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祖父が死ぬ三ヶ月前にまともになった話

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Part2
50 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)08:37:08 ID:X3u
俺は不安に思ったので電話を変わろうとするが、
母親はコッチを見て顔をふるふると横に小さく振った。
それにしっかりと受話器を握っていた。
何度も「お父さんなの!?」と言っていたのが、その時は不思議でならなかった。
一体電話相手は誰だと言うのか。
それに祖父はまだ死んでいる訳でもないのに幽霊のように驚いていて……、と言う具合に。
母は「そう!?いいの!?いいの!?あちょっと!?電話切るよ!?」と大声で言った時、
母の受話器の向こうから「うるさい!はしゃぐんじゃねぇ!」と言う怒鳴り声が漏れてきた。
紛れもなく祖父の声だった。
ただ、そこで一旦電話は切れた。
母がコッチを見て言った第一声「お父さんが電話かけてきた」
呆然とし訳もわからないと言った顔で。
母はそんな気抜けた顔のまま「明日、病院いこうね。会社には電話しておいて」と言った。
母は無理にとはとのことだったが、無理でもともお願いする感じであった。
そのまま母は考え毎するかのようにトイレへ向かっていった。
俺は疑問が晴れないことにモヤモヤしていると、ちょうど病院からかけ直しがきた。

51 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)08:48:37 ID:X3u
医者「もしもし?祖父さんが電話切っちゃいまして……
 また重ねてすみません。祖父さんが大声を出したので咽てしまって……」
その謝辞のあと、適当な挨拶から電話は始まった。
俺はまだ「いつものボケの影響か?迷惑かけたんだな」と思っていた。
俺は事の経緯を聞くと。
医者は「ああ、お孫さんには伝わってませんでしたか」と言った。
医者「祖父さんがですね……、なんと言えば良いのか。
 とにかく、『意識が戻りまして。』
 それどころか『ハッキリしているんです。』
 それで家に電話しろと言い始めまして。
 失礼ですが、最初はボケから混乱しているだけかと思っていました。
 ですが、やけにちゃんと喋るもので、お電話を。
 体の具合の方は、今まで通り油断ならないのですが、
 意識だけはしっかりしていると言えるのではないでしょうか。
 今できるのは問診と簡単な確認ぐらいですが、そうだと私は思います……
 今は横になって静かにしているようお伝えしたのですが、
 何も言わず横になり天井を見つめおとなしくしています。
 どうやら私たちの言葉もすぐに理解できるようで……。
 何を言っているか分からないかもしれませんが、私も詳しくは分かっていません。
 経験上で言える事はあるのですが、それとはどうも違う様子で。
 とにかく、本人の希望で『明日は来てほしい』とのことです。
 今すぐにではなくていいそうです。」
俺も母親と同じポカーンと頭の中が真っ白になったと思う。

52 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)09:06:32 ID:X3u
何度も理解できるまで医者に尋ねたが、
要約すると「具合は悪いままだが、意識の方がハッキリとなった、ボケが治った?(医者も疑問)」と言うことだった。
この何年間も大ボケだった祖父の、あの大ボケが治った?
にわかには信じがたい話だった。ただ何度も同じことを俺は尋ねていたと思う。
祖父は、自分の誕生日・仕事(昔の仕事内容)・今の自分の状況状態・家の住所電話番号、他
これらをハッキリと答えられたとの事だった。
翌日、どうしても朝出て提出しなくては行けない書類を会社に届けてから病院へ向かった。
上司の方は祖父の具合がよくないことを深く理解してくれている人なのと、
大人の事情になるが、この時あまり社員は出勤しないほうが会社に得になる状態だった。
だからか、この日は提出と事情説明にかかった時間分だけ働いたこととして、以降早上がりとなった。
病院に着きいつものように、あの病室へ向った。
祖父がいる場所には仕事先から直接来たという父と母、
そして涙目で「うんうん」と嬉しそうに頷いている祖母がいた。
祖母が頷く先には、いつもの様に仰向け状態で寝ていた祖父の姿はなく、
ベットの背中部分をしっかりと上げ、どっしりとイスに腰掛けているかのように座る祖父がいた。
人工呼吸器でもサイズが一回り小さくなったマスクをした祖父がいる。
祖父「お、○○!よく来たな!」
俺の姿を見るなり祖父は元気よく俺の名前を呼んだ。
実際には声も小さく若干かすれ気味だったが、それでも覇気があった。
左手を上げたったようだが、祖父の胸下までしか手は上がらなかった。
祖父はそれを見ると「すまねっ、全然体動かねーんだ」とニコニコして言った。
俺はしっかりと祖父に近づけないまま、遠目に見ていると、
祖父は近寄ってこないことに気がついたのか、一瞬ハッとした表情を浮かべ、
祖父「そうだよな。なんと言えばいいか。とにかく長い事迷惑かけたな……ありがとう」
祖父は神妙な顔を浮かべた後、体を前に倒したら。
そしたら「おお、おおおおっ」とか言いながら祖父はそのまま前倒れしそうになり、祖母が支えた。
祖父は「お前に支えられるほど体が軽くなっちまったなぁ」と、
祖母は「ええそうですね。まったくうらやましい」と。
それを聞いて母と父は小さく笑っていた。

53 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)09:17:17 ID:X3u
体の具合は元気ではないのは分かるが、頭の方は元気じゃないか。
俺は最初なんの冗談かと思った。
大袈裟かもしれないが、コレはテレビのドッキリ番組で、どこかにカメラが隠されている。
今目の前にいる祖父は、祖父のそっくりさんで俺らをビックリさせようとしている、とまで考えた。
冷静になって考えればそんな不謹慎な企画があるわけがない。
祖父は「まあ、○○。こっち来て座れや。もうすぐ先生来るそうだから、それまで話をしよう」
俺は言われるがまま、祖父の横の椅子へ座った。
今までは祖父の横に座ることさえ面倒に思えていたが、この時は喜んで座りに行くような、
本当に小さいころ祖父母に喜んで合うかのような感覚だった。
祖父は普通に父母と会話するし、祖母とも会話している。
体が如何に動かないか、思うように体が動かなさすぎて悲しくなる、
どうやって俺はこの体と付き合ってきたんだ、こんな体と付き合ってきたお前らには迷惑をかけたことだろう
今までの酒癖やタバコが今になって体に影響出たのか?おう□□(父)酒タバコやめろよ、
そういやお前は酒タバコをあまりしない質だったっけか、アハハハハ
途中咳き込んだりしていて、休み休みに喋っていたが、祖父はとにかく喋っていた。
ある程度頃合いを見計らっていたのか、祖父の担当医が現れた。
昨日電話をかけてきた先生だ。
祖父は移動できないので「祖父さんは待っていてくださいね」と言う。
祖父は「こんな体じゃ何処にも行けねーわw」と笑う。先生が若干素で笑った。

56 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)09:31:34 ID:X3u
案内されたのは診断室だった。
そこには祖父のレントゲン写真や様態をまとめたノートなど、
先生自ら「大袈裟に張りました」と言うほどディスプレイに表示されていた。
昨日の朝の様子に関しては「平常」と書いてある。
これは『いつも通りの様子=寝たきりで反応なし』とのことだ。
次に昼間の様子。祖母が見舞いに来ていたがやはり「異常はない」。
とにかく昨日一日中、血圧や心拍数や体温も、すべて今まで通りとのことだった。
医者「つまり、何が切っ掛けでああなったか分からないです」
先生が言うには昨晩、夜遅くのこと。
祖父からナースコールがあった。そして看護師が見に行くと、
ナースコールを握り、そして目を開けていた祖父がいたそうだ。
看護師としては、この部屋の患者がナースコールを押すのは滅多にないことだったので非常に驚いたらしい(二年ぶり?)
看護師は決まり文句「祖父さんどうしたのですか?」と聞くと、
祖父はかすれ声で「ここは何処ですか?」と聞き返したそうだ。
看護師さんは「病院ですよー」と聞くと、祖父は「どこの病院で、俺はどうしたんだ?」と聞いてきたらしい。
看護師さんは病院名を言った所、祖父は「何県だ」。
そして何県か答えると「近畿地方であっているか」と答えたらしい。
県名は伏せるが(こんな特徴的病院がそこしかない為)、まさに正解。
違和感を覚えながらも看護師はとにかく担当医の先生を呼び、
先生はボケ老人と同じように接していて気がついたそうだ。
「この人ボケがない。どうしたんだ?」と。


62 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)09:47:12 ID:X3u
祖父は次第に声を出せるようになってきたらしく、それに連れ喋るようになっていき、
そこで祖父の頼みから家に電話をかけたそうだ。
ただ深夜なので今すぐに来なくていいと言うのに、母がグダった為、祖父は怒鳴ったらしい。
先生もまさか怒鳴り声をあげられるほど元気だとは思わなかったらしく「非常に驚いた」と言っていた。
さらにあろうことか、子機の電話を切る方法まで理解していて尚更驚いたらしい。
医者「こんな話をして非常に驚かれることでしょうが……
 とにかく意識の方は、先ほどの様子も見て、健全者と同じか少し低い程度でしょう。」
そこで父はあろうことか、
父「こういうことはあるのですか?所謂、なになにの瀬戸際で……」
母がバンッと父の脇腹を殴ったが、誰も父も特に気にすることはなく
医者「まあ私として……なくにしてあらず、でしょうか。
 実際、目が開いた。小さな声で名前を呼んだ。手を握り返してくれた。何かを喋っていた、など
 瀬戸際での出来事は実際聞きます。
 悲しい話、医者たちの間でも、実際でも、大抵は勘違いとのことですが。
 ただ事故から驚異的回復を見せたなど、聞きますしありますからね。
 それに祖父さんに今起こっていることは、流石に勘違いでは済まないことでしょう」
父も母も俺も「はあ……?」と驚嘆の声を漏らす中
 
祖母「あの人は往生際が悪いですからね……」
といった瞬間、思わず俺らは笑ってしまった。そういう話じゃないでしょ、と。
先生も必死に笑いを堪えている様子だった。

64 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:03:45 ID:X3u
その後は、祖父のその後について予定を話した。
意識の方はともかく、体は相変わらずなのであの病室に留まることになった。
ただあの病室ではなるべく声を小さく喋ってもらいたい、他の患者がアレなのでと。
先生との話を終えて祖父の元へ戻ると、祖父は新聞を呼んでいた。
テーブルの上に広げて読んで、貸出用の老眼鏡をつけ、読んでいた。
失礼な話「誰だコイツ」と思った。
今までのボケ老人と寝たきりの祖父の姿を覚えているだけに、尚更。
祖父は俺らの姿を見ると嬉しそうにニコニコしていた。
その後、祖父が第一に「会社の方なんだが……アレか。俺がボケている訳じゃないよな?」と聞いてきた。
その言葉のニュアンスを読み取るのは難しかったが、父と祖母は。
父「覚えているのなら、その通りです」
祖母「あのバカ息子がね……」
たったコレだけの言葉ですべてを察したのか、祖父は目線を上げ遠くを眺めた。
一度だけ見た祖父が祖母と喧嘩した後、
何かを思いつめるようにタバコを吹かしていた姿と同じだった。
その時、祖父が「思いがごちゃ混ぜな時は遠くを見るのがいい。広く見るのがいい」と教えてくれた。
もしも窓際だったら外を広く眺めていたことだろう。
妙な沈黙な後、祖父が重い口を開いた。
祖父「そうか、潰したか。あのバカが。何をした」
淡々としかしゃべれない様子の祖父は、若干目を赤くして、震えていた。

65 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:20:22 ID:X3u
うーん、会社が潰れた経緯を書いているけど、
飛ばしたほうがいいかな。

66 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:29:01 ID:IOM
読みたい

67 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:39:47 ID:X3u
祖父の会社が潰れた一番の原因は、悪い儲け話だった。
詐欺だとも言える。
祖父がまだ意識がハッキリしていた頃、叔父が工場の跡取りとなった。
俺も「○○坊主」とよく可愛がってもらった。
ただ、祖父ボケた頃、俺が大学受験を念頭に置き始めた頃。
叔父の元から会計さんが去った話を聞いた。
聞けば意見の食い違いとの事だった。
「アナタの工場を世界に通用するようにしませんか?
発展途上国に工場を作り、この工場の技術を世界に……」と、聞くに怪しい話。
コレをおかしいだの、お金の流れがおかしいだの言い出したので、
会計さん(ベテラン)をクビにしたそうだ。
ちなみに叔父とその営業社員とだけで半年練っていた計画らしい。
そう叔父は豪語していたが、それに対して我が家は激怒していた。
そこから叔父との縁が露骨に薄くなった。
しばらくして発展途上国に工場を建てられた。
そこに視察に行ったりなどもして、お見上げを持って挨拶にも来た。
「どうだ、これでオヤジも喜ぶだろう」とか言っていた。
そのくせオヤジには全く会おうとしなかったが、
会社を経営することがオヤジの介護だとか言っているような奴にそんなのは期待していない。
話は逸れたが、工場が建った後が大間違いと言うか、バカ過ぎた。
周りが反対していた通りのこととなった。

68 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:48:24 ID:X3u
ごめん、難しい話になりすぎた。前置きしておけばよかった。
67よりも先に、それを断っておくべきだった

69 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:49:10 ID:X3u
その儲け話を持ち込んだ営業が、その英語も途上国の言葉も堪能ということで、
先任工場長にしたのだ。叔父は。バカだ。
結果、工場は半年も経たない間に潰れた。
原因は事件だ。
日本から輸入した機材の大半が、自称運び屋(引っ越し屋?)に盗まれたのだ。
ここで痛手も負いながらも、元を取れると思い更に無理して投資。
次にその国の法律に触れる違法行為をその工場で行っていた。
(詳しくはわからない。違法売買の現場になったとかだった筈)
さらに従業員同士のいざこざで殺人事件まで起こった。
その責任がすべて日本の叔父の元へ。
先任工場長であるその人は、責任を感じてさっさと辞めていった。
慰謝料など、その他諸々叔父から受け取った後に。ちなみに、その後は行方知れずです。
それで経営困難になり海外の工場は潰れた。
そもそも聞けば評判の悪かったそうだ。主に従業員の質が悪いと。
ここまで言えばオチは簡単である。
実際には、そこまで酷い賠償責任じゃなかったのである。
殺人事件に関しては起こっていなかった。ただ腕を切る怪我は多々あったそうだが。
これらは長年付き合ってきた弁護士さんの調査により判明した。
そしてその弁護士さんは叔父へ一言「騙されていましたね。」
バカな叔父はここで自覚したそうだ。

70 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:50:07 ID:X3u
手口は簡単で、まず叔父を孤立させた。
営業と叔父の2人がことを運んでいる状態にし事を進めさせる。
工場を建てさせ、その工場で問題を起こし、工場を潰す。
機材はオマケで盗む。潰れた工場はその後安く買い取る。
その後、工場はそれなりの資金で立てた工場であるし、ちゃんとしたところに転売する。
賠償請求だって言葉がわからないバカである叔父な上に、
まともな会計が居ないから、ポンポン出してしまう。
当時叔父の味方をしていた弁護士だって向こうが雇った弁護士。
そもそもその雇った弁護士が本当に弁護士かどうかもわからない。
会社は負債を抱えているし、行政は100%助けてくれるほど甘くはない。
従業員への未払いの給料。工場に残った多額の借金。
せめて自己破産してから叔父が消えればよかったが、そうはならなかった。
自己破産に関しては長い付き合いの弁護士さんが居なければ本当に危なかった。
もうその頃には自己破産もせず叔父は数百万持って雲隠れしてたし、
我が家に多額の借金が振りかかる寸前だった。(一応連帯保証人であったし

71 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:52:22 ID:Z9V
支援

72 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:54:25 ID:X3u
弁護士さんは上手くやってくれた。
それに祖父が築き上げてきた功績(特許や人望)、
また一応技術者の端くれである父のご縁などで、
特許や工場、それに従業員の腕すら買ってくれる所が現れたのだ。
また被害届も弁護士さんのおかげで出せた。(本当は叔父が出さなくてはならないが。
その後、大分借金も小さくなったが、やはり払いきれる、そもそも払おうと思えない借金が残った。
危うく俺は大学いけなくなるところだった。
当時、俺はバカにもカッコ付けて「構わない」とかほざいていたが、そこは祖母と母が許さなかった。
弁護士さんが解決策を教えてくれたのもあり、俺は大学にはいけたが。
母親が責任者(娘であり跡取りの資格がある)になり「借金を継いだ」。
そして母親は父親と離婚し、自己破産したのだ。(クリーンな工場が買い取る条件でもあったし
ちなみに俺の親権は父親にある。
こうなると母親は実家に住めない話になるのだが、『祖父の介護』を理由に家に残れた。
実際、父親は夜遅くまで働いている人だし、介護できるような人ではない。
国がそれを認めてくれるかどうかだったが、役所はすんなり認めてくれた。
おそらく弁護士さんの手腕もあったのだろうと思う。
……この話、大分グレーな話だよな。話していいのかな。
ちゃんと書類も審査も全部通ったし、裁判所の許可も降りたことだけど、やっぱりグレーだよな。

73 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:55:58 ID:X3u
ちなみに自己破産すると借金できないからな。
カードなんかもちろん。小さな借金すらしたら駄目。
最近は俺の同僚にも自己破産したやつがいたけど、簡単に自己破産するものじゃないぞ。
借金帳消し扱いになるまでに相当苦労もするし、そんな特殊な効果あるなら、それなりの代償を伴う。
テレビでも言われている事だが。

74 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:56:22 ID:X3u
自己破産推奨スレではないと、言いたい。

75 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)10:57:33 ID:IOM
なるほど

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