姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」
王子「ありがとうございます」
姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」
王子「は?」
姫「見せてみなさい」ガバッ
王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0
239: ◆qoozyz1NgY:2011/10/23(日) 23:36:37 ID:R93H4N5un6
ジョン「わんわん!わんわん!」
ロイ「おー、ジョン。見送りに来てくれたのか」 ナデナデ
ジョン「くぅ〜ん」 フリフリ
ロイ「全然構ってやれなくてごめんな。帰ってきたらいっぱい遊んでやるからよ」
ジョン「わぅ…」
ロイ「しけたツラすんなって。…ジョン、お前しっかり王子見張っとけよ。姫に手を出したら噛みつくんだぞ、いいか」
ジョン「わんっ!」 フリフリ
ロイ「よし、それでこそ俺の相棒だ」 ナデナデ
馬「ヒヒーン」 ブルルッ
ロイ「あ、わり。お前ら両方俺の相棒だよ」
馬とジョンの両方を撫でる。
ロイ「─……じゃあな、ジョン」
ロイは馬にまたがると、勢いよく駆け出した。
240: 名無しさん@読者の声:2011/10/23(日) 23:47:07 ID:coZ3jnnCPA
これって死亡フラg……
241: 名無しさん@読者の声:2011/10/24(月) 00:18:54 ID:sBrVYo19lY
>>240のせいでそうとしか見えなくなった
1に見習ってsage支援
242: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 00:21:22 ID:R93H4N5un6
>>236
ま、マジですかあぁぁ!!!
もったいなきお言葉(´;ω;`)
むっちゃ嬉しいです!!
>>237
コルネオを好きなどという方がいたのか!!(笑)
小物はまだ出てきますのでご安心を(・∀・)
>>238>>239
大丈夫、ロイはまだまだ元気です
243: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 00:30:39 ID:UDHBDcGQ6A
───────
姫「あー!面白かった!」テクテク
王子(いや、全然…)テクテク
姫「何であの帽子からは動物が出てくるのかしら」
王子「さぁ…」
姫「魔法!?魔法なのかな!?」
王子「いや、手品ですから」
姫「じゃあ王子もやってみなさいよー」
王子「それなんて無茶振り…──って、うわっ!」 ドカッ
姫「!?」
突如、背後から走ってきた子供が王子の背中に激突した。
子供「あっ、ごめんなさい!」
王子「え、え?」
タタタッ…
子供はそのまま王子の脇を走りぬけ、颯爽と消えていった。
244: 名無しさん@読者の声:2011/10/24(月) 00:31:02 ID:tT5O.oaoYw
1、1
安価安価…!(ボソボソ
こっそり壁の中から支援
壁壁壁壁]っC
245: 名無しさん@読者の声:2011/10/24(月) 00:31:19 ID:TSKjRXSWvs
ロイ好きだよロイ
っC
246: 名無しさん@読者の声:2011/10/24(月) 00:31:44 ID:sBrVYo19lY
こっそり壁が支援
壁]つC
247: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 00:33:56 ID:qdMevyRfro
>>244
安価しくじってたwww
壁の中から支援ありがとう!!
>>245
私もロイ好きですイケメンなので(笑)支援ありがとうございます!!
248: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 00:34:56 ID:qdMevyRfro
姫「……なに、今の子供」
王子「さぁ…」
姫「迷子かしらね。6歳くらいだったけど」
王子「……あ」
姫「ん?どうしたの?」
王子「あーあー」 ガサゴソ
姫「?」
王子「……スられました」
249: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 00:36:56 ID:trx0HkZN.I
姫「……は?」
王子「スられましたー」 シクシク
姫「……何を」
王子「財布」
姫「えええええぇ!!!!!」
姫「あ、あんたいくら持ってたの!」
王子「5万ゼニーくらい…」
姫「はああぁ!?あんたバカ!?何でそんな大金持ち歩いてんのよ!!」
王子「だって王子ですから」
姫「あんのクソガキ…!!追いかけるわよ、王子!!」ダッ
王子「姫、もう少し言葉遣いを」
姫「うるさい!!」
250: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 02:28:36 ID:RAxY55LQB2
子供「──はぁっ、はぁっ」タタタッ
子供(……追いかけてこない、よな?) クルッ
…ズドドドドド
子供「!?」
姫「待ちなさあぁいっっ!!スリなんてして恥ずかしくないのこのチビ助があぁぁっ!!」ズドドドッ
子供「ひいいいぃっ!?」ダッ
王子「姫っ 顔、顔!」
251: 名無しさん@読者の声:2011/10/24(月) 21:03:40 ID:5uoDVsXYRE
姫www
っCCCCC
252: 名無しさん@読者の声:2011/10/24(月) 21:31:11 ID:o5tB/L3U8o
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚) …?!
253: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 23:16:24 ID:5V2pnSlcCU
子供「うわーんうわーん、誰か助けてー」 ダダダッ
姫「助けてじゃないわよこのバカ!待ちなさいって言ってるでしょ!!」 ダダダッ
子供「わーわー誘拐されるーっ!」ダダダッ
王子「姫、町の人がむちゃくちゃこっち見てますっ」 ダダダッ
町人A「やだ、あれひょっとして人さらい?」
町人B「ちょっと誰か警官呼んできてよ」 ザワザワ
姫「あーもうっっ!!被害者はこっちだっての!」
254: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 23:17:39 ID:BzrtlN2WkQ
子供はわめきちらしながら、ある建物の中に逃げ込んだ。
姫「!」
王子「マジックハウス…」
姫「さっきまで私たちが手品見てたところじゃない」
王子「マジシャンの子供なんですかね?」
姫「知らないわよ。とにかく、さっさと財布返してもらわないと」
スタスタ
二人は再び、マジックハウスの中へ入っていった。
255: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 23:19:00 ID:ZoYc6yK4vU
観客席を抜け、舞台裏の方へ歩いていく。
姫「…今は開演時間じゃないのね」
王子「3時間に一度の公演って書いてありましたから。僕たちが見終わったのが30分くらい前ですから… まだ時間がありますね」
?????「──おやおや、困りますなぁ、勝手にこんな裏の方へ入って来られては」
「!」
フッ、とカーテンの袖から一人の男が姿を現わした。
シルクハットをかぶり、洒落れた燕尾服を着ている。
王子「……さきほど、手品を披露していた方ですね」
256: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 23:20:20 ID:ozxwJgEqGM
男「おや… お客様でしたか。これは失礼。しかし、一体何の御用ですかな?次の開演はまだですよ」
姫「ここに子供が来たでしょ。私たち、そいつに財布を盗まれて追いかけてきたの」
男「子供…?それは、この子のことですかな」
姫「?」
すると、ヒョイッと男の後ろからさきほどの子供が顔を覗かせた。
姫「あーっ!あんた!!」
子供「ひぃっ」 ビクッ
257: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 23:21:51 ID:8PDjJTANHw
姫「さっさと財布を返しなさい!!」
子供「し、知らないよぉ〜」
姫「はぁ!?あんたシラ切るつもり
!?ぶん殴るわよ!」
王子「姫、落ち着いてください」
姫「王子もなんか言いなさいよ!」
男「まぁまぁ… この子は私の息子なのです。手荒な真似はおやめください」
男「…それに、うちの子が盗みなどするはずがありません」
258: ◆qoozyz1NgY:2011/10/24(月) 23:24:27 ID:XJFj.rwXLw
姫「いや、現にしてるから!ポケットとかひっくり返してみなさいよ」
男「はいはい、お待ちくださいね」
男は気のない返事をしつつ、子供のポケットをまさぐった。
男「───お、」 スッ
王子の白い財布を取り出す。
姫「ほら、それよそれ!」
男「……」
王子「返してもらえませんかね?」
男「……いえ、これは私の財布です」
「!?」
288.35 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】