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姫「結婚相手が男の娘だなんて」
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1: ◆qoozyz1NgY:2011/10/7(金) 21:06:35 ID:qdMevyRfro

姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」

王子「ありがとうございます」

姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」

王子「は?」

姫「見せてみなさい」ガバッ

王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0


311:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 00:39:40 ID:r7uU1uvmEE

王子「落ち着きなよ」

パンチを放ったランの腕をガシッ、とつかむ。

ラン「!」

次の瞬間、一気に体勢を低くしてランの足をなぎ払った。

ラン「くぅっ…」

ランは小さく声をあげたが、転ぶ瞬間に手を床について前転し、王子に向かって勢いよく跳ね、ひざ蹴りを繰り出した。

王子「っ…」 バッ

王子はそれをバク宙で避けると、そのままバク転を続けて距離をあける。


王子「しょうがないなぁ、」

ラン「!」

息をつく間もなく、今度は王子から間合いを詰めにいった。
312:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 00:44:51 ID:QIyxlkKpbI

ラン(速いっ…)

あっという間に王子が自分の眼前に入る。

ラン「てりゃっ」 ビュッ

正面から来た王子に拳をうつが───

ラン「!?」

王子が視界から消えていた。

「……ちょっと痛いけど我慢してね」

ドカッ!!

王子はランの上空に飛翔。右足を引き寄せ加速をつけると、ランの背中を蹴り飛ばした。

ラン「きゃぁっ」

どてっ、とランが前のめりになり、転ぶ。

王子「ちょっと君調子にのりすぎだよね」

そのまま着地すると、倒れているランに近づいた。


ラン「!? いっ、いたたたたた」

ラン「きゃーっ、痛い痛いやめてっ!」

王子「ギブ?ギブ?」


……そこにはバニー少女が中華服少女に卍固めをかますという、異様な光景が広がっていた。
313: 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 01:01:55 ID:.yw9LayCwY
シュールwww

C
314: 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 01:07:40 ID:3Nsg4FPNeQ
wwwwwwwww
つCCCCC
315:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 01:29:11 ID:jR1JaAuaqs

ワーワー ワーワー

姫「……なにこれ」

パンドラ「サーカスです」

姫「あれ誰?」

パンドラ「ランちゃんとオージさんですね」

姫「何で王子がバニーになってるの?何で王子が女の子に卍固めキめてるの?」

パンドラ「オージさんにはサーカスのお手伝いをしてもらっていたのです」

姫「……」 ダッ

パンドラ「あぁ!?お嬢さん困ります、勝手に舞台に上がられてはっ」
316: 295:2011/10/28(金) 01:38:21 ID:jo4dSKI5kg
姫頑張れ!
つCCC
コソ(性懲りもなくまた描きました…!)コソッ
317:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 01:40:46 ID:6l3aJR6yFE

ラン「きゃーっ、ムリムリもうムリっ」

王子「……」 ギシギシ

ラン「ぎ…ギブ!ギブアップ!わ、私の負けだよぉ!!」

王子「……ふー」 スッ

解放すると、ランはヒーヒー喘ぎながらその場に倒れこんだ。

王子「…ごめん。そんなにキツかったかな」

ラン「ち、違うもん… 悔しいだけだもん…」

ラン「女に負けるなんて、一生の恥…」 グスッ

王子「……勘違いしてるみたいだけど、僕は男だからね」

ラン「は?」

王子「僕は男」

ラン「……は?」

王子「どいつもこいつも…」 ハァ
318:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 01:46:09 ID:j3r3Hvi5Xw

ラン「し、信じらんない… こんな女みたいな男が存在するんだ」

王子「……」

ラン「じゃ、じゃあ私、女に負けてない…?」

王子「……何でそんなに女に負けるのを嫌がるのか知らないけど」

王子「君は十分強いよ。男の僕が言うんだから間違いない」

ラン「…よ…」

王子「よ?」

ラン「良かったああぁぁっ!!」ガシッ

王子「わっ」

いきなりランが王子に抱きついた。

ラン「私ね、小さい頃からずっと武芸を習ってたから、それに関しては人一倍自信もってたの!だから、絶対同じ女だけには負けたくなくて、」 ギュー

王子「わ、わかった、わかったから離して!」

ラン「やだ!!!」 ギュー



姫「………お〜う〜じ〜〜」

王子「!?」
319:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 01:50:03 ID:jxhZHLJ7ek

王子「ひ、姫…!?」

姫「……」 ゴゴゴゴゴ

王子「あの、これは違うんです、そ、その、事故で」

ラン「♪♪」 ゴロゴロ

姫「…私はずっと一人で檻の中にいたのに……」

王子「ひっ…」

姫「助けにきてくれるのずっと待ってたのに…!」

王子「ぼ、僕は姫を助けるために、」



姫「うるさーいっ!そうやって女の子と楽しく遊んでればいいのよ!!!」

バチーーンッ!!!!

会場に子気味良い音が響いた。
320:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 02:00:18 ID:QIyxlkKpbI
>>309
王子カッコいいと言ってもらえて嬉しいです!( ^ω^)
はい、王子あげます!もらっていってください!←

>>310>>313>>314
たくさんの支援ありがとうございます―!!

>>316
またまたありがとうございます!!すごく良かったです、大切にします!!良ければまた描いてくださいね(*・∀・)


このSSも半分は終わりました!
皆さんこれからもよろしくお願いしますm(*__)m
今日は強引にたくさん書いたので疲れますた…(笑)
321: 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 02:01:18 ID:3Nsg4FPNeQ
乙!!
王子は私の嫁にほしいwww
322: 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 02:05:57 ID:ge9IR0wMlk
乙支援
王子は叩かれてばかりですね
323: 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 02:23:06 ID:rlDvAj2o/A
おつ
つ リポD
324: 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 07:27:38 ID:2GHD9vlNoI
おつ

つバイアグラ
325:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 15:28:35 ID:ZUPIg.siV.
>>321
王子「ダメですよ、僕は姫と結婚するんですから」

姫「別にかまわないけど」

王子「え?」

姫「え?」

>>322
姫「私そんなに叩いてるかしら」

王子「えーと、コルネオの時に1回ビンタされてますから、全部で2回ですね」

姫「なによ、そんなに叩いてないじゃない、嘘つき!」

王子「姫、読者さんになんてことを!」
326:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 15:34:40 ID:aLZyixOqHw
>>323
ありがとうございます、このリポDは1がもらっていきますね!
( ^ω^)ゴクゴク

>>324
姫「なにこれ… バイアグラ?」

王子「うわああああぁっ!姫っ、それを見てはいけません!」 バッ 

姫「何よ、なんかの薬?」

王子「違いますから、僕はちゃんとたちますから、使わなくても大丈夫ですからっ」 アワアワ 

姫「は?」
327:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 15:39:22 ID:ScZrKHOJSw


 - 城 -

王「うーむ…」

王「うむむむむ」

大臣「どうなされたんですか、王」

王「いや、姫と王子の結婚式をいつにしようかと思っての。婚約パーティーからどのくらい日付をあけるのが妥当かのう」

大臣「なんだ、そのようなことですか。早いなら早いほうがいいんじゃないですか?そうすれば隣国との和解も早まりますし」

王「うむ、そうだな…」

コンコン、

王「ん?」

大臣「おや」

コンコン

『城医です。実は、少々お話がありまして……』
328:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 15:41:02 ID:kQZsiAi4Og

王「──どうした。珍しいな、お前がわざわざ来るなんて」

城医「はい」

王「で、話というのは?」

城医「……ロイ殿のことでございます」

王「ロイ?ロイなら今隣国へ視察に行っているが…」

城医「いえ…、彼の身体のことで」

王「?」


城医「──ロイ殿は結核にかかっている恐れがあります」
329:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 15:43:12 ID:Tc7eTW812Y

王「け、結核じゃと…!?」

大臣「いつだか他国で流行っているというのを聞いたことがありますね」

城医「はい。私も実際の患者に出会うのは初めてでして… ロイ殿の他国視察の報告書の中に結核のことが書いてありましたので、申し上げます」

バサッ、と冊子を開く。

城医「──初期は何ともないことが多いが、症状としては数週内以上続く咳、血痰、微熱。……咳が出始めたのは最近らしいですが、血痰や微熱の症状がロイ殿にみられました」

王「なんと…」

城医「病状が進行すると、疲労感、食欲不振、体重減少などの症状が起こるそうです」

大臣「それは死に至る病なのですか?」

城医「ひどくなれば、おそらく…」
330:
◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 15:46:31 ID:pZldxr8Itg

王「ロイが… なんということだ。あいつは自覚しとるのか?」

城医「今朝、身体の調子がおかしいから診てくれと言われまして…診断結果はまだ教えていません」

城医「しかし、結核の報告書を書いたのは紛れもなく彼。感づいてはいるかもしれません…」

王「……」

大臣「……その病は、感染すると聞いたことがありますが」

城医「はい、空気感染します」

「!!」

城医「ですが、仮に感染したとしてもその中で発症するのは10人に1人以下らしいので… ロイ殿が隣国から帰ってきてから予防策をはっても間に合うかと思います」
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名前:
sage:


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