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3センチメンタル・ヤング・ピーポー【2】
[8] -25 -50 

1: ◆UTA.....5w:2012/7/31(火) 17:25:45 ID:N3rkjbtVuM


高校生の馬鹿馬鹿しくて、

ちょっぴりセンチメンタルな

青春グラフィティ───続行。


【前スレ目次】
http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1327757079/993-995

【登場人物】
>>2-3

【当スレ目次】
>>768-769


726: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 21:51:55 ID:D2oMMwzVPY

──橘くんのお言葉


橘「篠原と清瀬?あんな奴らは知らん!気付いたらどうにかなっていたらしい」

橘「オカマもチビも早くに清瀬から聞いていたようだが、俺が知ったのは春休みが開けて今月に入ってからだ」

橘「あの二人は清瀬から相談を受けていたらしいからな。俺だって篠原に色々とアドバイスをしてやったつもりだったんだが」

橘「お前達も清瀬から聞いていたんだろう?篠原は何も言って来ないからな。薄情な奴め……」ブツブツ

橘「まあ、何かが変わった訳ではないが仲良くやっているようだぞ。一応お互い親や兄弟と面識もあるし、壁という壁もないだろう」

橘「あとは知らん。他人の色恋なんぞに興味はない」

橘「俺か?ふむ、そうだな。妹も小学生になった事だし、弟が保育園を卒園したら考えてやらん事もない」キリッ


727: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 21:57:29 ID:D2oMMwzVPY

橘「そういえば妹のランドセルを祖父母と買いに行ったのだが、最近のランドセルはカラフルなんだな」

橘「女らしい色も沢山あったのに、うちの妹は茶色いランドセルがいいと言い出してな。勿論ねじ伏せてやったさ、ランドセルといえば赤だからな」

橘「そんな話には興味がないだと?貴様、俺の妹と弟をどうでもいいと言うのか!」

橘「……まあいい。それで?何が聞きたいんだ?」

橘「鈴木?あいつがどうかしたのか?」

橘「鈴木は相変わらず意表を衝くような事ばかりをしているが……何を考えているのかよく分からん」

橘「思えば清瀬と鈴木に初めて会ったのが一年前か……そう考えると感慨深いものがあるな」

橘「ほら、もうすぐ対面式だ。お前達も早く自分のクラスの所に整列しに行け」


728: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 21:58:28 ID:amYUaxLhAw

──篠原くんのお言葉


篠原「あ、どうも。こんにちはー」

篠原「清瀬さん?ああ、うん。先月からお付き合いする事になりました」

篠原「ちゃんと報告しろって橘に怒られちゃった。別に報告するような事でもないと思ってたんだけど、皆清瀬さんから色々聞いてたんだね」

篠原「うーん、特に何が変わったとかはないよ。暖かくなってきたから、たまに皆で屋上でご飯食べたりとか」

篠原「そんな突然何も変わらないよー。相変わらずプリンも買えないし」ヘラヘラ

篠原「俺達も三年生になったし、こうなったら意地でもプリンを手に入れます!」

篠原「二階は三年生、三階に二年生、四階が一年生。一階にある食堂への道程は圧倒的に三年生が有利だからね!」


729: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 21:59:49 ID:D2oMMwzVPY

篠原「鈴木さん?鈴木さんはいつも元気だよ。鳴海も桃ちゃんも、橘も元気!」

篠原「鳴海がちょっとギクシャクしてる感じだけど、鈴木さんと何かあったのかな?」

篠原「あはは、まあ二人が戯れてるのはいつもの事なんだけどね」

篠原「皆面白いから毎日楽しいよ。あと一年も経たない内に卒業って考えたら寂しいなー」

篠原「一年生も入学してきたし、面白い子居るといいね」

篠原「あ、そういえば今日が対面式だった!ブレザー着なきゃだよ、やだなー……あ、」

篠原「……ブレザー忘れたかも」テヘ

篠原「対面式までまだ時間あるよね?ちょっと先生に借りれるか訊いてくる!また後でねー!」


730: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:03:14 ID:D2oMMwzVPY

──鳴海くんのお言葉


鳴海「おー、お前も聞いたのか。やっとくっつきやがったよあの二人」

鳴海「ったく、時間掛かりすぎだよなー。俺でも文化祭ら辺で気付いたっつーの」

鳴海「あー、今んとこ特に進展なしじゃね?篠原の前だと今だにピヨってるし、あいつ」ケラケラ

鳴海「つーか、ピヨの事なら俺よりお前らの方が知ってるだろ」

鳴海「俺が知ってるのは、篠原がホワイトデーに渡したのは大量の駄菓子だったって事くらいだなー」

鳴海「う○い棒とかどんぐり○ムとか、そんな感じ。栄養全部身長に持ってかれたんじゃねぇの?」ケラケラ

鳴海「は?俺?お、俺は別に、何だっていいだろ!」

鳴海「オカマがうるせぇから仕方なく、だよ!言っとくけど、あんなの俺の趣味じゃねぇからな!」

鳴海「……え?あ、お前何も知らねぇの?」

鳴海「そういえば他の奴に言うなって、俺が……いや、何でもねぇから忘れろ!」


731: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:04:34 ID:D2oMMwzVPY

鳴海「あ?す、鈴木がどうしたんだよ。俺は何も知らねぇぞ!」

鳴海「あー、鈴木の好きな人ねぇ……そういや、あいつのそういう浮いた話は聞いた事ねぇな」

鳴海「黙ってりゃ悪くねぇんだし、彼氏の一人や二人その内出来るっしょ」

鳴海「はっ!?誰があいつの事可愛いっつったよ!耳糞溜まってんじゃねぇの!?」

鳴海「ホワイトデーの時にちょっと、ほんのちょっとだけ……そういえばこいつ女子なんだなーって思っただけで……」ボソボソ

鳴海「な、何でもねぇよ!あんなもんで喜ばれたらそりゃ女子だって思うだろうが!」

鳴海「大体、あんな見える所に……」

鳴海「あーもう!早くどっか行けよ!もうすぐ対面式だろ!」

鳴海「あーあー聞こえねー!さよならー!」


732: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:05:45 ID:D2oMMwzVPY

──桃山くんのお言葉


桃山「あら、こんな所で何してるの?お話?いいわよ、お相手してあげる!」

桃山「そうなのよー!ピヨちゃん!やったわね!」キャッキャッ

桃山「そりゃあ、篠くんはアタシの王子様だし?寂しくないって言えば嘘になるけど……」

桃山「でも、ピヨちゃんの事は応援していたから素直に嬉しいわ。アタシは篠くんと結婚出来ない運命だしね」

桃山「此処だけの話……あんまりピヨちゃんを待たせるようなら、アタシがどうにかしちゃおうかと思っていたのよ」

桃山「……ぶふっ、ふひひ、やーね!冗談よう!」ゲラゲラ

桃山「アタシは乙女な男子だもの。今は、ね?」


733: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:09:00 ID:amYUaxLhAw

桃山「鈴木ちゃんの事も勿論応援してるんだけれど……ほら、あの子達ったら鈍感でしょう?」

桃山「鈴木ちゃん自身も自分の気持ちには疎いというか、感情を表に出すのが不得意というか。とにかく、見てるこっちがやきもきしちゃう!」

桃山「直接鈴木ちゃんから何かを聞いた事は一度もないわよ?オカマの勘、ってやつかしら」

桃山「あの子達に初めて会った時から何だか予感がしてたのよ。いつか、こんな風になるんじゃないかってね」

桃山「ついでにもう一つオカマの勘なんだけど、最近鈴木ちゃんがアタシみたいに身に付けてるアレ……」

桃山「あら、アンタ達何も聞いてないの?んもうっ、つまんない!」

桃山「あらやだ!つい喋りすぎちゃった!アンタ達も可愛い後輩ちゃんとの対面式に間に合わなくなっちゃうわよー!」


734: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:12:35 ID:amYUaxLhAw

──鈴木さんのお言葉


鈴木「清瀬と篠原くん、上手くいって本当によかった。あの二人なら仲良くやっていけるんじゃないかな」

鈴木「私には男女の交際がどういうものか、よく分からない。でも、高校生はキスとハグまでだって桃ちゃんが」

鈴木「あの二人はまだ、そこまで至ってないと思う」

鈴木「どんな交際であれ、清瀬が幸せそうだから私も嬉しいよ。ずっと好きだったんだもの、篠原くんの事」

鈴木「私も清瀬みたいに可愛らしくいられたら、何かが変わっていたのかな」

鈴木「……あ、こういうモヤモヤした気持ちを嫉妬っていうんだって。羨ましくて、妬ましく思う気持ち」

鈴木「私は清瀬から沢山のものを貰った気がする。あの子とはずっと、友達でいられたらと思う」


735: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:15:57 ID:amYUaxLhAw

鈴木「……これ?猫の人形だけど」

鈴木「可愛らしいでしょう、胸ポケットに収まるからいつも此処に入れてる。桃ちゃんがパンダ入れてるのを見て、なるほどって思ってね」

鈴木「うん、貰い物……じゃない。私は誰からも貰ってない。忘れて頂きたい」

鈴木「……」ホクホク

鈴木「……あれから一年か。早いね、一年って」

鈴木「そっか。一年後には、あの子はもう居ないのか」

鈴木「清瀬は前に進んだ。私は……」

鈴木「……何でもない。そろそろ時間だ、体育館に行かなきゃね」


736: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:17:53 ID:D2oMMwzVPY

──清瀬さんのお言葉


清瀬「へ?ち、違っ……黙ってた訳とちゃうよ!」

清瀬「その……なんか、恥ずかしくて……」ゴニョゴニョ

清瀬「今でもまだ信じられへんのよね、うちなんかが、って。相手にされる訳ないって思てたから……」

清瀬「えへへ、すぐネガティブな方に考えてまう。アカンなあ」

清瀬「あ、でも、毎日楽しいです。たまに食堂で食べてってくれたりしはるし、その内また皆で篠原くんのお家行こかって話してて……」テレ

清瀬「い、いやいや!惚気とか、そんなんやなくて!」

清瀬「今だにあれは夢やったんちゃうかと思う事もあるし。まさか、篠原くんから、そんな……」

清瀬「ちゃうちゃう!だから惚気とかちゃうねん!ああもう、うちの阿呆!何言うとんねや!」

清瀬「……そ、そうやねん、最後までキャラがおかしいままやわ」ハァ


737: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:19:42 ID:amYUaxLhAw

清瀬「鈴木さんは、ホンマに凄いと思う。美人やし、勉強も出来るし、足めっちゃ速いし」

清瀬「沢山うちにないもん持ってて、羨ましいって思う事もあるくらい!あ、憧れに近いかな」テレ

清瀬「いつも周りをちゃんと見てて、うちも一杯助けて貰た。だから、うちも鈴木さんの力になれる事があれば全力で助けてあげたいと思てます」

清瀬「えへへ、親友かぁ……えへへへ」

清瀬「鈴木さんは可愛いし美人やし、自慢のお友達です」デレデレ

清瀬「……あ、皆もう体育館に向かうみたい。うちらも行こ!」


738: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:23:51 ID:amYUaxLhAw

──ABCのお言葉


男子A「もう俺の出番なくなっちゃうの!?やだやだやだー!」ウワァァン

男子B「安定のモブっぷりだったけど、絵スレで俺達なんかまで描いて貰えて、俺は満足してるよ」

男子C(……メタ発言)

男子A「4馬鹿の話?知るかよ!俺ほぼ絡みなしだし!」

男子B「そうだね、一番絡みあったのは男子Cだしね。ちょっとでも絡めて、俺は満足してるよ」

男子C「……」

男子A「おい男子C、最後くらい喋れよ!」

男子B「4馬鹿達に囲まれた高校生活はどうだった?」

男子C「…………賑やか、だった」

男子A「何だそれ!もっと何かあるだろ!」

男子B「はいはい、時間ないし体育館行くよー」

男子C「……」バイバイ


739: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:24:26 ID:D2oMMwzVPY

女子A「4馬鹿?ああ、4馬鹿ね。すっかりその呼び方定着しちゃったね」クスクス

女子B「ふふ、私はいつも仲良しで微笑ましいと思うな」

女子C「デカ乳呼ばわりされてたよね、女子B」ニヤニヤ

女子A「あ、そういえば一年生の子と篠原が付き合ってるんでしょ?やるじゃん!」

女子B「入学当初から仲が良かった子だよね?小さくて可愛い子だよね」ニコニコ

女子C「ていうか、あたし達もう三年生だからその子も一年生じゃなくて二年生だけどな」

女子A「細かい事は気にしなーい!女子生徒の嫉妬の嵐に負けるなよ、一年生!」グッ

女子B「ちゃんとお話した事ないけど、応援してます」グッ

女子C「どうやって落としたのか教えてって言っといて!すっげー興味ある!」グッ


740: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:25:26 ID:D2oMMwzVPY

──先生方のお言葉


生徒指導「あん?4馬鹿ぁ?あいつらまた何かしでかしたのか!」

担任「あ、あの、あの子達は騒がしいけど、悪い子じゃないですよ。私は皆大好きですっ……!」

保健医「僕は篠原くんにマジギレされてから彼が少し怖いです」

生徒指導「俺はいつも4馬鹿にマジギレさせられてますがね」

担任「でも、彼らのお陰で学園は賑やかですよ」ニコニコ

保健医「保健室の先生は生徒のドタバタな日常とはほぼ無縁なので」

生徒指導「まあ、手のかかる子程可愛いとも言うがな。とにかく俺を走らせるような事はしないでもらいたいよ」

担任「明るく元気に伸び伸びと!残り一年、楽しんでもらいたいですね」

保健医「たまには怪我してくれても構わないよ。暇だし」ニヤ


741: ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:28:33 ID:D2oMMwzVPY

──────‐‥


二年女子「……ふう。こんなもん?結構調査したよねー」

二年女子「乙wまさか清瀬っちの惚気が聞けるとはww」

二年女子「鈴木さんが結局謎なんだけど。胸ポッケの猫マスコット、超怪しいのに」

二年女子「あれ絶対誰かに貰ったんだぜww」

二年女子「えー……でも、誰に?」

二年女子「知らねwww」

二年女子「もう!惚気話聞いただけじゃん!」

二年女子「ふひひw春ですなぁww」

二年女子「あたし達も体育館に向かおっか。対面式とか興味ないんだけどなー」

二年女子「実は名前が二年女子に変わってんだぞw我々はもう一年じゃないからなww」

二年女子「あー、そっか。一年生に可愛い男の子居ないかなー!」ルンルン

二年女子「さてwどうでしょうなあwww」


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