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魔王「何で女の子が一人もいないんだよ!」
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1:🎏 :2011/9/14(水) 23:03:02 ID:8OHTIHnybw
初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。

※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891


771:🎏 雑魚C「あれ?俺は?」:2011/11/20(日) 23:30:30 ID:UOzzvGRKcw
雑魚A「おらあ!」スパーン

一般魔物「ひいい!」ザシュッ

雑魚B「弱い者は死んじまえ!雑魚をぶっ殺して、魔王を否定して、強い魔界を取り戻したらあ!」

雑魚D「大変だ!」

雑魚E「何だよ!?」

雑魚D「側近だ!側近が俺達を止めに来たぞ!」

雑魚F「ついに来たか、魔王の犬め!いいか、俺達で奴を仕留め、革命の足掛かりにするぞ!」

雑魚G「よっしゃあ!!」

雑魚H「ボス、行ってきますね!」

機人「……ああ」
772:🎏 雑魚C「って、こんな役かよ!」:2011/11/20(日) 23:31:53 ID:UOzzvGRKcw
側近「はあっ!」スパーン

雑魚C「ぐぎゃああああ!!」ザシュッ

側近「……これで魔界全土の暴動は収めたか?」

機人「まだだ、色男」

側近「機械生命体の魔物か……お前が親玉か?」

機人「そうだ。そしてお前の命を奪う者だ」

側近「命を散らすのはどっちだろうな?……お前の場合は停止って言った方がいいのか?」

機人「勝手に言ってろ。お前がそれを深く考えたって意味はないさ……死ぬのはお前なんだからな!」シャキンッ

側近「……両手が剣に変わるのか。戦闘には便利な体だな」

機人「他にも斧や機関銃にだって変更可能だ。だが……剣士のお前を倒すにはこれがいいだろう」

側近「その驕りが命取りだと思い知る頃には、お前はただの鉄屑になってるだろうよ」
773:🎏 :2011/11/20(日) 23:33:34 ID:UOzzvGRKcw
かくして側近と機人の戦いは始まった。
暴徒の親玉など取るに足りない……そう思っていた側近だったが、この機人という機械生命体は侮れない実力を誇っていた。

さながら演武のような完成された剣術を披露し続ける両者。
純粋な剣術は側近の方が上だった。事実、その両腕から襲いかかる二つの斬撃を潜り抜け、機人の体に刃を何度も打ちつけてはいた。
しかし機械の体はさすがに頑丈で、側近の斬撃をことごとくはね返した。

更には純粋な剣の本数の差も影響し、最初は有利だった側近も戦闘が長引くにつれて苦戦し始めた。
これはまずいと、側近は機人の斬撃を剣で受け止めた際の衝撃を利用して後方へと跳んで間合いをとったのだった。
774:🎏 :2011/11/20(日) 23:34:31 ID:UOzzvGRKcw
機人「どうした?動きが鈍ってきてるぞ?」

側近「生身だといろいろ大変なんだよ。機械のお前にはわからねえだろうがな」

機人「心外だな、これでも機械生命体だ。……まあ心肺機能や疲労の悩みは確かにわからんが」

側近「ますます便利な体だな」

機人「うらやましいか?」

側近「全然。これから鉄屑になる奴なんかをうらやむわけないだろ」

機人「……この現状でまだ強がれるのか。大した根性だよ」

機人「だがそれも間違いだと教えてやる。……さあ再開といこうぜ!肉片にしてやっからよ!」

側近「抜かしてろ!」
775:🎏 :2011/11/20(日) 23:35:45 ID:UOzzvGRKcw
会話を経て両者の剣は再び交差した。間もなく戦場は甲高い鋼の衝突音と力強い風切り音に支配された。
お互いに決定打に欠け、ただひたすらに攻防を続けるだけだったが、ついにその均衡が崩れる瞬間が訪れた。仕掛けたのは機人の方である。

機人が下から振り上げた右腕、その先の刃を側近は見事剣で受け止めた。
しかし、敵の斬撃を受け止めて力が弱まる瞬間、それこそが機人の狙いだった。
右腕からの斬撃を側近が受け止めたのとほぼ同時に、機人は左腕での第2の攻撃を仕掛けた。
その標的は、今まさに力が弱った瞬間である側近の剣。それを下から強烈に打ち上げたのだ。
結果、側近の剣は空を舞うこととなった。
776:🎏 :2011/11/20(日) 23:37:14 ID:UOzzvGRKcw
(勝機!)

側近の心臓目掛けて右腕を突きだした機人。
それに対し、側近は即座に体をねじる。おそらくは回避を狙った行動だろう。
だが、至近距離からの突きを避けるのは難しく、心臓こそ逃れたものの、その刃は側近の体を貫いた。

側近の口端から血の線が流れるのを確認し、機人は勝利を悟った。

「ははは!終わったなあ、側近!致命……」

高らかに勝利宣言をしようとした機人だったが、その途中で異変に気付いた。
側近の口端がつりあがったのである。何故、この状況で……訪れた死期に気でも触れたのだろうか。
機人はそう考えたが、それは正解ではなかった。
777:🎏 :2011/11/20(日) 23:38:51 ID:UOzzvGRKcw
体に突き刺さったままの刃、それと繋がっている機人の右腕を側近は両手でしっかりと掴んだ。
そして、そのまま全身の力を用いて、刃ごと体をひねり、

「ぐあああああ!!」

機人の右肩から先を引き千切ったのだった。

腕を裂かれた痛みで機人の動きが止まった。
その隙に側近は機人の右側に移動する。それと同時にようやく落ちてきた自前の剣をキャッチして、お返しの突きを傷口に見舞った。
頑丈な機械の体も傷口を狙って攻撃されれば意味を成さず、その剣先は機人の体内へと侵入を果たした。
側近は突き刺した剣を媒体に、自らの魔力を機人の体内に移した。そして、

「これで終わりだ」

その魔力を機人の体内で爆発させたのだった。

「……ていうか、その体で痛みとか感じるんだな。ますますわからねえ野郎だ」

言葉はもう返ってこなかった。
778:🎏 :2011/11/20(日) 23:39:58 ID:UOzzvGRKcw
側近「……これでたぶん暴動のほとんどは片付いたろ」ポタポタ

側近「わりいな、血がこれ以上出るとやばいから、この剣は腕ごと貰ってくぞ」ポタポタ

側近「……まあでも今の状態でも十分流血してるから意味はないかもしれんが」ポタポタ

側近「やべえ……目がチカチカする……」ポタポタ

側近「くそ、城の連中には1週間で帰るっつたのによ……」ポタポタ

側近「これじゃ……かっこつかねえよ……」ポタポタ

側近「さっさと戻らねえと……」ドサッ

側近「さっさと……」ドクドク

側近「……」ドクドク



ハーピー「……え?だ、誰か倒れてる!」
779:🎏 今日はここまで!:2011/11/20(日) 23:41:13 ID:UOzzvGRKcw
側近「……それが俺とハーピーの初めての出会いだったそうです。俺、気絶してて記憶にないですけど」

魔王「長いよ、出会うまでがさ!読んでる途中で2回くらい今回の小話のタイトル確認しちゃったよ!」

側近「ははは、申し訳ないです」

龍人「しかし……側近に致命傷与えるって、そいつ強かったんだな」

魔王「あの時、側近はそんな大変なことになってたんだね」

側近「ハーピーがいなかったらって考えるとゾッとしますよ」

魔王「それで?そこからどうやって恋人同士になったの?」ワクワク

側近「それは……」

側近「リアルタイムで明日以降に話すとしましょう」

魔王「おいぃ!」ズコー

側近「いや、思った以上に長くなったので……」

龍人「じゃあちょっと休憩だな。……昼までまだ少しあるな。ちょっと軽く白飯とイカ明太食ってくる」

魔王「じゃあ俺はプリン食べてくる……」

側近「それでは皆さん、明日以降にまた会いましょう」
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