姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」
王子「ありがとうございます」
姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」
王子「は?」
姫「見せてみなさい」ガバッ
王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0
152: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 14:03:29 ID:weA6l9wvtU
実際にやったら不敬罪ってレベルじゃないんよなぁ、だいたいが。
153: ◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 18:15:15 ID:1aUoG5Q0f2
>>151
やっぱりwwいや、私はハガレンはよく知らないんですけど、ロイっていったら彼だろうなとは思いました。
ただ、SSを書く上で二文字くらいの名前で且つ厨二ぽくない名前にしようと思ったらロイが真っ先に浮かんできてww正直名前は適当に決めてるので、全然深い意味はないです
>>152
ロイの姫に対する馴々しさ、王子に対する無礼さは、姫と王子が許容していると思ってくださいw
姫とロイはもともと仲がいいし、王子はタメ口とか不敬とかあんま気にしないタイプです、とか言って言い訳orz
154: ◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 18:18:09 ID:6md7A0MgcE
─────
王子「あ―… 暇だなぁ」
広間の方から賑やかな人の声と音楽が聞こえてくる。
王子(………寝よ)
─ボスッ、と枕に顔を埋めたときだった。
バタンッ! 「!?」
ジョン「わんわん!わんわん!!」
いきなり一匹の犬が扉を体当たりでこじあけて突っ込んできた。
そのままベッドへジャンプし、しっぽをブンブン振りながら王子に猛烈にじゃれついてくる。
王子「なっ、なっ、なっ」
ジョン「がるるるるる」 バフバフ
王子「ちょっ、やめてくすぐったい!あ、あはははは」
ジョンは王子の身体の上で跳ねたり転がったり噛み付いたりして遊びはじめた。
小さな柴犬なので全然痛くはなく、肉球攻撃もくすぐったいだけである。
155: ◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 18:20:28 ID:weA6l9wvtU
王子「……って、いきなりなんなんだ!」
ガシッ、とジョンを両手で捕まえて拘束する。
ジョン「がうー」 ガブカブ
相変わらず王子のシャツに噛み付いて離そうとしない。
王子「お前は確か、ロイとかいう奴の犬だよな… 何でいきなりこんな」
ジョン「……」 ガブカブ
王子「……そっか、ひょっとしてお前もハブられ組?犬は舞踏会出れないもんなぁ」
ジョン「わぅ」 パッ
やっと解放されたシャツは、ヨダレでべとべとになっていた。
王子「う… これ、借りてるシャツなのに…」
ジョン「わぅ」 フリフリ
王子「…じゃあ一緒に寝る?おもらしとかしないよね?」
ジョン「わん!」
156: ◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 18:22:47 ID:.btD106ojs
王子「全く… 飼い犬の面倒くらいちゃんと見ろよな」
ジョン「わん」
王子「………あれ、そういえば」
王子(ロイは舞踏会に出てるんだよな…。で、僕は出てなくて)
王子(姫は出てる…) ハッ!
ジョン「?」 フリフリ
王子「馬鹿か僕は!あいつ絶対姫に近づいて何かするに決まってるじゃん!」
ジョン「わん!」
王子「やば、早く着替えて──」
ピタッ
王子「─服ないんだった…」 ガーン
157: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 19:35:12 ID:bHDcPRiTV6
|Å
| \
|ω・`) ダレモイナイ・・・
|⊂ シエンスルナラ
| イマノウチ
C Å
C / \ C シエン
ヽ(´・ω・)ノ シエン
( へ) シエ-ン
く
C Å
C / \ C シエシエン
ヽ(´・ω・)ノ シエエ-ン
C (へ ) Cシエシエン
C > シエエーン
158: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 19:38:39 ID:NYMUUcmH8.
面白いな。紫煙
159: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 21:53:19 ID:OKTsxd6gOQ
やめろっ…
私の可愛い王子の姫だぞっ
触るなマスタング!
160: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 22:44:45 ID:diohQUs896
っCCCCC
面白いよー
161: ◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:10:56 ID:rHFRB5t09Y
支援ありがとうございます!!
>>157
可愛い―!!(´///`)
AA弱いです、はい
>>158>>160
うぎゃあぁ面白いとか最高の褒め言葉です…!!嬉しいです!
>>159
くそ…!マスタングって呼ぶなよ…!(笑)ハガレンファンに怒られちゃうじゃないか…!←
皆さん大好きですちゅっちゅ()
162: ◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:12:26 ID:rHFRB5t09Y
姫「──ちょっと、ロイ!どこに行くのよ!」
ロイ「……」スタスタ
ロイに手を引かれるままに舞踏会を抜け出し、誰もいない廊下を歩いていた。
やがて中庭にやってくると、ロイはぴたりと足を止めた。
そこは薄暗く、月の光だけが二人を照らしている。
姫「……ロイ?」
ロイ「─姫… 答えてください」
163: ◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:14:16 ID:LJ9EDVfDOc
ロイ「姫は、あの王子と結婚するつもりなんですか?」
姫「えっ?」
ロイ「あんな女みたいで弱そうな男と結婚するんですか?」
姫「な…何言ってるの、私は王子と結婚する気なんてないわよ!」
ロイ「本当ですか!」 パアァッ
姫「う…うん」
ロイ「良かった…。俺、あんな奴に姫をとられたらどうしようかと思っていたんです」
164: ◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:17:28 ID:A/m73bWzEU
姫「……」
ロイ「俺、もしどこかの国と戦争とかになった場合、絶対に姫を守れる男じゃないと姫の結婚相手にはふさわしくないと思うんです」
姫「……そうね。確かに王子は弱そう。ロイの方がずっと強いでしょうね」
ロイ「はい」
姫「でも、王子はそこまで情けない奴じゃないわよ?見た目こそあれだけど、中身はちょっと見込みあるかなーって…」
姫「……やだ、なに驚いた顔してんのよ」
ロイ「い、いや。姫が他人の内面を褒めるのは珍しいなと思って…ほら、姫は面食いだから」
姫「ま、まぁね…」
165: ◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:23:13 ID:rHFRB5t09Y
ロイ「……」
姫「……」
ロイ「……姫」
姫「ん、」
ガバッ! 姫「きゃっ」
突如、姫はロイに抱き締められた。髪の毛がふわりと鼻に当たる。
姫「な、な──」
ロイ「……」 ギュー
姫「……」 アワアワ
ロイ「……すみません。離したくないです」
姫「ロ、ロイ…」
166: ◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:31:58 ID:o5tB/L3U8o
ロイ「……俺、小さい頃からずっと姫のそばで姫をお守りしてきました。…ずっと、姫だけを見て」
ロイ「姫は強くてかっこいい男が好きだって言うから、俺は一生懸命剣の修行して、姫にかっこいいところを見せよう、見てほしいって、無我夢中で、」
姫「ロイ…」
ロイ「それで、頑張って近衛隊長にまでなれた。……全部、姫のためだったんですよ」
ロイ「……だから、他国視察から帰ってきて、姫の結婚の話を聞いたときは信じられなかった。……無性に腹が立って、悔しくて、歯痒くて… 何で俺じゃないのか、俺じゃダメなのかって」
167: ◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:37:02 ID:Hfe7ffEMW.
ロイ「しかも、理由を聞けば政略結婚… 俺は、死んでも認めることなんてできないですよ…」
姫「……」
ぎゅっと、姫を抱きしめる腕に力が入る。
ロイ「俺なら、姫を守れる!あんな女みたいな朴念仁より、俺の方が姫を大切にするし、愛するし、絶対に悲しませたりしない!姫を守れるのは俺だけだ…俺にしか、俺にしかできないんです!」
姫「……ロイ……」
ロイ「姫…好きです…」
ロイは優しく姫の頬に触れると、ゆっくりと顔を近づけた。
168: ◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:45:20 ID:UrTy.eU.y.
──チャキッ
「──!」
……ロイの喉元に、剣が突き付けられていた。
月光に照らされ、反射するかのように刃が光る。その奧で、黒いシルエットが揺れた。
「──今すぐ、姫から離れろ」
立っていたのは、ピンクのラメが散りばめられたフリフリのスパンコールドレスを着た王子だった。
169: 名無しさん@読者の声:2011/10/21(金) 00:52:17 ID:F63PeM9b6A
Σ(・Д・`;)
170: 名無しさん@読者の声:2011/10/21(金) 00:54:41 ID:YGPmka0QrY
俺の中でロイはクズ男に認定された(#`皿´)プンプン
王子いったれ!
つCC
171: 名無しさん@読者の声:2011/10/21(金) 00:59:43 ID:f79T6dgeUQ
いろんな意味でさすが王子www
つCCCCC
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