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壱国城、謁見の間
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壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
953: 少女:2012/4/27(金) 09:07:32 ID:/apV9d2upc
魔者「……理解した、けど……それじゃあ結局、俺は何をすりゃいいんだ?」
壱姫「だから倒すんだよ、魔王を」
**「なっ……!?」
側近「」ドカッ
**「」キュー…
側近「勝手ながら、また騒ぎだしそうでしたので気絶させさせて頂きました」
壱姫「いいよ、ご苦労様」
魔者「こいつらひでえ」
954: 少女:2012/4/27(金) 09:07:58 ID:/apV9d2upc
壱姫「話を戻そうか、……もちろん君には魔王討伐をしてほしいんだよ」
魔者「でも機械を壊すだけなら普通の奴にも出来るんじゃねえか?」
壱姫「……君、前提条件を忘れてるだろう……魔法が使えないなら、魔界に行けないんだってば」
魔者「あ、そうか」
壱姫「本来、壱国は……というか四大国は、君の役目は魔界とこちらの世界を繋ぐくらいの役割しか期待していなかったんだよ」
955: 少女:2012/4/27(金) 09:08:48 ID:/apV9d2upc
魔者「ふーん……?」
壱姫「どうせ訓練を重ねた国直属の兵に比べたら、へなちょこだろうなと思ってたんだよね」
魔者「失礼な話だな」
壱姫「だからこないだはビックリさせられたよ……」ボソ
魔者「?」
壱姫「いや何でもない……とにかく、魔王討伐の際、『魔王』が魔物ならば兵たちの補佐をしてもらえたらいいかなぐらいに思ってたんだよ」
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