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キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
Part52


304 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/30(金)21:30:36 ID:F3i
・・・
ゴーテル「さて、キモオタ達はラプンツェルの所へ行ったか・・・それで、お前はワシに何の用じゃ・・・?」
アリス「・・・察しがいいね、気配は消していたつもりだけど」
ゴーテル「・・・匂いがするのぅ、魔法具・・・それも一つや二つじゃない。膨大な魔力・・・お前がアリスとかドロシーという娘じゃな?」
アリス「またまた察しがいいね、ゴーテル。君の作った野菜をドロシーに食べさせたくてね・・・ドロシーの持つ魔力を増幅させようって考えさ、だから青い鳥と二人で来たんだ。と言えば、素直にくれるかい?」
ゴーテル「無理じゃな、断る」
アリス「いいよ、予定通りさ。でも、欲しいものは絶対に手に入れる」ゴソッ
ゴーテル「・・・・・・」ジリッ
アリス「そう身構えないでよ。魔法勝負になるとちょっと分が悪いかもしれないしね。けれど、ボクの申し出を断った事は後悔してもらうよ?」
ゴーテル「なんじゃと・・・?」
アリス「安心するといい、苦しむのは君一人でじゃあない」
アリス「ラプンツェルも一緒だからさ」フフッ

305 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/30(金)21:41:34 ID:VKN
ラプンツェルの塔 夕暮れ
ティンカーベル「ねぇねぇ、ラプンツェル。今日はずっと縫い物してるけど何作ってるの?」
ラプンツェル「これはね、ママへのプレゼント!こないだケープ作ったから今度は普通に洋服なんだけどね。もう、私いなくなっちゃうから・・・」
ティンカーベル「そっか、寂しくなるけど・・・こうしてプレゼントあげたらきっとゴーテル喜んでくれるよ!」
キモオタ「なんたってwwwラプンツェル殿の気持ちがwwwこもってますからなwww」
ラプンツェル「うん!ママとは少しの間会えないけど、ママのためだもんね!私、頑張るよ!」ニコニコ
ティンカーベル「ラプンツェルはゴーテルの事大好きだね!」
ラプンツェル「うん!ママのこと大好きだよ!」
キモオタ「早くゴーテル殿を体の痛みから助ける手段を探さなければなりませんなwww王子殿との仲も深めねばなりませんしなwww」
ラプンツェル「あはは、キモオター!私とおーじは今も仲いいよ?」
キモオタ「ドゥフフwwwそうでしたなwww」
「ラプンツェル!ワシじゃ!髪の毛を早くおろしとくれ!」
ラプンツェル「あれ?こんな時間にママが呼んでる。いこう、ティンク!キモオタ!」

306 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/30(金)21:48:07 ID:VKN
ラプンツェルの塔 最上部の窓
ラプンツェル「ママー、いくよー?それっ!」ファサ
ゴーテル「・・・・・・」ガシッ
グッグッ グッグッ
グッグッ グッグッ
トサッ
ゴーテル「・・・・・・」
ラプンツェル「ママ?どうしたの?何か忘れ物?」
ティンカーベル「どうしたんだろ・・・なんか様子がおかしいね?」ヒソヒソ
キモオタ「寂しくなって遊びに来たとかwww」ヒソヒソ
ゴーテル「ラプンツェル・・・・・・!」
グイッ
ラプンツェル「痛っ!ま、ママ・・・?どうして髪の毛掴んだりするの?」
ゴーテル「・・・どうしてだって?よくもぬけぬけとそんな事が言えたもんだね、お前は・・・!」ギロリ

307 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/30(金)22:02:36 ID:VKN
キモオタ「ちょ、ゴーテル殿!」
ティンカーベル「離してあげてよ!ラプンツェルがかわいそうだよ!」
ラプンツェル「ど、どうして?どうしてそんなに怒って・・・私がおーじと会ってる事知ってるの?だから怒ってるの?」
ゴーテル「よくわかってるじゃないか・・・!王子と一緒に塔を出て行くつもりだろう?ワシは血の繋がりの無い養女のお前をここまで育ててやったというのに、簡単にワシを裏切るような真似をしおって・・・!」
ラプンツェル「違うの・・・!私はママに元気になってもらいたくて・・・!だからおーじと一緒に」
ゴーテル「黙れ!このアバズレが・・・!お前、あの王子と一緒になりたいからといってワシを口実に使うんじゃない、不愉快だ!」
ラプンツェル「・・・違う!そうじゃないの、信じて!ママ!」
ゴーテル「誰が貴様など信じられるものか・・・!それとな・・・よく聞け、お前はワシを裏切った・・・そもそもお前はワシの娘じゃない。ママなどと馴れ馴れしく呼ぶのはやめろ、反吐がでる!」
ラプンツェル「・・・・・・っ!」ジワッ
ティンカーベル「どうしたのさ!ゴーテル!いくらなんでも言い過ぎだよ!」ピュー
ゴーテル「妖精の娘・・・貴様は黙っておれ!」

308 :名無しさん@おーぷん :2015/01/30(金)22:02:37 ID:zLE
やめてくれ、やめてくれよゴーテルママ…ラプちゃんに手を出さないで。意識を取り戻して!(ノ´;ω;`)ノ

309 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/30(金)22:16:31 ID:VKN
ラプンツェル「ママが・・・私のこと娘じゃないって・・・」ポロポロ
ティンカーベル「落ち着いてラプンツェル!あんなの本心じゃないよ!」
キモオタ「うおぉぉ!ゴーテル殿!落ち着いていただきたい!どうにも様子がおかしすぎますぞ!?」ガシッ
ゴーテル「ええい、離せ!この豚が・・・!」
ティンカーベル「ゴーテル!どうしたのさ!?さっきはラプンツェルの事あんなに大切そうに話してくれたのに!」
ゴーテル「黙れ・・・貴様、少し眠っておれ・・・!」ヒュォ ビターン
ティンカーベル「うぐっ・・・!」
キモオタ「ティンカーベル殿!なにも叩きつけることなどないでござろう!ゴーテル殿!」
ティンカーベル「だ、大丈夫・・・!それよりラプンツェルを・・・」
ティンカーベル(絶対におかしい。ゴーテルはきっと正気を失ってる・・・でもどうして?原因がわからない!・・・あれ?)
ティンカーベル(なんだろう・・・ゴーテルの足元に何かの粒が落ちてる・・・?)
ゴーテル「ええい、いい加減に離せ!」
ティンカーベル(ゴーテルの服にもついてる・・・暴れたときに服からこぼれたのかな?だったらゴーテルの様子がおかしい原因って・・・この粒かな?)
クンクン
ティンカーベル(・・・この匂い、コショウの粒?)

310 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/30(金)22:25:01 ID:VKN
ゴーテル「ええい!鬱陶しい・・・!」ブンッ
キモオタ「ブヒィィィ!」ドサー
ゴーテル「とにかく・・・お前はもういらない・・・!気に入らない、お前もお前の長い長い髪の毛も・・・!」グイッ
ラプンツェル「・・・・・・ごめんなさいママ!私、ママの為にと思って・・・」
ゴーテル「その呼び方はやめろと言ったはずだろう!ええい、不愉快だ・・・今すぐその髪の毛を切り落としてやる・・・!」ガシャッ
ジャキン ファサッ
ラプンツェル「私の・・・髪が・・・!」
キモオタ「ラプンツェル殿ー!我輩、倒れている場合ではないでござる・・・!」
ゴーテル「これでスッキリしたよ、さぁ今度はお前を捨ててやる。もう二度と王子について会えないような遠い遠い砂漠の国へね!」ブツブツ
ブォン
ティンカーベル「世界移動のゲート・・・!?」

311 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/30(金)22:35:17 ID:VKN
ラプンツェル「やめて!ママ、もう約束破ったりしないから!」
ゴーテル「このおとぎ話の世界の外なら、もうどうあがいても王子には会えやしない!さぁ、行くんだ。行け!」グイッ
ラプンツェル「きゃっ!」ドサッ
キモオタ「ら、ラプンツェル殿!」
ゴーテル「ちょうどいい・・・豚と妖精、お前たちも目障りだ」ギロリ
ティンカーベル「ゴーテル!もう目を覚まして・・・!」
ゴーテル「喜べ、あいつの行き先はお前たちが行きたがっていた【アラビアンナイト】の世界。お前たちもあの娘の道ずれだ、だがもう二度とワシの目の前には現れるな・・・!」グイッ
キモオタ「ブヒャア!」ドサー
ティンカーベル「キモオタ!ラプンツェル!」ヒラヒラ
ゴーテル「さぁ妖精、お前もだ・・・!」グイッ
ティンカーベル「あのコショウがなんなのかわかんないけど・・・絶対におかしい!私達は絶対に戻ってくるから!」
ゴーテル「ふん、口の減らない妖精だ・・・」ポイッ
ティンカーベル「絶対絶対!ラプンツェルやゴーテル達のおとぎ話は消えさせないから・・・!」
シュウゥゥ
ゴーテル「ようやく邪魔者は消えたか・・・次は王子の番だ・・・クックック」

312 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/30(金)22:42:03 ID:VKN
今日はここまでです レスありがとねー!
>>297
キモオタの部屋で恋愛もののアニメとか見て得た知識だと思う。アオハライドとか
>>299
俺なりの解釈。おとぎ話って語られてないところも気になっちゃうよね
ラプンツェルとアラビアンナイト編 次回に続きます

313 :名無しさん@おーぷん :2015/01/30(金)22:47:01 ID:riV
乙!!!
次回楽しみにしてるでござるw

314 :名無しさん@おーぷん :2015/01/30(金)22:47:30 ID:zLE
ゴーテルとアリス達のいざこざについては、これから書かれていくと思うけど、今はただただ切なくなります…。
ゴーテルも悲しい名脇役ですね。

316 :名無しさん@おーぷん :2015/01/30(金)22:58:47 ID:Ehh
乙!
ラプンツェルが飛ばされてる間に王子がやられるとまずいな

317 :名無しさん@おーぷん :2015/01/30(金)23:25:06 ID:rGh
>>もう何度ラプンツェルに会えるかわからんが、心配かけんようにせんとな
この台詞はアカン…
うちは子供はいないけど犬飼ってるから、犬をラプちゃんに置き換えて想像したら涙腺崩壊したわ。
俺がゴーテルの立場だったら発狂する。

318 :名無しさん@おーぷん :2015/01/31(土)00:02:07 ID:rrI
乙!まさに一寸先はフリーフォール!手に汗握りつつ次回楽しみしてます!

319 :名無しさん@おーぷん :2015/01/31(土)00:08:08 ID:o2L
登場タイトルまとめ
ピーターパン→消滅
シンデレラ→無事
裸の王様→無事
王様の耳はロバの耳→消滅
こびとの靴屋→無事
泣いた赤鬼→無事
赤ずきん→消滅
一寸法師→消滅
かぐや姫→無事
舌切り雀→不明
蛙の王子→無事
石のスープ→無事
わらしべ長者→無事
桃太郎→無事
マッチ売りの少女→無事
眠り姫→無事
人魚姫→無事
おやゆび姫→無事
幸福な王子→無事
青い鳥→不明
オズの魔法使い→不明
不思議の国のアリス→不明
ハーメルンの笛吹き男→消滅
狼と七匹のこやぎ→消滅
雪の女王→無事
アラビアンナイト→キモティンラプここ
ラプンツェル→今のところ無事
三匹のくま→消滅
三匹のこぶた→不明

321 :名無しさん@おーぷん :2015/01/31(土)00:38:44 ID:L2G
>>319
赤色コンビって今どこにいるか不明だっけ?

322 :名無しさん@おーぷん :2015/01/31(土)00:44:49 ID:fAD
毎日これ読まないと寝れなくなってしまった、乙です
>>319
桃太郎を読み返したら、207でアリスの話は無事だって書いてあったよ
ミチルちゃんがアリス役やってるらしい

323 :名無しさん@おーぷん :2015/01/31(土)12:32:37 ID:ZiT
>>321
裸王のとこだった気がする
>>322
そういえばそうだな
次のときに直しとくわ!

329 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/31(土)22:05:52 ID:M4S
ラプンツェルの塔
王子「今日は少し来るのが遅くなってしまった・・・ラプンツェルに遅いって怒られるかもしれないな」フフッ
王子「・・・ラプンツェル!私だ!髪の毛を下げてくれないか!」
ファサッ
王子「・・・?」
王子(なんだ?おかしいな。いつもなら髪の毛を下げた後ラプンツェルが窓から身を乗り出してくるんだが・・・?)
王子「体調でも悪いのだろうか・・・?とりあえず登ってみるか・・・」ガシッ
グッグッ グッグッ
グッグッ グッグッ
スタッ
王子「あなたは・・・!」
ゴーテル「・・・貴様が王子か」ゴゴゴゴゴ
王子「以前、ラプンツェルの髪の毛を伝って塔に登っていた老婆・・・!もしや、ラプンツェルの身内の方なのか?」

330 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/31(土)22:17:45 ID:M4S
ゴーテル「ワシはあの娘をこの塔に閉じ込めていた魔女・・・」
王子「ならば、あなたがラプンツェルの話していた母上ということか・・・!」
ゴーテル「ほう?どう聞いているか知らないが、あいつはもうワシの娘じゃあない」
王子「聞いていた印象とずいぶんと違うが・・・いや、まずは非礼を詫びるべきか。申し訳ない、あなたの娘の塔に勝手に上がり込んでしまい。だが、私は真剣にラプンツェルの事を愛している。もちろんやましいことなど一切していない。どうか信じて欲しい」ペコッ
ゴーテル「ふん、そのようなことはどうだって良い。もうあの娘はここには居ないからな」
王子「・・・ラプンツェルはここには居ない、だって?」
ゴーテル「遠い遠い世界へ消えていったよ。ワシを裏切った罰だ」
王子「・・・どういうことか、説明して貰おう」ギッ
ゴーテル「おぉ、そのような目で睨みつけるでない。ワシはあんたにも罰を与えるつもりだ。ワシが見たいのはそんな力強い眼差しじゃない」
ゴーテル「希望の光が潰えたときの虚ろな眼差しじゃ」

333 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/31(土)22:34:20 ID:M4S
王子「先ほども言ったはずだ、私はラプンツェルを愛している。返答次第ではあなたを・・・!」チャキ
ゴーテル「ワシはあの娘の母親じゃあない。だが、罪に対して罰を与える義務はある、あの娘はワシとの約束を破って貴様と旅にでるつもりだったらしいじゃないか?」
王子「それはあなたの為に・・・!」
ゴーテル「理由なんて関係ない、あの娘がワシを裏切ったことは事実。お前はこの塔にラプンツェルに会うためにやってきたんだろうが、あいつはもうこの塔に戻ってくることは無い」
王子「・・・ならばせめて、どこへ連れて行ったのかだけでも教えてくれないか!?」
ゴーテル「お前の手の届かないところさ。空を飛ぶ鳥に手をふれることが出来ないように・・・美しい歌声で鳴くあの娘はどことも知れぬ空へと飛んでいったのさ。遠い遠い空へ、もう帰り道もわかりゃあしない」
王子「・・・ッ!」
ゴーテル「そして、その鳥はもう二度とお前の肩に止まることはない」
王子「自分の娘になんていう仕打ちを・・・!」
ゴーテル「悔しいか?悲しいか?あぁ、そうだろうさ。これはあの娘とおまえへの罰だ。もうラプンツェルがお前に笑いかけることは無い。嬉しそうに語りかけることも、些細なことで拗ねる姿も・・・お前は見ることが出来ない・・・!」
王子「・・・何故だ。何故このようなことに・・・!」ヨロッ
ゴーテル「可能性があるとすれば、死んでみることだ。運が良ければ命を失ったあの娘とあの世で出会えるかもしれんぞ?」
王子「クッ・・・!ラプンツェル・・・!私は、私は・・・!」ヨロヨロ

335 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/31(土)22:47:10 ID:M4S
ゴーテル「さぁ、ワシの話は終わりじゃ。用が済んだのなら帰って貰おうか」
王子「ラプンツェル・・・!君が居ないなんて・・・私はどうすればいいんだ・・・!私はもう・・・生きている意味など・・・」フラフラ
グラッ
王子「ぐっ!ぐあああぁぁぁ!!」ヒュゥゥウ
ゴーテル「ふん、自ら飛び降りて死を選ぶか。それもよかろう。されとて、あの娘に会えぬ事に変わりはないがな」クックック
・・・
ヒュゥゥウ ガサッ ガサガサガサッ!ブシュッ
王子「・・・・・・ゼェゼェ・・・何故だ・・・何故だ・・・!私は死を選んだと言うのに・・・何故、生きている・・・!もうラプンツェルには会えないのに何故・・・!」
王子「・・・樹木の枝か、茨に目をやられてしまったか・・・一切の光が見えない。今の私にはちょうどいいのかもしれないな、私は生きる希望の光を失ってしまった・・・!いっそのこと短剣で首を掻き切ってしまうか」ガシャッ
グッ
王子「何故だ・・・短剣が鞘から抜けぬ・・・何かが絡まっているのか?」サワッ
王子「この手触りは・・・ラプンツェルの髪の毛か?さっき登ったときに短剣に絡まっていたというのか・・・!」
王子「・・・・・・」
王子「生きろと言うのか、ラプンツェル」

339 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/31(土)22:54:58 ID:M4S
王子「・・・・・・」
王子「・・・君はもう私の手の届かない遠くへいってしまったのかもしれない。でも、それならば私は追い続けよう」
王子「どれだけ月日が過ぎようと、どれだけはるか彼方遠くへの旅となっても・・・」
王子「例え両目が光を失っていても・・・地を這ってでも・・・!」
王子「だから、ラプンツェル・・・君はどうかいつものように笑っていてくれ。そして軽やかな歌声を響かせていてくれ」
王子「私がその歌声を頼りに、必ず君を捜し出す」
王子「だから、すまないが少しの間。待っていてくれ、ラプンツェル」
・・・

341 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/31(土)23:02:59 ID:M4S
アラビアンナイトの世界 砂漠地帯
ラプンツェル「・・・・・・」グスングスン
キモオタ「ブヒイイイィィィ!」ズッサー
ティンカーベル「・・・ここが【アラビアンナイト】の世界・・・見渡す限りの砂漠だね・・・」
ラプンツェル「・・・ティンク、キモオタ。どうしたらいいかな・・・私・・・」グスングスン
キモオタ「ラプンツェル殿・・・」
ラプンツェル「私がママとの約束を破って、嘘ついて塔を出ようとしたから・・・ママに嫌われちゃった・・・もう、私のこと娘じゃないって・・・」ポロポロ
ティンカーベル「ラプンツェル、しっかりして!あんなのゴーテルの本音じゃないよ!」
ラプンツェル「でも・・・」グスングスン
キモオタ「そうですぞ!きっと気が動転して、思ってもいないことを言ってしまったに違いないですぞ!」

343 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/31(土)23:13:29 ID:M4S
ティンカーベル「そうだよ!だからゴーテルもきっと後悔してるよ!だってラプンツェルのママは優しいんでしょ?あんな事平気な気持ちで言えるような人じゃないんでしょ?」
ラプンツェル「うん、本当なら言わない・・・」グスングスン
キモオタ「ならばゴーテル殿を信じることですぞwwwそして元気を出してくだされ、王子殿もゴーテル殿もそして我輩も・・・泣き顔のラプンツェル殿よりも笑顔の方が好きですぞwww」
ティンカーベル「うん!私も私も!」
ラプンツェル「・・・うん、わかった。本当に泣きたいのは私に嘘つかれたママのほうだもんね。今は許してもらえなくても・・・私はいつかママにちゃんと謝って、許してもらう・・・」グシグシ
キモオタ「それがいいですぞwwwすこし時間をおいて落ち着けば、ゴーテル殿もわかってくれますぞwww」
ラプンツェル「うん!だからもう泣かないよ、私」
ティンカーベル「とは言っても、キモオタ。わかってるよね?」ボソッ
キモオタ「もちろんですぞ。ゴーテル殿の様子はつい言い過ぎたとか演技の域を越えてましたからな。おそらく・・・」ボソッ
ティンカーベル「何かされたんだよ、誰かにね。って、誰かは大体察しがつくけど」ボソッ