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姫「結婚相手が男の娘だなんて」
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1: ◆qoozyz1NgY:2011/10/7(金) 21:06:35 ID:qdMevyRfro

姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」

王子「ありがとうございます」

姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」

王子「は?」

姫「見せてみなさい」ガバッ

王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0


499:
◆qoozyz1NgY:2011/11/6(日) 16:36:13 ID:apt6p77LGE

第1王子「フン… 本国の使者が、あの地下まで忍びこんで脱出してきたのは褒めてやる」

第1王子「だが、貴様にはどうすることもできない。本国へ報告するつもりだったんだろうが、それはさせない。貴様はここで死ぬ」

ロイ「……」 ハァ、ハァ

ロイ(これが、王子の兄王子… どうりで身体の動きが半端ないわけだ)

ロイ「……答えろ」

第1王子「ん?」

ロイ「なぜ、本国を裏切った。姫と王子の政略結婚によって、本国へは何もしないことを約束したはずだ」

ロイ「本国も、かわりに隣国へ穀物を送ると約束したのに…」
500:
◆qoozyz1NgY:2011/11/6(日) 16:39:28 ID:tP/EhEtJvg

第1王子「……簡単なことさ」

ロイ「…?」

第1王子「我が国は本国より勝る軍事力を有しているからだ。地下を見ただろう?あぁやって、本国に悟られないように軍事訓練を高め、行ってきた」

第1王子「そして、戦争に勝てるならわざわざ戦争を避ける必要はない。こざかしい契約をするより、もっと簡単に本国の土地を手に入れようと思ったのさ」

ロイ「……じゃあ一体、どういうつもりで王子…、第3王子を本国へ送ってきた」

第1王子「そりゃ、隣国が本国を攻めることを悟られない且つ、油断させるためさ」

第1王子「まさか、婚約パーティー当日に軍隊が攻めてくるとは思わないだろうからね」 ケラケラ

ロイ「てめぇ…!」
501:
◆qoozyz1NgY:2011/11/6(日) 16:43:35 ID:LIrhX9.mL.

ロイ「っ…、それは、王子も承諾してのことか?」

第1王子「ん?」

ロイ「第3王子も、それをわかってて、本国へ来てるのかって聞いてんだよ!!」

第1王子「……あぁ、」 クスッ

第1王子「当たり前だろ、俺の弟だぞ?あいつは国王や王女と親しくなり、油断させることが仕事だ」

第1王子「そして、隙あらば殺せとも命じている」

ロイ「なん…だと…?」
502: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 16:47:46 ID:DPA4VYWeN2


うそだっ…!

嘘だと言ってよ…
503: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 16:50:46 ID:Xv5pa7mzCw
ロイぃぃぃいい(´;Д;`)
504:
◆qoozyz1NgY:2011/11/6(日) 16:50:56 ID:ucuJBTcCFk

第1王子「もう手を下してるかもね」 ニッコリ

ロイ「くっ…」

ロイ「アイツ…、アイツまで裏切ってやがんのかよ!ふざけんな、俺たちは、一体何のために──」

ロイ「っ、ごほっ、ごほっ」

第1王子「はいはい、貴様はグチグチ言ってないでさっさと死になよ」

第1王子「──なるべく、痛くないようにしてやるからさ」 ニヤリ

膝をついているロイにむかって、剣が振り上げられた。

ロイ「…!」

第1王子「──死ね」
505: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 16:55:05 ID:5cv2uRWMyw
もしや王子…抱き締めようとしながら…うわっなにをすr(ry
506:
◆qoozyz1NgY:2011/11/6(日) 17:26:24 ID:0YxcWEDMGI



「───ロイさんっ!!」



ロイ「!」

第1王子「!?」


馬の蹄の音とともに、
突如頭上から聞き覚えのある声がふってきた。

ロイ「──!!」

クレア「ロイさんっ、早く、早く乗ってくださいっ!」

馬「ヒヒーン」 ブルルッ

第1王子「な…」

馬に乗ったクレアが、手綱を引いて二人の前に現れた。
507:
◆qoozyz1NgY:2011/11/6(日) 17:31:13 ID:fVVLBZ49.o

ロイ「っ…」 バッ

力を振り絞り、クレアの後ろにつく形で馬にとびのる。

第1王子「ま、待て!一体どこから…!」

クレア「急いで!」 ピシッ

馬「ヒヒーン!」

馬は土を蹴り、国門の反対方向へ走りだした。

ロイ「…!?」

ダダダッ!!!!

馬は隣国を囲む鉄壁の近くまで来ると、段差を利用して勢いよく鉄壁を飛び越えた。

ロイ「な…」

クレア「しっかり掴まっていてください!!」
508: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 17:38:05 ID:gdsRLqBUn.
王子が泣いたのは……

てかクレアカッケエエエエエエ
509: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 23:16:06 ID:p3vEpZeNwk
きになるぅぅ
510: 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 23:19:29 ID:MD.Og/oBiw
生物災害の
レッドフィールドさんを思い出したのは私だけでいい
511: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 01:34:43 ID:ecfxNS7H8Q
CCCCC


512: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 03:20:25 ID:38Q5k2MZnE
(*´∇`*)つCCCCC
513: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 03:35:26 ID:emIXT3i.Lo
(`・ω・)つCCCCCCCC
514: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 17:35:39 ID:wgw7HFfktw
('A`)っCCCCC
515: ◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 17:59:14 ID:FoW3zwzG66
どひゃー、こんなに支援を貰って幸せでござりまする!!!
もうCを見るだけで涙が
涙が… うおおおおぉ

1から読んでくださった方もいるようで、感謝感激雨あられとはこのことですね!!

コメのみの方もありがとうございます!!(*・∀・)
516:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:02:10 ID:FoW3zwzG66

ドスンッ、と馬が地面に着地し、そのまま隣国から遠ざかっていく。

ロイ「……お前、なんでここに」

クレア「もうっ!ロイさんが朝ご飯も食べずに行っちゃうからじゃないですか!」

ロイ「は…」

クレア「……まぁ、それは冗談なんですけど」

クレア「ちょっと嫌な予感がしたので。通りかかった商人さんに近くまで送ってもらったんです」

クレア「そしたら、ロイさんの馬が走ってくるじゃないですか。これは何かあったなと思って、ロイさんの馬に乗って隣国に無理やり侵入したんです」
517:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:05:15 ID:Kwo9hE/z3E

ロイ「無理やり侵入って……まさか、さっきみたいに鉄壁を飛び越えたのか」

クレア「はい。私、馬に乗るのは得意なんですよ!」 ニッコリ

ロイ「あんなの俺でもできねぇのに…」

クレア「ちなみに、私が前に隣国から逃げたのもこの方法です」

ロイ「え」

クレア「夜、一目のないときにぴょーんと、盗んだ馬で。誰にも気づかれませんでしたー♪」

ロイ(もっと巧妙な方法かと思ってた…)
518:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:10:01 ID:dM0NqCm5NY

クレア「というか、ロイさんは何であんな危ない状況だったんですか」

ロイ「あ―…」

クレア「確かあそこで剣持ってたのって、第1王子ですよね。ロイさんの服も返り血で真っ赤だし…何してきたんですか?」

ロイ「本国に向かってくれ」

クレア「はい?」

ロイ「本国に、……っ…」

クレア「ちょっとロイさん、私の話聞いてます?」

ロイ「く、詳しいことはまた話すから… 本国へ向かってくれ、頼む」
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