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魔王「何でイチャイチャちゅっちゅできないんだよ!」
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1: :2012/9/14(金) 23:05:11 ID:4.MWSg5KoU
書きたいことが出来たので、以前書いてたSSの続きを書かせていただきます。
お手数おかけして申し訳ございませんが、知らない方は前作から読んだ方がいいと思います。
一応貼っておきます。前作→http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1316008982/1-10

基本長いので携帯だと読めなくなる可能性があります。また、支援返レスを飛ばして読みたい方もいらっしゃると思います。
それらに該当する方は、本編とわけてまとめたので、こちらから読んでみてください。→>>981-984

注意事項は以上です。何卒よろしくお願い致します。


57: 今回はここまで:2012/9/18(火) 21:38:08 ID:4.MWSg5KoU
魔王「というわけで、今日泊まらせてよー!むさ苦しいこの集落なら問題ないから!」

マンゴー「ええ、まあ女性もいないこの集落ですからね。って、マンゴーの方が生き残るのかよ!?」

魔王「なんかどっかでかい家でさー!皆で泊まってさー!まくら投げとかしたいんだよ俺!」

マンゴ「あーじゃあオークの家でいいでしょう。あいつん家、無駄にでかいんですよ。……嫌な予感がする」つ○

魔王「ごめんね、マン○⊂「そおい!」我儘に付き合わせて」

マン○「はあはあ……いえ、構いませんよ。いやあ、悪い予感が当たってしまいましたよ」

側近「本当に悪いな。とりあえずオークの家に案内してくれ」

マン○「わかりました。それではついてきてください」



マン○「……え?俺の名前、これで固定?」
58: 名無しさん@読者の声:2012/9/18(火) 22:14:19 ID:9vMueoL5s2
マンまるってことだよなww
つまり太ってるってことだよなwww

頑張れマン◯

C
59: :2012/9/19(水) 22:25:33 ID:4.MWSg5KoU
>>58
他サイトでまとめられてたSSの話なんですけど。
○ックス←この丸の中に何が入るか、みたいなSSを読んだんですよ、俺が。
それで、俺の場合はどうあがいても、さ行のえ段が入ってしまう始末でした。
もちろん他にも成り立つ文字はあるんですが、真っ先に浮かんだのはさ行のえ段でした。
大きくなって知識が増えたと同時に、ここまで汚れてしまったんだなあって、みつを風に呟いてしまいました。
マン○をマン丸と読めるような、そんな純真さを取り戻したいと願う今日この頃です。

あと、支援ありがとうございます。
60: :2012/9/19(水) 22:26:37 ID:4.MWSg5KoU
マン○「うわあ、マジでこれで固定かよ……ここです」

魔王「おー。けっこうでかいねー」

側近「魔王様、魔王城ではないんですから迷惑とかかけちゃ駄目ですよ」

魔王「わかってるよー。それじゃドアをノックして……こんばんはっ!」

オーク「はーい、どなたですかー……うわーお!?ま、ままま、まままま、魔王様!?」

魔王「……皆似たようなリアクションだね」

側近「過去に反逆の意を示してるわけですからね。そりゃ気まずいでしょう」

オーク「ど、どうして魔王様がここに!?」

マン○「それは俺から説明するよ」

オーク「……どちら様ですか?」

マン○「ゴブリンだよ!いや、名前表記は劇的に変わったけど、顔見てわかってよ!」
61: :2012/9/19(水) 22:27:25 ID:4.MWSg5KoU
マン○「……ってわけだ」

オーク「なるほど……魔王様と側近様、あとマン○の三人くらいなら別に泊まっても問題ないですけど」

魔王「本当?ありがとう!」

オーク「しかし魔王様と一緒に泊まる日が来るとは……あ、飯用意しますね。マン○、料理手伝って」

マン○「いいよ。魔王様方はお休みください」

魔王「いやー二人にだけ作らせるのも悪いから俺も手伝うよ。皆で作った方が楽しそうじゃん!」

側近「……それは俺にも作るの手伝えと言ってるんですか?」

魔王「当たり前じゃん!野郎の野郎による野郎のための料理といこうよ!」

オーク「鍋でいいですか?」

魔王「いいよいいよー!皆で具材ザクザクしようよ!」

側近「男四人も集まらなくたってできるでしょうに……」
62: :2012/9/19(水) 22:28:15 ID:4.MWSg5KoU
魔王「鍋が出来たよー!」

側近「シンプルな水炊きですねえ……」

オーク「男の料理なんてシンプルが一番ですよ」

マン○「たれはポン酢でいいですよね?」

魔王「でも僕はオリーブオイル!」

側近「もこみち気取ってんじゃないですよ。普通に食いましょうよ」

魔王「あ、Wiiあるじゃん!スマブラやろうよ、スマブラ!」

側近「食事中に遊ぶんじゃありません!」

オーク「……完全に親と子だ、これ」

マン○「本当に中世ファンタジーなのかどうか、よくわからん世界観だよな……」
63: :2012/9/19(水) 22:29:51 ID:4.MWSg5KoU
魔王「スマブラで負けた側近が鍋の片づけ係ね!」

側近「いや、三対一とかされたらそりゃ負けるでしょう!?何なんですか、この理不尽!?」

魔王「オーク!マン○!いえーい!!」ハイタッチ

オーク「い、いえーい」ハイタッチ

側近「ちっ!腐れゲーオタ租チンが……じゃあ鍋洗ってきますよ」

魔王「今凄い悪口言われたと思うんだけど!?……まあいいや、頑張って」

魔王「いやー遊びつつ鍋つついてたらすっかり遅くなっちゃったね!」

マン○「魔王様方は旅の途中の身です。明日も早いことでしょうし、今日はもう休み……」

マン○「……ゴッグ!」マクラボフッ

魔王「へいへーいwwwまくら投げの時間だぜーww」

オーク「そっちがその気なら、こっちもいきますよ!そい!」マクラポーン

魔王「ズゴック!……ふっふっふ、やったなーこのー!」マクラポーン
64: :2012/9/19(水) 22:30:55 ID:4.MWSg5KoU
マン○「純粋に戦いを楽しむ者こそ!」マクラポーン

魔王「自分を捨てて戦える者には!」マクラポーン

オーク「その股ぐらにロケットパーンチ!」マクラポーン

マン○「アッー!」マクラボフッ

側近「うっせーんだよ、お前ら!いい加減にしろ!」ドタドタ

魔王「先生来たぞ!電気消せ!寝たふりしろ!」

側近「修学旅行か!魔王様、ちょっとこっち来てもらいますよ!」

魔王「ちょ、先生!遊んでたの俺だけじゃないですよ!」

側近「誰が先生ですか!罰として魔王様も食器とか洗うの手伝ってください!」

魔王「おーい、お前ら!お前らもこっち来いよ!」

オーク「……んん……ん〜」zzz

マン○「う〜ん……んぐぅ〜……」zzz

魔王「うわあ、狸寝入りだよ!地味にうまいし!」

側近「どうせ首謀者は魔王様でしょう。とにかく魔王様が手伝ってください!」

魔王「あ〜……はーい」
65: :2012/9/19(水) 22:32:06 ID:4.MWSg5KoU
オーク「なんだかんだで朝を迎えました」

魔王「ぶっちゃけ昨日めっちゃ楽しかったwww」

側近「よかったですね、魔王様」

マン○「なんか旧友を迎えたくらいのノリで楽しんでしまいましたが……失礼ではなかったでしょうか?」

魔王「全然いいよー。俺も楽しかったし、本当によかったよ」

側近「失礼とか気にしなくていいよ。魔王様なんてyoutubeの広告動画くらい鬱陶しい存在でしかないんだから」

魔王「最初に流れるあれだよね!?そんなに俺鬱陶しい!?」

側近「一応あれは消せますからね。魔王様も消せればいいんですけどね」

魔王「削除希望レベルなの!?ごめんね、そんなのが泊まっちゃって!」

オーク「いやいや、俺らはそんな風に思ってませんから!」
66: :2012/9/19(水) 22:33:06 ID:4.MWSg5KoU
マン○「魔王様方はこれから人間界を目指して馬車旅をなさるのですよね?」

魔王「うん!」

マン○「馬車での移動となると……今日だけで人間界に辿り着くのは厳しそうですね」

オーク「そうですね。途中で野宿する必要があるでしょうね」

魔王「そっかー。やっぱり旅は過酷だね、側近!」

側近「移動魔法使えば一瞬なんですけどね……」

魔王「近くに何かの集落とかないのかなあ?」

側近「魔道湿原から人間界に向かうとなると……あっ」

魔王「あっ?」

側近「……何でもありません」

魔王「いや、今のは何でもあるでしょ!ねえ皆!?」

マン○「……まあ意味ありげなリアクションではありましたよね」

側近「ちっ……」
67: 今回はここまで:2012/9/19(水) 22:34:14 ID:4.MWSg5KoU
魔王「ほらあ!隠し事せず正直に言いなさい!」

側近「……そのコースだと近くにハーピー族の集落があります」

魔王「ハーピー族の集落!え、じゃあ可愛い女の子たくさんいるじゃん!ハーピーちゃんいるじゃん!」

側近「だから言いたくなかったのに……」

魔王「行こう行こう!ハーピーちゃんに会いに行こうよ!ハーピーちゃんや他の子の美しさに酔いしれたいよ!」

側近「言うんじゃなかったー……こいつにあの村入らせたくねえ……」

魔王「次なる目的地が決まったところで俺達はドンドン進むとしよう!オーク、マン○、いろいろありがとね!」

オーク「いえいえ、モテる方法見つかったら教えてくださいねー」

マン○「割と真剣に欲してますからねー」

魔王「わかったー!皆でリア充になろうね!」

側近「出発しますよー」

魔王「はーい」
68: :2012/9/20(木) 22:50:51 ID:4.MWSg5KoU
───ワタシの名前は勇者。王家の血を引く青年。自信過剰で虚弱体質の愛され勇者♪
ワタシが倒すべき敵は世界を永遠の闇にするワーロック、ワーロックにナイショで向こう岸に運んでくれるフェリーマン。
訳あって眠りから覚めたベエマス。
敵がいるからやっぱりシャドウゲートは危険。今日も炎の竜にちょっとしたことで殺された。
敵の城だとこんなこともあるから命が足りないよね☆そんな時ワタシは死神と出会うことになっている。
終わってしまった冒険ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
「ギャーッ!!」そんなことを叫びながら自ら谷底へと飛び込む。
「おれをあまくみるなよ!!」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
橋の鬼はたくましいけどなんか金貨を求めてきてキライだ。もっと虚弱なワタシを見逃して欲しい。
梯子を登ると何かいた。誰だ、と勇敢なワタシは思った。シカトするつもりだったけど、チラっと捕まってる女の顔を見た。
「おっ!!いいおんな…」
…チガウ…今までの女とはなにかが決定的に違う。ヒューッ!!という感覚がワタシのカラダを駆け巡った…。
「(ウツクシイ…!!…このうえなくみわくてきだ……)」
女は狼だった。いなずまを取ろうとしてエサにされた。「ぎゃあーっ!」キバがひかった。
「POW!POW!」ワタシは死んだ。かーるいす(笑)
69: :2012/9/20(木) 22:51:20 ID:4.MWSg5KoU
側近「……魔王様、今のこれ>>68何ですか?」

魔王「ん?スイーツ(笑)のコピペをシャドウゲイトっていうゲーム風にしてみたんだ。どう?」

側近「いや、どうって……」
70: :2012/9/20(木) 22:52:01 ID:4.MWSg5KoU
側近「人に馬車の操縦させといて、何やってるんですか?」

魔王「暇でさー。側近に何を話しかけても「そうですか。死んでください」としか返ってこないしさー」

側近「思いの外うざいんですよね。話題も声質も魔王様も」

魔王「全否定だよね!?側近がそんなだからさ、俺は一人でこれを作り上げたんだよ!どうよ、感想は?」

側近「感想も何も、俺はそのゲームもそのコピペも知りませんからね。何も言えませんよ」

魔王「何だよ、無知野郎め!あーもう暇だよー!何か面白いことやってよー!」

側近「何ですか、その無茶振りは……ああ、そうだ」

魔王「おっ、何々?」

側近「魔王様が馬やればいいんじゃないですか?」

魔王「……は?」
71: :2012/9/20(木) 22:53:04 ID:4.MWSg5KoU
側近「本当は移動魔法使えるのに、わざわざ馬車使って旅してるんです」

側近「そのせいで、この馬は重い馬車を牽く羽目になってるんです」

側近「……かわいそうだと思いません?魔王様の我儘に付き合わされて」

側近「だったら暇つぶしも兼ねて魔王様が馬車を牽けばいいんですよ。どうですか?」

魔王「……でも、確かにお馬さんがかわいそうではあるなあ。やってみる?」



魔王「というわけで、今から俺が引っぱるよ!」

側近「お似合いですよ、魔王様」

魔王「似合ってるから何なんだって話だけど……まあお馬さんが軽やかに走れてるからいいか」
72: :2012/9/20(木) 22:54:35 ID:4.MWSg5KoU
魔王「よーし!マオウブライアン、G1目指して走るよ!」

側近「おっ、乗り気ですね」

魔王「春の天皇賞はこのマオウブライアンの物だー!」

側近「長距離走る気満々ですね」

魔王「見てろよ騎手さん!最後の方めっちゃ差すから!」

側近「じゃあ俺は騎手としてマオウブライアンに鞭を入れます」

魔王「女性騎手ならウェルカムだけど、側近はやんないで!マオウブライアンは自分でペース作れるから!」

側近「……馬もついてきてますね。それじゃ行きますか」

魔王「魔王、行きまーす!」
73: :2012/9/20(木) 22:55:13 ID:4.MWSg5KoU
側近「ハーピー族の村に着きましたねー」

魔王「ゼー……ハー……ゼー……ハー……」ポロポロ

側近「何泣いてるんですか?」

魔王「め……めっちゃ……くる……苦しい……」ポロポロ

側近「なるほどー。我々が如何に馬を酷使してたかってことですね」

魔王「ご……ごめんね……お馬さん……」ポロポロ

モブハピ「あれ……魔王様?」

魔王「あーかわいこちゃん!」フッカツ!

側近「復活するの早いですね……」
74: :2012/9/20(木) 22:56:08 ID:4.MWSg5KoU
モブハピ「どうされたんですか?わざわざこんな片田舎に……」

魔王「それはね、君に会いに……痛い!」バキッ

側近「馬車で人間界に行く途中なんだ。今日はもう遅くなってしまったし、ここで休もうかと」

魔王「いったー……殴ることはないじゃん!」

モブハピ「あ、側近さん。そうなんですか。じゃあハーピーの家に泊まれば大丈夫ですね」

側近「うーん、俺はそれでいいんだけど……」ジー

魔王「……」

側近「……魔王様はどうすべきかなーって」
75: :2012/9/20(木) 22:57:13 ID:4.MWSg5KoU
モブハピ「……一緒に泊まればいいのでは?」

側近「魔王様は変態紳士だからね。ハーピーの家に泊まらせるのは俺が嫌だ」

魔王「俺も、彼氏でもない俺がハーピーちゃんの家にっていうのは大丈夫なのかなって思うけど……」

魔王「その一方で、側近とのイチャイチャを阻止したいという願望もあるんだよねえ」

モブハピ「ハーピーは純粋な子ですし、そんな気にする必要もないと思いますけど」

モブハピ「とりあえずハーピーの家に行ってみては如何でしょう?本人の気持ちを聞いてから、どうするかを決めても遅くはないですよ」

側近「それだと優しいあいつは受け入れるに決まってるじゃん……」

魔王「ハーピーちゃんは優しいからね!」
76: 今回はここまで:2012/9/20(木) 22:59:01 ID:4.MWSg5KoU
モブハピ「……側近さん、一つお訊ねしてもよろしいですか?」

側近「ん、何?」

モブハピ「ハーピーとはいつになったら結婚するんですか?」

側近「ぶふぉっ!?ごほっごほっ……急に何言ってんだよ!?」

モブハピ「この魔界が以前のような争いの世界だった時は彼女の優しさは異端でした。ハーピー族をも危険に晒しかねないほどの……」

モブハピ「でも、今の魔界では話は違います。ハーピー族にも、他種族にも優しく出来る彼女は慕われるべき存在となりました」

モブハピ「そんな彼女の幸せですから、望まない方が難しいですよ。側近さん、彼女を幸せにしてあげてくださいね」

側近「……善処する」

魔王「照れてんじゃないよ、リア充め!ハーピーちゃんの幸せはお前にかかってんだからな!」

側近「魔王様はうるさいですよ」

魔王「何で俺には冷たくするんよ……」

側近「お約束って奴でしょう」
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sage:


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