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姫「結婚相手が男の娘だなんて」
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1: ◆qoozyz1NgY:2011/10/7(金) 21:06:35 ID:qdMevyRfro

姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」

王子「ありがとうございます」

姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」

王子「は?」

姫「見せてみなさい」ガバッ

王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0


502: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 16:47:46 ID:DPA4VYWeN2


うそだっ…!

嘘だと言ってよ…
503: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 16:50:46 ID:Xv5pa7mzCw
ロイぃぃぃいい(´;Д;`)
504:
◆qoozyz1NgY:2011/11/6(日) 16:50:56 ID:ucuJBTcCFk

第1王子「もう手を下してるかもね」 ニッコリ

ロイ「くっ…」

ロイ「アイツ…、アイツまで裏切ってやがんのかよ!ふざけんな、俺たちは、一体何のために──」

ロイ「っ、ごほっ、ごほっ」

第1王子「はいはい、貴様はグチグチ言ってないでさっさと死になよ」

第1王子「──なるべく、痛くないようにしてやるからさ」 ニヤリ

膝をついているロイにむかって、剣が振り上げられた。

ロイ「…!」

第1王子「──死ね」
505: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 16:55:05 ID:5cv2uRWMyw
もしや王子…抱き締めようとしながら…うわっなにをすr(ry
506:
◆qoozyz1NgY:2011/11/6(日) 17:26:24 ID:0YxcWEDMGI



「───ロイさんっ!!」



ロイ「!」

第1王子「!?」


馬の蹄の音とともに、
突如頭上から聞き覚えのある声がふってきた。

ロイ「──!!」

クレア「ロイさんっ、早く、早く乗ってくださいっ!」

馬「ヒヒーン」 ブルルッ

第1王子「な…」

馬に乗ったクレアが、手綱を引いて二人の前に現れた。
507:
◆qoozyz1NgY:2011/11/6(日) 17:31:13 ID:fVVLBZ49.o

ロイ「っ…」 バッ

力を振り絞り、クレアの後ろにつく形で馬にとびのる。

第1王子「ま、待て!一体どこから…!」

クレア「急いで!」 ピシッ

馬「ヒヒーン!」

馬は土を蹴り、国門の反対方向へ走りだした。

ロイ「…!?」

ダダダッ!!!!

馬は隣国を囲む鉄壁の近くまで来ると、段差を利用して勢いよく鉄壁を飛び越えた。

ロイ「な…」

クレア「しっかり掴まっていてください!!」
508: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 17:38:05 ID:gdsRLqBUn.
王子が泣いたのは……

てかクレアカッケエエエエエエ
509: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 23:16:06 ID:p3vEpZeNwk
きになるぅぅ
510: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 23:19:29 ID:MD.Og/oBiw
生物災害の
レッドフィールドさんを思い出したのは私だけでいい
511: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 01:34:43 ID:ecfxNS7H8Q
CCCCC


512: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 03:20:25 ID:38Q5k2MZnE
(*´∇`*)つCCCCC
513: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 03:35:26 ID:emIXT3i.Lo
(`・ω・)つCCCCCCCC
514: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 17:35:39 ID:wgw7HFfktw
('A`)っCCCCC
515: ◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 17:59:14 ID:FoW3zwzG66
どひゃー、こんなに支援を貰って幸せでござりまする!!!
もうCを見るだけで涙が
涙が… うおおおおぉ

1から読んでくださった方もいるようで、感謝感激雨あられとはこのことですね!!

コメのみの方もありがとうございます!!(*・∀・)
516:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:02:10 ID:FoW3zwzG66

ドスンッ、と馬が地面に着地し、そのまま隣国から遠ざかっていく。

ロイ「……お前、なんでここに」

クレア「もうっ!ロイさんが朝ご飯も食べずに行っちゃうからじゃないですか!」

ロイ「は…」

クレア「……まぁ、それは冗談なんですけど」

クレア「ちょっと嫌な予感がしたので。通りかかった商人さんに近くまで送ってもらったんです」

クレア「そしたら、ロイさんの馬が走ってくるじゃないですか。これは何かあったなと思って、ロイさんの馬に乗って隣国に無理やり侵入したんです」
517:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:05:15 ID:Kwo9hE/z3E

ロイ「無理やり侵入って……まさか、さっきみたいに鉄壁を飛び越えたのか」

クレア「はい。私、馬に乗るのは得意なんですよ!」 ニッコリ

ロイ「あんなの俺でもできねぇのに…」

クレア「ちなみに、私が前に隣国から逃げたのもこの方法です」

ロイ「え」

クレア「夜、一目のないときにぴょーんと、盗んだ馬で。誰にも気づかれませんでしたー♪」

ロイ(もっと巧妙な方法かと思ってた…)
518:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:10:01 ID:dM0NqCm5NY

クレア「というか、ロイさんは何であんな危ない状況だったんですか」

ロイ「あ―…」

クレア「確かあそこで剣持ってたのって、第1王子ですよね。ロイさんの服も返り血で真っ赤だし…何してきたんですか?」

ロイ「本国に向かってくれ」

クレア「はい?」

ロイ「本国に、……っ…」

クレア「ちょっとロイさん、私の話聞いてます?」

ロイ「く、詳しいことはまた話すから… 本国へ向かってくれ、頼む」
519:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:12:35 ID:YcLkyE1L4E

クレア「……!?」

クレア「ま、まさかロイさんケガしてるんですか!?」

驚いた声をあげ、手綱を引いて馬を止める。

ロイ「バカ、とめんな…」

クレア「まさか斬られたんですか!?み、見せてください!」

振り向いて苦しそうなロイを見つめる。

ロイ「……」 ハァ、ハァ

クレア「……!」

服に大量につく返り血は一目瞭然だが、異常に赤く染まっている脇腹を見て息を飲んだ。

クレア「た、たいへん…!」

クレア「ひとまず、私の家へ行って治療を──」

ロイ「クレア」
520:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:17:41 ID:iuXlfLsjlI

クレア「え…」

ロイ「頼むから、何も聞かずに本国へ向かってくれ… せ、説明したいのは山々なんだが、喋ると
マジでつらいんだよ…」

クレア「ロイさん…」

ロイ「は、早くしねぇと隣国の追っ手が来る。お前の家に寄ってる暇はねぇ…」

ロイ「それに、治療なんて本国に着いてからで間に合うよ…」

クレア「……」

クレア「……初めて、私の名前呼んでくれましたね」

ロイ「は…」

クレア「…嬉しいです」

小さく微笑んで、グッと手綱を握る。

クレア「わかりました!本国へ向かいます!!」

ピシッ、と子気味良い音が響き、再び勢いよく馬が走りだした。
521: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 18:57:22 ID:MQIzvx2X4k
わくわく
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