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3センチメンタル・ヤング・ピーポー【2】
[8] -25 -50 

1: ◆UTA.....5w:2012/7/31(火) 17:25:45 ID:N3rkjbtVuM


高校生の馬鹿馬鹿しくて、

ちょっぴりセンチメンタルな

青春グラフィティ───続行。


【前スレ目次】
http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1327757079/993-995

【登場人物】
>>2-3

【当スレ目次】
>>768-769


375: 名無しさん@読者の声:2012/10/30(火) 09:09:29 ID:dCLv9AGz/g
おつでした!!

おれも桃ちゃん好きだぞ!!
あー朝から笑ったwww

376: 名無しさん@読者の声:2012/10/30(火) 15:22:59 ID:YxEvAPzVjw
いいなーいいなー凄く楽しそうな文化祭!
参加したあーい!!


377: 名無しさん@読者の声:2012/10/31(水) 02:00:16 ID:UXxdOBMZ5w
やっぱりこうやって馬鹿騒ぎしてる4馬鹿が好きだなぁ
悩んで迷って乗り越えて。青春してますね!素晴らしい!

メイド達面白すぎww

っCCCCCCC
378: 名無しさん@読者の声:2012/11/1(木) 14:27:58 ID:hXdwkOhFSM
鳴海の萌え萌えビームw可愛いじゃねぇかオイw
自分もこんな学校あったら行くわw

支援!
379: 名無しさん@読者の声:2012/11/1(木) 18:32:40 ID:n.c7U/3INQ
お疲れ様です
つ支援


キャラの名前についてですが

・1さんが名前候補をあげて、その中から多数決で決める

・1さんがあらかじめ「こんな感じの名前!」と大まかに決めておいて、みんなでアイデアを出していくetc.

こんな感じで色々決め方はありますけど、最終的には1さんの好きな方法で決めてもらったらいいと思います!(b^ー°)

380: 支援感謝です ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 22:47:03 ID:.SoJTZsdJo
>>374
あんなに話題になっているのにヘタリアをよく知らない1です。ロシアさんが分からないのでググってきましたが、何となく分かりますね。彼は腹黒キャラなのでしょうか?

桃山「た、食べても桃の味なんかしないわよ……!?」
桃山「けど、気持ちは凄く嬉しいわ。ありがとうわっしょい!」

>>375
少しでも375さんを楽しませる事が出来て嬉しい限りです。
桃山くん、このSSを始めた当初は人気者でした。それがどんどん橘に追い抜かれ、引き離されて行く様は書き手ながら同情していました。
まだ好いて下さる方がいらっしゃって嬉しいです。やったね桃ちゃん!

>>376
創作って自由だからいいですよね。私も参加したいです、この学校の文化祭w
しかし、飲食物を扱うという事は、彼らはアレをしたという事になるんですよね。検便……

>>377
青春出来ていますか?よかったです。
前スレからですが>>1に青春グラフィティなんて書いておいて、出来ていなかったらどうしようと思っていましたw
私もやはり、はしゃぎ回る4馬鹿を書いている方が楽しいです!
もはやメイド喫茶とは呼べないお店になってしまいました。お酒が出ないだけでオカマバーですよね、あのお店。

>>378
ツンデレ男の娘の恥じらいながらの萌え萌えビームだと考えると可愛いですね!お前だからやってやるんだとか言われたらもう、ニヤニヤしながら頭撫で回してあげます。
きっと鳴海はそんな事は言ってくれないでしょうけど……

>>379
ぽつりぽつりとレスで呟いていた言葉を拾い上げて下さってありがとうございます……!
何を迷っているのかというと、篠原以外は本編で名前に触れる必要がなかったからなんです。そもそも彼らに名前を付けたのもキャラが多くて訳が分からなくなってしまうのを防ぐ為だったので、フルネームは漠然としたイメージのみで、名字しかちゃんと考えてはいませんでした。
しかし、折角名前の案を頂けたのなら何処かで使いたい……いや、でも今まで家族にすら名前を呼ばせないようにしていたのに今更不自然ではなかろうか、と悶々としていましたw
後押しして下さってありがとうございます!投下が終わりましたら少し、ご相談させて頂きますね!
381: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 22:47:50 ID:Jrfetqurxk

──オカマ喫茶


清瀬「あ、あれ?いつの間にかメイドさんが殆んど居てはらへん……」

鈴木「本当だ、執事タイムだね」

清瀬「執事さんタイム……!」キラキラ

鈴木(……清瀬、何だか楽しそう)


女子A「お嬢様のお帰りでーす!」

執事軍団「お帰りなさいませ、お嬢様!」

??「お嬢様だなんて年じゃないのに……困ったわね……」


鈴木「……あ、」

清瀬「?」クルッ

清瀬「あ、あの女の人……!」


382: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 22:51:01 ID:.SoJTZsdJo

鈴木「……篠原くんのお母さん」

篠母「あら、お友達……?貴方達、何処かで会ったかしら」

清瀬「あ、えっと……」

鈴木「はい。まあ、一応」

女子B「お嬢様方、お知り合いでしたら相席になさいますか?」

篠母「……いいのかしら」

鈴木「構いませんよ。どうぞ」

篠母「ありがとう、お邪魔します」

清瀬(なんか前の印象とちゃうような……)

女子B「えっと、ご注文がお決まりになりましたらお呼び下さいませ」

篠母「あ、この子と同じものにしようかしら」

鈴木「……オレンジの黄金汁」ボソ

篠母「黄金……汁?」


383: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 22:53:51 ID:Jrfetqurxk

──────‐‥


鈴木「よかったんですか、萌え萌えビームしてもらわなくて」

篠母「ごめんなさい、おばさんよく分からなくて。してもらった方がよかったのかしら」

鈴木「美味しく召し上がる為の魔法ですから。もしかしたら、息子さんがしてくれたかも」

篠母「ふふ、それなら頼めばよかったわね」

清瀬「……」ジー

篠母「?」ニコ

清瀬(あわわ、見過ぎてしもたっ……///)バッ

篠母「可愛らしいお友達ね。ええと、ごめんなさい、何さんでしたっけ」

清瀬「き、清瀬、です」

篠母「そう、清瀬さん!ごめんなさいね、歳を取ると物忘れが凄くて……」

鈴木「……でも、息子の事は忘れたりしない」

篠母「え?」


384: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:04:18 ID:.SoJTZsdJo

清瀬「す、鈴木さん……!」

鈴木「双子でも、よく似ていても、間違えたりなんてしない」

鈴木「母親って、そういうものでしょう」

篠母「……」


 ズンズンズン…


鈴木「……?」

清瀬「ほえ?何の音やろか?」


\ ジャカジャーン! /


桃山「皆さーん!お待ちかね、メイドショーの時間よー!」

清瀬「この声は、桃さ……」

篠原「イェーイ!」バッ

清瀬「ひいっ……!?」


385: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:06:11 ID:Jrfetqurxk

ジャンジャカ ジャンジャカ♪


橘「全てのご主人様とお嬢様に愛のトッピング、」スッ

橘「行くぞ!」


\ モエモエビィィィィム! /(野郎共)


篠原「メイド達の燃えるような愛、ご主人様に届けー!」バッ

鳴海「よっしゃ行くぜー!」バッ


鈴木「おお……凄く回ってるね、あの二人」

清瀬「なんでブレイクダンス……って、アカン!パンツ見えとるがな!」

鈴木「清瀬、落ち着いて」

篠母「……」


386: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:10:55 ID:Jrfetqurxk

 キャーキャー ワハハハ…


篠母「学校が凄く楽しいって、皆と居ると凄く楽しいって、あの子言ってたの」

篠母「私にも、会わせてやりたいって……」

鈴木「……」

清瀬「……」

篠母「貴方達も、あの子が言っていた“皆”の内の一人なのね」

篠母「……その様子だともう、あの子に何か聞いたかしら」

清瀬「はい、中学生の頃の、事……」

篠母「そう。聞いているのね」


387: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:16:49 ID:.SoJTZsdJo

篠母「薬を飲んでしまうとね、頭がぼんやりしてしまうの」

篠母「こんなものに頼ってはいけない、私がしっかりしなくてどうするの!」

篠母「頭では分かっているのに、手の震えが止まらない。手を合わせてやる事も出来ない……」

篠母「私は駄目な母親なの。辛そうな顔して笑うあの子を見ていると、ハルが帰ってきたのだと錯覚してしまう」

鈴木「辛そうな、顔……」

篠母「お兄ちゃんだったからかしら、ハルは笑顔を絶やさない子だった。どんな時もね」

篠母「だけど、時には本当の笑顔じゃない時もあったのよ。無理して笑ってる時は眉毛が下がるの」

篠母「ふふ、分かりやすいでしょう?」

清瀬(お母さんには分かってはったんや……お兄さんの嘘……)


388: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:17:32 ID:Jrfetqurxk

女子A「はーい!ご主人様、お嬢様、メイドショーは楽しんで頂けたでしょうか?」


\ イェーイ! /


女子B「それでは、華麗なダンスを魅せてくれたメイド達をご紹介させて頂きます!」

女子C「我らが師匠、乙女男子桃ちゃーん!」

桃山「ラブ☆ドッキュン」キャピッ

女子A「日頃の女装趣味が功を奏した!鳴海ー!」

鳴海「おい止めろ」

女子B「黒髪ロングの知的眼鏡様……って、こんな台詞カンペになかったよ橘くん!?」

橘「ククク、俺様の美貌に酔い痴れるがい──」

女子C「はーい!お次はメイド姿は残念系、イケメン篠原ー!」

篠原「えへへ、ありがとー」

橘「おい、俺がまだ喋ってる途中だったろうが!」

女子A「はいはい、変態メガネのミニスカメイドはスルーで次行くよー」

篠原「あははは!」


389: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:18:23 ID:.SoJTZsdJo

 アハハ アハハハ…


篠母「ハルが居なくなって、まともに家で会話もしなくなっていたのに……今朝、珍しく声を掛けてきてね」

──────

篠原『今日、文化祭なんだ』

篠原『……頑張ってくるね!』

──────

篠母「教室の前まで来て、来てもよかったのか少し迷っていたんだけど……」

鈴木(……やっぱり、さっき廊下をうろうろしてたのは篠原くんのお母さんだったんだ)

篠母「来てよかった。あの子のお友達にも挨拶出来たし、何より──」

篠母「何より、あの子の笑顔が見れた」ニコリ

清瀬「!」

篠母「あの子、あんな風に笑うのね。もう数年間もあんな顔見せた事なかった……」


390: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:27:49 ID:Jrfetqurxk

篠母「ごめんなさいね、おばさん喋り過ぎちゃった」

篠母「お相手してくれてありがとう、これからも仲良くしてあげてね」

鈴木「もう帰られるんですか?皆着替えてホール業務に戻るそうですよ」

篠母「ええ……あの子には黙っていて頂戴ね。こんな母親に来られても恥ずかしいだろうから」

清瀬「そ、そんな事、ないですっ」

清瀬「し、篠原くんはお母さんの事、大好きやと思います。少なくとも、うちはそう感じました」

清瀬「お兄さんの事も……ずっと自分を責めて……」ポロ

清瀬「大切な人の、一番にって……篠原くんは……」ポロポロ

篠母「……」

清瀬「か、関係ないもんが偉そうな口聞いてすみません!でも、でも、篠原の気持ちを、し、知ってほしくて……」ゴシゴシ


391: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:29:34 ID:Jrfetqurxk

篠母「あの子はハルと違って不器用な子だから心配だったけど、」

篠母「……そんなもの必要なかったのね。こんなに想ってくれるお友達が居るんだもの」

篠母「あの子は前に進んでる。おばさんも、置いてかれないようにしなくっちゃね」

鈴木「きっと大丈夫です、二人なら」

篠母「そうかしら……そうだといいわね」

鈴木「お母さんの笑った顔、篠原くんとよく似てる」

篠母「ふふ、ありがとう」

清瀬「あ、あの……あの、一つだけいいですか?」

篠母「はい。何かしら」

清瀬「お母さんも篠原くんの事……大好きですよね……?」


392: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:35:38 ID:Jrfetqurxk

 ガラガラ

野郎共「ただいま戻りましたわよー!」


鈴木「……あ、帰ってきた」

桃山「ピヨちゃーん!鈴木ちゃーん!来てくれたのねー!」

清瀬「桃さん……み、皆さんもお疲れ様でした」

橘「どうだ、俺の本気のメイド姿は」

橘「黒髪ロングの眼鏡っ娘、そしてニーハイソックス……萌えというものが何たるかを二次元で研究した成果だ!」

鈴木「お疲れ様、どう見ても変態だけど」

鳴海「あはははっ!ほら見ろ!カツラ被った変態メガネだっつったろ!」ゲラゲラ

桃山「この子ったら自然の美で勝負する!って聞かないのよ。少しくらいメイクすればいいのに」


393: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:38:05 ID:Jrfetqurxk

桃山「ところで、そちらの女性は……」ハッ

橘「む……?」

鳴海「あ?何だ……」ハッ

清瀬(……ちょっと、気付くん遅くないやろか)

篠母「初めまして、こんにちは。息子がいつもお世話になってます」

篠原「……来てたんだ」

篠母「ごめんね、すぐに帰るつもりだったんだけど」

篠原「……」

鈴木「私が引き止めてたの。ごめんなさい」

篠原「……っ、やだなー、謝んなくていいよー」

篠原「俺、もう逃げないって決めたんだ。だから来てくれて嬉しいよ」

篠母「……」

篠原「母さん、これが俺の友達。俺の大切な、大好きな友達だよ」


394: ◆UTA.....5w:2012/11/1(木) 23:40:22 ID:.SoJTZsdJo

篠母「……さっきの質問、答えそびれてたわね」

清瀬「?」

篠母「時間は誰にでも平等に流れていて、足踏みしているつもりでも少しずつ前に進んでいるものなの」

篠母「忘れてしまいたくなくても、少しずつ薄れていく……触れた肌の温もりも、擦れた寝呆け声も、何もかも」

篠母「ハルだけ置いて、私達だけ先に行くのが嫌だった。ハルの声や笑顔を思い出そうとしても、日に日に霞んでいく自分が許せなかった」

篠母「心の中で生きているなんて嘘。どれだけ呼んでも応えてくれない。思い出そうとしても、もうはっきりと見えない」

篠母「ハルは死んだ。もう居ない。頭では分かっているのに、求めずにはいられなかった……」

清瀬「……」ポロ


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