初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。
※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891
207: 1:2011/10/1(土) 22:02:47 ID:bEpZo/Xb/k
兵士「テラツヨスww人生オワタwww」
魔王「だから悪いことはしないって……」スチャッ
兵士「兜、また被るのかよ!?」
魔王「女勇者ちゃんのプレゼントやで?被らんわけにはいかんやろ」
兵士「……え?悪役ってどういうこと?じゃあ戦争は何で起こっ……え?お前は何で捕まって……脱獄……はあ?」
魔王「いい具合に混乱してんなあwww」
兵士「どういうことだよ!?説明してくれよ!」
魔王「説明すると長くなるから読んできてよ>>2-184」
兵士「oh、メタ発言ktkr……」
208: 1:2011/10/1(土) 22:10:20 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「……読んだ?」
兵士「読んだ読んだ。これ書いてる奴、痛い奴だなー」
魔王「気にしてるんだからそこはそっとしてあげて!」
兵士「だから学生時代にいじめられるんだよww」
魔王「やめたげてよぉ!」
兵士「……で、お前のことなんだけど、これマジ?」
魔王「マジマジ、大マジよ。俺、そんな悪い魔王じゃなかったでしょ?」
兵士「マジかよ……だったら悪役演じてねえで、さっさと暴露しろよ」
魔王「何でさね?」
兵士「何でって……女勇者様は魔王を改心させるためにこんなことしてんだぞ。お前悪い奴じゃないんなら、こんなことする必要ねえじゃねえかよ」
209: 1:2011/10/1(土) 22:21:47 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「……女勇者ちゃんが俺を改心させたいのは、それが魔界と人間界の和解に繋がると信じてるからでしょ?」
兵士「ああ、そんなこと言ってたな」
魔王「だけどことはそう簡単じゃない。魔王を言いくるめったって、魔界全体が魔王と同じ方を向くとは限らないんだ」
兵士「え……」
魔王「今は俺が魔王をやらせてもらってるけどさ、魔物っていろいろいるからね。俺が魔王をやることを不服に感じてる奴は多いと思うよ」
魔王「おたくらの勇者システムと違って、魔王は強い奴がなるって感じの単純なシステムなんだよね」
魔王「そんなシステムだからさ、歴代の魔王達は皆強くて。ほとんどがその強さを使って人間を苦しめた」
魔王「実際、魔界にはまだ、人間は虐げるべき存在って思ってる奴も多いよ」
魔王「俺も魔界と人間界が手を取り合える世を作りたくてさ、必死に修行して魔王になったけど……現実は厳しいよ」
210: 1:2011/10/1(土) 22:30:58 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「俺が悪い奴でも良い奴でも、魔界と人間界の関係は簡単には良くならないから。だったら俺は幸せを満喫したいってことだよ」
兵士「……ひとつ訊いていいか?」
魔王「いいよー。何?」
兵士「普通の魔物と違って、お前が人間界と手を取り合おうとしているのは何故だ?」
魔王「ゲーム、人間が作ったやつのが面白い」
兵士「そんな理由!?」
魔王「あと女の子、人間界のが可愛い娘が多い」
兵士「煩悩にまみれてやがる!」
魔王「その二つが理由の9割占めてるかなー」
兵士「ほぼ独占状態じゃねえかよ!」
魔王「……残りの1割はね、良い奴悪い奴に種族の壁なんてないって思うからだよ」
兵士「種族の壁……」
魔王「人間にも魔物にも良い奴悪い奴っているから。種族の壁を越えて良い奴が集まって、良い世界を作れていけたらどんなに素敵だろうってね」
兵士「魔王……」
兵士「……良いこと言ってるけど、それ、理由の1割なんだろ?」
魔王「だってゲームと女の子が好きなんだもんwww」
211: 1:2011/10/1(土) 22:44:21 ID:bEpZo/Xb/k
兵士「……まあいいや。お前が良い奴だってことはわかったよ」
魔王「おお!わかってくれるんだね、ありがとう!」
兵士「女勇者様方にいじめられたい気持ち、男としてわからんこともないしな。魔界と人間界の関係に影響しないんなら、お前の芝居に付き合ってやるよ」
魔王「心の友よ!」
兵士「出会って間もないのに心の友になっちゃったよwww」
魔王「いや、でもお前とは仲良くなれそうだよ。……お前、ドラクエ派?FF派?」
兵士「もちドラクエ派」
魔王「心の友よ!」
兵士「wwww……ところでブラザー」
魔王「なんだよ?兄弟」
兵士「お前が捕まって、世間的には死んだことになって」
魔王「うん」
兵士「それで新しい魔王が誕生したらまずくない?魔物って戦争派のが多いんだろ?」
魔王「ああ、それは大丈夫だよ。側近がいるから」
212: 1:2011/10/1(土) 22:52:40 ID:bEpZo/Xb/k
兵士「側近?」
魔王「俺の部下でね。俺の部下でね」
兵士「何で2回言うんだよww」
魔王「大事なことだからだよ!いい加減上下関係をはっきりさせないとね」
兵士「で、何でそいつが魔王になったら大丈夫なんだよ?」
魔王「側近はね、俺を見かける度に暴言を吐いてね」
魔王「俺の料理にこっそりタバスコかけまくってたり」
魔王「俺のセーブデータで勝手に進めて勝手にセーブしたり」
魔王「若気の至りで制作した俺の中二的な黒歴史漫画をネットに流出させたり」
魔王「回復魔法で治せるからって折れるまで関節技かけたりする酷い奴だけど」
魔王「本当はとっても良い奴なんだ。側近が魔王になったら、きっと平和な世界を目指してくれるよ!」
兵士「……1mmも信用できねえんだけど」
213: 1:2011/10/1(土) 23:04:58 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「大丈夫だって!側近本当に良い奴なんだから」
兵士「骨折られといてそんなこと言えるってマジ尊敬するわ」
魔王「俺が女勇者ちゃん達にわざとやられたのも側近がいたからだよ。他の奴が魔王になるんなら俺だって我慢して女勇者ちゃん達を退けてたよ」
兵士「全幅の信頼を寄せてんだな、そいつに」
魔王「とにかく、側近が魔王になれば、俺の時みたいに平和な世界を目指すよ。人間の戦死者だって絶対に出さないから!」
兵士「……まあマイブラザーの言うことだからな。信じてやらないわけにはいかんだろ」
魔王「心の友よ!」
兵士「お前それ好きだなww」
魔王「とにかく平和の世作りは側近に任して俺らは親睦トークに勤しもうぜ!兵士は女勇者ちゃん達の中でだれが好き?」
兵士「いいのかなあ、こんなことで……女魔法使い様は俺の嫁」
魔王「なるほど、いいセンスだ!」
兵士「そういう魔王は誰なんだよ?」
魔王「皆綺麗だけどね……やっぱり女勇者ちゃんかなー」
兵士「なるほどねー。それじゃ、〜〜」
魔王「それで、〜〜」
打ち解けた魔王と兵士のどうでもいいトークはしばらく続くのであった。
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