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壱国城、謁見の間
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壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
925: 少女:2012/4/20(金) 08:13:21 ID:J1Hf0jadBc
**「待ってくれ」
壱姫「よし、じゃあ次は昔の人がそんな魔物に対してどういう対応をしたのか話すね」
**「無視!?」
壱姫「……一体何なんだい、横から口を挟んで」ハア
**「村長の家に入り込んでるし、いきなり組みふせてくるし、かと思えば誰でも知ってるような常識を解説しはじめるし……」
壱姫「長いまとめて」
926: 少女:2012/4/20(金) 08:13:47 ID:J1Hf0jadBc
**「──あんたたち、一体何者なんだ!?」
壱姫「後で説明するから黙ってろ」
**「」
壱姫「さて、どこまで話したかな」
**「いや、いやいや待てよ!」
壱姫「側近」
側近「はい」
**「」モゴモゴフガフガ
魔者「うわあ……」
927: 少女:2012/4/20(金) 08:16:14 ID:556jLL04L6
壱姫「……さて、そんな魔物に対して、昔の人々はどうしたか、だったね?」
村娘「…………」コク
壱姫「魔物の気性は今も、例外なく、荒いよね」
村娘「…………」コク
壱姫「近くに寄れば攻撃され、遠くに逃げても魔法を使われ……当然みんな魔物を怖がった」
村娘「…………」
928: 少女:2012/4/20(金) 08:16:54 ID:556jLL04L6
壱姫「……それでも、自分たちが生きるためには、怖くたって倒さなくちゃいけないよね?」
村娘「…………」コク
壱姫「だから頑張って頑張って、なんとか倒した」
村娘「……………………」
壱姫「何」
村娘「……そこだけえらく説明が雑じゃあないか……?」
壱姫「史実に詳しく残されてないから仕方ない」
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