初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。
※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891
249: 1:2011/10/7(金) 01:09:56 ID:bEpZo/Xb/k
女勇者が魔王城に攻め入る前のお話
魔王「側近、パワプロで作った選手で対戦しようよ!」
側近「……あなたはいきなり何を言ってるんですか?」
魔王「だから!パワプロで選手つくってそれでチームつくって対戦しようっていうんだよ!」
側近「なんでそれをやらなくちゃいけないんですか?」
魔王「暇じゃん」
側近「……」グリグリ
魔王「痛い痛い痛い!!なんで無言で足踏むのよ!?」
側近「はあ……魔王様がゲームで遊んでる分、誰が仕事を肩代わりしてると思ってるんですか?」
魔王「……ごめん」
側近「……たく。そのゲームのやり方、教えていただけますか?」
魔王「っ!やっぱり側近良い奴だね!だから好きなんだよ!」パァァ
側近「……」グリグリ
魔王「痛い痛い痛い!!だから何で踏む……ああもうやっぱり嫌いだぁ!!」
250: 1:2011/10/7(金) 01:10:12 ID:bEpZo/Xb/k
側近「で、どうやるのか教えてくださいよ」
魔王「わかったー。でも喉かわいたから、何か飲み物とってきてくれる?」
側近「わかりました。少々お待ちを」
魔王「ありがとー」
側近「……」ジャグチクイッ
側近「……」ミズドバーッ
側近「……」ゾウキンヌラシ
側近「……魔王様、今から雑巾を絞りますので、口をあけて上を向いていただけますか?」
魔王「うん、なんで雑巾経由した水を飲まなきゃいけないのかな?」
側近「汚らしい魔王様には汚水がお似合いかと」
魔王「案外清らかだよ、俺!頼むからちゃんとした物持ってきてよ!」
側近「冷蔵庫にだいたいの物は入ってるから、自分で取ってきてください」
魔王「はーい」
251: 1:2011/10/7(金) 01:10:33 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「持ってきたよー。側近、はいコップ」
側近「……パックの100%オレンジですか。好きですね、ほんと」
魔王「爽やかな酸味がたまんないんだよ!コーヒーばっか飲んでる側近にはわかんないでしょ」
側近「俺は別に好き嫌いないですけどね。で、いい加減やり方教えていただけますか?」
魔王「いいよー。ゲームキューブつけてくれる?」
側近「……この鈍器みたいなゲーム機ですか?」
魔王「いや……確かに取っ手あるけどさ。鈍器て……」
側近「なんですか?これで魔王様を殴ればいいんですか?」
魔王「違う違う!そこの、ほら、そのスイッチ押して!」
側近「……あ、つきましたね。ようやくゲームスタートですか」
252: 1:2011/10/7(金) 01:10:54 ID:bEpZo/Xb/k
側近「……そもそも、ぱわぷろって何なんですか?」
魔王「パワプロはね、長らくシリーズが続いてる人気の野球ゲームなんだ」
魔王「対戦はもちろん、オリジナルの選手をつくったり、選手の人生を体感したりと、豊富なモードを誇るんだよ」
側近「なるほど、野球ゲームですか」
魔王「今回やるのはパワプロ11。大学野球編となる今作のサクセスで選手を作ってもらうよ」
側近「パワプロ11が最新作なのですか?」
魔王「……」
側近「……魔王様?」
魔王「……いやね、最新作はこれじゃないし、俺は最新作も持ってるんだけど」
側近「じゃあそっちやればいいじゃないですか。なんでわざわざ古い奴をやるんですか?」
魔王「……作者が持ってるの、11までなんだ」
側近「……なるほど」
253: 1:2011/10/7(金) 01:11:18 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「まあそういうわけだから、11でサクセスやってチームつくって対戦しようよ!」
側近「サクセス……四つの大学からひとつを選んで選手を育てるわけですね」
魔王「うんにゃ、大学は三つでさぁ」
側近「え?でも選択できるのは四つ……」
魔王「ひとつは全日本編っていってね。他の三つとはちょっと違うサクセスとなるんだ」
側近「なるほど」
魔王「じゃあ俺が手本として一人育ててみるね。じゃあイレブン工科大学で……名前はっと……」
側近「……加リー?何ですか、その名前?」
魔王「加えるって漢字、カタカナのカとロじゃん。これでカロリーって読ませようかと。面白くない?www」
側近「面白くないです」
魔王「……」
254: 1:2011/10/7(金) 01:11:45 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「……まあいいや。行け、加リー!旋風を巻き起こす野球選手となるのだ!」
加リー君が大変でやんす!
変化球のキレが悪くなった!
科学ノ発展ニハ犠牲ガツキモノデース。
魔王「えぐ……ひっく……」ポロポロ
側近「えっと……とりあえず育成失敗したんですか?」
魔王「うん……」ポロポロ
側近「まあでも流れはだいたいわかりましたよ。今の感じでうまく育てろってことですね」
魔王「うん……」
側近「……魔王様」
魔王「うん?」
側近「これ、1チーム分の人数揃えるまで、すごく時間かかりませんか?」
魔王「いいじゃない。ゆっくり時間をかけて遊ぼうよー」
側近「……」ギューッ
魔王「痛い痛い痛い!!ちょ、つねら、つねらないで!」
255: 1:2011/10/7(金) 01:12:05 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「とにかくそういうことだから!俺と側近が同時にできるようにGCとソフト、メモリーカードは二つ用意したからね!」
側近「無駄な贅沢ですね。まあいいですよ、魔王様の娯楽につきあいましょう」
魔王「ありがとー!よーし、側近をコテンパンにする最強チームを作るぞー!」
側近「じゃあ俺は俺で選手つくってきますので失礼します」
魔王「うん!頑張ってねー」
魔王「……」ガツーン
魔王「……」ヤベ、ジャンプー
魔王「……」タカメノタマニテガデタ!
「くそおおお!!」
魔王「!?」カラブリサンシンー
「何が犠牲がつきものだよ!!調子乗りやがってえ!!」
魔王(……側近か。ダイジョーブ博士に殺されたかな?)ビッグイニングニナリマシタ!
256: 1:2011/10/7(金) 01:12:29 ID:bEpZo/Xb/k
そんなこんなで時間は流れて
魔王「側近、チームできたー?」
側近「はあ……できましたよ、なんとか」
魔王「疲れてるねー。パワリン飲む?」
側近「コーヒーでいいです。ていうかパワリンって現実にあるんですか?」
魔王「ノリで言っただけだよ。それより選手見せてよー」
側近「どうぞ」メモカテワタシ
魔王「どれどれ……」
側近「どうですか?」
魔王「側近さあ……名前つけずにランダムで名付けてるでしょ?」
側近「いちいち考えるの面倒くさいんですよ」
魔王「ダメだよ!一人一人にちゃんと名前つけてあげなきゃ!あと、GG佐藤多いなwww」
側近「なんか知らないけどランダムにしたら妙にGG佐藤って名前が多くなりまして」
魔王「クローン球団じゃんwww怖いなー側近さんとこのチームはww」
257: 1:2011/10/7(金) 01:12:49 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「能力値は……うわ、後半の選手、ほとんどオールAじゃん」
側近「育成のコツをつかみましてね。強く仕上がったと自負していますよ」
魔王「なんか愛を感じないなー。アンドロメダ状態じゃん。こいつら見てもストーリーが浮かばないもん」
側近「ストーリー?あなたは何言ってるんですか?」
魔王「俺の選手を見りゃわかるよ!そりゃ!」
側近「うわあ、変な名前の選手がいっぱい……」
魔王「たとえばこのキャッチャーを見なさい!」
側近「……力田?リキダって読むんですか?」
魔王「彼はちからだ君。力田くんはね、恵まれたガタイの持ち主で、天下無双の力持ちなんだ!」
側近「はあ」
魔王「そんなパワーに目を付けられて、スカウトされてプロの世界に飛び込んだ彼だったけど」
魔王「プロとしては破天荒なバッティングフォームを直そうと球団は躍起になり、本来の打撃を封じられた彼はスランプになった」
魔王「しかし2年目、チームの不振から監督が変わると、新しい監督は彼のスタイルを認めたんだよ」
魔王「こうして彼のパワーと、独特のバッティングフォームで野球界を震撼させる2年目が始まったんだよ!」
側近「……そのストーリーが、このEAEADの能力から浮かぶっていうわけですか?」
魔王「そうだよ!ね?脳裏に浮かんできたでしょ?」
側近「いえ」
魔王「もう、感受性働かせようよ!」
258: 1:2011/10/7(金) 01:13:14 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「じゃあこのオールBの暗黒くんの話を……」
側近「ちょっと待ってください。もしかして全員分のストーリー紹介していくつもりですか?」
魔王「あったりまえじゃん!!」
側近「……んっ!」バキッ
魔王「ぐふ!……な、殴ったね!親父にも「うるさいですよ!!」
側近「いいからもうさっさと対戦しましょうよ!こっちは暇もないのに付き合ってんですよ!」
魔王「……ご、ごめん。あの、チームこっちのメモカに移すよ?」
側近「はやくしてください」
魔王「……この側近ハーピーズっての?」
側近「はい」
魔王「あー、ハーピーズってのはいいけど、その前の側近って文字がなあ。あー惜しいチームだわー」
側近「……そういう魔王様のチーム名は何なんですか?」
魔王「ふっふっふ。見て驚け!これが俺様のチームだあ!」
側近「……何ですか、この魔王サマバンザイって。アホ丸出しじゃないですか」
魔王「うるせえ!いいじゃん、ゲームの中ぐらいでは威張ったって!」
259: 1:2011/10/7(金) 01:13:35 ID:bEpZo/Xb/k
側近「……まあいいですよ。このアホ球団を壊滅させればいいわけですね」
魔王「くくく……壊滅するのはどっちのチームかなあ?」
側近「魔王様のチームでしょう」
魔王「言ってろ!ぶっつぶしてやるからな!」
側近ハーピーズVS魔王サマバンザイ、プレイボール
魔王「側近の先発投手……GG佐藤じゃねーかww卑怯だろ、笑いでのプレイヤーへのダイレクトアタックはwww」
側近「一番バッターは……魔王様ですか。何ちゃっかり自分つくってるんですか」
魔王「いいだろ別にー。ちなみに側近の嫌がらせに耐えかねて野球界に逃げてきたっていうストーリーね」
側近「知りませんよ」ビュッ
魔王「危なっ!ちょ、何で頭部目掛けてのスライダー!?」
側近「ゲームだろうと、魔王様は潰しておかないといけないでしょう」
魔王「野球界にも俺の席ねーのかよ!?」
260: 名無しさん@読者の声:2011/10/7(金) 01:14:17 ID:bWHnpuYhps
四円
261: 1:2011/10/7(金) 01:14:39 ID:bEpZo/Xb/k
そんなこんなでゲームは進んで9回表。魔王サマバンザイの攻撃
魔王「……」
側近「ふっふっふwww14対2ですからね。頑張らないと逆転できませんよ?ww」
魔王「……」
側近「あれ?どうしたんですか?まだ9回が残ってますよ?www」
魔王「……んんー!!」GCスイッチポチッ
側近「あ!何するんですか!負けそうだからって電源切るのは反則でしょう!!」
魔王「うるさい、バーカ!!お前……お前、バーカ!!」ポロポロ
側近「認めませんからね!ほら、正式に負かしますから電源つけてください!」
魔王「もー!!上司相手なんだから接待プレイしてよー!」ポロポロ
側近「接待したらしたで「わざとやってる」とか泣き出すんでしょうが!」
ドラゴン「あーあ、またやってるよ……」
スライム「平和だよねー」
ゾンビ「こういう平和な日々が一番だよなー」
今日も今日とて仲良く騒がしい魔王と側近なのでした
262: 名無しさん@読者の声:2011/10/7(金) 02:41:15 ID:fUYLiEF9Jk
11か、懐かしいwww
CCCCCCCC
263: 名無しさん@読者の声:2011/10/7(金) 18:16:50 ID:jvRom5VLAQ
くそう…1の更新と全くあわないよ〜(うд;´)
1の馬鹿……
でも更新待ってるC
264: 名無しさん@読者の声:2011/10/7(金) 19:44:19 ID:/4TxF8mZnI
GG佐藤はできる子しえん
265: 1:2011/10/7(金) 22:02:14 ID:bEpZo/Xb/k
>>260
四円ありがとうございます。
実家に、兄が500円玉だけで貯め続けてる貯金箱があるんですけど、その中にでも入れておこうと思います。
>>262
俺は11までしか持ってないんです。
ちなみに一番好きなのは9でした。
あと、楽天がなんだかんだ好きなので、楽天が入ってるパワプロもいつか買おうかと計画中です。
>>263
ここの馬鹿は主に21〜1時の間に出現します。その中でも更新頻度が特に高いのは22〜0時の間って感じです。
そんぐらいに赴けば、出くわす可能性も増えると思います。あとはスーパーボールとか投げて捕まえるだけです。頑張ってください。
>>264
一時期かわいそうな感じになってましたよね。
俺はパワプロを通じて野球を理解してる糞にわか野郎なのですが、野球好きの友達からいろいろ聞いてます。
その友達曰くGG佐藤選手は良い選手とのことで。
ミスしていいってわけじゃないですけど、ミスの一つ二つであそこまで騒がれるのもかわいそうだなあって、素人なりにそんなこと思ってました。
彼のことは野球素人なので詳しく知りませんが、とりあえず俺は彼の名前が好きです。
266: 1:2011/10/7(金) 22:10:04 ID:bEpZo/Xb/k
魔王死亡騒動から数日後、人間界にて
兵士「これは……勇者様!お久しぶりです!」
勇者「任務に失敗したダメな人間なんだ、かしこまる必要はないよ」
兵士「いえ、勇者様は国のために尽力された御方です。この国の英雄に違いありませんよ!」
勇者「ありがとう。俺には過ぎた評価だが、ありがたく受け取っておくよ」
兵士「今日は一体何の用事で?」
勇者「ちょっと訊きたいことがあってな」
兵士「訊きたいこと……ですか?」
勇者「単刀直入に言う。……魔王を匿ってるってことはないか?」
兵士「」
勇者「……兵士?」
兵士「そっそそそ、そそそそんなこたぁあるわけないんですぜ、はーい!」アタフタ
勇者「……お前、絶望的に嘘が下手だな」
267: 父親から電話きて話してた:2011/10/7(金) 22:44:51 ID:bEpZo/Xb/k
女勇者「どうしてわかってくれないの?私達が協力すればきっと素敵な世界が作れるのに!」
魔王「くだらんな。元より下等種族と手を取り合うつもりなどない」←演技中
兵士「女勇者様、交替の時間です」
女勇者「……そう、わかったわ。魔王……また来るからね」
魔王「……行ったね。あ〜、やっぱ女勇者ちゃんは天使だわ〜」
兵士「綺麗だよなあ」
魔王「女勇者ちゃん達と話せる今が愛おしいから悪役続けるけど、いつか素になってその美貌を褒め称えたいねー」
兵士「そうだなー。で、魔王よ」
魔王「なんだよ?かがみんは俺の嫁だぞ?」
兵士「いや、嫁雑談じゃなくてだな、その……」チラッ
勇者「久しぶりだな、魔王」
魔王「……」
勇者「……」
魔王「……あっ!ひ、久しぶりだな勇者!」
勇者「……お前、俺のこと忘れてたろ?」
268: 1:2011/10/7(金) 22:57:17 ID:bEpZo/Xb/k
勇者「まあいいや。やっぱり俺の思った通りだったな。……魔王は生きていた」
魔王「世間には死んだっつったんじゃなかったっけ?」
兵士「いや、そうなんだけど、勇者様は直感的にわかったんだって」
勇者「魔王は死んだと聞いてたが……一体どういうことなんだ?よければ説明してもらえないか?」
魔王「めんどくせえなあ……読んでこいよ」
兵士「勇者様、どうぞ>>176-213」
勇者「読めって……まあいいや。読んでくるよ」
勇者「ふむ……なるほどな」
魔王「読んだ?」
勇者「ここのSSは面白い物が多いな」
魔王「何で他のSS読んじゃってるの!?いや、別にいいけど今はこれ読んでよ!」
勇者「冗談だよ。そうか……こういうことになってたのか。魔王、ひとつ言わせてくれ」
魔王「ん?」
勇者「お前の思考、変態的だな」
魔王「サーセンwww」
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