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姉「弟が変になってしまった」
[8] -25 -50 

1: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 17:09:28 ID:52PP2t7zb2
姉「中学時代はあんなに純真無垢だったのに…一体何故…?」

弟「姉よ、朝からブツブツ怪しいぞ」

姉「起きていたのか」

弟「当たり前だ。こうして朝の挨拶をしにきて何が悪い?」

姉「ここだけを聞けばまともなのだがな」

弟「改めておはよう。姉と姉の豊満な胸よ」

姉「いいやがったよこいつ」


602: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 00:48:20 ID:Q1oDtCSZsQ
>>600

ここまでくるとどう終わらせようか悩んでます

支援感謝

はい、今日はなんやかんやで少量更新申し訳ありませんでした

明日はもうちょいマシンにはなると思いますので

今日の投下を終了します
603: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:17:02 ID:7Z2YiUeokA
医師「一応面会出来る状態ですが…面会します?」

友「もち…」

女「あ、ん、た、は!!」

男「友、ここは弟にいかせてやれよ」

お嬢様「そうですわ。わたくし達の出番はここまでですわ」

友「・・・それもそうだな」

友「弟!!バシッと決めてこいよ!!」

弟「・・・何を決めるかわからんが、行ってくる」
604: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:24:04 ID:kTp6neQotk
姉「・・・」

弟「姉」

姉「弟か…」

姉「終わったよ…全部」

弟「・・・」

姉「お前がこうして私を入院させなかったら…私はきっと死を選んでいただろうな」

姉「今だから言えるよ。私は怖かったんだ。お前に嫌われるのが、お前が離れていくのが」

姉「お前を…ずっと…独占したかった…」ポロポロ

弟「・・・」

姉「でも、その度に私は姉だと。弟は弟だと…言い聞かせて…」

姉「でも…やっぱり無理…自分の気持ちに嘘つけない…」

姉「お前に辛い選択を迫って。未来を奪って…それでも私は…お前の事が…」

弟「姉…よく頑張ったな」

姉「!!」

姉「私は…頑張って…ない…頑張ったのは…お前の…」

弟「皆まで言うな…」



医師「(うーん…入りづらい)」
605: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:44:02 ID:7Z2YiUeokA
弟「姉の退院はいつになる?」

医師「え?ああ…」

医師「様子見、精密検査等で…三日後くらいかな」

弟「三日後か…定期試験の直後だな」

弟「必ず迎えにくる」

姉「弟…」

医師「(うわ…いづらい)」
606: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:47:26 ID:7Z2YiUeokA
ウィィーン

友「弟!!どうだ!?」

弟「三日後、定期試験の直後に退院らしい」

友「・・・Oh」

男「なんか、謀ったようなタイミングだな」

弟「全くだな」

お嬢様「わたくしたちは、定期試験を頑張らないといけませんね」

女「うん…お姉さんの為にも」
607: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:52:02 ID:kTp6neQotk
弟「皆、今日はご苦労だった。これで解散だ」

友「はぁ…なんか心臓に悪い1日だったぜ…」

男「主にお前だけな」

友「酷い事を言いやがる」

女「なんていうか…疲れたわ」

男「お前はこれからどうするんだ?」

弟「別に、家に戻るだけだが?」

友「あり?今日はバイトないの?」

弟「店長が来るなと」

女「へぇ〜あんた頼りにされてたのに?」

弟「何か訳ありらしいな」
608: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:55:38 ID:kTp6neQotk
友「んじゃま、とにかく俺は帰らせてもらうわ」

男「俺もだ。じゃあな、皆」

女「ごめん。あたしも帰らないと。また明日ね」

弟「ああ…」

弟「さて…どうする?」

お嬢様「どうするとはなんですの?」

弟「立ち話もなんだ、喫茶店にでも入るか?」

お嬢様「エスコートはお任せしますわ」

弟「じゃあ…いくか」
609: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 13:00:41 ID:kTp6neQotk
カランカラン

「いらっしゃいませー」

お嬢様「・・・」

弟「・・・」

お嬢様「で?話ってなんですの?」

弟「お前なら何か知ってそうな気がしてな」

お嬢様「・・・」

弟「ランジェリーショップから、妙にお前だけ静かだったな」

お嬢様「気のせい、とは思わないんですの?」

弟「思いたかった。だな」

お嬢様「・・・」

お嬢様「隠し事は無駄なようですわね…いいですわ。しばらくお待ちくださる?」

お嬢様「もしもし?わたくしです。待ち合わせの場所を変更しますわ…場所は…はい。待ってますわ」

弟「待ち合わせをしてたのか?」

お嬢様「ええ、場所をこちらに変更しましたわ」

弟「いいのか?」

お嬢様「構いませんわよ。関係してますし」
610: 名無しさん@読者の声:2013/1/6(日) 13:51:08 ID:r2FnmB6dc2
つ 支援
つ 私怨
つ 紫煙
つ sien
つ 豆乳
611: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:33:16 ID:n8gUqnX.1k
カランカラン

弟「来たみたいだな」

お嬢様「ええ」

店長「お待たせ…って、え?」

店長「なんで…いるの?」

弟「それはこちらのセリフだ。心臓に悪い」

店長「全然悪そうじゃないわね…友達だったからまさかとは思ったけど…」

お嬢様「因みに、今日の事は偶然ですからね」

弟「なるほど…今日来なくていいというのはこういう事か」

店長「ま、話したい事は色々あるでしょうけど、まずはこちらを終わらせてね」
612: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:37:59 ID:n8gUqnX.1k
店長「で?どういう魂胆なの?」

お嬢様「魂胆も何も、利害が一致してるだけの話ですわ」

店長「ほんっと、好きになれないわ…」

お嬢様「誉め言葉、として受け取って起きますわ」

店長「仮にその話、乗ったとして、うちのスタッフ達はどうなるの?」

お嬢様「さあ?本社に回収されるんじゃないですの?」

店長「あの子も、私を慕ってついてきてくれたのよ?」

お嬢様「スタッフはこちらでも用意しますわ。どこも同じようなものです」
613: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:44:13 ID:n8gUqnX.1k
弟「すまん。話がよく読めないのだが」

お嬢様「・・・」

店長「一応、この子もスタッフなんだけど、どうするの?」

お嬢様「本社と契約してるなら…解雇という形になりますわね。アルバイトですし」

店長「契約はしてないわ。私とだし」

お嬢様「なら、問題はありませんわね」

弟「なあ、本当になんなんだ?」

店長「・・・この子が、うちの店の経営権を買い取るって言うのよ」

弟「!!」

お嬢様「何か不都合でもありますの?」

店長「不都合っていうか…不都合だらけで逆に無いわよ」

弟「店の経営権を買い取って何をするつもりなんだ?」

お嬢様「・・・言わせる気ですの?」

弟「大体想像はついてるがな」

お嬢様「なら言いませんわ」
614: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:50:37 ID:n8gUqnX.1k
弟「よくは分からんが、いいのではないか?」

店長「は!?」

弟「俺達が目指す理想に近づくと思うし、俺は別に構わないぞ」

弟「ただ、お嬢様が用意するスタッフとやら次第だがな」

お嬢様「最高の人員を保証しますわ」

店長「そうね…確かに…理想的な条件なのよね…」

店長「でも、長年一緒にやってきたあの子達を裏切るような感じがして…」

弟「もしも店員達を案じてるなら…条件を飲むべきだと思う」

弟「長年一緒にやってきたなら、きっとついてくるだろうし、少なくとも給料やら扱いやらは改善はされるぞ?」

店長「・・・」
615: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 23:38:27 ID:.f1NH6m4X6
店長「ここが、決断の時かもね…」

店長「いいわ。その条件飲みます」

店長「でも、いくつか条件があるわ」

お嬢様「なんですの?」

店長「まず、店員店にはそれなりの優遇をすること。次に勝手に人員移動しないこと。最後にうちの経営方針に口出ししないこと。出来る?」

お嬢様「わかりましたわ」

店長「交渉成立、ね」

616: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 23:43:50 ID:.f1NH6m4X6
店長「でも、どうやって買い取るつもり?」

お嬢様「金に物を言わせれば楽勝ですわ」

店長「・・・そう」

お嬢様「それで?弟さんは?」

弟「ん?まあ、なんというか…大部分は理解できたな」

お嬢様「察するに、私と店長さんの関係って所ですか?」

弟「まあ」

お嬢様「確かに出会うまでは他人でしたわ」

弟「まあいいか。職場がなくなるわけではないし」

弟「そうだ。姉は無事に手術成功しました」

店長「あら、良かったじゃない。これでうちで働く理由は無くなったんじゃない?」

弟「とりあえず期限いっぱいまでは頑張らせてもらう」

店長「期待してるわよ〜じゃ、私はこれで」

カランカラン
617: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 23:48:18 ID:OVSWlYCIKk
皆さんこんばんは

早速ですがお嬢様、>>610を見てくれ。こいつをどう思う?

お嬢様「しえん。という字を変換したみたいですわね…」

違う違う。一番下

お嬢様「豆乳…ですわね?」

そう。それ

お嬢様「これがどうかなさいましたの?」

ぶっかけていい?


お嬢様「何故ですの?」

いやぁ、白くてベタベタした液体まみれのお嬢様を想像いたしましてね

お嬢様「牛乳風呂に浸かってるのではないんですの?」

・・・ああ、うん。やっぱりお嬢様には意味が通じないか

お嬢様「?」

今日の投下を終了します
618: 名無しさん@読者の声:2013/1/7(月) 00:18:38 ID:iM2L5FqJfI
紫煙
っていうのみるたび、
近所の紫雲っていう地名を思い出すんだ


豆乳か・・・
無知で純粋な女の子っていいよね。
紫煙
619: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:36:07 ID:RAo/q.JuHo
>>618

紫煙という字で私は紫煙燻らすという文を思い浮かべますな

無知で純粋な女の子に色々教え込む…ゴクリ

支援感謝
620: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:40:06 ID:RAo/q.JuHo
お嬢様「さて…これからどうしますの?」

弟「そうだな…試験の方はどうだ?」

お嬢様「楽勝。ですわね」

弟「そうか…」

お嬢様「あなたはどうなんですの?数日の間に色々色々起こりましたし」

弟「なるようになるしかないだろうな」

お嬢様「・・・あなた、変わりましたわね」

弟「俺が?」

お嬢様「ええ」
621: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:44:13 ID:2BBUCgR206
お嬢様「出会った頃は胸の事しか頭にない破廉恥な人と思ってましたけど」

弟「酷いな」

お嬢様「今は…というより、元からなんでも出来たのではないですの?」

弟「ただ単純な長引いたから作者がキャラ崩壊させたからな…」

お嬢様「何か言いました?」

弟「なんにも」

弟「そうだな…変わった、か。確かにそうかもしれん」

お嬢様「案外自分の変化には気づかないものですわ」

弟「それもそうだな」

お嬢様「それでは、わたくしはこの辺りで。また明日お会いしましょう。ごきげんよう」

弟「ああ」
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