***
壱国城、謁見の間
***
壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
945: 少女:2012/4/25(水) 08:47:59 ID:..TuzkguBg
>>942-944
今朝はここまでに!
ありがとうございました!!
946: 少女:2012/4/26(木) 08:35:41 ID:J1Hf0jadBc
おはようございます!
クソつまらない上に意味がわからない説明パートもようやくおわりそうです…orz
今から投下します!
947: 少女:2012/4/26(木) 08:38:57 ID:556jLL04L6
魔者「……? つまり魔王は機械ってことか?」??
壱姫「違う違う、だから……」ハア
側近「……生物かどうかすら不明なのです、機械かもしれないというのは可能性の一つに過ぎません」
村娘「……ほう……」
側近「『魔王』の詳細については様々な説があります」
側近「──物質であるとか、装置であるとか、生物であるとか……」
948: 少女:2012/4/26(木) 08:39:44 ID:556jLL04L6
側近「──しかし、魔物をこちらの世界に送り込む存在であることに違いはありません」
壱姫「魔物の意思に問わず、ね」
側近「魔物がこの世界に来るか否かは、魔王の意のままなのです」
側近「──ですから、魔物を支配している存在でもあるのでございます」
壱姫「まあ魔物には意思なんかないけど。 ……あるのは本能だけだ」
949: 少女:2012/4/26(木) 08:40:50 ID:J1Hf0jadBc
村娘「……じゃあ、魔王がいなくちゃ、説明がつかないことって……?」
壱姫「だから言ったでしょ、魔物に意思なんかないって」
壱姫「──魔界からこの世界にやって来るなんて、知能どころか意思すらない魔物には不可能だ」
魔者「……魔王には無理だから、この世界に送り出している存在がいるに違いないってことか」
壱姫「そのとおり、ようやく理解した?」
950: 少女:2012/4/26(木) 08:47:59 ID:556jLL04L6
>>947-949
今朝はここまでに!
また明日よろしくお願いします!
951: 名無しさん@読者の声:2012/4/27(金) 07:40:23 ID:OLX5dH7ghM
最近このSSの更新が楽しみで仕方ない
(`・ω・)っCCCCC
952: 少女:2012/4/27(金) 09:06:27 ID:bZnEgYqJoY
>>951
ありがとうございます(´;ω;`)!!
遅れてごめんなさいぃぃいちょっと寝坊しましたorz
次から投下します!
*以下、ちょっとしたまとめです
分かりにくくてごめんなさいorz
***説明まとめ***
一般の人々の認識
魔界=魔王や魔物が住んでる世界
魔王=魔物を使って自分たちを苦しめる張本人
見た目は人形魔物?
本来(金持ちや、その直属の部下など、学識のある人々の常識)
魔界=魔物が生まれる世界
魔王=魔物をこの世界に送り出している存在
見た目や性別はおろか、生物であるかさえ不明
壱姫と側近は本来の定義を理解してます。
魔者は一般人程度の認識がありました。
村娘は何も知りませんでした。(しいて言うなら「魔王=倒さなくちゃいけない奴」くらいにしか思ってませんでした)
953: 少女:2012/4/27(金) 09:07:32 ID:/apV9d2upc
魔者「……理解した、けど……それじゃあ結局、俺は何をすりゃいいんだ?」
壱姫「だから倒すんだよ、魔王を」
**「なっ……!?」
側近「」ドカッ
**「」キュー…
側近「勝手ながら、また騒ぎだしそうでしたので気絶させさせて頂きました」
壱姫「いいよ、ご苦労様」
魔者「こいつらひでえ」
954: 少女:2012/4/27(金) 09:07:58 ID:/apV9d2upc
壱姫「話を戻そうか、……もちろん君には魔王討伐をしてほしいんだよ」
魔者「でも機械を壊すだけなら普通の奴にも出来るんじゃねえか?」
壱姫「……君、前提条件を忘れてるだろう……魔法が使えないなら、魔界に行けないんだってば」
魔者「あ、そうか」
壱姫「本来、壱国は……というか四大国は、君の役目は魔界とこちらの世界を繋ぐくらいの役割しか期待していなかったんだよ」
955: 少女:2012/4/27(金) 09:08:48 ID:/apV9d2upc
魔者「ふーん……?」
壱姫「どうせ訓練を重ねた国直属の兵に比べたら、へなちょこだろうなと思ってたんだよね」
魔者「失礼な話だな」
壱姫「だからこないだはビックリさせられたよ……」ボソ
魔者「?」
壱姫「いや何でもない……とにかく、魔王討伐の際、『魔王』が魔物ならば兵たちの補佐をしてもらえたらいいかなぐらいに思ってたんだよ」
956: 少女:2012/4/28(土) 10:49:07 ID:ktoisjFL8k
>>953-955
昨日の分はここまでです!
遅れてしまってごめんなさいm(__)m
今から投下します!
957: 少女:2012/4/28(土) 10:51:53 ID:ktoisjFL8k
壱姫「だから君が、本当に一人で魔王を倒すつもりだってのには驚いたね」
魔者「……そうか?」
壱姫「そうさ、……ボクは本来、君に魔界とこちらの世界を繋いでもらったら、魔王討伐は側近にさせようと思ってたからね」
魔者「……お前そんなに強いのか?」チラ
側近「姫様が勝てと仰るのなら勝ちます」ニコ
魔者「うわあ……」
958: 少女:2012/4/28(土) 10:52:04 ID:ktoisjFL8k
壱姫「うちの国の兵を雑魚だと言い放ったかと思えば、本当に倒しちゃうし」フウ
魔者「いや雑魚とは言ってないだろ」
壱姫「似たようなものでしょ」
魔者「大分違うだろ……まあいい、それより」
壱姫「?」
魔者「俺、魔界とこの世界を繋げる魔法なんか使えないぞ……?」
壱姫「……あー」
959: 少女:2012/4/28(土) 10:52:30 ID:MtW.CbIlSM
壱姫「そうだね、説明してなかったね……大丈夫、心配ないよ」
魔者「え」
壱姫「これから四大国に行くって言ったじゃないか」
壱姫「──まさか、何もなしに行くわけないだろう?」
魔者「……どういうことだ?」
壱姫「四大国の国々へ行けば、今疑問に思っている様々なことがわかるはずだよ」
960: 少女:2012/4/28(土) 10:56:00 ID:MtW.CbIlSM
>>657-659
今日はここまで!
それではまた明日ノシ
遅れてすみませんでした…(´д`)
961: 少女:2012/5/1(火) 09:12:15 ID:buY.QArEr2
|ω・`)
…無断で更新停滞ごめんなさい……orz
休みにかこつけて惰眠を貪りまくりました
心配してくださった方、更新を楽しみにしていてくださった方がいらっしゃったら申し訳ありません…orz
三日分弱ですが、今から投下します(;´Д`)!
962: 少女:2012/5/1(火) 09:14:29 ID:KLMpaCsVQ2
壱姫「四大国の中には、まじないが文化となっている国や、魔法についての研究がなされてる国もある」
壱姫「──特に肆国では、魔法を莫大なエネルギーを発生させる手法として捉え、既に空間転移も理論だけなら完成されてる」
村娘「……壱姫が難しいこと言ってる……」
壱姫「ま、とにかく心配はないってことさ」ニコ
魔者「……」
963: 少女:2012/5/1(火) 09:14:52 ID:KLMpaCsVQ2
魔者「……相手の使う魔法についてもか?」
壱姫「?」
魔者「魔王に俺がこの間使った、人の動きを停止させる魔法を使われたらどうするんだ?」
壱姫「君、防げないの?」
魔者「わからん」
壱姫「なんで」ジト
魔者「今まで俺以外に動きを止める魔法使える奴なんかに会ったことねえんだから仕方ねぇだろっ」ムカー
964: 少女:2012/5/1(火) 09:15:19 ID:KLMpaCsVQ2
壱姫「……使えないなあ……でもまあ、多分大丈夫でしょ」フウ
魔者「何でだよ」イラー
壱姫「それも、肆国に行ったらわかるさ」ニィ
魔者「それ──」
村娘「……話、終わった……?」
魔者「!」
側近「そろそろこの方を起こしてもよろしいでしょうか」ニコ
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