少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
317: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:50:20 ID:jox2lqGdgw
白兎「熊はどうなったんですか?」
男「どうなったんだろうね」
山鼠「知らねーのかよ…」
男「よく分からんとこで記憶が飛んだもん」
白兎「まぁ、無事だっただけで充分です」
山鼠「……」
男「…そういや、まだ城は見えないの?」
白兎「このまましばらく真っ直ぐですね」
白兎「そのうち見えて来ますよ」
男「へぇ」
318: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:52:33 ID:bskeXDFV8Q
山鼠「…実は、城に入った事は無かったりする」
白兎「でしたっけ?
私がアリスを捜しに行くとき、ついてきてませんでした?」
山鼠「…城の外までな」
白兎「あっ…」
山鼠「思い出したとしても言うなよ?」
男「…?」
白兎「う、うん!言わない言わない…お口チャックマンね…」
山鼠「そんな微妙なネタを…」
319: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:54:46 ID:1b/AplOPAI
男「何かあったの?」
白兎「あ、はい。
山鼠ちゃん格好が汚いって城に入れて貰えなかったんです」
山鼠「お口チャックはどうした!!」
白兎「あ…!」
男「茶番かこれ」
320: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:57:21 ID:t57GnFDOYg
男「…またかよお前」
山鼠「見下したような目で見るなくそが!」ゲシッ
男「何で蹴られた今」
山鼠「しょうがねぇだろ!
ちっさい頃からこの服しか無かったんだよ!」グイッ
男「洗えよ」
山鼠「…洗濯とか婆ちゃんに頼んでたからしたことねぇし」
男「ろくな嫁にならねえな…」
山鼠「るせぇなほっとけ!」
321: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:58:53 ID:JZ308n9LZ6
白兎「でも私はいいとして、お二人は綺麗な格好しないとまた入れないなんて事も…」
山鼠「俺は別に入れなくても構わねえよ」
男「いや、お前も女王に会いに行くんだって…」
白兎「という訳で」
白兎「遠回りになりますが、湖に行って服を洗いましょう!」
男「…どこ?」
白兎「あっちです」
男「見えないけど…?」
山鼠「湖はこっちだぞ」グイッ
白兎「おっと、あっちですね!」
男「デジャヴですね」
322: ◆AlicexxO96:2011/7/1(金) 07:05:25 ID:zY8aT7nkmQ
あい、今日はここまでで
ふぅ……
朝は弱いですwww
自分でも何書いてるかわからんですwww
特に書くこともないのでこれで失礼しますねん
今夜来れたらいいなぁ…
323: 名無しさん:2011/7/1(金) 09:52:53 ID:J.MZWwG9jg
山鼠ちゃんの裸ハァハァ
324: 名無しさん:2011/7/1(金) 21:57:56 ID:eoMP5ExkGc
山鼠ちゃんのゲシゲシに萌えたwww
325: ◆AlicexxO96:2011/7/2(土) 21:25:21 ID:1e0RqNmnOw
>>323
へ、変態だー!!
>>324
自分も蹴られたいですね(切実)
昨日は来れなくてごめんなさいm(_ _)m
あとでまた来ますね!
326: 名無しさん:2011/7/2(土) 22:31:22 ID:IvjfUba.8M
山鼠「湖って誰か居たっけか?」
白兎「んと、あ…鷹の奴がいた…」
山鼠「げ…」
白兎「行くの止めましょうか……」
男「白兎が奴呼ばわりとか、相当嫌な奴なの?」
白兎「…嫌いです」
山鼠「俺も…」
327: 名無しさん:2011/7/2(土) 22:47:33 ID:JZ308n9LZ6
白兎「あ、そういえば」
男「…?」
白兎「ドラゴンさんもいました」
男「いや、そっち先に言えよ」
山鼠「なんだドラゴンもいるのな」
白兎「元気にしてますでしょうか」
男「…軽くね?」
328: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:11:38 ID:zY8aT7nkmQ
男「ドラゴンだぜドラゴン。
あの翼がはえて尻尾があって炎を吐く蜥蜴みたいな奴」
白兎「それですそれです!」
男「熊よりよっぽどヤバいだろ」
白兎「……?」
男「何その反応、俺間違ってる?」
329: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:15:23 ID:1b/AplOPAI
山鼠「何を勘違いしてっか知らねえが
熊よかよっぽどマシな奴だぜ」
男「……会ってみなきゃ分かんないな
別に会いたくもないけど」
白兎「…!」ピョコ
白兎「湖の音、聞こえてきましたよ」
男「湖にも音があるのか」
白兎「はい!…あ…鷹の声も聞こえました…」ショボ
山鼠「……チッ」
男「ボコスコに言われてるじゃないか鷹君……」
330: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:39:54 ID:t57GnFDOYg
男「こないだの川は『清らかさ』を献上してんだっけ?」
白兎「はい、そうでした」
男「湖も?」
白兎「湖は川の真逆です
『汚れ』を献上しているので、水はとても綺麗ですよ!」
男「…アリスに『汚れ』なんて必要なのか?」
白兎「まぁ、多分…」
331: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:54:05 ID:SBxlnoh5O6
男「森に囲まれてるんだな」ガサガサ
白兎「えぇ、でももうすぐで抜けますよ」ガサガサ
山鼠「…お」ガサッ
男「おぉ」
白兎「これが湖ですね!」
男「綺麗だな」
白兎「でしょう?」
332: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:55:02 ID:jox2lqGdgw
白兎「ちなみにあの洞穴の中がドラゴンさんの住処です」スタスタ
男「早速行くの…?」
白兎「一応湖の主ですからね、許可をとらないと」
男「……そうなの」
山鼠「んなビビんなくても、喰われやしねぇよ」
男「本当かよ…」
白兎「ほら、こっちですよー!」
333: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:56:54 ID:jox2lqGdgw
男「……」
ドラ「わ!何!?お客さん!?いらっしゃーい!!」
白兎「ドラゴンさん、私ですよ!」
ドラ「なんだ白兎ちゃん達じゃない!
どうしたの!?遊びに来てくれたの!?」
山鼠「や、湖の水を使わせて貰いに来たんだが…」
ドラ「そっかそっか!うん!
好きなだけ使ってよ!!」
男「思ってたのと違う!!」
334: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:58:38 ID:bskeXDFV8Q
白兎「どうしました男さん?」
男「思ってたドラゴンと違う!!」
山鼠「何言ってんだよ
翼も尻尾もあって蜥蜴みたいで…
どう見てもドラゴンだろ」
ドラ「火も吹けるよ!!」ボッ
男「カリスマが足りない!!」
335: 名無しさん:2011/7/3(日) 01:02:17 ID:B4pYf22bqU
男「なんかこう…大空に君臨する王者たるカリスマ性がこいつからは全く感じられない!」
ドラ「…??」
男「…白兎」
白兎「あ、はい?」
男「…こいつはアリスに、何をあげたんだよ」
白兎「『孤独』です」
男「…こどく?」
336: 名無しさん:2011/7/3(日) 01:03:46 ID:jox2lqGdgw
白兎「ドラゴンさんは元より、こんな風に明るい性格ですよ?」
白兎「ただ、その容姿のせいで、みんなドラゴンさんから逃げちゃうんで…」
ドラ「泣きながらどっかに行っちゃうの!」
白兎「ドラゴンさんは寂しがり屋ですから」
男「で、孤独を捨てたら、みんなと仲良くなれましたと?」
山鼠「なってねぇよ?」
男「…なんで?」
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