少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
297: 名無しさん:2011/6/29(水) 22:24:55 ID:IY41cBvn0o
熊「……!」
?「……次は、外さない」スッ
男「…っ…ひッ…ィいい…!」ヨロッ
少年の、死への覚悟は全て消えて無くなりました
その代わりに頭に流れ込むのは死への恐怖
男「(逃げなきゃ…逃げろ…!!)」
ジュッ
次の弾丸は確実に少年の右足を撃ち抜きました
298: 名無しさん:2011/6/29(水) 23:28:46 ID:LYdCTbqa1c
!!
続きが楽しみでしかたがない!!!
しえん!!!
299: 名無しさん:2011/6/29(水) 23:40:08 ID:PmyquluLE6
男「…ぁ…あああ!」ドサッ
悲痛な声をあげ、山道を転がり落ちる少年
?「……面倒な」
熊「待てよ」
?「……」
熊「俺の事覚えてるか、狩人さんよ」
狩人「……?」
300: 名無しさん:2011/6/29(水) 23:44:36 ID:H5eUe.tjLc
狩人「……忘れた」
熊「こっちは一瞬たりとも忘れたことは無いんだぜ」
熊「喰い殺してやる」
狩人「……」スッ
熊「オ゙オ゙オ゙オオォォォ!!!」
山が揺れる程の咆哮
その巨体からは想像のつかない速さで狩人に飛びかかり
ドンッ!!
301: 名無しさん:2011/6/29(水) 23:48:57 ID:IY41cBvn0o
熊「……オ゙ヴァ゙?」
狩人「……熊の急所の鼻っ面を撃った」
熊「ォ゙ア゙ァ゙!!」ブンッ
狩人「……っ!」
熊「……そうやって俺の嫁さんの鼻を蜂の巣にしやがったなぁ!」ノソ
狩人「……」スッ
熊「死んで詫びろ゙ぉ゙ぉぉ!」
狩人「……!」
ズドンッ
302: 名無しさん:2011/6/29(水) 23:50:50 ID:IY41cBvn0o
熊は息絶えました
その頭に捻込まれた鉛の塊は四つ
この瞬間をもって、アリスへの『理性』の献上はお終いとなります
狩人「……まぁ、いいさ。正当防衛だ」
狩人「……アリスが帰ってきた時に、お前のような屑がいても困る」
狩人「……あの少年を追わなければ」タッ
303: 名無しさん:2011/6/29(水) 23:56:26 ID:96TVUWlwC6
男「……」
男「……やっと」
「残念だけど、死んでないんだな」
男「!?」ビクッ
「やぁ、お目覚めかい?気分はどう?
足の怪我はほぼ治ってるみたいだけど」
男「……!」バッ
男「お前が治してくれたの?」
「さぁ、どうだろうねぇ?
死にたがりの君からしたら、良い迷惑かもしんないけど」
男「……いや、生きてるなら、痛くないほうがいい」
「……そうかい」
304: 名無しさん:2011/6/29(水) 23:59:17 ID:C/EsOqUYxw
男「で、ここはどこ。お前は何処にいるの」
「ここは僕の空間だ
今は声しか存在してないけどね」
男「……」
「放っておいたら狩人にやられちゃうかも知れなかったからね」
「助けてあげたんだ
とりあえず礼が欲しいね」
男「ありがと…」
「そう、素直な奴は好きだよ?扱い勝手が良いからね」
305: 名無しさん:2011/6/30(木) 00:01:28 ID:jea4yQfMpw
男「色々と聞きたいことがあるんだけど…」
「今はそんな余裕はないね
この空間の遠隔操作は疲れるんだ」
「また会ったら聞いてあげるよ」
男「…またって」
「さぁ、白兎ちゃんと山鼠ちゃんの所へ送ってあげる」
「そこの扉を出な。繋げておいてやるから」
男「……」ガチャ
306: 名無しさん:2011/6/30(木) 00:07:18 ID:ayxDgaoNKQ
男「…それじゃ」
「今度は助けてやれないかもだから、死ぬような真似はやめてくれよ?」
男「……まぁ考えておきます」スッ
「ふふ、宜しい」
「……まぁ死んでみろよ
ある意味お前が一番アリスに必要なんだぜ?」
307: ◆AlicexxO96:2011/6/30(木) 00:20:32 ID:C/EsOqUYxw
今晩はここまででございます
熊編はこれにて終了
結果としては少しシビアかも知れませんが、これにて終了なのです
>>290
ありがとうございます
この書き込みを見てから、>>292を書くのが正直辛かったです
>>293
心臓に鳥肌……
こういうシーンなだけに、最高の褒め言葉と受け取らせて頂きますね
ありがとうございます!
>>298
そういうお言葉が本当に励みになります!
実は一回寝落ちしかけましたが、何とか持ち直しましたwww
気づけば300越えましたね。明日も頑張るぞー
308: 名無しさん:2011/6/30(木) 00:32:06 ID:xrmXO4luAE
おもしろい!
これ展開が読めないな〜
ああ熊が…(;_;)
309: 290:2011/6/30(木) 20:11:43 ID:MHq8.v1lnY
>>307
すみませんorz
何かもう…熊さんのこと思うと切なくなっちゃって…
大人しくしときます
支援!
310: ◆AlicexxO96:2011/7/1(金) 00:49:13 ID:JZ308n9LZ6
>>308
完結まで良い意味で読者の皆さんを裏切れるように頑張ります!
>>309
あわわ…違います違います!
感情移入して戴き、熊さんの事を思って下さってるのに
それを否定する内容になったので、有り難いだけに書き辛かったというか…
本当に支援感謝しておりますm(_ _)m
今夜は更新出来そうに無いです…
多分すぐ寝落ちしてしまうので明日の朝頑張りまる!
311: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:36:10 ID:1b/AplOPAI
白兎「……山鼠ちゃん、起きてください」
山鼠「……寝てねぇよ」
白兎「男さんも…」
男「あーい」モソモソ
山鼠「…やめろよシロ…もう居ない奴の話なんかすんな」
白兎「……ごめん」
男「いい加減腹減ったや」
312: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:39:18 ID:IvjfUba.8M
山鼠「…シロ」
白兎「…なぁに?」
山鼠「あいつ探しに行くわ」
白兎「…言うと思いました。行こ?」スッ
山鼠「いや、お前はアリス優先しろ」
白兎「……駄目だよ、山鼠ちゃん一人だなんて
山を登るだけでも…」
山鼠「それでもだ」
白兎「…そっか」
男「…朝飯とか無いの?」キョロキョロ
白兎「にんじん食べといてください」
男「うーい」
313: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:40:56 ID:t57GnFDOYg
山鼠「……じゃ、行くから」
白兎「……またね」
男「にんじんうめぇ」ポリポリ
山鼠「……」
白兎「……」
男「……あ?」
314: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:43:59 ID:IjDuDJDKyo
白兎「…男さん」
男「はい」
白兎「約束、しましたよね?」
男「…しましたね」
白兎「もう二度と、自分の命を投げ捨てるような真似はしないでくださいね…!」
男「…多分了解した」
白兎「絶対です!!」
男「はいはい。
あと山鼠、ひたすらケツに蹴り入れてくんな痛い」
山鼠「……」ゲシッ ゲシッ
315: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:45:27 ID:JZ308n9LZ6
男「朝っぱらから茶番見せられるこっちの身にもなって欲しいけど」
山鼠「茶番じゃねぇ
本気で心配してやってたんだぞ」ゲシッ ゲシッ
白兎「完全に居ないものと思ってましたから…」
男「お前から存在否定されるの二度目だ…」
山鼠「反省しろよ阿呆っ」ゲシッ ゲシッ
男「何時まで蹴るんですか」
316: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:47:21 ID:t57GnFDOYg
白兎「…何にせよ、本当に無事で良かったです」
男「それはまぁ、どうなんだろうね」
山鼠「…そこは素直に喜んどけよ」
白兎「あと、身を呈して私達を助けてくれて、ありがとうございました!」ペコッ
男「まぁ、それは良かったよ」
白兎「ほら、山鼠ちゃんも」
山鼠「……どうも」
男「可愛げのない奴」
山鼠「な…!」
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