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魔者「仕方ないからお前と結婚してやるよ」
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1: 少女:2011/9/15(木) 19:33:16 ID:VDKZMqcALE
***

壱国城、謁見の間

***

壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」

魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」

壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」

魔者「……おそれいります」


923: 少女:2012/4/18(水) 21:47:25 ID:xfi7A3QILk
夕方携帯落として(先程見つかりました)
ちょっと投下する余裕がありませんorz
(お風呂も晩御飯もこれからなので)
申し訳ありませんが今日はお休みさせて頂きますm(__)m
924: 少女:2012/4/20(金) 08:12:54 ID:J1Hf0jadBc
すみません寝てしまいました(°Д°;;)
しかも今日から合宿で今夜も書き込めそうにありませんorz
申し訳ありませんm(__)m

時間が少し開いたので、今から昨夜分を投下します!
925: 少女:2012/4/20(金) 08:13:21 ID:J1Hf0jadBc
**「待ってくれ」

壱姫「よし、じゃあ次は昔の人がそんな魔物に対してどういう対応をしたのか話すね」

**「無視!?」

壱姫「……一体何なんだい、横から口を挟んで」ハア

**「村長の家に入り込んでるし、いきなり組みふせてくるし、かと思えば誰でも知ってるような常識を解説しはじめるし……」

壱姫「長いまとめて」
926: 少女:2012/4/20(金) 08:13:47 ID:J1Hf0jadBc
**「──あんたたち、一体何者なんだ!?」

壱姫「後で説明するから黙ってろ」

**「」

壱姫「さて、どこまで話したかな」

**「いや、いやいや待てよ!」

壱姫「側近」

側近「はい」

**「」モゴモゴフガフガ

魔者「うわあ……」
927: 少女:2012/4/20(金) 08:16:14 ID:556jLL04L6
壱姫「……さて、そんな魔物に対して、昔の人々はどうしたか、だったね?」

村娘「…………」コク

壱姫「魔物の気性は今も、例外なく、荒いよね」

村娘「…………」コク

壱姫「近くに寄れば攻撃され、遠くに逃げても魔法を使われ……当然みんな魔物を怖がった」

村娘「…………」
928: 少女:2012/4/20(金) 08:16:54 ID:556jLL04L6
壱姫「……それでも、自分たちが生きるためには、怖くたって倒さなくちゃいけないよね?」

村娘「…………」コク

壱姫「だから頑張って頑張って、なんとか倒した」

村娘「……………………」

壱姫「何」

村娘「……そこだけえらく説明が雑じゃあないか……?」

壱姫「史実に詳しく残されてないから仕方ない」
929: 少女:2012/4/20(金) 08:20:00 ID:556jLL04L6
>>925-928
今朝はここまでに!

それでは明日、それからおそらく明後日もお休みを頂くかもしれません。
…本当にすみませんorz

また明明後日に、よろしくお願いします。
930: 少女:2012/4/22(日) 21:32:20 ID:hEL1ryUmTQ
今気づいたのですが、>>929は「明日と明後日」でなく、「今日と明日」ですね…orz

一昨日ぶりです。
今から投下しますね!
931: 少女:2012/4/22(日) 21:34:16 ID:y3moFeW55g
壱姫「昔の人たちは、倒した後は魔物を調べて、魔法をどうやって使っているのか調べるつもりだった」

村娘「……どうやって……?」

壱姫「解体して、かな」クス

村娘「…………、ああ……」

壱姫「そういうこと……昔の人たちは魔物が倒されたら消えてしまうって知らなかったんだ」

壱姫「──彼らはさぞ驚いたろうね、やっと倒したと思った魔物が、煙のように消えてしまったんだから」
932: 少女:2012/4/22(日) 21:34:53 ID:hEL1ryUmTQ
壱姫「とにかく、魔物を調べることは出来ずに、今もまだ詳細は不明ってことさ」

村娘「……生け捕りにはしなかったの……?」

壱姫「かわいい顔して物騒なこと言うねえ……」

壱姫「──ま、それはもちろん試したさ……人類の技術だって馬鹿にしたものじゃあない」

村娘「…………」

壱姫「でも駄目。 デタラメに魔法を使って、自分が傷つこうがお構い無しで周りをメチャクチャにするんだから」
933: 少女:2012/4/22(日) 21:35:18 ID:y3moFeW55g
壱姫「一番目が当てられなかったのは毒かな」

村娘「……毒……?」

壱姫「そう、毒。 その魔物に一目でも会った奴は死んだらしいよ」ニィ

村娘「…………!」

壱姫「しかも遅効性だったみたいで、国の上層部の人間はほぼ全滅。 その国は一気に傾いて、一時期は騒然としたそうだ」

村娘「…………」
934: 少女:2012/4/22(日) 21:36:11 ID:hEL1ryUmTQ
>>931-933
今日はここまでに。
明日もよろしくお願いします!
935: 少女:2012/4/24(火) 09:11:03 ID:aIfcTDVcic
また寝てしまった…orz
この間から本当にごめんなさいごめんなさいぃいい
時間が出来たので今から投下しますm(__)m
936: 少女:2012/4/24(火) 09:11:59 ID:aIfcTDVcic
壱姫「そういうことで、昔の人たちも、魔物を捕らえるのは諦めたんだね」

村娘「…………」

壱姫「被害は甚大、……魔物の調査の続行を希望する意見もあったらしいけど、大多数の人間により却下された」

村娘「…………そうまでして、どうして……?」

壱姫「ん?」
937: 少女:2012/4/24(火) 09:12:35 ID:aIfcTDVcic
村娘「……どうして、魔物を捕まえようと……?」

壱姫「……そうだね」

壱姫「──おそらく、次の魔物が現れた時の対策と、……兵器として用いるつもりっていう理由が大半じゃないかな」

村娘「…………」

壱姫「魔法とは未知なる強大な力だ」

壱姫「魔法の力で、巨大な武力を手に入れたいと考える者が居ても、おかしいことじゃない」
938: 少女:2012/4/24(火) 09:12:59 ID:aIfcTDVcic
村娘「…………」

壱姫「さて、いよいよ魔王の説明だ……いいかい?」

村娘「…………」コク

壱姫「よし、それじゃあよく聞いてね?」

壱姫「──魔王はね、魔物たちの長だとされている存在のことだよ」

村娘「…………魔王って、魔物なの……?」

壱姫「あー……、どうだろうね?」

村娘「…………?」
939: 少女:2012/4/24(火) 09:13:29 ID:TaoAl8AEQQ
壱姫「正直ね、魔王の詳細は全くの不明なんだ」

村娘「……どういうこと……?」

壱姫「……魔王は、魔物を魔界からこの世界に送り出している存在だとされている」

村娘「…………」

壱姫「当然、魔王は魔界にいるんだから……見たことがあるものはいない」

壱姫「──魔法が使えないボクたち人間には、魔界に行くことができないからね」
940: 少女:2012/4/24(火) 09:19:10 ID:TaoAl8AEQQ
>>936-939
今朝はここまでに!

この間から少し考えていたのですが、いっそ投下時間を朝にしようかと考えています。
バスやらの関係で、少し時間が空くので…。
8時〜8時半を想定しています。
土日は、私が凄く遅起きなのでどうなるか未定ですが…

一応連絡でした。
上手くいかなかったり反対意見が出たりしたら、また違う時間帯を考えてみますノシ
941: 少女:2012/4/25(水) 08:44:13 ID:f69tJEdB0c
遅くなりました!
今から投下します!
942: 少女:2012/4/25(水) 08:45:58 ID:..TuzkguBg
村娘「……見たことないのに、いるってわかるの……?」

壱姫「そうだね、確かに村娘ちゃんの言う通りだ」

村娘「…………?」

壱姫「魔王の存在は確認も確証も得られてない」

魔者「……は? おい、ちょっと待て」

壱姫「──でも、魔王という存在が居なければ、説明がつかないことがあるんだ」
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