女騎士「くっ、殺せ!」オーク「グフフ、そうはいかん」
Part2
45 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:04:53.78 ID:iCh5Tk8SO
女騎士「な!次、だと…もう、これ以上は…入らない…ゆ、許してくれぇ…」
オーク「グフフ、開口一番『殺せ』等と言っていた者の言葉とも思えんな…安心しろ、これが最後だ」コトン
女騎士「…な…!そ、そのトロッとした白いモノは……!」
46 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:06:35.93 ID:iCh5Tk8SO
女騎士「…バニラアイス…デザート、だと!」
オーク「しかもこいつは牧場から直送して貰った物だ…『ジャージーデビル牛』の生乳から作った牧場謹製の品だぞ?」
女騎士「あ、あぁっ…」プルプル
オーク「どうした?もう入らないんじゃあなかったのか?」ニヤニヤ
47 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:08:42.65 ID:iCh5Tk8SO
女騎士「くっ…見るなぁ…見ないでくれぇ……」パクリ
女騎士「!な、何だこれは…」
女騎士(何と云う滑らかな舌触り…固すぎず、柔すぎず…これは大量に空気を含ませてあるからか…だが、これは…?)
48 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:09:44.92 ID:iCh5Tk8SO
オーク「グフフ…気付いたか…そいつには微細な氷を混ぜ込んである」
女騎士「氷…だと!」
オーク「その為、アイスのとろける食感と氷のシャリシャリとした食感を同時に味わう事が出来るのだ」
女騎士「おのれ、小細工を…」ペロペロ
49 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:11:00.12 ID:iCh5Tk8SO
オーク「そして更に…」
女騎士「この上、まだ何かあるのか!」シャリシャリ
オーク「…塩、だ」
女騎士「塩、だと……まさか!?」
オーク「そのまさかだ…そいつには塩も使われている」
女騎士「そんな…」
50 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:15:33.99 ID:iCh5Tk8SO
オーク「小量の塩味によりバニラアイスの甘味がより強く引き出されているのだ…
しかも、その塩は魔界の海水を使いアンデット達が精製した『墓場の塩』だ」
女騎士「くっ!通りで…そしてこの鼻に抜ける濃厚なバニラビーンズの香りとミルクの風味が一緒になって…」モグモグ
51 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:16:17.04 ID:iCh5Tk8SO
オーク「グフフ…」
女騎士「…何だ、何が可笑しい、貴様!」ペロペロシャリシャリ
オーク「なぁに…随分と満足気な顔をしている、と思ってな…」
女騎士「ふざけるな!私は騎士だ!身体を幾ら穢され様とも、心まで穢される事は無い!!」
52 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:17:31.50 ID:iCh5Tk8SO
オーク「そうか…ならば、これを見ても同じ事が言えるかな」
女騎士「そ、それは…!?」
オーク「グフフ…デザートがバニラアイスだけだとでも思ったのか?チョコに抹茶、キャラメル、ストロベリー味…お腹が冷えない様に紅茶も用意してある」
女騎士「く、くっ…」
53 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:18:20.94 ID:iCh5Tk8SO
オーク「穢されないといいなぁ…お前の心とやらが」カチャカチャ コポコポ スッ
女騎士「わ、私は…私はぁ……!!」ゴクゴク
女騎士「絶対に敗けたりはしない!!」プハァ!
オーク「紅茶のお代わりはどうだ?今度はジャム入りだ…」
女騎士「貰おう!!」
54 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:19:23.84 ID:iCh5Tk8SO
ーーー 一月後 ーーー
男騎士「…それで、オーク達は?」
従者「はい、もうじき引き渡しに現れるはずです」
男騎士「そうか、分かった」
55 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:20:11.25 ID:iCh5Tk8SO
従者「…男騎士様、女騎士様は結構な実力者でしたよね?
何でまたオークに捕まってしまったんですか?」
男騎士「あぁ…あの人戦場では敵陣に一人で突っ込む癖があったからな」
従者「癖って…それで良く今まで無事でしたね」
56 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 00:20:12.86 ID:ZznOimuso
これ(食べ物)なしでは生きられない体にされたのか
57 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:21:16.31 ID:iCh5Tk8SO
男騎士「まぁ女騎士一人で一個中隊位なら壊滅させれるから問題は無かったんだが」
従者「えー……じゃあ今回は何故?」
男騎士「敵の襲撃が早朝でな」
従者「早朝?」
男騎士「まだ、女騎士は朝食を取っていなかったんだ」
従者「………え、それ理由?」
58 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:22:20.61 ID:iCh5Tk8SO
男騎士「朝食を食べる前に一人で出撃した女騎士はオーク軍の手前で電池切れ。
そのまま捕虜になったらしい」
従者「…男騎士様も同じ部隊に居らしてたんですよね?
その時は何をなさっていたんですか?」
男騎士「朝ごはん食べてた」
従者「……」
59 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:24:22.40 ID:iCh5Tk8SO
男騎士「いや、朝ごはんは大事だぞ?脳と体へのエネルギー補給だし元気の源だし!」
男騎士「それに付け合わせがマッシュポテトだったし!目玉焼きの黄身と混ぜてソースとマヨネーズで食べると旨いんだぞ、知らないのか?」
従者「…いや具体的なメニューはどうでも良いです、聞いてません」
男騎士「そうか?」
60 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:25:19.91 ID:iCh5Tk8SO
従者「でも、オークの国との折衝案外早く終わりましたね?」
男騎士「何だか分からんが、オークの方が急に締めに入ったらしい。女騎士が何かしたのかもしれんな」
従者「オークの捕虜になりながら、ですか?」
男騎士「何せ、向こうの長自らが『申し訳無い』と言い出して来た位だ。恐らくな」
従者「すごいですね」
61 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:26:00.99 ID:iCh5Tk8SO
男騎士「あぁ…だがそれだけに心配だ。オークは欲望に忠実な種族だからな…この一月で女騎士がどんな扱いを受けている事か……」
従者「…無事だと良いですね……」
兵士「男騎士様、只今オーク国からの使者が到着致しました!」
男騎士「!そうか、直ぐに行く!」
62 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:28:56.44 ID:iCh5Tk8SO
ーーーーー
ーーー
ー
?「おぉ、男騎士!久しぶりだ!出迎え済まないな」
男・従「「」」
63 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:41:17.28 ID:iCh5Tk8SO
従者「…えっと…女、騎士、様…?」
女騎士「ん?あぁ、男騎士の従者君か。
君と会うのは半年ぶり位だな。元気にしてたか?」
従者「えぇまぁ…女騎士様?もお元気そうで…」
女騎士「私はオークに捕らえられて苦渋を舐めさせられていたがな」
従者「そ、そう、でしたね…はは……」
女騎士「まぁ、お陰で少々運動不足気味だよ」
男騎士「運動…不足…?」
64 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 00:42:42.37 ID:lpa3EBF8o
あっ……
65 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:43:22.95 ID:iCh5Tk8SO
女騎士「ん、どうかしたのか?私の顔に何か付いてるか?」
従者「いや、顔に、と言うか…」
男騎士「身体中に、と言うか…」
男・従((全体的にと言うか…))
66 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:44:22.14 ID:iCh5Tk8SO
オーク長「……」
男騎士「!おい!アレはどう云う事だ!?」ダッ ヒソヒソ
従者「何で女騎士様、横に急成長してるんですか!何キロ増しですか!?」ダッ ヒソヒソ
67 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:52:34.38 ID:iCh5Tk8SO
オーク長「いや、その…誠に申し訳無い……
余りに良い食べっぷりだったそうで、つい部下が欲望のままに食事を出していたらしく……」
男騎士「えっ、欲望ってそっちの欲望!?」
オーク長「その上、日に日に量も増えていったみたいでして…気付いた時には……」
68 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:54:35.85 ID:iCh5Tk8SO
従者「…因みに、どれ位食べてたんですか?」
オーク長「何でも最終的には…大体、お茶碗で30杯程を…」
男・従「「」」
オーク長「毎食ごとに」
男・従「「オバQかぁ!!」」
女騎士「どうした男騎士に従者君!さぁ国に帰るぞ!
戻ったら久々に行き付けの店で食事にしよう!はっはっはっ!!」
69 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 01:02:30.35 ID:iCh5Tk8SO
ーーー この後、女騎士の働きにより人間国とオーク国は和平を結ぶ事となる
後に女騎士は軍を退役
『女騎士デラックス』として王国TVでCMやMC等をこなし国民的タレントになっていくのだがーー
それはまた別の話である ーーー
-Fin-
70 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 01:05:59.28 ID:iCh5Tk8SO
と云う訳で修了です
お目汚し失礼しました
読んでくれた方、ありがとう!
71 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 01:06:20.56 ID:MdfYrm+Jo
乙
72 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 01:11:56.34 ID:sfIH6ybbo
乙!
何年か前に魔王が飯テロやるのがあったがそれとは違う趣があって良かった
73 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 01:17:48.45 ID:A18m8aeAO
大変乙でした
74 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 02:10:46.81 ID:ti8IsVxAO
食材の名前に光るセンス
確かに旨そうに食べる人にはどんどん振る舞いたくなっちゃうよな
飯テロ乙!
75 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 02:39:53.20 ID:1O9X8nNDO
なんて恐ろしい飯テロだ!
俺はこんなのに屈しないぞ!(ご飯と茶漬けを用意しながら)
76 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 05:27:14.21 ID:9BsyrUMco
良い飯テロだった乙
女騎士「な!次、だと…もう、これ以上は…入らない…ゆ、許してくれぇ…」
オーク「グフフ、開口一番『殺せ』等と言っていた者の言葉とも思えんな…安心しろ、これが最後だ」コトン
女騎士「…な…!そ、そのトロッとした白いモノは……!」
46 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:06:35.93 ID:iCh5Tk8SO
女騎士「…バニラアイス…デザート、だと!」
オーク「しかもこいつは牧場から直送して貰った物だ…『ジャージーデビル牛』の生乳から作った牧場謹製の品だぞ?」
女騎士「あ、あぁっ…」プルプル
オーク「どうした?もう入らないんじゃあなかったのか?」ニヤニヤ
47 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:08:42.65 ID:iCh5Tk8SO
女騎士「くっ…見るなぁ…見ないでくれぇ……」パクリ
女騎士「!な、何だこれは…」
女騎士(何と云う滑らかな舌触り…固すぎず、柔すぎず…これは大量に空気を含ませてあるからか…だが、これは…?)
48 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:09:44.92 ID:iCh5Tk8SO
オーク「グフフ…気付いたか…そいつには微細な氷を混ぜ込んである」
女騎士「氷…だと!」
オーク「その為、アイスのとろける食感と氷のシャリシャリとした食感を同時に味わう事が出来るのだ」
女騎士「おのれ、小細工を…」ペロペロ
49 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:11:00.12 ID:iCh5Tk8SO
オーク「そして更に…」
女騎士「この上、まだ何かあるのか!」シャリシャリ
オーク「…塩、だ」
女騎士「塩、だと……まさか!?」
オーク「そのまさかだ…そいつには塩も使われている」
女騎士「そんな…」
オーク「小量の塩味によりバニラアイスの甘味がより強く引き出されているのだ…
しかも、その塩は魔界の海水を使いアンデット達が精製した『墓場の塩』だ」
女騎士「くっ!通りで…そしてこの鼻に抜ける濃厚なバニラビーンズの香りとミルクの風味が一緒になって…」モグモグ
51 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:16:17.04 ID:iCh5Tk8SO
オーク「グフフ…」
女騎士「…何だ、何が可笑しい、貴様!」ペロペロシャリシャリ
オーク「なぁに…随分と満足気な顔をしている、と思ってな…」
女騎士「ふざけるな!私は騎士だ!身体を幾ら穢され様とも、心まで穢される事は無い!!」
52 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:17:31.50 ID:iCh5Tk8SO
オーク「そうか…ならば、これを見ても同じ事が言えるかな」
女騎士「そ、それは…!?」
オーク「グフフ…デザートがバニラアイスだけだとでも思ったのか?チョコに抹茶、キャラメル、ストロベリー味…お腹が冷えない様に紅茶も用意してある」
女騎士「く、くっ…」
53 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:18:20.94 ID:iCh5Tk8SO
オーク「穢されないといいなぁ…お前の心とやらが」カチャカチャ コポコポ スッ
女騎士「わ、私は…私はぁ……!!」ゴクゴク
女騎士「絶対に敗けたりはしない!!」プハァ!
オーク「紅茶のお代わりはどうだ?今度はジャム入りだ…」
女騎士「貰おう!!」
54 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:19:23.84 ID:iCh5Tk8SO
ーーー 一月後 ーーー
男騎士「…それで、オーク達は?」
従者「はい、もうじき引き渡しに現れるはずです」
男騎士「そうか、分かった」
55 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:20:11.25 ID:iCh5Tk8SO
従者「…男騎士様、女騎士様は結構な実力者でしたよね?
何でまたオークに捕まってしまったんですか?」
男騎士「あぁ…あの人戦場では敵陣に一人で突っ込む癖があったからな」
従者「癖って…それで良く今まで無事でしたね」
56 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 00:20:12.86 ID:ZznOimuso
これ(食べ物)なしでは生きられない体にされたのか
57 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:21:16.31 ID:iCh5Tk8SO
男騎士「まぁ女騎士一人で一個中隊位なら壊滅させれるから問題は無かったんだが」
従者「えー……じゃあ今回は何故?」
男騎士「敵の襲撃が早朝でな」
従者「早朝?」
男騎士「まだ、女騎士は朝食を取っていなかったんだ」
従者「………え、それ理由?」
58 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:22:20.61 ID:iCh5Tk8SO
男騎士「朝食を食べる前に一人で出撃した女騎士はオーク軍の手前で電池切れ。
そのまま捕虜になったらしい」
従者「…男騎士様も同じ部隊に居らしてたんですよね?
その時は何をなさっていたんですか?」
男騎士「朝ごはん食べてた」
従者「……」
59 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:24:22.40 ID:iCh5Tk8SO
男騎士「いや、朝ごはんは大事だぞ?脳と体へのエネルギー補給だし元気の源だし!」
男騎士「それに付け合わせがマッシュポテトだったし!目玉焼きの黄身と混ぜてソースとマヨネーズで食べると旨いんだぞ、知らないのか?」
従者「…いや具体的なメニューはどうでも良いです、聞いてません」
男騎士「そうか?」
60 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:25:19.91 ID:iCh5Tk8SO
従者「でも、オークの国との折衝案外早く終わりましたね?」
男騎士「何だか分からんが、オークの方が急に締めに入ったらしい。女騎士が何かしたのかもしれんな」
従者「オークの捕虜になりながら、ですか?」
男騎士「何せ、向こうの長自らが『申し訳無い』と言い出して来た位だ。恐らくな」
従者「すごいですね」
61 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:26:00.99 ID:iCh5Tk8SO
男騎士「あぁ…だがそれだけに心配だ。オークは欲望に忠実な種族だからな…この一月で女騎士がどんな扱いを受けている事か……」
従者「…無事だと良いですね……」
兵士「男騎士様、只今オーク国からの使者が到着致しました!」
男騎士「!そうか、直ぐに行く!」
62 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:28:56.44 ID:iCh5Tk8SO
ーーーーー
ーーー
ー
?「おぉ、男騎士!久しぶりだ!出迎え済まないな」
男・従「「」」
63 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:41:17.28 ID:iCh5Tk8SO
従者「…えっと…女、騎士、様…?」
女騎士「ん?あぁ、男騎士の従者君か。
君と会うのは半年ぶり位だな。元気にしてたか?」
従者「えぇまぁ…女騎士様?もお元気そうで…」
女騎士「私はオークに捕らえられて苦渋を舐めさせられていたがな」
従者「そ、そう、でしたね…はは……」
女騎士「まぁ、お陰で少々運動不足気味だよ」
男騎士「運動…不足…?」
64 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 00:42:42.37 ID:lpa3EBF8o
あっ……
女騎士「ん、どうかしたのか?私の顔に何か付いてるか?」
従者「いや、顔に、と言うか…」
男騎士「身体中に、と言うか…」
男・従((全体的にと言うか…))
66 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:44:22.14 ID:iCh5Tk8SO
オーク長「……」
男騎士「!おい!アレはどう云う事だ!?」ダッ ヒソヒソ
従者「何で女騎士様、横に急成長してるんですか!何キロ増しですか!?」ダッ ヒソヒソ
67 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:52:34.38 ID:iCh5Tk8SO
オーク長「いや、その…誠に申し訳無い……
余りに良い食べっぷりだったそうで、つい部下が欲望のままに食事を出していたらしく……」
男騎士「えっ、欲望ってそっちの欲望!?」
オーク長「その上、日に日に量も増えていったみたいでして…気付いた時には……」
68 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 00:54:35.85 ID:iCh5Tk8SO
従者「…因みに、どれ位食べてたんですか?」
オーク長「何でも最終的には…大体、お茶碗で30杯程を…」
男・従「「」」
オーク長「毎食ごとに」
男・従「「オバQかぁ!!」」
女騎士「どうした男騎士に従者君!さぁ国に帰るぞ!
戻ったら久々に行き付けの店で食事にしよう!はっはっはっ!!」
69 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 01:02:30.35 ID:iCh5Tk8SO
ーーー この後、女騎士の働きにより人間国とオーク国は和平を結ぶ事となる
後に女騎士は軍を退役
『女騎士デラックス』として王国TVでCMやMC等をこなし国民的タレントになっていくのだがーー
それはまた別の話である ーーー
-Fin-
70 : ◆KgUI4YyNUQ :2016/01/20(水) 01:05:59.28 ID:iCh5Tk8SO
と云う訳で修了です
お目汚し失礼しました
読んでくれた方、ありがとう!
71 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 01:06:20.56 ID:MdfYrm+Jo
乙
72 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 01:11:56.34 ID:sfIH6ybbo
乙!
何年か前に魔王が飯テロやるのがあったがそれとは違う趣があって良かった
73 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 01:17:48.45 ID:A18m8aeAO
大変乙でした
74 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 02:10:46.81 ID:ti8IsVxAO
食材の名前に光るセンス
確かに旨そうに食べる人にはどんどん振る舞いたくなっちゃうよな
飯テロ乙!
75 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 02:39:53.20 ID:1O9X8nNDO
なんて恐ろしい飯テロだ!
俺はこんなのに屈しないぞ!(ご飯と茶漬けを用意しながら)
76 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/20(水) 05:27:14.21 ID:9BsyrUMco
良い飯テロだった乙
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