな?」

ルーボイ「そうかー?なんかありがちじゃん」

カロル「ほら、見て?」ヒラッ

ルーボイ「ん?」

カロル「ウサギが寂しがる子供に唄を歌ってあげてる?」

ルーボイ「そうだな…?」

カロル「種族が違っても分かりあって、助け合えるんだ。
このお話には大切なことがいっぱい詰まってるよ?」

ルーボイ「…だって嘘っぱちだろ。俺らは動物となんか話せねーぞ?」

カロル「話せなくてもいいんじゃないかな。
言葉じゃなくても伝えられることってあるでしょ?」
572:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/7(日) 14:38:08 ID:JLKlcntD3Q
ルーボイ「俺は分かんねーな。動物嫌いだし」

カロル「そうなの?」

ルーボイ「お前の犬だってでかいし、うるさいしイヤだったなぁ」

カロル「そ、そう?マルクは賢くていい子だよ?」

ルーボイ「そうか?あいつすっげー吠えるぞ?」

カロル「マルクは人懐こいから、きっと遊びたがってるんだよ?」

ルーボイ「やだよ、あいつと遊ぶのなんか!」

カロル「そんな言い方は良くないよ。マルクは友達なんだから!」


ルーボイ「な、なに怒ってんだよ?」

カロル「怒ってないけど、マルクを悪く言われたくない…」

ルーボイ「じ、冗談だっつの…」

カロル「…そっか。冗談だったんだ。大きな声出してごめん」

ルーボイ「別に…いいけどさ」

カロル「そういえばおやつがまだ残ってるね。食べないの?」

ルーボイ「え…あ、あぁ…。食うよ」
573:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/7(日) 14:39:56 ID:zOFUY7O9qk
カロル「」ペラ

カロル「……」

カロル「」パタン

ルーボイ「読み終わったのか?」

カロル「うん…」

ルーボイ「それ、やるよ」

カロル「へ…?いいよ?悪いじゃない?」

ルーボイ「俺、もうそんなガキくせーの読まないからいらねーし」

カロル「でも…」アセアセ

ルーボイ「めんどくせーな!いいから持ってけっつーの!」グイグイ

カロル「わっ!」

ルーボイ「…さっきマルクの悪口言ったのも、それであいこだからな?」

カロル「そんな…もう気にしてないよ?」

ルーボイ「……」ムスッ

カロル「ありがとう?」ニコッ

ルーボイ「…ふん!」プイッ
574:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:11:35 ID:J./Ghkr/nw
カロル「この絵本、大事にするね!」ニコニコ

ルーボイ「別にいいっつの。どうせいらなかったし」

カロル「あ、ちょっと待ってて?」ゴソゴソ

ルーボイ「なんだよ?」

カロル「はい!」スッ

ルーボイ「アメか?」

カロル「お返しにあげる!」

ルーボイ「そういえば前にもくれたよな?」

カロル「えへへ。変装して来た時に貰ったんだ!」

ルーボイ「あー!お前が女のふりした時だろ!」

カロル「うん、あの時は恥ずかしかったなぁ…」テレテレ

ルーボイ「あん時は俺もパッチもお前がホビットなんて思わなかったぞ?」

カロル「そうだよね?
ボクも、あれから二人と友達になれるとは思わなかったもの」

ルーボイ「へへ!ほんとだな?」
575:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:13:27 ID:RneutkhE8s
ガチャッ

メイキ「……」

ルーボイ「母ちゃん、おかえり!早かったな!」

カロル「」ペコリ

メイキ「…あぁ、ただいま。ケガの具合はどうなんだい?」

ルーボイ「なんともないぜ!ほら、見てくれよ!」

メイキ「……!」キッ

ルーボイ「? どうしたんだよ、怖い顔して?」

カロル「?」キョトン

神父「奥さん、どうでしたかな?」スタスタ

メイキ「神父様の言った通りでした…」

神父「うーむ。やはりな…」

ルーボイ「なんだ…?ケガが治ったのにがっかりしてるぞ?」

カロル「どうしたんだろう…?」
576:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:18:35 ID:J./Ghkr/nw
ルーボイ「帰ってきてからしばらく話してたけど、なに話してたの?」

メイキ「なんでもいいだろ。それより…」ジロッ

カロル「?」キョトン

メイキ「…出ていっとくれ」

カロル「え?」ビクッ

メイキ「聞こえなかったかい?出ていけって言ったんだよ」

カロル「おばさま…?」

ルーボイ「なに言ってんだよ、母ちゃん!」

メイキ「……」ジロッ

カロル「(冷たい目…。今まで何度も見てきた目だ…!)」

カロル「そっか。そういうことなんだ…」ボソッ

神父「おい、行くぞ!」

カロル「はい…」スクッ

ルーボイ「はぁ!?待てよ!」ガシッ

カロル「……」クルッ

メイキ「うちの息子に触んじゃないよ!」バチンッ

カロル「いっ…!」ヒリヒリ

ルーボイ「何してんだよ!?」

神父「……」
577:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:20:32 ID:RneutkhE8s
メイキ「いいから!さっさと手を離しな!」

ルーボイ「意味分かんねーよ!母ちゃんまでおかしくなったのかよ!?」

カロル「やめて、ルーボイくん」

ルーボイ「へ?」

カロル「手、離して」

ルーボイ「お前までどうしたんだよ…?」

カロル「…離して」

ルーボイ「なっ…!」

カロル「ボク、行かなきゃいけないから、ね?」ニコッ

ルーボイ「…分かったよ。離せばいいんだろ?」パッ

カロル「ありがとう」ニコニコ

メイキ「外の井戸で手を洗ってきな!」

ルーボイ「な、なんでだよ?」

メイキ「汚いからに決まってるだろう!?」

ルーボイ「汚いってカロルのことかよ!?」

メイキ「いいからさっさと洗ってきちまいな!」

ルーボイ「ふざけんなよ!こいつは俺の友達だぞ!」
578:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:23:57 ID:J./Ghkr/nw
カロル「お母さんの言う通りにして?」

ルーボイ「……!?」

メイキ「あんたが息子に指図すんじゃないよ!!」

カロル「すみません…」

メイキ「私たちを騙して…腹ん中で笑ってたクセにさ!」

カロル「……」シュン

ルーボイ「な、なんなんだよ?さっきまで、そんな事言わなかったじゃんか!?」

メイキ「あんたが隠してたからだろ!」

ルーボイ「なにがだよ!?」

神父「まぁまぁ、奥さん。そう声を荒げてはいかん」

メイキ「…あぁ、すみません」

神父「…気持ちは分かりますが冷静になられよ。母親が子供に不安を与えてはもとも子もない」

メイキ「…えぇ」

神父「ルーボイ君と言ったか。君もお母さんに対して少し言い過ぎだ」

ルーボイ「」ムスッ
579:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:26:02 ID:RneutkhE8s
メイキ「もう…連れていってください」

神父「そうですな…」チラッ

カロル「分かってます」コクリ

ルーボイ「…カロル、どうしたんだよ?お前、なんか変だぞ?」

カロル「…なんでもないよ」

ルーボイ「……」

カロル「楽しかったよ!バイバイ?」フリフリ

ルーボイ「お、おう。またな…」

ガチャッ バタンッ

ルーボイ「」ポツン

メイキ「手、洗いなよ?」

ルーボイ「……」
580:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:27:38 ID:RneutkhE8s
――村(民家周辺)――

神父「…む?お前の母親がおらんな?」

カロル「……」

神父「ここで待ってるように言ったのだがな」

カロル「…ボクがホビットなの、おばさまに話したんですか?」

神父「」ギクゥッ

神父「……し、知らんよ」

カロル「話したんですね?」ジト

神父「うっ!いや、待て!私はだな…!」アタフタ

カロル「気にしなくていいです」

神父「おっ?」

カロル「…一つだけお願いしていいですか?」

神父「な、内容にもよるが…言ってみろ」

カロル「お母さまには内緒にしてください」

神父「先ほどの事を、か?」

カロル「はい。心配かけたくないから…」

神父「ま、まぁ構わんが…」タジタジ
581:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:29:25 ID:RneutkhE8s
スタスタ

母「あ、二人ともいたのね?」

カロル「お母さま!」

神父「……」

母「遅かったから、少し向こうで畑を見てたの。どれも立派に実って、素敵だったわ?」ニコニコ

カロル「そうだったんだ。待たせちゃってごめんなさい?」

母「いいのよ?それじゃ行きましょうか」

神父「うむ」

カロル「はーい!」
582:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:31:59 ID:J./Ghkr/nw
母「それにしてもずいぶん長かったんですのね?」スタスタ

神父「む?ま、まぁアレだな…」スタスタ

母「アレ?」

神父「いや、その…ま、まぁアレだ」

母「何かあったんですか?」ジロリ

神父「」ギクギクッ

カロル「ボクが帰りたくないって、わがまま言っちゃったんだ。
それでみんなを困らせちゃって…。えへへ」

母「そうなの?」

神父「あ、あぁ!そうだ、そうだ!まったく手を焼かせおって!」

カロル「あはは。ごめんなさい」ニコニコ

母「怪しいわね…」

神父「な、なにぃ!?」

母「だって様子が……」

「おーい!!」タタタッ

母「」ビクッ

神父「ひぃっ」ビクッ

カロル「……?」クルッ
583:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:33:48 ID:J./Ghkr/nw
ルーボイ「おい!カロル!」

カロル「ルーボイくん…?」

ルーボイ「母ちゃんの言ったこと、気にすんなよ!」

カロル「うん…」

母「……?」

ルーボイ「あ、カロルの母ちゃん!」

母「久しぶりね?元気だった?」ニコニコ

ルーボイ「おう!元気だぞ!」

母「そう?よかったわ?」ニコニコ

カロル「ルーボイくん、家に帰った方がいいよ。怒られるよ?」

ルーボイ「大丈夫だよ。手ぇ洗うっつってきたから!」

カロル「そうなんだ…」

ルーボイ「つーかお前、ひどいじゃんか!」

カロル「へ?」

ルーボイ「いきなりそっけなくしやがって!」

カロル「…ごめん。ああいう時はどうにもならないって知ってたから」

ルーボイ「ふん!ひでーよな。母ちゃんには後で言っとくよ!」

カロル「いいよ。しかたないことだもの」

ルーボイ「そんな訳にはいかねぇよ!」

カロル「それよりパッチくんを気にしてあげて?」

ルーボイ「……!」

カロル「ボクは宣教師さまを助けるから、ルーボイくんはパッチくんを、ね?」

ルーボイ「……よっしゃ!任せとけ!」グッ

カロル「お互いがんばろう!」グッ

母「」ニコニコ

神父「……」
584:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:38:08 ID:J./Ghkr/nw
カロル「じゃあ、そろそろ行くね?」

ルーボイ「おう!またな!」

カロル「うん!また!」スタスタ

母「」スタスタ

神父「」スタスタ

ルーボイ「……」

ルーボイ「カロル!」

カロル「?」クルッ

ルーボイ「前に約束したよな?また遊ぶって!」

カロル「うん!」

ルーボイ「今日のは無しだぞ!パッチも宣教師様もいなかったから!」

カロル「……?」キョトン

ルーボイ「もし、このまま会えなくなったら約束破りだからな!」

カロル「……」

ルーボイ「宣教師様と一緒に帰ってこいよ!
その時にはパッチも見つけとくから、遊ぼうぜ!」

カロル「…うん!!」

ルーボイ「約束破ったら許さないからな!」

カロル「守るよ!絶対!」

ルーボイ「へへっ!」ニカッ

カロル「えへへ!」ニコッ
585:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/12(金) 20:39:37 ID:RneutkhE8s
タタタッ

母「行っちゃったわね」ニコニコ

神父「声のでかい子だ。さっきまで大ケガを負っていたとは思えん…」

カロル「ふふ!お母さま!神父さま!行こう?」タタタッ

母「あらあら、そんなに走って。転んでも知らないわよ?」ニコニコ

神父「急にはしゃぎおって…ケガ人を走らせる気か!」

カロル「ほら、はやくー!」

母「ふふふ!もう!しょうがない子ねぇ!」タタタッ

神父「だから!私はケガをしてると言っとろうが!」スタスタ
586:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/15(月) 18:17:10 ID:xrFLp2O0Vk
―――森―――

スタスタ


???「あー!お前、どこ行ってたんだよ!?」

ラム「…バンパ」

バンパ「全然戻ってこないから心配したぞ!」

ラム「ごめんごめん。ちょっとね」

バンパ「朝にはここに戻ってくるはずだったろ。
もう夕方だぞ!何してたんだ?」

ラム「たまたま同族を見かけてね」

バンパ「同族?俺たち以外のホビットがいたのか?」

ラム「うん。この森に住んでるんだってさ」

バンパ「なんでこんな所に?
自然豊かな田舎じゃあるけど、教団のお膝元だぞ?」

ラム「さぁね。そんなのボクの知ったことじゃないよ」

バンパ「なんだそりゃ?会ったんじゃないのか?」

ラム「…そんな事よりさ。シープは?」

バンパ「バカ!お前を探しに行ったに決まってるだろ!」

ラム「一人で?シープはまだ子供だよ?
バンパが探しに行けばよかったじゃないか」

バンパ「交代で探してたんだよ!
それに黙っていなくなったお前が言う事じゃないだろ?」

ラム「…それもそうだね」
587:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/15(月) 18:22:15 ID:6Oet8Id.lc
ラム「でも黙っていなくなった訳じゃないよ?
人間の臭いがする所にいたくなかっただけ」

バンパ「お前はいっつもそう言って、屋内で寝たがらないよな?」

ラム「逆に聞きたいね。なんであんなとこで寝れるんだい?」

バンパ「どこで寝ようが同じだろ。ちょうど人間もいなかったしな」

ラム「ふーん…」

バンパ「そういえばお前がいない間にシープがやってくれたぞ?」

ラム「何を?」

バンパ「ずっと追ってたクズ野郎を殺したんだよ!」

ラム「…ヘマトの人間?」

バンパ「おう。奴の方からのこのこ教会に来たらしい。
罠を張っておいて正解だったな!」

ラム「罠って言っても入り口に紐を張っただけだろ?」

バンパ「あぁ。だがそれが活きた!俺の作戦勝ちだな!」

ラム「なに言ってんのさ。どうせ何もしてないんだろ?」

バンパ「うっ…し、しょうがないだろ!俺は寝てたんだから!」

ラム「…いい大人が子供に見張り任せて寝てるんだもん。情けないよ」ヤレヤレ

バンパ「う、うるさいな!ちゃんと交代してんだからいいだろ!
それにお前がわがまま言わなきゃ3人で交代出来たから、1人が寝る時間も増えるんだぞ!」

ラム「それは悪かったね」

バンパ「シープの奴も始末した後、俺を置いてきぼりにしかけたし、お前らって俺に冷たいよな」ブツブツ
588:🎄 ◆WEmWDvOgzo:2013/4/15(月) 18:25:20 ID:/c7iUBA6B6
ラム「それで死体はどうしたの?」

バンパ「ん?そのままだよ。
人間なんか埋めてやる気も起きないしな」

ラム「ふーん。いいの?足がつくかもしれないけど?」

バンパ「別にいいだろ。どうせすぐに別のとこに行くんだから」

ラム「能天気だよね、ホント。あんまり目立ちたくないのにさ」

バンパ「お前に言われたくないよ。いつも真っ先に人間を襲うくせに」

ラム「僕は見境なくやってる訳じゃないし、場所と状況は弁えてるつもりだよ」

バンパ「よく言うぜ…」ハァ
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名前:
sage:


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