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女騎士「くっ、殺せ!」「そこまでだ」

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Part1
1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:09:16.06 ID:/63Z4SUt0
上様が書ければあとはなんでもよかった

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:09:52.84 ID:/63Z4SUt0
女騎士「ここがこの辺一帯を荒らしまわっているオークの住処か…最近失敗ばかりで戦果が芳しくないし、このあたりで目立った活躍をしなければ!」
オーク「フシュー!フシュー!」ブンッ
女騎士「ぐっ!?こ、これがオーク…なんという馬鹿力だ…ッ!」
オーク「グフゥ!」ガッ
女騎士「しまっ…つ、剣が折れて…!ぐぅっ!!」ドサッ
オーク「グヘヘヘヘ」
女騎士「くそっ、剣が折れてはもはや…くっ、殺せ!」
オーク「メス、オカス…グヘヘヘヘ」ボロンッ
女騎士「なっ…!?き、貴様、なんの真似だ!?や、やめろっ、お前も魔物とは言え戦士なのだろう!?戦士として、騎士としての誇りはないのか!?」
オーク「ニンゲンノメスノアナ、チイサクテキモチイイ!ダカラオカス!」
女騎士「ひっ…!そ、そんなもの近づけるなっ!わ、私はは、初めてなんだ!そんな大きなものが入る訳がない!!」
オーク「グヘヘヘへ!」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:11:12.74 ID:/63Z4SUt0
「そこまでだ」
女騎士「!?」
オーク「何奴」バッ
テーテテー テテーテテー
徳田新之助「俺は天下の風来坊、徳田新之助」
オーク「なにぃ?えぇい素浪人風情が無礼な!ここを何処と心得る!我らがオーク族の玉座の間なるぞ!」
徳田新之助「うつけ者が!!余の顔を見忘れたか?」
オーク「余だと…?ハッ!!」
カーンッ! カーンッ!
オーク「う、上様!?ははぁ」
吉宗「オーク、その方、己の力を笠に着て周辺の村々を襲い金品を強奪し私腹を肥やしたばかりか、罪なき婦女子を拐かし苗床にするとは言語道断…そしてまた、誇りある騎士を無暗に辱めようとは、万死に値する!」
オーク「…っ」
吉宗「武士の情けだ…最後は潔く腹を切れ」
オーク「フフフッ…フハハハハ!上様がかような場所に御座すはずがない!!者共、出会え!出会えぇ!!」
ゾロゾロゾロゾロ
オーク「こやつは上様の名を騙る痴れ者じゃ!構わん、切って捨てい!!」
吉宗「…」スッ
チャキ デーンデーンデーン デデデデデデデーンデーンデーン

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:12:18.06 ID:/63Z4SUt0
オーク「くっ…でりゃあああぁぁぁ!」
吉宗「ふんっ!」キィン
オーク「ぐっ…!」
吉宗「成敗ッ!」
御庭番「!」ザシュッ
御庭番「!」ザシュッ
オーク「ぐああああぁぁぁぁ!!」バタッ
吉宗「…」スッ
女騎士「…」
女騎士「えっ?誰?」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:12:51.87 ID:/63Z4SUt0
つオークの首
国王「うむ、此度の働き見事である!女騎士、今よりそなたは王国二等兵士じゃ!」
女騎士「はっ!ありがたき幸せ」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:15:06.20 ID:/63Z4SUt0
女騎士「ここが最近、エルフの人身売買をしているとの噂があるゴブリンの住処か…」
女騎士「二等兵士になったのはいいが…やはり今までより訓練が厳しく、着いていくのがやっとだ。このままでは隊長に騎士失格の烙印を押されてしまう…それだけはなんとしても避けねば!」
女騎士「よし、人身売買組織を壊滅させ名誉挽回だ!この新しい剣で!」
ゴブリン「ヘッヘッヘッ」
女騎士「くそっ、ちょこまかと小賢しい!」
メイジゴブリン「ヒッヒッヒ」ボッ
女騎士「魔法!?熱ッ!?」
ゴブリン「スキアリ!」ブンッ
女騎士「あぁっ、剣がッ!!くっ、殺せ!」
ゴブリン「ヘッヘッヘッ、ブキガナケレバニンゲンノコムスメナドコワクハナイ」
メイジゴブリン「ニンゲンハウリモノニナラナイ、サッサトコロセ」
エルフの長老「いやいやその必要はないですよ。見ればその人間、中々の器量…売り物にはなりませんが、私が個人的に可愛がりましょう」
女騎士「なっ!?き、貴様はエルフではないか!な、なぜエルフ貴様がゴブリンと…ま、まさか、貴様がエルフ人身売買の手引きを!?」
エルフの長老「えぇ、我々エルフは他種属には警戒が厳しいですが、同族にはそれが皆無ですからね。私が国より器量の良い娘を誘いだし、それをゴブリン達に調教させ魔族に売りさばく…お陰様で大儲けですよ」
女騎士「貴様ぁ!同胞を裏切り食い物にするとは…この外道が!!」
エルフの長老「なんとでも言うといいですよ。しばらくすればあなたは私のモノになるのです…ゴブリンさん、いつも通り調教を頼みますよ」
ゴブリン「オウッ!ヘッヘッ、ヒサシブリノニンゲンダ」ボロンッ
女騎士「むぐぅ、く、臭い!そ、そんなものを顔に近づけるなぁ!」
メイジゴブリン「マテマテ、テハジメニサイインマホウヲ」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:16:09.28 ID:5nM0FVH7O
オークさんノリノリやないか

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:16:34.70 ID:/63Z4SUt0
「その方等の悪事も、ここまでだ」
ゴブリン「何奴」バッ
テーテテー テテーテテー
徳田新之助「エルフの長老、その方、長老と言う要職に在りながらそれなるゴブリン一味と結託し、罪なきエルフたちを辱めたばかりか、あまつさえそれを魔族に売り飛ばし暴利を貪るとは許しがたき所業」
ゴブリン「無礼な!貴様素浪人の分際で口が過ぎるぞ!」
エルフの長老「…」
徳田新之助「長老…その方、以前一度、女王と共に江戸城にて余に謁見したことがあったであろう?」
エルフの長老「なに…?」
カーンッ! カーンッ!
エルフの長老「う、上様!?上様じゃ!」
ゴブリン・メイジ「上様!?」
一同「ははぁ」
吉宗「長老、並びにゴブリン一味、エルフ族を食い物にするその方等の罪断じて許し難い…潔く腹を切れ!」
エルフの長老「フフフ…腹を切る?ご冗談を。上様がいなくなれば今よりも商売がやりやすくなります…ゴブリン!」
ゴブリン「ハッ!者共、出会えー!!」
ゾロゾロゾロゾロ
ゴブリン「こやつは上様の名を騙る不届きもの。構わん、斬って捨てい!!」
吉宗「…」スッ
チャキ デーンデーンデーン デデデデデデデーンデーンデーン

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:18:05.54 ID:/63Z4SUt0
ゴブリン一般兵「!」バタッ
吉宗「!」カーンッ!
エルフの長老「お、おのれ…」
メイジゴブリン「こ、こうなれば死の呪文で」
御庭番「!」シュッ
シュゥゥゥゥ ザクッ!
メイジゴブリン「何っ!?」
御庭番「!」ザシュッ
メイジゴブリン「ぐあああぁぁぁ!!」
ゴブリン「ッ!ぬんっ!!」
吉宗「!」キンッ
ゴブリン「ぐあっ!?」
吉宗「成敗ッ!!」
御庭番「!」ザシュッ
御庭番「!」ザシュッ
ゴブリン・長老「ぐあああああぁぁぁぁぁ!!」バタッ
吉宗「…」スッ
女騎士「…」
女騎士「上様…いやだから上様って誰?」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:18:48.60 ID:/63Z4SUt0
つゴブリンの首・エルフの長老の首
国王「女騎士よ、此度の働きも見事である!エルフの女王もいたく感謝されておった!そなたのおかげで我ら人間とエルフとの友好はより深きものとなった…礼を申すぞ」
女騎士「勿体なきお言葉」
国王「この度の功績により、そなたは今より王国上級兵じゃ!期待しておるぞ」
女騎士「はっ!」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:21:01.86 ID:/63Z4SUt0
女騎士「ここが最近、人攫いをしていると噂のオーガの住処か」
女騎士「上級兵士になったのはいいが、周りは女の私がトントン拍子に出世するのが気に入らないらしく嫌がらせが酷い。軍隊というのも陰湿だな」
女騎士「訓練も一層厳しいし、また手柄を上げて見返してやらなければ…実力で!」
女騎士「今までの経験から雑魚がいくらいようと負けないが、ボス級の奴には正面切って戦っては勝ち目が薄い…ここは騎士道に反するが、密かに近づき隠密裏に…」
「ぁ…ん…」
女騎士「ここが最深部か…ん?なにやら声が…ここにオーガのボスが…なぁっ!?」コソッ
オーガ「グフッ!グフフフッ!」
幼女「あっ…あっ…んぅ…」
商人「いかがですかなオーガ様、今回の獲物は」
オーガ「グフフ!ニンゲンノコドモハヨクシマル!サイコウダ!」
商人「それはなによりで」
幼女「あっ…ひぅっ!んぅぅ…も、もうやぁ…」
オーガ「グゥ!マタデル!」
幼女「ひぐううぅぅ!!ぁ…ぁぅ…」ビクンビクン
オーガ「フゥ…マダマダイケルゼェ」
幼女「あ…や、やぁ…えぅ…お、おうちかえして…」
商人「いやいや、お盛んな事で。では御代はいつも通り牢番に渡しておきますので、子供以外は貰っていきますよ」
用心棒「いやはや、オーガが子供にしか興味がないとは驚いたが、おかげで楽に奴隷が手に入るな」
商人「全くですよ」
女騎士「こ、この恥知らず共がああああぁぁぁぁ!!!」
商人「なっ、何だお前は!?」
オーガ「グフゥ?」
女騎士「オーガが人攫いをしているという噂は本当だったようだが…まさかそれを利用していたのは人間の商人だと!?何という事だ!!」
商人「そ、その鎧は王国騎士!?ま、まさかもう王国の手がここまで!?」
用心棒「いや、どうやらその心配はなさそうだ…貴様、一人で乗り込んできたな?」
オーガ「グフフフ、タトエオウコクグンガキテイヨウトモ、ワレワレオーガゾクノテキデハナイ」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:22:43.71 ID:/63Z4SUt0
「ほう、では試してみるか?」
オーガ「何奴」バッ
ファファファー ファファファファッ
女騎士「あれ、まだ私くっ殺してないぞ?」
大岡越前「南町奉行、大岡越前守である!神妙に縛につけ!」
役人「御用だ!」つ[御用]
商人「ひぃ、お、お奉行様!?も、もうお終いだ!!」
徳田新之助「…」
オーガ「越前!貴様、ここを何処と心得ておる!?ここは我がオーガ族首領の屋敷であるぞ!!町方が踏み入って良い場所ではないわ!!」
大岡越前「うつけ者!この方のお顔を見忘れたか!!」
徳田新之助「…」
オーガ「なんだと…?」
カーンッ! カーンッ!
オーガ「上様…?う、上様じゃ!」
商人「上様!?」
一同「ははぁ!」
大岡越前「その方たちの罪は明白、大人しく縄を受けよ」
オーガ「えぇい、誰が越前の指図など受けようか!今こそ貴様を亡き者にし、再び南町奉行職に返り咲いてくれるわ!!者共、出会えー!」
ゾロゾロゾロゾロ
オーガ「我が屋敷に押し入る曲者だ!斬り捨てい!」
商人「せ、先生、頼みますよ!」
用心棒「任せろ」
吉宗「…」スッ
チャキ デーンデーンデーン デデデデデデデーンデーンデーン

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:24:33.33 ID:/63Z4SUt0
用心棒「でりゃあああぁぁぁ!」
大岡越前「ふんっ!」
用心棒「ガハッ!?」
商人「ひぃぃぃ!」ダッ
役人「逃がすか!」ゴッ
商人「グッ…!」
大岡越前「良くやった。その方ら厳しく詮議の上、きっと断罪に処するゆえ覚悟しておれ」
商人・用心棒「ひぃぃぃぃ」
オーガ「お、おのれ…そもそも上様が越前なぞを重用し、俺を罷免したのが悪いのだ!上様、覚悟ッ!!」
吉宗「愚か者が!」キンッ
オーガ「ぐっ!!」
吉宗「成敗ッ!!」
御庭番「!」ザシュッ
御庭番「!」ザシュッ
オーガ「ぐああああぁぁぁぁ」バタッ
吉宗「…」スッ
女騎士「あいつ…最期まで幼女に挿れたままだったな」
女騎士「というか私、今回は本当に何もしてない」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:24:59.22 ID:/63Z4SUt0
つオーガの首
国王「女騎士よ、此度も見事な働きじゃ!オーガの被害は最近の大きな悩みの種の一つじゃった…しかし、そなたのおかげで周辺の民に再び平和が戻ったのじゃ、よくやってくれた!」
女騎士「ありがたきお言葉!」
国王「此度の功績により、そなたは今より王国一等兵士じゃ!期待しておるぞ」
女騎士「はっ!」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:26:25.57 ID:/63Z4SUt0
女騎士「ここが今ドワーフ族と戦争をし、戦争にかこつけて周辺の人々を襲うトロールの住処か」
女騎士「しかし前回の私は、幼女とオーガのまぐわいを覗いただけで本当に何もしていなかった…くっ殺すら言えなかった」
女騎士「騎士として、敵陣に入ったからには一太刀なりとも剣を交えなければ…やはりこそこそと動くと言うのは私の性には合わん!正面突破だ!!」ダッ
トロール「ウボアァァ!!」
女騎士「ガハッ!?」ドサッ
トロール「ウボォォォォ」
女騎士「い、一撃で剣どころまでか鎧まで粉々に…くっ、殺sぐあっ!?」
トロール「グヒャヒャヒャ」
女騎士「は、放せ!も、持ち上げるな馬鹿!!」ジタバタ
トロール「ベロン」
女騎士「ひぃぃ!な、舐めるな気持ち悪い!うっ、く、臭い!!」
トロール「ブヒャヒャヒャヒャ!」ニュルニュル
女騎士「やっ、やめっ!そ、そんな所まで、くっ…いやぁ!!」
トロール「ベロンベロン」
女騎士「くっ、一思いに殺せぇ!」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:27:35.02 ID:/63Z4SUt0
\正義/ミ シュゥゥゥゥ カッ!
トロール「!?」パッ
女騎士「いたっ!」ドサッ
ファファファー ファファファファッ
トロール「何奴だ」
徳田新之助「トロール、余の顔を見忘れたか?」
トロール「なに、余だと…?はっ!」
カーンッ! カーンッ!
トロール「上様!ははぁ!」
吉宗「トロール、その方、いたずらにドワーフ族との戦争を長引かせ天下を騒がせたばかりか、暴徒と化した兵士の略奪や凌辱行為を正さないとは、貴様それでもトロール族の長か」
トロール「ぐぬぬ…」
吉宗「この上は全ての責任を取り、余の前で潔くいたせ!」
トロール「フハハハ!たった一人で敵陣に乗り込むとは天晴れ武者魂と、そう褒めてやりたいが…本心は己を知らぬうつけ将軍じゃ!者共、出会え出会え!」
ゾロゾロゾロゾロ
トロール「曲者じゃ、斬り捨てい!」
吉宗「…」スッ
チャキ デーンデーンデーン デデデデデデデーンデーンデーン

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/14(木) 07:28:28.51 ID:/63Z4SUt0
トロール一般兵「グハッ!!」ドサッ
吉宗「!」カーンッ!
トロール「おのれぇぇぇ!!」ブンッ
吉宗「!」スパッ
トロール「馬鹿なっ!わしの棍棒が!?」
吉宗「成敗ッ!!」
御庭番「!」ザシュッ
御庭番「!」ザシュッ
トロール「うぎゃあああぁぁぁ!!」ドサッ
吉宗「…」スッ
女騎士「…」
女騎士「…臭い、早く帰ろう」

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