姉「中学時代はあんなに純真無垢だったのに…一体何故…?」
弟「姉よ、朝からブツブツ怪しいぞ」
姉「起きていたのか」
弟「当たり前だ。こうして朝の挨拶をしにきて何が悪い?」
姉「ここだけを聞けばまともなのだがな」
弟「改めておはよう。姉と姉の豊満な胸よ」
姉「いいやがったよこいつ」
622: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:51:11 ID:2BBUCgR206
弟「ただいまー」ガチャ
弟「ふぅ…明日からいよいよ三日間の定期試験か…」
弟「そういえばお嬢様との賭けがあったな。負けるわけにはいかないが…」
弟「まあ、勉強でもしよう」
弟「・・・・・・」
弟「・・・うん。無駄だな」
弟「仕方ない。掃除だな」
弟「む!?これは…」
弟「姉に捨てられたと思っていた爆乳大全!!こんなところに隠されていたのか!!」
弟「・・・」
弟「変わった…か、確かにそうかもしれんな…」
弟「胸の角度は体を軸として12〜16°が望ましい。また、上向き下向きにより乳輪の面積に多少の個人差がある。更に乳首の色合いから脂質成分の判断が可能…」
弟「知識としてはあるのに…前に比べれば情熱が着いてこない…」
623: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:56:53 ID:2BBUCgR206
プルルルルル
弟「む?電話か」
弟「もしもし?」
姉「弟、私だ」
弟「姉?何かあったのか?」
姉「いや、明日から定期試験だからな…どうだ?全力を出せそうか?」
弟「なるようになるしかない。というより、電話して大丈夫なのか?」
姉「とりあえずはな。少しだけ無理を言ったが」
弟「・・・」
姉「どうした?弟」
弟「姉、俺は変になってしまったかもしれん」
姉「は?おい、弟?何が…」
ツー、ツー、ツー
弟「切れたか…」
624: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:22:10 ID:D9txi/yolg
友「ういーす…おはよう…」
男「おはようって…どうした?そのクマ」
友「へへ…昨日一夜漬けで試験範囲を片っ端から勉強したのよ…」
男「そ、そうか…」
友「ふふふ…俺だけじゃない…この中に同類がいる!!」
友「それは女!!お前だ!!」
女「な、何を根拠に!!」
友「とぼけるなよ〜、さっきから妙に目をゴシゴシしてるのが動かぬ証拠だぜぇ?」
女「くっ!!確かに昨日は一夜漬けしたわよ…」
友「お前も同類なんだよ!!いくら頭がよくなったからって不安なのは不安なんだよ!!」
お嬢様「ちなみにどれくらい勉強しましたの?」
女「え?えっと…」
女「12時まで…した」
お嬢様「・・・」
友「真面目ちゃんか!?」
625: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:27:44 ID:IGFgpVzJso
女「な、何よ!?あたしは11時にはいつも寝てるのよ!?一時間頑張ったのよ!?」
友「真面目ちゃんだった!!」
お嬢様「まあ、一時間くらいが身のなる勉強時間ですからね」
友「え゛」
男「はは、ドンマイってことだ。友」
男「お前は勉強なんかしてないんだろ?弟」
弟「・・・」
男「弟?」
弟「zzz」
626: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:31:21 ID:IGFgpVzJso
女「ちょ!?あんたなに寝てんの!?」
弟「ん…ああ…」
男「弟の霊圧が消えた…!?」
友「へへ〜?お前も実は不安で一夜漬けするってタイプだったのか…」
お嬢様「信じがたいですわ…」
弟「一夜漬けか…確かにしたな」
弟「部屋の掃除と模様替えを」
友「なんでやねん!!」
女「夜中に掃除する必要あんの!?」
弟「眠くなかったんだ」
友「主婦か!!」
627: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:36:00 ID:D9txi/yolg
男「なんていうか、こういう時、弟だな…」
お嬢様「まあ、わたくしは予想はしてましたが」
弟「・・・皆、聞きたい事があるんだが?」
女「何よ…改まって…」
弟「俺は変わったか?」
女「は?」
友「へ?」
お嬢様「・・・」
628: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:43:16 ID:IGFgpVzJso
男「意味深だな…」
友「変わった…ねぇ」
女「うーん、前より胸に関する事言わなくなったよね」
男「確かにな。いらん解説までいれてくるしな」
友「ただ単純に、おっぱい星人じゃなくなったって事じゃねーのか?」
男「うーん。それはないと思う。多分、語れと言えば語りだすよこいつは」
女「前より、気持ちが入りきってない…のかな?」
友「それ、っぽいな」
629: 名無しさん@読者の声:2013/1/7(月) 23:21:37 ID:iM2L5FqJfI
俺も今日テストだったお
ささくれた心を癒しに来たお
4
630: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 14:38:16 ID:Q1oDtCSZsQ
>>629
支援感謝です
今日は少し更新少なめになります
631: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 14:45:51 ID:Q1oDtCSZsQ
弟「前より?」
女「うん…なんか、頭の中は胸一色?って感じかな」
男「流石にそこまでは酷くなかったぞ?」
友「でも、例えならしっくりくるな」
弟「・・・」
男「どちらにせよ、いい傾向、変化だと思うぜ」
友「確かにな…てか、俺達なんの話してたんだっけ?」
女「試験勉強の話で…一夜漬けで…弟が変わったこと?」
男「なんか…無茶苦茶な図式だな…」
友「って、やべー!!試験だよ!!」
632: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 14:50:27 ID:Q1oDtCSZsQ
女「もう、先生来てるわよ」
友「!」
男「はは、まあ、頑張れよ」
弟「・・・いい変化、か」
お嬢様「いいと思いますわよ。破廉恥なことを言わないあなたも」
633: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:32:13 ID:iqCPsQL3wQ
友「・・・」
男「友、大丈夫か?」
友「ほっといてくれ…」
男「あはは…あまりよくなかったんだな…」
女「弟、どうだった?」
弟「いつも通りだな。予想してた問題が出たりでなかったり。意表を突かれた問題があったんだが…」
お嬢様「それ以外は特に問題無かったですわね」
女「・・・なんか、あんた達はやっぱりあんた達らしいわ」
男「案外、この調子で三日間もすぐ終わるかもな」
634: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:35:53 ID:iqCPsQL3wQ
友「・・・」
男「なあ、友が三日前と全く同じ体制で撃沈してるんだけど」
女「え!?もう三日経ったの!?いきなり過ぎない!?」
男「作者がめんどくさがったせいだな」
弟「やれやれ…」
弟「友、生きてるか?」
友「パト○ッシュ、疲れたろ?僕も疲れたよ…僕も、もう眠いんだ…」
弟「返事がない。ただのネロのようだ」
女「いや、その説明おかしいから」
635: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:39:53 ID:iqCPsQL3wQ
お嬢様「今日はお姉様を迎えに?」
弟「ああ」
女「そっか…いよいよだね」
弟「そうだな…」
友「退院祝いには呼んでくれるんだろうな!?」
弟「さあな」
友「・・・」
男「ま、今はお姉さん第一で考えてやってくれよ。じゃあな」
弟「ああ」
636: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:43:09 ID:zpo9dpEiuU
看護師「姉さん。退院おめでとうございます」
姉「ありがたう」
看護師「今日は弟さんが迎えにいらっしゃるんですよね?」
姉「そうだな…」
看護師「いいですね〜あ、荷物ここにまとめときましたよ」
姉「世話になったな」
看護師「いえいえ、あ、弟さんいらっしゃったみたいですよ。ロビーに行きましょうか」
姉「ああ…」
637: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:46:40 ID:iqCPsQL3wQ
弟「すいません。今日退院予定の姉の迎えですが…」
受付「はいはい。姉さんですね…」
受付「ただいまこちらに向かってますので、しばらくお待ちください」
弟「わかりました」
弟「・・・ふぅ」
医師「おや…?君は」
弟「どうも」
医師「姉さんの迎え?退院おめでとう」
弟「ありがとうございます」
医師「そういえば君には強盗事件の時のお礼をまともに言ってなかったね」
弟「いや、別にそんなの…」
医師「君が起こした行動は姉を救いたい一心だったかもしれないが、結果的に沢山の人の命を救ったんだ。本当に感謝しているよ」
弟「・・・はい」
638: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:49:00 ID:zpo9dpEiuU
姉「弟!!」
弟「姉!!」
医師「さて…では、私はこれで…ごめんね?これから回診だから外向きの言葉遣いしなくちゃいけないからさ。では、お大事に」
姉「・・・」
弟「姉…その…」
姉「積もる話もあるだろうし、まずは家に帰ろう」
弟「ああ」
639: 名無しさん@読者の声:2013/1/8(火) 21:13:11 ID:VfxbsOp2ZQ
ありがたう。
640: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 23:11:09 ID:M2x7A5cHg6
姉「ただいま」
弟「・・・お帰り?」
姉「何故お前が言う」
弟「何故だか言わないといけないような気がしてな」
姉「ふふ、なんだそれは」
弟「・・・ようやく笑ったな」
姉「む?そうか?」
弟「ああ、張り詰めたような顔をしてたからな」
姉「・・・まあ、話次第ではこれから笑ってられんかもしれんがな」
弟「・・・」
641: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 23:14:37 ID:M2x7A5cHg6
姉「さて、まずは電話の事だ」
姉「あれから私がいくらかけても電話に出ようとしなかったな?何故だ」
弟「・・・」
姉「・・・お前は自分の事が変になったと言っていたな、具体的にそれはなんだ?」
弟「以前に比べて胸に対する情熱が薄くなった」
姉「・・・」
弟「これを見つけてな。開いて読んでみたんだが」
姉「お前…」
弟「以前なら…俺も読み進め一つ一つ解読をしてたのだか…今では、何も感じられない」
姉「・・・それがお前にとっての変、か?」
弟「ああ」
286.11 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】