2chまとめサイトモバイル

2chまとめサイトモバイル 掲示板
姫「結婚相手が男の娘だなんて」
[8] -25 -50 

1: ◆qoozyz1NgY:2011/10/7(金) 21:06:35 ID:qdMevyRfro

姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」

王子「ありがとうございます」

姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」

王子「は?」

姫「見せてみなさい」ガバッ

王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0


144: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 01:44:02 ID:w30xTApJT.
続きを…早く続きを!!

つC
145: ◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 08:40:16 ID:gctR7TVIS.
>>137
王は色々融通がきくので助かってますww

>>142>>143>>144
支援ありがとうございます!!!
こんなにたくさん…あわわわわ


自分も他の作者さんみたいに面白いレス返がしたいなー、と思ってるんですが、なかなかできませんねー(;^_^A でも、支援頂けるだけで幸せです!!

146:
◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 08:53:04 ID:UDHBDcGQ6A

 - 大広間 -

ワイワイ ガヤガヤ

大臣「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。これより舞踏会の幕開けとなります。………では、王よりお言葉を」


王「──オホン。皆の衆、忙しい中我が城の舞踏会へ足を運んでくれたことに礼を言う」

王「しかし、一つ詫びねばならんことがある。今宵は我が国の姫の結婚相手である隣国の王子を皆にお披露目する予定だったのじゃが、諸事情により王子は出席を見合わせることになった」

ザワザワ

姫「……」

王「まぁそうは言っても近々婚約パーティーもあるし、そう問題はなかろう。というわけで、今宵は王子欠席で少々残念じゃが、皆大いに楽しんでくれたらと思う。以上だ」

パチパチパチパチ....
147:
◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 08:54:40 ID:aLZyixOqHw

王「……おい大臣」

大臣「はい?」

王「王子はホントに来ないのか?」

大臣「はい…。ドレスを着て正体を隠して出席するくらいなら欠席した方が良いと」

王「うむ… しかし、ワシは出席してほしかったのう」

大臣「王は王子殿のドレス姿が見たいだけでしょう」クスッ

王「む、そんなことはないぞ!……見てみたくないといえば嘘になるが」

大臣「まぁ、気長に待ちましょう。そのうちひょっこり顔を出すかもしれませんから」
148:
◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 08:57:32 ID:KYtqs3eTIA

姫(やっぱ変よ… あいつさっきまで元気だったじゃない。仮病に決まってる)

姫(何で出ないんだろ…。私が一緒に踊りたくないって言ったから?)

姫(……せっかく可愛いドレス着たのにな…)

姫(ばっ、バカバカなに考えてんのよ私!王子なんてどうでもいいじゃない!)


ロイ「──姫、」

姫「え?」

次の瞬間、手を引かれて腰が抱かれた。ふわりとロイの近くへ引き込まれる。

ロイ「踊りましょう、姫」
149:
◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 09:02:58 ID:F4BvMARXc6

大広間には軽やかな音楽が流れていた。

導かれるままに中央へ行くと、ロイにリードされてステップを踏みはじめる。

姫(……大きい)

背の高いロイの肩に手をおく。

姫(……あと、やっぱりイケメン)

改めて至近距離から顔を見た。
鼻筋が通っていて、前髪の間から見える目が凛々しくて、唇も薄い。本当に顔全体が整っている。

これで体格も良くて剣も強いのだから、文句なしの外見だろう。


ロイ「……姫、そんなに俺の顔を見ないでくださいよ」

姫「えっ!?」

ロイ「ひょっとして俺の顔に見惚れていてくれたんですか?」
150:
◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 09:05:42 ID:nSwSSJ4ZyY

姫「ば…ばかっ!そんなんじゃない──ひゃっ」

ロイ「はは、ボーッとしてると転びますよ」

足をもつらせかけた姫をサッと支える。

姫「あ…ありがと…」ドキドキ


ロイ「……本当に可愛いなぁ、」

チュッ

姫「──!?」

額にキスをされた。
姫の顔がみるみるうちに赤くなる。

姫「い、いきなりなにをっ…」

ロイ「……もうすぐダンスが終わりますね。姫、このあとちょっと付き合って頂いてもいいですか?」
151: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 12:54:08 ID:qviQorEFqA
今までゼルダで再生されてたがロイが出てきた瞬間ハガレンでry
152: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 14:03:29 ID:weA6l9wvtU
実際にやったら不敬罪ってレベルじゃないんよなぁ、だいたいが。

153: ◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 18:15:15 ID:1aUoG5Q0f2
>>151
やっぱりwwいや、私はハガレンはよく知らないんですけど、ロイっていったら彼だろうなとは思いました。
ただ、SSを書く上で二文字くらいの名前で且つ厨二ぽくない名前にしようと思ったらロイが真っ先に浮かんできてww正直名前は適当に決めてるので、全然深い意味はないです
>>152
ロイの姫に対する馴々しさ、王子に対する無礼さは、姫と王子が許容していると思ってくださいw
姫とロイはもともと仲がいいし、王子はタメ口とか不敬とかあんま気にしないタイプです、とか言って言い訳orz
154:
◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 18:18:09 ID:6md7A0MgcE

─────

王子「あ―… 暇だなぁ」

広間の方から賑やかな人の声と音楽が聞こえてくる。

王子(………寝よ)

─ボスッ、と枕に顔を埋めたときだった。

バタンッ! 「!?」 

ジョン「わんわん!わんわん!!」

いきなり一匹の犬が扉を体当たりでこじあけて突っ込んできた。

そのままベッドへジャンプし、しっぽをブンブン振りながら王子に猛烈にじゃれついてくる。

王子「なっ、なっ、なっ」

ジョン「がるるるるる」 バフバフ

王子「ちょっ、やめてくすぐったい!あ、あはははは」

ジョンは王子の身体の上で跳ねたり転がったり噛み付いたりして遊びはじめた。

小さな柴犬なので全然痛くはなく、肉球攻撃もくすぐったいだけである。
155:
◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 18:20:28 ID:weA6l9wvtU

王子「……って、いきなりなんなんだ!」

ガシッ、とジョンを両手で捕まえて拘束する。

ジョン「がうー」 ガブカブ

相変わらず王子のシャツに噛み付いて離そうとしない。

王子「お前は確か、ロイとかいう奴の犬だよな… 何でいきなりこんな」

ジョン「……」 ガブカブ

王子「……そっか、ひょっとしてお前もハブられ組?犬は舞踏会出れないもんなぁ」

ジョン「わぅ」 パッ

やっと解放されたシャツは、ヨダレでべとべとになっていた。

王子「う… これ、借りてるシャツなのに…」

ジョン「わぅ」 フリフリ

王子「…じゃあ一緒に寝る?おもらしとかしないよね?」

ジョン「わん!」
156:
◆qoozyz1NgY:2011/10/20(木) 18:22:47 ID:.btD106ojs

王子「全く… 飼い犬の面倒くらいちゃんと見ろよな」

ジョン「わん」

王子「………あれ、そういえば」

王子(ロイは舞踏会に出てるんだよな…。で、僕は出てなくて)

王子(姫は出てる…) ハッ!

ジョン「?」 フリフリ

王子「馬鹿か僕は!あいつ絶対姫に近づいて何かするに決まってるじゃん!」

ジョン「わん!」

王子「やば、早く着替えて──」

ピタッ


王子「─服ないんだった…」 ガーン
157: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 19:35:12 ID:bHDcPRiTV6
|Å
| \
|ω・`) ダレモイナイ・・・
|⊂  シエンスルナラ
|   イマノウチ
 C Å
C / \ C シエン
ヽ(´・ω・)ノ シエン
  ( へ)  シエ-ン
  く    
 C Å
C / \ C シエシエン
ヽ(´・ω・)ノ  シエエ-ン
C (へ )  Cシエシエン
 C >   シエエーン
 
158: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 19:38:39 ID:NYMUUcmH8.
面白いな。紫煙
159: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 21:53:19 ID:OKTsxd6gOQ
やめろっ…
私の可愛い王子の姫だぞっ
触るなマスタング!
160: 名無しさん@読者の声:2011/10/20(木) 22:44:45 ID:diohQUs896
っCCCCC
面白いよー
161:
◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:10:56 ID:rHFRB5t09Y
支援ありがとうございます!!

>>157
可愛い―!!(´///`)
AA弱いです、はい

>>158>>160
うぎゃあぁ面白いとか最高の褒め言葉です…!!嬉しいです!

>>159
くそ…!マスタングって呼ぶなよ…!(笑)ハガレンファンに怒られちゃうじゃないか…!←

皆さん大好きですちゅっちゅ()
162:
◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:12:26 ID:rHFRB5t09Y


姫「──ちょっと、ロイ!どこに行くのよ!」

ロイ「……」スタスタ

ロイに手を引かれるままに舞踏会を抜け出し、誰もいない廊下を歩いていた。

やがて中庭にやってくると、ロイはぴたりと足を止めた。

そこは薄暗く、月の光だけが二人を照らしている。


姫「……ロイ?」

ロイ「─姫… 答えてください」
163:
◆qoozyz1NgY:2011/10/21(金) 00:14:16 ID:LJ9EDVfDOc

ロイ「姫は、あの王子と結婚するつもりなんですか?」

姫「えっ?」

ロイ「あんな女みたいで弱そうな男と結婚するんですか?」

姫「な…何言ってるの、私は王子と結婚する気なんてないわよ!」

ロイ「本当ですか!」 パアァッ

姫「う…うん」

ロイ「良かった…。俺、あんな奴に姫をとられたらどうしようかと思っていたんです」
288.35 KBytes

名前:
sage:


[1] 1- [2] [3]最10

[4]最25 [5]最50 [6]最75

[*]前20 [0]戻る [#]次20

うpろだ
スレ機能】【顔文字