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キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
Part45


553 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/15(木)21:34:40 ID:MjH
シンデレラの世界 城内
・・・
ガチャッ
医者「・・・処置は完了したよ。にしても酷い、君達は戦争でもしていたのか?」
ティンカーベル「大鬼は?ねぇ先生、大鬼は大丈夫!?」
医者「結論から言うと一命は取り留めた・・・彼は見たことのない種族だが体の構造が比較的人間に似ていた。しかし人間を遙かに越えるタフネス・・・なんとか助かったが本当は死んでいてもなんら不思議ではなかった。当然、しばらくは面会謝絶だ・・・!」
ティンカーベル「うわぁー!よかったよぉ!キモオター!」グスグス
キモオタ「落ち着くですぞwwwティンカーベル殿wwwあまり騒ぐと、大鬼殿の体に響きますぞwww」
赤鬼「消えたおとぎ話を元通りにするっていう目標を持つもの同士、思うところがあるんだろうな・・・」
赤ずきん「そうね、あの大鬼もボロボロになりながらもティンカーベルに伝えようとしたわけだものね」
ガチャッ
シンデレラ「・・・・・・ティンクちゃん?大鬼さん、大丈夫だった・・・?」ヒョコ

555 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/15(木)21:50:29 ID:MjH
医者「王妃様・・・!」ザッ
シンデレラ「あぁぁ・・・!お医者様、いらしたんですね!?いいんですって!私にそういうことなさらなくても・・・!」ワタワタ
赤鬼「おっ、これは失礼いたした。挨拶が遅れて申し訳ない、お初にお目にかかる・・・オイr・・・私は赤鬼と申す者・・・」グッ
赤ずきん「ご機嫌よう、王妃様。私、赤ずきんと申します」ペコッ
シンデレラ「あ、えっと、王妃のシンデレラです。この度はえっと、大鬼さんの・・・」ペコッ
ティンカーベル「ねぇ、シンデレラ・・・普通にしなよ、なんかもう見てらんない」
キモオタ「ちょwwwティンカーベル殿www直球www」
シンデレラ「うぅ、お城だと誰がみてるかわからないからキチンとしないといけないんです・・・教育係の方とか結構厳しいんですよ・・・そ、そうだ!私の実家に行きましょう、あそこなら落ち着いて話せます!」
ティンカーベル「実家って物置じゃん!」
キモオタ「変装して大衆食堂でいいでござろうwwwとりあえず腹も空きましたしなwww」

556 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/15(木)21:53:48 ID:MjH
今日はここまでです
王妃様の立ち位置に慣れないシンデレラ
桃太郎編実質終わりだけど、もうちょい続きます。また次回。

557 :名無しさん@おーぷん :2015/01/15(木)22:01:06 ID:kce
乙!
いろんなキャラクター見たいから、最終決戦までは
思いっきり引き伸ばして欲しいです!

558 :名無しさん@おーぷん :2015/01/15(木)22:01:38 ID:7Y0
乙です!
大鬼助かってよかった!!

569 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)20:04:04 ID:Bdy
大衆食堂
ティンカーベル「ところでさ、シンデレラが王妃ってことは王子様が国王になったわけだよね?でさ、王子様はやさしい?喧嘩してない?ねぇねぇどうなの?」ニヤニヤ
シンデレラ「うん、国王になって前よりは忙しくなっちゃったけど、今でも私と過ごす時間はキチンと作ってくれるの、王子・・・ううん、国王は今も前と同じで優しいの」ニコッ
ティンカーベル「シンデレラ嬉しそう!ヒューヒュー!ほら赤ずきんも!ヒューヒュー!」ニヤニヤ
赤ずきん「・・・友達とはいえ王妃を茶化すなんてずいぶんと大物ね、ティンク」モグモグ
シンデレラ「赤ずきんちゃん。私、王妃って呼び名は苦手なの、シンデレラって呼んで」ニコッ
赤ずきん「ええ、シンデレラ。よろしくね、以前別の国で会った姫は最悪だったからあなたが良い人そうで安心したわ」ニコッ
シンデレラ「よその王族には悪い人もいるって聞くから・・・」
ティンカーベル「どんな姫だったの?」
赤ずきん「他人を利用して・・・そのうえ約束を破ったり暴力を振るったり、挙げ句の果てにはものすごい手のひら返しをするような姫よ」
シンデレラ「そんなものすごい悪そうな姫がよその国には・・・」
赤ずきん「居たのよ、まんまと王子と結婚して幸せになったけど」モグモグ

570 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)20:14:10 ID:Bdy
シンデレラ「ところで赤鬼さんとキモオタさんは?」
ティンカーベル「赤鬼があんまり目立つから変装できる服買ってくるって言ってたよ、そのうち来るんじゃない?」
赤ずきん「前の【桃太郎】のおとぎ話では笠かぶってるだけで平気だったけど、流石にこの世界では目立ちすぎるものね・・・」
シンデレラ「そうなのね。あ、ティンクちゃんベーコン食べる?好きでしょ?」ヒョイ
ティンカーベル「好き!食べる!」モグモグ
赤ずきん「それなら、シンデレラには私のブロッコリーをあげる、どうぞ」ソッ
ティンカーベル「あっ!さりげなく嫌いなブロッコリー押し付けたでしょ!」
赤ずきん「そんなこと無いわよ、ねぇシンデレラ?」
シンデレラ「ふふっ、好き嫌いはだめだよ」フフッ
・・・
赤鬼「なんだかあれだな、あの輪に入りにくいな」
キモオタ「なんという女子会wwwまあこうしていても仕方ないので合流しますぞwww」コポォ

571 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)20:25:26 ID:Bdy
キモオタ「盛り上がっているところ申し訳ないwww待たせましたなwwwあ、大将殿www我輩、Bランチ特盛りでwww」
赤鬼「なかなか大きなサイズの洋服が無くて困った。あぁ、オイラもお同じものを」
ヘーイ
赤ずきん「さて、揃ったところで本題に入りましょうか・・・」
シンデレラ「あの、私も聞いてていいお話なの?」
キモオタ「問題ないですぞwwwむしろ居ていただきたいwwwなにか情報があれば教えていただきたいですからなwww」
シンデレラ「うん、わかりました」
ティンカーベル「えっとまず・・・大鬼が言ってた友人・・・シェヘラザードだっけ?赤ずきん、知ってる?この人、おとぎ話の登場人物だよね?」
赤ずきん「ええ、何故【一寸法師】の大鬼がシェヘラザードと交流があるのかわからないけれどね・・・」
赤鬼「一体何者なんだ、そのシェヘラザードってのは」
赤ずきん「おとぎ話【アラビアンナイト】の主人公、シェヘラザード・・・・・・」
赤ずきん「彼女はおとぎ話の主人公でありながら、おとぎ話を作り出した作者でもある・・・おとぎ話の中でも珍しい人物よ」

572 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)20:35:02 ID:Bdy
キモオタ「おとぎ話の主人公でありながら・・・おとぎ話を作ったとは・・・どういうことですかな?」
赤ずきん「おとぎ話【アラビアンナイト】ではね、主人公であるシェヘラザードが国王に物語を語っていくのよ、彼女が作ったおとぎ話をね」
赤鬼「なるほどな、だからおとぎ話の主人公でもあるし、おとぎ話の作者でもってあるってのか」
キモオタ「いわゆる劇中劇というわけですなwww」
赤ずきん「細かいものをあわせれば軽く100は越えるけれど、有名なおとぎ話もいくつもあるわよ?例えば、以前キモオタは魔法のランプの名前を口にしていたわよね」
キモオタ「そうですなwwwどんな願いでも叶えられる魔法具でござるよねwww」
赤ずきん「その魔法具、魔法のランプが登場するおとぎ話・・・【アラジンと魔法のランプ】もシェヘラザードの作ったおとぎ話なのよ」
ティンカーベル「そうなの!?じゃあシェヘラザードにお願いしたら魔法のランプ使わせて貰える!?」
赤ずきん「どうかしらね?でもそれを踏まえて大鬼の言っていたことを思い出してみましょう、ティンク」

573 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)20:45:54 ID:Bdy
ティンカーベル「えっと・・・聞き取りきれなかったけど・・・まとめると『何かを壊して、あるものを奪うためにアリスは魔法具をかき集めてる』って内容だよね?」
赤鬼「これをシェヘラザードに伝えろっていうことは・・・つまり」
キモオタ「・・・推測でござるけど『何かを壊して、魔法のランプを手に入れるためにアリスは魔法具をかき集めてる』・・・という意味でござるかも・・・」
赤鬼「なにを壊すためかは別として、それならしっくりくるな。アリスは願いが叶う魔法具のうちでの小槌を狙ったこともあったんだろう?」
赤ずきん「私も同意見よ、キモオタ。おそらくアリスたちは魔法のランプを奪うために邪魔な何かを壊すつもりでいる。そのために魔法具をかき集めているのね」
ティンカーベル「なにを壊すつもりなんだろう・・・おとぎ話はもうたくさん壊してるし・・・うーん」
キモオタ「魔法具で壊せる何か・・・なんでござろうか」
シンデレラ「あの、ちょっといい?私に考えが・・・」
ティンカーベル「なになに?」
シンデレラ「魔法の事は魔法のプロの聞いてみたらいいと思うの、魔法使いさんに聞いてみましょう」スッ

576 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)20:53:39 ID:Bdy
シンデレラ「この時間帯ならきっと、余裕あると思います。ちょっと聞いてみるね・・・」コトッ
ティンカーベル「ブローチ?」
シンデレラ「結婚してからしばらくして、魔法使いさんにお祝いで頂いたの。何か困ったことがあったらこのブローチで話を聞くからって、それから何度も相談させてもらってるの」
ティンカーベル「なんだかんだでシンデレラに甘いよね、あの魔法使い」ニヒヒ
シンデレラ「・・・魔法使いさん、魔法使いさん、今はお時間大丈夫ですか?」
パァァァ
キモオタ「ちょwwwブローチから魔法使い殿の姿が投影されましたぞwww」
赤ずきん「すごいわね・・・これが魔法使いの力ってわけね・・・」
赤鬼「何でもありだな、魔法具って奴は・・・!」
魔法使いの声「おや、シンデレラ以外にも声がすると思ったらキモオタじゃあないか。どうやら他にも新顔がいるようだが、今日はどうしたんだい?」

577 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)21:04:02 ID:Bdy
・・・
魔法使い「なるほど、事情はわかったよ。とんでもないことになってるみたいだねぇ・・・」
ティンカーベル「ねぇねぇ、何かわかる?アリスは何を壊そうとしているのかな?」
魔法使い「うむ、ハッキリとは言えないが・・・特定の魔法具ではなく、ただ数を集めているのなら魔法具の能力よりも別の物に用事がある可能性はある」
シンデレラ「別の物、ですか?」
魔法使い「あんたもよく知っているだろう。魔法具には必ず魔力が込められている。それはどんな魔法具だってそうだ、ガラスの靴やおはなしウォッチだってそう、他の魔法具もだ。だからアリスは、魔力をかき集めているといっても過言じゃないんだよ」
赤ずきん「ということは、魔力を集めて壊せるもの・・・ということかしら」
魔法使い「単純に思いつくものと言えば・・・魔力に対抗するための魔力って所かねぇ」
キモオタ「確かに・・・ただ力任せに何かを壊すだけなら、トランプ兵やブリキ殿・・・力で何とかすることは現段階でもできそうですからな」
ティンカーベル「魔力の込められたら何かを壊したいってことなのかな?」

579 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)21:15:09 ID:Bdy
魔法使い「あとは・・・結界かねぇ・・・」
ティンカーベル「結界?」
魔法使い「魔法結界。大切なものを外敵から守るために魔力で作り上げた防御壁ってところさね。結界を張った術者によるが生半可な力や魔力で壊せるもんじゃない。だが完璧な代物って訳でもない」
赤鬼「もしかして、あれか・・・かき集めた魔力・・・膨大な魔力をぶつければその結界は・・・」
魔法使い「察しがいいねぇ、その通りだ。容易くはない、容易くはないが・・・絶対に壊せない結界なんか存在しない。そして、魔法結界を壊すのにはより強い魔力で突き破るのが分かり易くて手っ取り早いのさ」
赤ずきん「『魔法結界を壊して、魔法のランプを手に入れる・・・』」
ティンカーベル「・・・・・・それっぽく聞こえるね。っていうかもうこれにしか見えないよ!」
キモオタ「確かに・・・可能性はかなり高いのではないですかな?」
魔法使い「・・・まぁ推測の段階だがな、でも不自然な部分なく情報がつながる。まずは【アラビアンナイト】に行ってみることだね、そこに結界があるかどうかも確認しなきゃあなんないからねぇ」
キモオタ「そうですな・・・ティンカーベル殿!」
ティンカーベル「うん!次に行くおはなし決まったね!」

580 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)21:25:14 ID:Bdy
魔法使い「まぁ、そうするのがいいだろうねぇ・・・さぁ、アリスの話はひとまず終わりだ。他に何か用事はあるのかい?」
ティンカーベル「あっ!はいはい!あるある!」
魔法使い「言ってみな、ティンカーベル」
ティンカーベル「私新しい武器がほしい!前にね、戦うことになったけど手も足もでなくて悔しい思いをしたんだ・・・!」
魔法使い「武器ねぇ・・・わしに言うってことは魔法具を作ってほしいってことだろう?考えは纏まってるのかい?」
ティンカーベル「うん!スリングショット!魔法の玉をね、スリングショットで弾き飛ばすの!」
魔法使い「スリングショットねぇ・・・確かにティンカーベルの機動力は生かせそうだ、魔力で威力の底上げをするってのも理に叶ってる・・・いいだろう、作ってあげようかね」
ティンカーベル「やった!実はね、魔法使いに見てもらおうと思って設計図もあるんだよ!ほら!」バサー

581 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)21:36:40 ID:Bdy
ーせっけいず(私のスリングショット!)ー
スリングショット・・・魔法で玉を打ち出す威力をあげるよ!
氷る玉・・・魔法の力でぶつけた敵を凍らせるよ!海が一瞬で凍るよ!
燃える玉・・・魔法の力でぶつけた敵を燃やすよ!山が一瞬で消えるくらいの威力だよ!
全部飲み込んじゃう玉・・・お星様を一つ残らず飲み込むよ!
ジャムの玉・・・イチゴ味とブルーベリー味だよ!
魔法使い「なんじゃいこれ・・・」
キモオタ「ちょwww『わたしのかんがえたさいきょうのぶき』ではござらんかwww海がwww一瞬でwww凍るwww」ドゥフコポォ
シンデレラ「わ、私はかわいくていいと思うけど・・・」
赤鬼「・・・まぁちょっと欲張りすぎかもしれんなぁ」
赤ずきん「ジャムの味が二種類って意味あるのかしら・・・」
ティンカーベル「一種類だと飽きるからだよ!もぉ、なんなのみんなして!おかしくないじゃん、キモオタ!なんで笑うのさ!ねっ!魔法使い!出来るよね!」
魔法使い「いや、無理じゃな」
ティンカーベル「えっ!?」

582 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)21:43:55 ID:Bdy
ティンカーベル「海、凍るの無理?ジャムは一種類でもいいから!」
キモオタ「譲歩するポイントおかしいでござろうwww」コポォ
魔法使い「海は流石に無理だが、ティンカーベルの希望はだいたいわかった。近いものにはしてみよう」
ティンカーベル「やった!かっこいい奴ね!絶対だからね!約束だからね!」
赤ずきん「ねぇ・・・魔法使い。私も、あなたにお願いしたいことがあるの」
魔法使い「お前は・・・」
赤ずきん「消滅したおとぎ話【赤ずきん】の主人公よ、いまはこの【泣いた赤鬼】の赤鬼と旅をしてる、旅の目的はおとぎ話の消滅を防ぐことと・・・アリスの仲間であるドロシーを倒すことよ」
魔法使い「あぁ、赤ずきんの娘か・・・お前の頼みとはなんだ?」
赤ずきん「私にも・・・ドロシーを倒す力を・・・!新しい魔法具を作ってほしいの」

583 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)21:54:35 ID:Bdy
魔法使い「・・・話は聞こう、言ってみるといい」
赤ずきん「私も、前回の戦いで悔しい思いをした。ただ負けるのならまだよかったけれど・・・私は敵に弱点扱いされ・・・結局捕まったあげく容易く足を折られて・・・それからはただの足手纏い」
赤鬼「おいおい、ありゃあ仕方ない・・・あんまり気にするんじゃあ・・・」
赤ずきん「それでも、私自身の鍛錬や経験不足だって納得しようとしたけれど・・・どうしても許せないことがあったの」
魔法使い「なんじゃ、許せないこととは?」
赤ずきん「私が弱いせいで・・・友達がボロボロにされたことよ。その上、彼は私を守るために・・・身を犠牲にして、決して頼ってはいけない悪しき力に手を出すことになった・・・!私は、自分が許せない・・・!」ギリッ
魔法使い「・・・・・・」
赤ずきん「当然、鍛錬は続ける。マスケットの操作や立ち回りのスキルだって上げる。でも・・・どれだけ鍛えても、私は魔力も何もないただの人間・・・だから、作ってほしい」
赤ずきん「おばあちゃんが作り上げて、猟師さんから託されたこのマスケットでの戦いを・・・最大限サポートする魔法具を、作ってほしいの」

584 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)22:04:14 ID:Bdy
魔法使い「うむ、わかった・・・マスケットでの戦いをサポートする魔法具だな?」
赤ずきん「お願いできるかしら?」
魔法使い「うむ、作ってやろう・・・わしに考えがある。あとは・・・用事がある奴は誰かいるかの?」
キモオタ「魔法使い殿www我輩にも武器を作ってもらいたいwww」
魔法使い「お主もか・・・うむ・・・それはいいのだが・・・うむ・・・お主、剣や弓をやっていたという過去はないのかの?」
キモオタ「まったくありませんなwww」
魔法使い「うむ・・・素人に慣れない武器を持たせても危ないだけだからのぉ。何かベースとなる物を決めないといかんのだ。
ティンカーベルのように特技を生かした武器を選ぶわけにも赤ずきんにように使っている武器の補助をするわけにもいかんからな・・・なんでもいいから特技はないのか、キモオタよ」
キモオタ「体を動かす事で、でござるよね?」
魔法使い「まぁ、そうだねぇ」
キモオタ「・・・・・・あるにはあるでござるがwwwなんでもいいでござるね?www」
魔法使い「うむ、なんでもいい。それにあわせた魔法具をなんとか考えてやろう」

585 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)22:12:16 ID:Bdy
魔法使い「そうじゃな・・・明日に午前中にみんなでわしの家にきなさい。ティンカーベルと赤ずきんの魔法具は考えをまとめておこう。キモオタはそうじゃな・・・その特技を明日披露して貰おう、そこからなにを作るか決めるからのぉ」
ティンカーベル「わかった!」
赤ずきん「えぇ、頼むわね」
キモオタ「一度帰って準備しますかなwww」
魔法使い「ではこれで、失礼するよ。シンデレラは・・・いいのかい?」
シンデレラ「私にはガラスの靴があるのでいいです、それよりもこの靴をはじめとして使いこなした戦いができるように・・・私自身が強くならないといけないんです。これは自分でがんばりますから」
魔法使い「うむ、そうかい。赤鬼も、いいのかい?」
赤鬼「うむ、オイラも体を鍛えることのほうが優先事項だからな・・・」
魔法使い「そうかい。じゃあ明日。シンデレラ、案内してやりな。では、さらばじゃ」
ヒュォォッ

586 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)22:19:52 ID:Bdy
・・・
アリガトヤシター!
キモオタ「さて・・・ではまた明日ですなwww我輩は準備がある故一度戻りますぞwww」
ティンカーベル「私もついていくよ、キモオタの特技が気になるし!」
シンデレラ「では赤ずきんちゃんと赤鬼さんはお城に部屋を準備しますから、そちらに・・・」
赤鬼「いやいや、ありがたいが・・・悪いよな、赤ずきん」
シンデレラ「そうですか・・・?」
赤ずきん「えぇ、私達は街で宿を探すから結構よ。でも、シンデレラさえ迷惑でないなら、あとで遊びに行ってもいいかしら?あなたの話も聞いてみたいから」
シンデレラ「はい!じゃあ待ってるね、赤ずきんちゃん」ニコッ
キモオタ「では我々はこれでwwwまた明日www」
シンデレラ「ええ、待ってますね」
赤ずきん「寝坊しないようにしなさい」
赤鬼「気をつけてなよキモオタ!ティンク!」
ティンカーベル「じゃあ現実世界に帰ろう、いくよぉ!」ヒラヒラ
キィィィィィィィン
キモオタ「ぶひいいいいいいいいぃぃぃ!?」

587 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)22:24:48 ID:Bdy
現実世界 キモオタの部屋
キモオタ「・・・・・・」ガシャッ
キモオタ「我輩が体を動かすタイプで特技といえるのはこれしかないでござるがwww」
キモオタ「これが本当に武器になり得るのですかなwww」
キモオタ「こんなものでマッチ売り殿との約束を果たせるんでござろうか・・・?」
キモオタ「ここは魔法使い殿を信用するしかないwww」
ティンカーベル「キモオタ!桃太郎のおとぎ話!Googleでググったよ!」フンス
キモオタ「ありがたいwww確認しておきますかなwww」

588 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)22:34:03 ID:Bdy
・・・
桃太郎
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました
おばあさんが川から拾ってきた桃から産まれた子供に二人は桃太郎という名前を付けてたいそうかわいがっておりました。
桃太郎はすくすくと育ち、犬と猿もキジの三匹をお供に
おばあさんの吉備団子を持って、鬼退治へと行きました。
桃太郎は都の近くで、別の旅人と出会いました
肝太、てぃんく、赤頭巾、赤兄の四人です
ある日悪者におそわれた都を救うとき協力したことがきっかけで友となり、一緒に鬼ヶ島を目指しました
鬼ヶ島には悪い鬼や悪い人間がいました
桃太郎はくじけそうになりながらも
仲間達と頑張って鬼退治し、ついに悪い鬼を退治しました
都へ帰った桃太郎たちはみんなに感謝されました
そして、桃太郎もおじいさんおばあさんもお供の三匹も町人たちもみんな末永く幸せに暮らし
桃太郎という英雄の存在は長い間人々の心から消えることがなかったそうです
めでたしめでたし
・・・

589 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)22:42:58 ID:Bdy
キモオタ「無事、桃太郎殿達は都についたようですなwww」
ティンカーベル「うん、あのまま英雄続けられたみたいだね!でもあんまり内容変わってないね、今回は」
キモオタ「我々とアリス殿ドロシー殿の戦いは本筋とは関係ないですからなwww」
ティンカーベル「まぁ、そっか・・・でさ、キモオタの特技ってなんなの?気になる!」
キモオタ「それはまた明日のお楽しみですなwww」コポォ
・・・
遂に黒幕・・・アリスとドロシー一行と対峙したキモオタ達
シェヘラザードのおとぎ話【アラビアンナイト】とは?
そしてティンカーベル、赤ずきんの新たな魔法具とは?
キモオタの特技とは・・・?
キモオタとティンカーベルのおとぎ話を救う旅はまだ続きます
桃太郎編 おしまい

590 :名無しさん@おーぷん :2015/01/16(金)22:44:32 ID:zcc
うおお!!
かんどうした!!
良かった!!
次回に期待!!!

591 :名無しさん@おーぷん :2015/01/16(金)22:44:58 ID:zcc
次回にも期待!
にていせい

592 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/16(金)22:50:12 ID:Bdy
桃太郎編 おしまいです
レスや絵支援本当に嬉しいです。モチベーションあがります、全部に返信できなくて申し訳ない
シェヘラザード意外と認知度高くて嬉しいです
アリスやドロシーも出て来ては落ち着いたところで、次回からはシンデレラ〜泣いた赤鬼みたいな感じであっさり書いていけたらなと思ってます
マッチ売り〜桃太郎みたいにキャラが多いとどうしてもごちゃごちゃする・・・
次回
『【○○○○○○】と【アラビアンナイト】編』
二つのおとぎ話複合です、またおつきあいいただけたら嬉しいです

593 :名無しさん@おーぷん :2015/01/16(金)22:52:12 ID:lsN
乙!
次回も楽しみにしてます!

594 :名無しさん@おーぷん :2015/01/16(金)23:02:03 ID:1Sp
乙乙!
次回も楽しみにしてるよ!!!
あぁ、赤ずきんちゃん…
どうか僕に少しの勇気を分けてください…
センター直前真っ白な赤ずきんFan clab 会員番号001

595 :名無しさん@おーぷん :2015/01/16(金)23:09:37 ID:9ft
裸王様は武器要らない感じ、なんたってマッチョだからな!マッチョ!

607 :名無しさん@おーぷん :2015/01/16(金)23:50:38 ID:C8K
乙!
本当に面白い!
毎日楽しみにしてるから
無理しない程度にがんばってほしい!