姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」
王子「ありがとうございます」
姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」
王子「は?」
姫「見せてみなさい」ガバッ
王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0
98: 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 14:22:37 ID:.vzfPR1jHQ
っCCCCC
99: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 20:21:35 ID:1h9cqhfM4c
>>97>>98
支援ありがとうございます!
(*・∀・)ノシ
ホントに嬉しいです!!
100: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 20:23:59 ID:1h9cqhfM4c
ガタタッ
大臣「──姫さま!困りますよ、勝手に行かれては!」ハァハァ
コルネオ「だ、大臣殿!?」
大臣「おや、コルネオ様…。って何ですかこの部屋は!寝転がってる人ばかり!」
王子「……」
コルネオ「…ま、まさかこの小娘…いや、お嬢さんは本当に王女だったのか…!?」
姫「間抜けね。あなたとはもともと面識なかったけど、王女の顔も覚えてなかったなんて」
コルネオ「な、なんということでしょう…」
101: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 20:26:51 ID:um8Iuczxw.
大臣「ところでコルネオ様、こちらに隣国の王子がいると伺ったのですが」
コルネオ「……は?」
姫「大臣、王子ならそこにいるじゃない」
大臣「ややっ!私も老眼ですなぁ… 王子殿、ご無事でしたか」
王子「はい。心配をおかけしたようで申し訳ありません」
コルネオ「…隣国の、王子……」
姫「さぁ、無礼を働いたのはどちらかしらね」
102: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 20:30:46 ID:YKW6x3TXVw
コルネオ「…だ、大臣殿!これには深い訳がありまして」
大臣「詳しい話はまた王を交えてしますので。とりあえず今夜は、王子を保護させていただきます」
コルネオ「わ、私はこの方たちが王女や王子などとは知らなかったのです!」
姫「馬鹿、そんなの関係ないわ!あんたの横暴、全部暴いてやるんだからね!!」
コルネオ「ですから、横暴など…!あれは公務であると申しましたでしょう!!」
王子「──女性を拉致し、無理やり妻にして軟禁する」
コルネオ「……!?」
王子「まさかこれを公務だなんて言いませんよね?…コルネオ様」
103: 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 20:44:34 ID:UrTy.eU.y.
(`・∀・)オウジカコイイ!!CC
104: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 21:50:12 ID:9OzucEzTfM
>>103
マジですかあぁ(´///`)ピャー
105: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 21:53:00 ID:9OzucEzTfM
──翌日
王「いやいや、昨日は大変じゃったようじゃのぉ、二人とも」
姫「ひどいわお父様、まるで他人事じゃない」
王「昨日はすっかり狩りに夢中になってしまってな。なんと熊と遭遇したのじゃ!大きな足跡と糞があって、それを追いかけて…」
大臣「コホン、…王」
王「おぉ、すまんすまん。それで、コルネオの件じゃが」
王「確かにワシは税未納者に対する罰を許可した」
姫「!」
王「じゃが、それは体罰を与えよという意味ではない。正確には、税未納者に対しては1ヶ月以上3ヶ月未満の兵役を課す。こういう内容だったのじゃ」
姫「そうだったの…」
106: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 21:56:09 ID:pr/vmPsHlc
王「よって、コルネオの行為は公務とは認められん。そして、王子から報告された件じゃが」
王子「はい」
王「先ほど調査に向かわせた家来たちから、正確な事実確認ができたとの連絡がきた。コルネオが複数の女性を軟禁していたというのは本当だったようじゃな」
王子「……」
姫「全く、最低な男ね」
王「コルネオには全ての女性を解放させ、税務官の任を解くつもりだ。あやつには失望した。しばらく牢に入れて反省させるほかなかろう」
107: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 22:01:32 ID:R93H4N5un6
姫「良かった!これで町の人たちも安心して生活できるわね!」
王「もちろんだ。そして最後に、──王子」
王子「はい」
王「……警備員の入院費は、ワシが払っておいた」
王子「…あ」
王「まぁ、スパイダーマンにやられたものはどうしようもないからのう」ホッホッホ
王子「…す、すみませんでした…」
108: 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 22:08:44 ID:JrqGbBqdhE
(。・ω・)ノ゛C
109: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 22:16:29 ID:ZcWpf5xQ5g
王「何はともあれ、これにて一件落着じゃ」
大臣「そうですね」
姫「一番苦労したのは私と王子よ。全く、馬鹿にされるわ鞭で叩かれそうになるわで──」
王「姫よ、お前はちゃんと王子に礼を言ったのか?」
姫「はぁ?なんで私が」
王「今回の件は全て姫を庇ってのことだったのであろう」
姫「……」
王子「いや、僕は別にそんな──」
姫「バカ王子」
王子「は、はい」
姫「……………ありがと」 ボソッ
王子「…姫……」
姫「…だっ、だからってあんたと結婚するつもりは全然ないから!!私の好きなタイプは、」
王子「背が高くて、イケメンで、男らしい人…、でしょう?」
姫「……!!」カアァッ
110: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 22:40:43 ID:fKwTipKZmw
大臣「ふふ、もう随分仲良くなられたようで」
姫「な、なってないから!節穴な目してんじゃないわよ!」プンプン
姫「ていうか、あんたいつまでこの国にいるつもり!?いい加減帰りなさいよ!!」
王「こら、姫。あまり乱暴な言葉を使うでない」
王子「えーと、婚約パーティーはいつでしたっけ?」
姫「こっ…婚約パーティー!?」
大臣「来週でございます。その時には、隣国の王や王妃も来訪される予定です」
王「そうそう。王子は姫と親睦を深めるために、1週間早く来たというわけだ」
111: ◆qoozyz1NgY:2011/10/16(日) 22:45:03 ID:fKwTipKZmw
パシッ!}Cヽ(・∀・。)アリガトウ!
112: 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 23:08:22 ID:R5HxqJsml6
頑張れー
っCCCCC
113: 名無しさん@読者の声:2011/10/17(月) 08:06:17 ID:CFD0b4ypFo
ささやかですが
っ四円
114: ◆qoozyz1NgY:2011/10/17(月) 18:14:07 ID:cqzjf8u.V6
うおおお支援ありがとうございます!!( ^ω^)
コルネオ編が終わりましたので、次へ移っていきますノシ
115: ◆qoozyz1NgY:2011/10/17(月) 18:16:11 ID:BBW4yqMudk
姫「こ、婚約パーティーとか冗談じゃないわ!結婚する気はないって、何回言ったらわかるの!」
王「そう言うでない。1週間王子と一緒にいれば、きっと気が変わる」
大臣「まだ結婚するわけじゃないですから。ゆっくり愛を育んでください」
姫「あぁもう〜!!」
大臣「…そうそう、ちなみに今夜は王子の歓迎会と銘打った舞踏会を開きますので、そちらのほうもご了承くださいね」
116: ◆qoozyz1NgY:2011/10/17(月) 18:19:14 ID:O2iLUoTt4M
姫「舞踏会!?それも聞いてない!」
王「せっかく王子が来ているのに、婚約パーティーまで何もしないというのも暇だろう。とりあえず王朝関係者や貴族は一通り呼んである」
王子「すみません、色々やっていただいて」
王「当然のもてなしだ。是非、我が国の者たちと親交を深めてくれ」
王子「はい」
王「姫も舞踏会は好きだろう?」
姫「そりゃあ好きだけど…」
王子「姫、一緒に踊りましょうね」
姫「やだ」
117: ◆qoozyz1NgY:2011/10/17(月) 18:24:47 ID:YKW6x3TXVw
────
───────
姫「……全く、みんな勝手だわ。私のいないところで話を進めて」 テクテク
姫「まぁ、舞踏会くらいならいいけどさ。王子が相手じゃ女の子同士で踊ってるように見えるじゃない」
侍女「──あ、姫さま」
姫「あら」
侍女「また王子様の愚痴ですか?」クスクス
姫「─ち、違うから!あんな奴どうでもいいし!」
侍女「はいはい、わかってますよ」
姫「むー」
侍女「あ。そういえば、ロイ様がお帰りになってましたよ」
姫「ロイが!?」パアァッ
侍女「はい。中庭の方におられるのではないかと」
姫「わかった、ありがと!」タタタッ
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