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きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」
Part3


309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 06:24:36.82 ID:6TjJ3RBR0
85%カカオ「俺はこれまでも…そしてこれからも……永遠に99%先輩に勝てはしないだろう……
        どんなに頑張っても、永遠の2番手の座を脱却なんてできやしない……それが俺の運命なんだ……」
        「だがしかし!そんな俺にも他のチョコ達を守るカカオ値がある!
         若き力を守ることが出来るなら‥‥俺は二番手でも構わない!今行くぞ!」

311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 06:46:12.12 ID:6TjJ3RBR0
きのことたけのこ、そしてアメ公共を使ってチョコ達の共倒れを狙っている真の黒幕がいる…
かつてはきのこ、たけのこと共に生きながら……不遇の下に存在を抹消されたチョコが……
今は「ラッキーミニアーモンド」という偽名を使ってひっそりと生きながらえているチョコが……
その子はこう呼ばれていたそうだ。
「すぎのこ」……と

319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 09:45:50.90 ID:6TjJ3RBR0
        オーシャン・ブルー
アルフォート「『帆船刻印』ッ!!」
パックンチョ「ぐふっ……!」
チョコパイ「やっと倒した!」
パックンチョ「ハハッ……僕を倒した所で……もう……どうにもならないさっ……」
キットカット「きのこさんを何処へやった!? 吐けっ!!」
パックンチョ「ハハッ……そんなの……僕も知らないさ……」
アルフォート「……どうやら、事態は予想以上に混乱を呈しているようですね」
メルティキッス「そうみたいねぇ」
アルフォート「思うに……きのことたけのこは今争うべきではない。真に討つべきは……」
キットカット「こいつら……だな」

321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 09:52:14.56 ID:6TjJ3RBR0
アルフォート「ここは一先ず、休戦という形でどうでしょう? 手を組んで、このいけすかない連中を相手しませんか」
小枝「……」
メルティキッス「ふーん……アンタ、中々話が分かるじゃない」
チョコベビー「あれ? もうケンカ終わりですか?」
ダース「…………」ビクンビクン
チョコパイ「もういい加減許してあげなよ……」
チョコベビー「つまんないデスー」
キットカット「終わった訳じゃないからな。きのこたけのこ戦争は」
小枝「……ふん」
アルフォート「あくまで休戦です……」
ズズゥゥゥゥ……ン
チョコパイ「何!?」
キットカット「町の方から邪悪なチョコ臭が……!!」

323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 10:00:30.26 ID:6TjJ3RBR0
〜森永廃工場〜
紗々「……」
さくさくぱんだ「……」
コアラのマーチ「はあっ……はあっ」
アポロ「まだ倒れねえのか……この野郎」
コアラ「体の鍛え方が違うんだよ……この赤ウサギ」
   ルージュ・ノワール
アポロ「『赤と黒』ッ!!!」ズギャアアアッ
     デス・マーチ
コアラ「『死の行進』ッ!!!」ドッギャアアアアン

326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 10:11:22.83 ID:6TjJ3RBR0
たけのこ「やめるんだ二人ともっ!!」
コアラ「なっ……」
アポロ「たけのこ勢……どうしてここに……?」
プッカ「うわぁ、随分と派手にやらかしたなコアラのマーチ」
ポッキー「僕らは第三の勢力に利用されていたんだ。今戦えば、彼らの思うツボなだけさ」
アポロ「なんだと……」
たけのこ「相手は強大だ。我々が力を合わせねば……斃す事は難しいだろう」
コアラ「誰がきのこなんかとっ……」
ガルボ「今はそんな事言ってる場合じゃない!!」
LOOK「チョコ界が乗っ取られちまうんだ」

329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 10:19:21.27 ID:6TjJ3RBR0
たけのこ「コアラのマーチ……聞き分けてくれ」
コアラ「……っ(なんて顔をしてるんだ……たけのこ)」
ポッキー「一番苦渋の思いをしているのはたけのこだよ」
ガルボ「ボスの決断だ」
コアラ「チッ……」
たけのこ「……戦える者は俺と一緒に町へ……さっきからどうも……嫌なチョコ臭が漂ってくる……」
エアロ「俺も行くぜ」
アポロ「エアロ……マーブル……無事だったか」
マーブル「今までずっと動けずにいたがな」

331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 10:27:45.25 ID:6TjJ3RBR0
チョコボール「いてて……とんだ恥を晒してしまったクエ……」
たけのこ「まだ戦えそうか。チョコボールは」
チョコボール「まだいけるクエッ。ノビてたけど、傷は大したこと無いからクエエ……」
マーブル「……」
ポッキー「トッポの姿が見当たらないが……」
アポロ「知らんな……この混乱だ、誰がどこに行ったなんて把握しきれねえよ」
カプリコ「結構な戦力残ってんじゃん! これなら楽勝かも!?」
たけのこ「……相手の力は未知数だ、油断するなよ」

332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 10:39:22.07 ID:6TjJ3RBR0
〜廃工場より離れた町の一角〜
トッポ「……」
ブラックサンダー「よう」
トッポ「! 君は……」
ブラックサンダー「こんな所で何してんだ?」
トッポ「何故攻撃してこないの?」
ブラックサンダー「お前ほどの強さのチョコに、ちょこまかした子細工は効かねえよ」
トッポ「……」
ブラックサンダー「きのこに愛想が尽きたのか?」
トッポ「……本部が襲撃された混乱の中、みんなとはぐれて……それっきりさ」

345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 14:00:11.98 ID:6TjJ3RBR0
トッポ「そういう君も、何故こんな場所に?」
ブラックサンダー「似たようなもんさ……命令を待ってる間に本部がめちゃくちゃになって……そのまま待ちぼうけだ」
トッポ「積極的に動いていかないのかい」
ブラックサンダー「……そうだなぁ……なんか、ちょっと疲れちまったんだよ」
トッポ「……」
ブラックサンダー「戦うのは好きだけどさ……やっぱり、チョコ同士で争うってのはどうもやるせねえ」
トッポ「……僕もそう思うよ」
ブラックサンダー「……」

347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 14:14:00.91 ID:6TjJ3RBR0
トッポ「ずっと友達だったし……きのこ君の事はすごく信頼してるし、理解してる」
トッポ「でも……彼のたけのこ君に対する感情だけは、理解できない……なんであそこまで激情的になるのか」
ブラックサンダー「さあな……複雑な事情と感情があるんだろ。俺らには知る由も無い」
ガサッ
ブラックサンダー「誰だ!?」バチバチバチッ
チロルチョコ「俺だよ!俺!そんな物騒なの構えないでくれよぉ」
トッポ「チロルチョコ……」

351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 14:22:34.71 ID:6TjJ3RBR0
ブラックサンダー「お前も戦いに参加してないのか」
チロル「俺の役目は始めから偵察さ……各地にある無数の体を使ってのな」
トッポ「無数の体……?」
                サウザンド・スイーツ
チロル「ああ……俺の能力 『千色甘味』 は自分の体と人格を無数のチロルに分割させる」
チロル「意識の遠隔共有で効率よく情報を得る事ができる……この俺はチロルチョコ・ミルクだ」
トッポ「へえ……」
チロル「今どんな戦況になってるのか説明してやるよ……むっ」
ブラックサンダー「どうした?」
チロル「今、アーモンドが負傷した……これは……なんだ!?」

353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 14:25:21.67 ID:6TjJ3RBR0
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
チロル・アーモンド(ぅ……なんて衝撃だ……)
チロル・アーモンド(隠れて様子を見ていたが……ここいら一帯をまるごと吹き飛ばすなんて……バケモノか!?)
キンダー「フーン……中々良いエクササイズになった」
マカダミア「一足先に町へ行ってくるよ。駄目チョコの駆逐は僕に任せてくれ」
M&M's「HAHAHA、格調高いマカダミアナッツに殺されるなんて、名誉な事じゃあないか!」
キンダー「……そこにうずくまってるボーイは逃げないのかい?」
チロル・アーモンド「!!!」

357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 14:35:17.65 ID:6TjJ3RBR0
キンダー「怯えて声も出ないか」
M&M's「よせよ可哀想だ。こんな子供を手にかけたらすぐ裁判沙汰だよ」
キンダー「HAHAHA!!」
チロル(畜生……! 全てのチロルが集まれば……こんな奴……!!)
チロル(ミルク!苺!ビスケット……皆、聞こえてるか?)
チロル(こいつらを止めなきゃ、きのこ側でもたけのこ側でもいい……強い奴らを集めるんだ)

359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 14:43:23.23 ID:6TjJ3RBR0
〜町の郊外〜
チロル・きなこもち(迷った……)
チロル・きなこもち(強い奴を集めるって言われてもなぁ……周りには誰もいないし)
チロル・きなこもち(ちくしょう……こんな辺鄙な場所に配置しやがって)
ぬーぼー「やあチロルチョコくん」
チロル・きなこもち「うわっ!? びっくりした」
ぬーぼー「なにしてるんだい?」

362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 14:50:30.67 ID:6TjJ3RBR0
チロル・きなこもち「偵察さ……無数の体を使ってな」
ぬーぼー「まだけんかしてるの?」
チロル・きなこもち「……ぬーぼーは戦争に参加してなかったな」
ぬーぼー「うん。ぼくケンカはきらいだから」
チロル・きなこもち「そう言うと思ったよ……(見るからにのほほんとしてるからな)」
ぬーぼー「あのね、さっきへんなひとがきのこさんをかかえて、どっかはしってったよ」
チロル・きなこもち「へぇーそうだんだ…………って何!? 本当か!?」
ぬーぼー「うそじゃないよー」
チロル・きなこもち(拉致されたきのこはこの近くにいる……)

365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 14:54:39.48 ID:6TjJ3RBR0
きのこ「……ッ」
カカオ99%「フンっ……流石きのこの山と言ったところか……」
きのこ(こいつ……カカオ値の底が見えねえ……!)
カカオ99%「まさかこれが貴方の本気なのですか?」
きのこ「ほざけっ……」
カカオ99%「!!」
    マッシュ・ブレイヴ
きのこ「『斬空茸撃』 ッ!!!」シュバッ!!!
ズパァァァ――――ンンンン……
カカオ99%「ぐぁっ……!!」

367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 15:03:12.38 ID:6TjJ3RBR0
きのこ「はぁ……はぁ……」
きのこ(手ごたえが甘い……こいつ、チョコの癖になんて固さだ)
カカオ99%「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
きのこ「……!!」
カカオ99%「ふう……素晴らしい一撃だった……咄嗟に後ろへ飛んでいなければどうなっていた事か」
きのこ「バケモノめ……」
カカオ99%「ようやく安心できた……私の力を解放しても貴方なら大丈夫そうだ」
きのこ「なんだと……!?」
カカオ99%「教えてあげましょうか? 私が今まで何パーセントの力で戦っていたかを」
きのこ「…………」
カカオ99%「60パーセントですよ」

369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 15:06:04.30 ID:shgP+JCr0
99%なのに今まで60%だっただと・・・?

370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 15:07:14.74 ID:6TjJ3RBR0
つまり奴はまだ一般菓子のビターレベルに押さえていたというのか…!?
99カカオパワーがまるでつかめない……!予測が出来ない!

372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 15:09:40.67 ID:6TjJ3RBR0
きのこ「何だって……!?」
カカオ99%「さあ……カカオ値の限界まで……戦おうじゃありませんか」
きのこ「…………」
カカオ99%「フハハハハハハ……ハッハッハッハッハッハッハ」
きのこ(これは……ちょっとヤバいかな)
カカオ99%「80パーセント……!!」ゴゴゴゴゴゴゴ……

376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 15:17:04.83 ID:6TjJ3RBR0
〜たけのこ勢本陣〜
チロル・コーヒー「たけのこ!」
たけのこ「!」
チロル・コーヒー「僕らの集めた情報を伝える。複雑な戦況になってきたからね」
ポッキー「助かる」
チロル・コーヒー「とんでもないことになってるよ……」

380 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 15:34:37.64 ID:6TjJ3RBR0
現在の状況(戦闘不可及び戦争不参加のチョコは省略)
【たけのこ勢本陣】
・たけのこの里 ・ポッキー ・コアラのマーチ ・チョコボール ・プッカ ・LOOK ・カプリコ
・ガルボ ・チロルチョコ(コーヒー) ・マーブルチョコ ・アポロ ・エアロ
【きのこ勢本陣】
・チョコベビー ・キットカット ・アルフォート
・チョコパイ ・チョコえんぴつ ・小枝 ・メルティキッス
【廃工場】
・トッポ ・ブラックサンダー ・チロルチョコ(ミルク)
【きこりの切り株の家周辺】
・キンダーサプライズ ・M&M's ・チロルチョコ(アーモンド)
【町】
・マカダミアナッツチョコレート
【郊外】
・きのこの山 ・カカオ99%

382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 15:41:59.42 ID:6TjJ3RBR0
たけのこ「酷い状況だな」
ポッキー「今すぐ応援に」
たけのこ「無論だ……チョコ界を乗っ取ろうなど……許せん」
チロル・コーヒー「たけのこ……きのこが危ない」
たけのこ「……何?」
チロル・コーヒー「とんでもない奴と一人で戦ってるらしい……」
たけのこ「…………」
チロル・コーヒー「このままじゃ」
たけのこ「何が言いたい」
チロル・コーヒー「いや……」
たけのこ「あいつはあいつの戦いをしているだけだ。俺には関係無い」

387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 15:50:56.75 ID:6TjJ3RBR0
マカダミア「HAHAHA……なんてみすぼらしい町だ」
メダルチョコ「うわああああ」
鍵チョコ「たすけてー」
マカダミア「ふんっ!!」
ドカァァァ……ン
ギャアアアアア
マカダミア「ちっぽけなチョコ共よ、屈服するがいい……」
「あーうるせえなー暴れ回るんじゃねえよ起きちまっただろうが」
マカダミア「!? お前は……」

390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 15:55:44.35 ID:6TjJ3RBR0
すぎのこ村「誰だてめえ? 外国かぶれか?」
マカダミア「長く眠りについていた筈のすぎのこ村か……! 噂には聞いていたが」
すぎのこ村「好き勝手やりやがって……俺は早く寝たいんだ」
マカダミア「……ナイストゥーミーチューMr.すぎのこ。私は……」
すぎのこ村「うるせえよ」ボグゥッ!!!
マカダミア「かはっ……!」
すぎのこ村「無理に起こされてイライラしてんだ。さっさと失せろ」

394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 16:03:49.47 ID:6TjJ3RBR0
マカダミア(こいつ……なんて熟成されたチョコ臭だ)
すぎのこ「久しぶりで体がなまっちまってら」
ドドドドドドドド
     スギノコ・ウォーハンマー
すぎのこ「『杉鋸断絶棍』!!」
マカダミア「Oh……随分と物騒な武器ですね」
すぎのこ「どうした? 来いよ」
マカダミア「HAHAHA……この腐れカカオがッ!!」ドゥッ

396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 16:13:20.10 ID:6TjJ3RBR0
すぎのこ「フンッ」ボグンッ!!
マカダミア「……ッ!!」
すぎのこ「喰らえっ!!」グチャッ!!!
マカダミア「がはァっ」
すぎのこ「はぁ……はぁ……なんだ、全然大した事ねえな」
マカダミア「…………HAHA……HAHAHAHAHAHAHAHA」
すぎのこ「何笑ってんだ? そんなザマで、もう動けそうもないじゃねえか」
マカダミア「貴様らと私の絶対的な差は……カロリー量にある」
すぎのこ「……?」
マカダミア「ナッツの豊富で際限無きカロリーは……自己修復など簡単に可能にしてしまうのさ」
メキッ
メキメキメキメキィ

397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 16:21:26.17 ID:6TjJ3RBR0
すぎのこ「……おいおい、なんて奴だ」
マカダミア「私の自己修復能力が尽きるのが先か……君の棍棒を振るう体力が無くなるのが先か……」
すぎのこ「……」
マカダミア「見た所、大分息が上がっているようですな……久しぶりの運動でしょうから当然かもしれませんが」
すぎのこ「うるせえッ!!」ズアッ
マカダミア「HAHAHA……長期戦になりそうですね」

402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 16:30:16.38 ID:6TjJ3RBR0
チロル・ミルク「……今分かる限りの情報は以上だ」
トッポ「……」
ブラックサンダー「チョコ界を……乗っ取るだと!?」
トッポ「欧米連合……なんて奴らだ」
チロル・ミルク「で、どうするんだ?」
ブラックサンダー「……」
チロル・ミルク「ここでぼーっとしてるより、動いた方がいいと思うけどな」

404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 16:34:36.20 ID:6TjJ3RBR0
トッポ「きのこ君は……今どこに?」
チロル・ミルク「きなこもちがいる場所から近いようだが……特定はまだできてない。方角くらいだな分かるのは」
ブラックサンダー「行くのか?」
トッポ「……」
チロル・ミルク「とんでもない奴だぜ? チョコの常識を超えている」
トッポ「でも……僕は」
トッポ「きのこ君の力になりたい。少しでも……ほんのちょっとでもいい」
ブラックサンダー「……」
チロル・ミルク「見上げた忠誠心だな」
トッポ「忠誠とかじゃないよ……友達だから」

405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 16:44:27.55 ID:6TjJ3RBR0
ブラックサンダー「よし、俺も行くぜ」
トッポ「ブラックサンダー……」
ブラックサンダー「そのとんでもない奴ってのを拝んでみたいしな。それに、あんただけじゃ少し危なげだろ?」
トッポ「ありがとう……」
ブラックサンダー「おいおい、別にきのこ派になったとかそういう訳じゃないぜ? 慣れ合いはよしてくれ」
チロル・ミルク「本当に行くんだな」
トッポ「……うん」
チロル・ミルク「ここから北西へずっと行った所にあるグリコ倉庫の裏だ」
トッポ「ありがとう」
チロル・ミルク「無理すんなよ。溶けても知らねえぞ」
ブラックサンダー「よしっ行くぜ!!」
チロル・ミルク「……(そろそろ集合指令を出しておくか)」

410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 16:53:36.83 ID:6TjJ3RBR0
M&M's「さて……のんびりしてはいられない、そろそろ我々も町へ」
キンダー「そうだな。では……」
ガシッ
キンダー「Ha?」
パイの実「行かせるかッ……!!」
M&M's「アンビリーバボー……まだ生きているチョコがいたとは」
キンダー「これは凄い。レディーの癖に素晴らしいカロリーを持っているのですね」

413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 16:58:47.27 ID:6TjJ3RBR0
パイの実「何がカロリーだ……もっと大切な事が……チョコにはッ……」
キンダー「フン」グシャッ
パイの実「うあああああああっ!!!」
キンダー「大切な事……? カロリー、そして何より経済戦略……それが一番重要なのだ」
キンダー「チョコ菓子にとって大切な事なんて……それ以外に何がある!?」
たけのこ「美味しさと幸せを世の中に届ける事。それがチョコレートの誇りだ」
キンダー「!?」

415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 17:04:23.16 ID:6TjJ3RBR0
ポッキー「間に合った! 奴らが町に入る前にここへ到着できた……!」
エアロ「大丈夫かパイの実!」
パイの実「み……みんな……」
キンダー「たけのこの里……!! 何故ここに……」
たけのこ「貴様らの計画は全て暴露された」
チョコボール「大人しくやられるクエッ!!」
コアラのマーチ「ふざけた真似しやがって……」
マーブル「随分と派手にやらかしたな」
アポロ「観念するんだな!」
M&M's「……これは中々面白くなってきたねキンダー?」
キンダー「……」

416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 17:07:52.60 ID:0vQ5w+wgP
チョコのくせに熱すぎだろ

418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 17:11:43.15 ID:vpMG6wH40
お前ら熱くなりすぎ
溶けちまうぞ

419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 17:13:05.39 ID:6TjJ3RBR0
キットカット「いたぞ! あそこだ!!」
ベビー「大集合ですー」
アルフォート「おやおや……これは」
マーブル「お前ら!」
チョコえんぴつ「チロルチョコに場所を教えてもらったんです!」
メルティキッス「あらぁ……ちょうどたけのこ達も着いた所だったの?」
小枝「グッドタイミングだな」
チョコパイ「やっちゃおうよー!」
たけのこ「どうやらこちらにかなり分があるようだな」
キンダー「……」

422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 17:21:14.71 ID:6TjJ3RBR0
たけのこ「降伏するなら今のうちだ」
キンダー「フフフ……HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!」
ポッキー「!?」
キンダー「君たちは外国産業というものを舐めている。殊にカカオ値とカロリーをね」
キンダー「はぁぁぁぁ…………!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
たけのこ「……!!」
キンダー「いいだろう、ならば教育してやろうじゃないか」
ポッキー「まさか……ここまでとは……」
たけのこ「たけのこ勢はこのタマゴ野郎をやる! きのこ勢はそっちを!」
エアロ「命令すんな!!」
マーブル「OK」
M&M's「HAHAHA……そんなに溶かされたいのか」

425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/25(木) 17:26:37.23 ID:6TjJ3RBR0
一方その頃、町では
すぎのこ「はぁ……はぁっ……」
マカダミア「HA……HAHAHA……そろそろ、限界のようですね……」
すぎのこ「畜生……」ガクン
マカダミア「ここまで追い詰められるとは思ってませんでした」
すぎのこ「…………」
マカダミア「きのことたけのこに並んだ事があるのは伊達じゃありませんね」
すぎのこ「昔の……話だ……」