姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」
王子「ありがとうございます」
姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」
王子「は?」
姫「見せてみなさい」ガバッ
王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0
295: 名無しさん@読者の声:2011/10/27(木) 22:49:14 ID:yCl96nADP2
みんな可愛すぎてやばいw
イラスト描いてもいいですか…!
296: ◆qoozyz1NgY:2011/10/27(木) 23:14:55 ID:8PDjJTANHw
>>294
ま、マジですかあぁあ!!///
ホントにもうキノとコラボとか夢みたいでした!しかもそのおかげで読者さまが増えるなんて幸せすぎてぐはあぁ(´///`)
ありがとうございます!!!
>>295
可愛いですか!!ひゃー、嬉しいです!王子でも姫でもロイでも誰でも描いてくださってかまいませんので!全裸待機しとります!!
297: ◆qoozyz1NgY:2011/10/27(木) 23:15:43 ID:OErSI1ldIc
観客の歓声の中、剣を持った二人がステージへあがる。
王子(……まさかこんなところで剣を振るはめになるとは)
与えられた剣は王子の自前のものではなく、装飾が派手な安っぽい剣だった。
ラン「ふふふー♪」
ランは得意気に剣を弄んでいる。
王子(……かなり使い慣れてるみたいだけど…)
ラン「なぁに、深刻な顔して。ビビってんの?」 クスクス
王子「……わざと負ける理由もないか」
298: ◆qoozyz1NgY:2011/10/27(木) 23:17:45 ID:1h9cqhfM4c
パンドラ「ランちゃん、いつでも始めてもらっていいよ」
ラン「はーい」
くるりとこちらを向き、ニコッと笑う。
ラン「……覚悟はいい?」
王子「いいよ」
ラン「それじゃ」 スッ
ランは懐から十数本のナイフを取り出した。
王子「え…ナイフ?」
ラン「てりゃっ」
ヒュンヒュンヒュンヒュンッッ!
王子「ちょ…!」 バッ
カンカンカンカンッ!
前触れなく投げられたナイフをバク転で避ける。
王子「け、剣勝負って言ってたのに…!」
299: ◆qoozyz1NgY:2011/10/27(木) 23:20:31 ID:O2iLUoTt4M
ラン「──剣だけが芸だと思って?」
王子「!」
ナイフに気をとられているうちに、ランが至近距離まで間合いを詰めていた。
ガキィンッ! 王子「ぐっ…」
一気に振り下ろされた剣を受けとめる。
王子「いつのまに…」
ラン「足の速さには自信があるの」
そのままクルッ、と1回転して王子の真横に着地すると、
ラン「えーい」 ガシッ
王子「な…」
態勢を低くしたかと思うと、なんと王子の足首を掴み、思い切り引き寄せた。
王子「うわああああぁっ」
びたーん!!!
仰向けの状態で叩きつけられた。
300: ◆qoozyz1NgY:2011/10/27(木) 23:27:35 ID:ocxqtmFaOg
ラン「………あれ?」
王子「いつつ…」
ラン「なんかショボくない、あんた?」
ラン「ごめんごめん、これくらい避けられると思ってたからさー」
王子「……」 ムッ
ラン「次からはもうちょっと手加減したげるね!」
王子「……女だと思って引け目に捉えてたのが間違いだったな…」
ラン「は?」
王子「やっぱほら、女の子相手だとやりづらいわけで」
ラン「何言ってんの、あんたも女でしょー」
王子「でももういいや。結構痛い一撃くらっちゃったし」
ラン「…人の話聞いてる?マジいみふなんだけど」
王子「…つまり…」
スッと立ち上がり、剣を持ち直す。身体のホコリを払う。
王子「──手加減してやるのは僕の方だってこと。遊んでやるから全力でかかってきなよ」
301: 295:2011/10/27(木) 23:27:41 ID:EgJaIXV9H6
快諾してくれてありがとう!
早速上げてきましたっw
少しでも支援の気持ちが伝わるといいな><
302: ◆qoozyz1NgY:2011/10/27(木) 23:37:11 ID:kkv4gh8dE.
>>301
ありがとうございました!!
お返事はあちらでさせていただきました(*・∀・)
支援のお気持ちありがたく受け取りましたっっ!!
これからもよろしくお願いしますm(*__)m
303: ◆qoozyz1NgY:2011/10/27(木) 23:38:47 ID:ZcWpf5xQ5g
──────
姫「……はぁ…」
姫「王子のばか… 何で来ないのよ…」
姫「……絶対ほっぺたビンタしてやる…っ!」 グスッ
──そのとき、
ガチャリ 姫「!」
突然檻の鍵があけられ、ぬっと男が顔を覗かせた。
姫「あーっ!!あんた!!」
パンドラ「ご気分はいかがですか?」
304: ◆qoozyz1NgY:2011/10/27(木) 23:41:17 ID:HquBRzpqmg
姫「ふざけんじゃないわよ!こんなところに閉じ込めて、訴えてやるんだから!!」
パンドラ「まぁまぁ。それに関しては申し訳ありませんでした」
パンドラ「これから出して差し上げますので、どうぞ機嫌を直してください」
姫「はぁ!?ごめんなさいで済むと思ってんの!?早く財布返しなさいよ!あと、王子!王子はどこよ!!」
パンドラ(なんと凶暴な……まだ落ち着いてないのか…)
パンドラ「…オージさんなら丁度今、舞台にいます。案内して差し上げましょう」
姫「は?」
305: ◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 00:06:55 ID:ZoYc6yK4vU
──────
ラン「……へぇ、驚いた。あんたそんな余裕ぶっこけるんだ」
王子「まぁね」
ラン「いいよ。ちょっとくらいケガしても文句いわないで──」
ラン「ねっ!!」
ダンッ、と地を蹴りランが王子に向かって駆け出す。
ガキィンッ!
先ほどと同様に、振り下ろされた剣を王子の剣が受けとめる。
───が、王子は剣を受けとめたまま微動だにしない。
ラン「……っ」
ググッ、と剣を押し込むが、全く王子の剣は揺らがない。
ラン「……これならどうだっ」
一旦身体を退き剣を構え直すと、今度は四方八方から剣撃を放った。
キンッ、キンッ、キンッ!
一辺倒な剣筋ではないはずなのに、王子は全て見切ったように受けとめる。
306: ◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 00:09:36 ID:WPw5dFjMQg
ラン(こいつ… 一歩も動いてない……っ!?)
素早く王子の背後に回るが──
ガキィンッ!
王子は前を向いたまま、腕と剣だけを後ろに回してあっさりと止める。
ラン「な…!?」
王子「……」
ラン「な…何なのよあんた…!!」
王子「…君は女だから、やっぱり腕力がないよ。ロイの剣だったらこんなふうにはいかないけど」
ラン「何ですって…!?」
王子「もういいかな、」
ガキッッ!! 「!」
均衡していたランの剣を振りさばく。
王子「──これがオモチャみたいな剣で良かった」
ニッコリと笑って、勢いよく刀身に向かって自分の剣刃を叩きつけた。
307: ◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 00:14:09 ID:1aUoG5Q0f2
───鈍い音がして、剣が空を舞った。
ラン「……!?」
カランッ、と剣が床に落ちる。
……だがその剣は、真っ二つに折れていた。
ラン「う、うそ…」
王子「まぁ、所詮サーカス用の剣だし」
そう言って、王子は自分の剣を示した。
ラン「……!」
ランの剣ほどひどくはないが、王子の剣も二つに割れている。
王子「こういうわけだから。引き分けってことにしない?」
会場に大きな歓声が上がった。
308: ◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 00:16:33 ID:.an2ZGn4Bc
ワーワー ワーワー
ラン「……冗談じゃないわ。見ず知らずの女に、私が引き分けなんてありえない」
王子「でも…」
ラン「女に負けるのだけは絶対にイヤ。許せない」
ラン「……剣なんていらない」
王子「──!」
フッ、とランの姿が消えた。
王子(左っ…)
左横からやってきたアッパーを間一髪で避ける。
王子「やめろ、これはサーカスのパフォーマンスだろ。こんなの芸じゃない」
ラン「うっさいなぁ、新入りに決定権はないよ!」
そのまま、がむしゃらにパンチや蹴りを繰り出してくる。
王子(…相当イライラしてるな…。看板娘に不向きなわけだ)
309: 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 00:17:22 ID:4N/yaiYbEA
王子かっこいいよぉぉお!
王子ください!(∵*)
しかしバニーちゃん姿でやってるのか…www
萌えるな!(・∀・)
310: 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 00:21:31 ID:zb75NEKtkk
CCCCC
311: ◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 00:39:40 ID:r7uU1uvmEE
王子「落ち着きなよ」
パンチを放ったランの腕をガシッ、とつかむ。
ラン「!」
次の瞬間、一気に体勢を低くしてランの足をなぎ払った。
ラン「くぅっ…」
ランは小さく声をあげたが、転ぶ瞬間に手を床について前転し、王子に向かって勢いよく跳ね、ひざ蹴りを繰り出した。
王子「っ…」 バッ
王子はそれをバク宙で避けると、そのままバク転を続けて距離をあける。
王子「しょうがないなぁ、」
ラン「!」
息をつく間もなく、今度は王子から間合いを詰めにいった。
312: ◆qoozyz1NgY:2011/10/28(金) 00:44:51 ID:QIyxlkKpbI
ラン(速いっ…)
あっという間に王子が自分の眼前に入る。
ラン「てりゃっ」 ビュッ
正面から来た王子に拳をうつが───
ラン「!?」
王子が視界から消えていた。
「……ちょっと痛いけど我慢してね」
ドカッ!!
王子はランの上空に飛翔。右足を引き寄せ加速をつけると、ランの背中を蹴り飛ばした。
ラン「きゃぁっ」
どてっ、とランが前のめりになり、転ぶ。
王子「ちょっと君調子にのりすぎだよね」
そのまま着地すると、倒れているランに近づいた。
ラン「!? いっ、いたたたたた」
ラン「きゃーっ、痛い痛いやめてっ!」
王子「ギブ?ギブ?」
……そこにはバニー少女が中華服少女に卍固めをかますという、異様な光景が広がっていた。
313: 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 01:01:55 ID:.yw9LayCwY
シュールwww
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314: 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 01:07:40 ID:3Nsg4FPNeQ
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