姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」
王子「ありがとうございます」
姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」
王子「は?」
姫「見せてみなさい」ガバッ
王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0
346: ◆qoozyz1NgY:2011/10/29(土) 19:49:50 ID:ZoYc6yK4vU
──そのとき、
「きゃああああぁっ!!」
ロイ「!」
突如、右前方の岩陰から悲鳴が聞こえた。
「へへ、おとなしくしなよ姉ちゃあん」
「そうだよ、こんな時間にこんなとこほっつき歩いて、誘ってんだろ?」
「ち、違いますっ!離してくださいっ」
「じゃあせめて金になるもんくれよォ。こちとらお前ら貧民のために働いてやってんだぞ」
「んん?その籠の中には何が入ってんだぁ?」
「お金になるものはありませんっ!さ、触らないで!」
「ケケケ、金がねぇならやっぱ身体だよなぁ」
ロイ「……またなんつーベタな」
馬「ヒヒーン」 パカッパカッ
ロイ「…ちぇ、めんどくせー」
347: ◆qoozyz1NgY:2011/10/29(土) 19:52:59 ID:J4YZkVOK3.
少女「やめてくださいっ!早く帰りたいんですっ」
野盗1「強情な姉ちゃんだなぁ〜、もうちっとおとなしくしてくれや」 グイグイ
ロイ「──おい」
野盗2「あ?」
野盗1「誰だてめぇ」
ロイ「誰だっていいだろ。その女嫌がってんだから離してやれよ」
野盗2「あぁ?部外者が偉そうに口出してんじゃねーよ!」
野盗1「そうやってお前がこの女奪うつもりなんだろ!」
ロイ「一緒にすんじゃねーよカスが」
348: ◆qoozyz1NgY:2011/10/29(土) 19:57:34 ID:QjCfpQIpGQ
少女「たっ、助けてください!お願いします!」
ロイ「んー、任せrごほっ、ごほっ」
ロイ「…あーかっちょわりー」
野盗1「……なんだこいつは。舐めとんのか?」
野盗2「これ以上邪魔するなら斬るぞ!」
ロイ「……斬られんのはてめぇらの方だ」
シャキンッ、と音がして剣が抜かれた
野盗「…!」
ロイ「わりぃが俺手加減できねーんだわ。やるなら殺すぜ」
349: 名無しさん@読者の声:2011/10/29(土) 20:49:29 ID:sa8/N5OhZE
まじロイがイケメンすぎてつらい
っCCC
350: 名無しさん@読者の声:2011/10/29(土) 20:59:06 ID:fUYLiEF9Jk
でもロイ嫌いなんだ…
351: 名無しさん@読者の声:2011/10/30(日) 00:25:47 ID:uy.tVMa1xI
ロイ好きだぁぁ
でも王子も好きだぁぁ
決められないぃぃ決めなくていいいかぁぁぁ
352: 名無しさん@読者の声:2011/10/30(日) 11:00:35 ID:lt5aHmjKwg
俺はランちゃんが好きだわ
353: 名無しさん@読者の声:2011/10/30(日) 13:20:26 ID:9OzucEzTfM
SSランキング2位おめでとうございます(*゚∀゚*)!!
しえんしえん!!!
354: 名無しさん@読者の声:2011/10/30(日) 15:31:09 ID:m9.Gjc1SlI
っCCCCC
355: 名無しさん@読者の声:2011/10/30(日) 16:00:04 ID:QDabvY9nTk
つC
356: ◆qoozyz1NgY:2011/10/30(日) 17:57:09 ID:kkv4gh8dE.
( ゚Д゚)…
( ゚Д゚)2位…!!!
あばばば皆さんありがとうございます!!(´///`)
何だかすごい光栄なものを戴いてしまいました!2位って…!
支援&投票してくださった方々本当にありがとうございます!!
責任もって完結まで頑張らせていただきます( ^ω^)ノシ
お一人お一人にレスできなくてすみません
コメや支援もらえるたびに超ハイテンションになってます!!
嬉しいなぁ嬉しいなぁ
皆さん大好きちゅっちゅ←
ていうか、ランちゃん好きな人いたwwびっくりwww
更新は夜になるかと思います
なんとか毎日更新は続けたいな!
357: ◆qoozyz1NgY:2011/10/30(日) 21:04:44 ID:BzrtlN2WkQ
──バタッ、と地面に二人の野盗が倒れた。
少女「…!」
野盗1「がっ、がはっ…」
野盗2「な…何なんだてめぇ…」
ロイ「…前言通りてめぇらを殺すけど、文句はねーよな?」 チャキッ
野盗2「ひぃっ」
野盗1「ま、待ってくれ!俺らが悪かった!もうしねぇ、もうしねぇから助けてくれ!」
ロイ「じゃ、今すぐ目の前から失せろ。てめぇらみたいな根性腐った野郎を見てると腹立つわ」
358: ◆qoozyz1NgY:2011/10/30(日) 21:07:01 ID:RAxY55LQB2
─────
少女「──あ、ありがとうございましたっ!」 ペコッ
ロイ「おう。つーかあんた、こんなところで何やってたんだ」
少女「は、はい… 実は」
少女はトコトコとある岩のそばへ歩いていくと、地面と岩の間の隙間を指さした。
少女「ここ、ここ見てください」
ロイ「……?」
ロイ「………あ」
子猫「……」 ジー
なんとその隙間に、小さな子猫がすっぽりと入っていた。
少女「数日前に見つけたんです。人間を警戒してるのか、全然出てこなくって」
359: ◆qoozyz1NgY:2011/10/30(日) 21:09:48 ID:dz7ykgEFtY
ロイ「また変なところに入りこんだな… 出られないわけじゃなくて?」
少女「はい。たぶん怖がってるんだと思います」
子猫「……」 ジー
ロイ「てことは、あんたはこの猫の様子を見に来てたってことか」
少女「はい」
ロイ「その籠は?」
少女「エサです。さすがに何か食べさせないと死んじゃうので…」
360: ◆qoozyz1NgY:2011/10/30(日) 21:11:55 ID:6l3aJR6yFE
ロイ「ふーん」
少女「ホント、困っちゃってて…なんとか助けてあげたいんですけど」
ロイ「……あー、俺いけるかも」
少女「え?」
ロイ「俺、結構動物に好かれるタイプだから」
馬「ヒヒーン」 ブルルッブルルッ
ロイはゆっくりと隙間へ手を伸ばして、子猫の頬に触れた。
ロイ「…にゃー」
子猫「……」 ジー
ロイ「にゃー」
子猫「……」 ジー
ロイ「にゃー」
子猫「……」 ジー
ロイ「にゃー」
子猫「……ニャ」
ロイ「にゃ」 ナデナデ
子猫「ニャ」
少女「……!」
361: ◆qoozyz1NgY:2011/10/30(日) 21:14:25 ID:XJFj.rwXLw
そのままゴロゴロと撫でてやると、子猫はくすぐったそうに目を細めた。
ロイ「ほら、こんな狭いとこにいないで出てこい」 ナデナデ
子猫「…ニャー」
子猫がロイの手に乗っかるようにしてしがみつく。
少女「あ…!」
ロイが手を引くと、子猫は一緒に外へ引きだされ、そのまま地面におりたった。
少女「す、すごい…」
ロイ「別に大したことしてねぇけど。……あー、にゃーにゃー言うの恥ずかしかった」
362: ◆qoozyz1NgY:2011/10/30(日) 21:18:27 ID:fUYLiEF9Jk
少女「ありがとうございましたっっ!!もうホントに何てお礼を言ったらいいのか」
ギューッ、と子猫を抱き締める。
少女「この子は責任もって私が育てますね!」
ロイ「あぁ、頼むわ。俺はもう行くから」
身体のホコリをはらってから、あぶみを踏んで馬にまたがる。
少女「行くって、どちらへ…?もう真っ暗ですよ」
ロイ「人の心配はいいからあんたは気をつけて家帰りな」
少女「そんな、これから馬を走らせるのは危ないですよ!道に迷うかもしれませんし」
ロイ「ほっとけ。あんたにゃ関係ねぇ」
馬「ヒヒーン」
363: ◆qoozyz1NgY:2011/10/30(日) 21:20:44 ID:Burp/6qM.k
少女「そっ、そうだ!良かったらウチへ泊まっていってください!」
ロイ「はぁ?」
少女「お礼に夕飯ご馳走しますし!お願いしますっ」 ペコッ
ロイ「いいよそんなの。そういうつもりで助けたわけじゃねーし」
少女「じゃ、じゃあ、私を家まで送ってくださいっ!また襲われるかもしれないので!」
ロイ「え〜…」
364: ◆qoozyz1NgY:2011/10/30(日) 21:27:53 ID:C.YeTEqF1I
ロイ(……でもまぁ、野宿よりはマシかな…)
少女「と、どうですか?」 ドキドキ
ロイ「んじゃ、お言葉に甘えるわ。よろしく頼む」
少女「ホントですか!!」 パアァッ
少女「わ、私クレアって言います!良かったらお名前教えてくださいっ」
ロイ「…ロイ」
クレア「ロイさんですね!今夜は腕を振るって夕飯作ります!カレーとシチューどっちがいいですか?」
ロイ「どっちでもいいよ」
クレア「じゃあカレーにしますっ!辛口中辛甘口どれがいいですか?」
ロイ「いやだから何でもいいって」
365: 名無しさん@読者の声:2011/10/30(日) 21:36:47 ID:vIWFqtbwWQ
ロイは姫以外の女の子に対してはツンデレなのかwww
っCCCCC
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