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キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
Part34

キモオタ「ティンカーベル殿!おとぎ話の世界に行きますぞwww」四冊目
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1419508000/

1 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/25(木)20:46:40 ID:IZ3(主)
現実世界 キモオタの住む町 キモオタの部屋
ガチャ
ティンカーベル「ただいまー!うぅー、寒い寒いー!」
キモオタ「外は冷えますなwww暖冬とはなんだったのかwww」コポォ
ティンカーベル「うぅー、こたつこたつ!スイッチオン!」カチッ
キモオタ「ティンカーベル殿wwwエアコンもつけていただきたいwww」
ティンカーベル「おっけー」ピッ
キモオタ「この暖かくなった部屋でキンキンに冷えたコーラとハンバーガーwww至福すぎワロタwww」ガサガサ
ティンカーベル「でもマックのポテトあんまり食べられなくなって残念だよね」
キモオタ「まったくですなwwwしかし我輩マック派故wwwモスやロッテリアに浮気できないのでござるwww」コポォ
ティンカーベル「さて、じゃあ作戦会議!始めるよ、キモオタ!」
キモオタ「了解ですぞwww」

6 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/25(木)21:01:51 ID:IZ3(主)
ティンカーベル「キモオタ、ピクルスいらない。食べて」ヒョイ
キモオタ「好き嫌いはよろしくないですなwwwいただくでござるがwww」
ティンカーベル「苦手だから仕方ないじゃん!ほら、作戦会議に戻ろう!」
キモオタ「ですなwwwまず・・・次に行くおとぎ話は・・・」
ティンカーベル「【桃太郎】だよね!」
キモオタ「そうですぞ!赤ずきん殿と赤鬼殿がこの世界に行っているんでしたな。・・・何故二人はこの世界にいるのですかな?www我輩、忘れてしまいましたぞwww」
ティンカーベル「もぉ!赤ずきん達は『一連の事件に関連を持っているだろう一寸法師の鬼が、桃太郎の世界の鬼ヶ島を目指している』という情報を得たからだったじゃん!」
キモオタ「そうでしたなwww」
ティンカーベル「私達は一つ前のおとぎ話で黒幕の情報を得たわけだけど、まだまだわからないことも多いからね・・・頑張らないとね!」

9 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/25(木)21:14:56 ID:IZ3(主)
ティンカーベル「とりあえず、私達は【桃太郎】の世界へこれから行って、赤ずきん達と合流するんだね」
キモオタ「赤ずきん殿の話によると、どうやら猛獣騒ぎが起きているとか・・・故に【桃太郎】のおとぎ話が消えそうなのかそうでないのかの判別をティンカーベル殿にしていただきたいのでという事のようですなwww」
ティンカーベル「猛獣騒ぎかぁ・・・鬼じゃないんだよね?」
キモオタ「鬼は猛獣カテゴリには入りませんからなwwwそれに鬼ならばわざわざ連絡をしてこないでござろうしwww」
ティンカーベル「元々お話に鬼が出てくるわけだもんね・・・猛獣猛獣・・・普通に考えたら、よそから来たのかなって思うね。あの黒幕の女の子の仲間かも」
キモオタ「断定はできないものの怪しさは十分ですな・・・それを見分けるためにも行ってみないことにはwww」
ティンカーベル「そうだね!でもさでもさ、黒幕のこともだけどさ・・・私達には課題がある訳じゃん」
キモオタ「戦闘の件ですな・・・」

10 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/25(木)21:26:00 ID:IZ3(主)
ティンカーベル「あのブリキとかいう黒幕の仲間にいわれたじゃん。私達には戦う手段がないーってさ」
キモオタ「そうでしたな・・・」
──ブリキ「お前達は戦闘が出来ない。故に戦術や心理戦の入り込む余地のない純然たる戦闘力の前には屈するしかない。それがお前達の弱点だ」
キモオタ「確かに我輩もティンカーベルも戦う術を持っていないでござるからな・・・それについても赤ずきん殿に相談してみるでござる」
ティンカーベル「赤ずきんも今はマスケット使ってるけど、なんでかも聞きたいね」
キモオタ「そうですな、どちらにしろ我輩もティンカーベル殿も・・・」
キモオタ「今のままではいけないでござる。この先黒幕と対峙することになるやもしれませんからな!」
ティンカーベル「うん、このままじゃだめだ。もっと強くならないとねっ!キモオタ!」
キモオタ「その通りですぞwwwそうしなければマッチ売り殿との約束も果たせませんからなwww」

12 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/25(木)21:32:53 ID:IZ3(主)
ティンカーベル「キモオタには新しい目標ができたってわけだね!尚更頑張らないとね!」
キモオタ「そうですなwww我輩、これからはひと味違いますからなwwwんんwww早速、桃太郎のお話をググっておきますかなwww」カタカタッターン!
ティンカーベル「お、えらいよキモオタ!ちゃんと調べないとまた前回みたいになるもんね!」
キモオタ「ちょwwwちょっとトラウマなんでござるからwwwやめていただきたいwww今後はなるべく調べてからいくのでwww」
ティンカーベル「でもでも、【桃太郎】って日本のおとぎ話でしょ?キモオタ、調べないとわかんない?」
キモオタ「そうですなぁ・・・恥ずかしながらわかりませんな・・・記憶に残っているおとぎ話はお婆ちゃんに読んでいただいたシンデレラ・・・それくらいですからなー」
ティンカーベル「まぁ仕方ないのかも・・・お伽話自体があまり読まれなくなってるわけだし・・・って、分かったの?【桃太郎】のおはなし!」
キモオタ「んんwwwヒットしましたぞwwwどれどれwww」
・・・

14 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/25(木)21:52:04 ID:IZ3(主)
・・・
キモオタ「久しぶりのあらすじコーナーですなwww例によって【桃太郎】のおとぎ話を知っているお主等は読み飛ばしても構いませんぞwww」
ティンカーベル「クリスマスなのに付き合ってくれてありがとね!」
キモオタ「ティンカーベル殿もメタ発言が板に付きましたなwwwじゃあ桃太郎のおとぎ話のあらすじを読みますかなwww」コポォ
・・・
桃太郎
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました
おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯へ行きました
おばあさんが洗濯をしていると上流から大きな桃が流れてきました。おばあさんはそれを持ち帰り、食べてみることにしました。
すると桃の中から赤ん坊が生まれました!桃から生まれたので桃太郎と名付けられた子供はすくすくと強く育ちました
青年になった桃太郎はある日おじいさんとおばあさんに言いました
町では悪い鬼が大暴れしている。拙者が悪い鬼を退治するため鬼ヶ島へ行きます
二人は止めましたが桃太郎の決心は固かったのです
桃太郎はおばあさんにきびだんごを作ってもらいそれを手に鬼ヶ島を目指します。
道中であった犬、猿、キジの三匹にきびだんごを分けてやり、一緒に鬼退治へいくこととなりました。
鬼ヶ島への道のりは険しいものでした、しかし一行はついに鬼ヶ島へ
悪い鬼を前に桃太郎は獅子奮迅の大活躍!
たちまち悪い鬼を退治して、うばわれた宝物を取り返しました
おかげで町には平和が戻り、多くの人は桃太郎を日本一の英雄だと誉めました
桃太郎はいつまでも幸せに暮らしました
おしまい
・・・

15 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/25(木)22:04:06 ID:IZ3(主)
キモオタ「今度は悲しい結末じゃないですなwww」コポォ
ティンカーベル「でも、油断できないよ!黒幕もいってたじゃん、あっちには黒幕の仲間がいるんだよ?」
キモオタ「そういえばそうでしたな・・・我々、まだ戦う手段もえていないというのに・・・」
ティンカーベル「今回は仕方ないよ、赤ずきんと赤鬼に任せて私達はできる事をするしかないよ、ジャム投げたりさ」
キモオタ「でもあれですぞ、なるべく早めに対策をしなければwww赤鬼殿や赤ずきん殿にばかり頼っていてもいけませんからなwww」
ティンカーベル「うん、それはそうだけどさ・・・じゃあ、準備はいいかな?キモオタ!話し合いはこれでいいでしょ!おさらいもできやし、おなかもいっぱいになったし、そろそろ行こうよ!」
キモオタ「そうですなwwwおっと、暖房の電源は切っておかなければwww」カチッ ピッ ガサゴソ
ティンカーベル「じゃあいくよ!準備はいい?」
キモオタ「・・・んんwwwばっちりですぞwww」
ティンカーベル「じゃあ・・・行こう!【桃太郎】の世界へ!」
キィィィィィン
キモオタ「ぶひいいいぃぃぃぃ!!!」
ヒュン

16 :名無しさん@おーぷん :2014/12/25(木)22:06:20 ID:8B7
お、来たね!

17 :名無しさん@おーぷん :2014/12/25(木)22:10:11 ID:RUV
今回はうまく着陸できるかな

19 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/25(木)22:22:20 ID:IZ3(主)
・・・
???「・・・そろそろかもしれないよ」
かかし「んー?突然どうしたのサ?何の話なのかナ?」
???「君達・・・いや、ボク達の親友のあの娘がいってたろう?人間の男と妖精の娘・・・彼等がこの【桃太郎】のお話に来るのがそろそろかなって、思ったんだ」
ライオン「き、キモオタ君とティンカーベルちゃんだっけ・・・ど、どうする?僕達を倒しにきたらどうする?ねぇねぇ?まずくない?まずいよね?まずいよこれ、どうする?ねぇねぇ・・・」
かかし「相変わらずだナ!落ち着けヨ!そんなだから臆病だって言われるんダ!堂々としロ!」
ライオン「だ、だって・・・こないだ来た二人めちゃくちゃ怖いよ!ひとりは鬼だしもう一人の女の子は鉄砲持ってたよ!?鉄砲なんて殺すための装備だよ!?殺されるよ!まずいって、まずいまずい・・・うわあ!死にたくない!」
???「ほら、そんな時はどうするんだった?」
ライオン「うぅ・・・殺されそうなときは、その前に相手を噛み殺す!そうしなきゃまずいよ!でもできるかな?僕にできるかな?ちゃんと、仕事できてる?」
???「安心してもいいんじゃないかな?彼女達はすっかり足留めを食らっている、ライオン、かかし、それとボクのおかげでね」
かかし「頑張ったんだゾ!褒めロ!褒めロ!」
ライオン「ぼ、僕も頑張って村人襲ったんだ・・・ああ、でも誉めてくれなんて催促したら卑しいライオンだと思われて嫌われるかも・・・まずいよ、それってまずい・・・」
???「ふふっ、平気だよ。あの娘はきっとボクたちを誉めてくれるよ」
???「だから、もう少し頑張って、彼らの邪魔をしてやらないとね」

20 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/25(木)22:24:41 ID:IZ3(主)
今日はここまで!さわりだけです。
思いのほか長編になってきた・・・今回も付き合ってくれると嬉しい
新規さんも増えてるみたいで嬉しいぜ
桃太郎編 次回に続きます

21 :名無しさん@おーぷん :2014/12/25(木)22:31:35 ID:XPL
乙乙!!
ライオンのキャラがめっちゃ俺好み!!
続き楽しみに待ってるぜよー!!

22 :名無しさん@おーぷん :2014/12/25(木)22:44:06 ID:RUV
正直萌えた、期待

23 :名無しさん@おーぷん :2014/12/25(木)23:06:39 ID:huG
乙!
初代スレから読んでるが、おとぎ話に起きる異変の理屈が少し分からなくなってきたf(^_^;
最初の頃は人々から忘れられたら異変が起きて消滅するって設定だったけど、今はどうも黒幕達が意図的に異変を起こしてるみたいじゃん?
これってつまり、自然発生的に異変が起きるパターンと、黒幕達が人為的に異変を起こすパターンの二種類が存在してるって解釈で良いのかな?

24 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/25(木)23:23:45 ID:IZ3(主)
>>23
その解釈でいいです
物語の中で異変が起きる

異変を放置すると主人公が死亡したり目的の達成が不可能になる

おとぎ話消滅
これが基本的な形で、あとは
人間に忘れられて異変が起きるのか
おとぎ話の登場人物が人為的に異変を起こしているのか
の違いです。

32 :名無しさん@おーぷん :2014/12/27(土)01:44:04 ID:jF1
幸福の王子が悪大臣残ったままで終わるのにモヤモヤ、原作で悪大臣が王子の像を壊して悪政を敷くなんて描写はなかっただけに余計に…
でもこの作品では街の人々が壊すことに反対する描写入れたんだね
確かアニメ版クレヨンしんちゃんでやってたパロディも幸福の王子(風間くん)に助けられた人々が像を壊す事に身を呈して反対して取り壊し中止となった、みたいな話だったな。(ちなみにしんちゃんがツバメw)
まあマッチ売りちゃんの死後、裸王様とシンデレラによって政治は改善されたぐらいの改変は大丈夫だったしな
王子の遺志を継いだ街の人々によって悪大臣の悪政は長くは続かなかった…と脳内補完しとく
にしても悪大臣を女装させて凍死させる代役案吹いたはw
しかし代役が死んだ所でその代役が「マッチ売りちゃん」だと誰か(この場合神父さんか)に認識されなきゃ意味がない
代役が死んだとして神父さんは間違いなく別人だと判別できるだろうしね。それが女装大臣や赤頭巾じゃダメな理由か
マッチ売りの少女では代役立てるのが難しいのは否めないね

34 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/27(土)21:16:38 ID:l07
>>32
それはちょっと改変した。
金箔や宝石貰った住人はそれが王子の像のだと薄々気がついているだろうし、住人が像の取り壊しどスルーなのは違和感あったから大臣には悪役になって貰った。
そういう改変はちょいちょいしてる
裸の王様の入れ替わり、シンデレラや赤ずきんの魔法具、鬼神病・・・とかね
その辺はみんな生暖かい目で見てくれると助かるwww
じゃあちょっと短めだけど書きます

35 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/27(土)21:30:18 ID:l07
桃太郎の世界 町外れ
ヒュゥゥゥ
キモオタ「ブヒャアアァァッ!」ドシャー
ティンカーベル「えー・・・こないだはちゃんと着地できたのに!そろそろ慣れてよ!何回目なの!?」スィ
キモオタ「ちょwwwまずは心配していただきたいwww」コポォ
ティンカーベル「甘えないの!とりあえずさ、赤ずきん達に連絡してよ、おはなしウォッチでさ!」
キモオタ「それもそうですなwwwピッピとwww」
ピッピッ
キモオタ「赤ずきん殿www赤鬼殿www我々、今到着したのでござるがwwwどこかで待ち合わせたいのでござるwww」
赤鬼の声「おっ!来たか、おいどうする?赤ずきん」
赤ずきんの声「・・・私達は今、城下町にいるの。そこからお城は見えるかしら?ティンク、少し高く飛んでもらえる?」
ティンク「えっと・・・あっ!見えるよ、そんなに遠くないね」
赤ずきんの声「あら、そうなの?なら町まで来て貰える?町の入り口で待っているから」
キモオタ「承知しましたぞwww」コポォ

40 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/27(土)21:51:28 ID:l07
小一時間後 城下町の茶屋
キモオタ「きなこ餅を三人前と草餅を二人前頂きたいwww」
ティンカーベル「みたらしだんごください!」
赤ずきん「ぜんざい」
赤鬼「ぼた餅を一人前頼む」
店員「はい、少々お待ちを(おかしな格好の客だなぁ・・・)」
赤ずきん「・・・【マッチ売りの少女】の世界での出来事は道すがら聞いたけれど、まさか黒幕が直接出向いてくるとはね・・・正直、想定外だったわね」
キモオタ「しかしそのおかげで黒幕のヒントも掴めましたしなwww」
赤ずきん「『掴めた』ね・・・『掴まされた』のかも知れないわよ?あなた達の話を聞く限り、黒幕は今回の一件を面白がっているように見えるものね」
キモオタ「そういえば、そういう節はありますな・・・まさか、我々おちょくられていたのでは!?」
赤ずきん「そうかもね・・・けれど私達がやるべきことは変わらない」
キモオタ「そうですな!まずは黒幕を突き止めますかなwwwそしてその前に腹ごしらえですぞwww」コポォ
ティンカーベル「ねぇねぇ赤鬼、ぼた餅ってどんなお菓子?」
赤鬼「なんだティンク、知らないのか。ぼた餅はあれだ、こう、潰したあんこをだな・・・」
赤ずきん「・・・・・・」

41 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/27(土)22:00:56 ID:l07
店員「はい、お待たせしましたー」コトッ
ティンカーベル「はいはい!みたらしだんご私!」
赤鬼「おい、ティンク。ぼたもち食ってみるか?」
ティンカーベル「いいの!?もらう!お礼にみたらしだんごひとつあげるよ!」ウキウキ
キモオタ「赤ずきん殿www我々も交換しませんかなwww」コポォ
赤ずきん「お断りよ。それよりあなた達緊張感を持ちなさい、私達の動向は黒幕側に知られている可能性が高い、どんな手を使ってくるかわからないのよ?」
赤鬼「まぁ、わかるけどな。常に神経尖らせてるわけにもいかねぇだろ、余裕を見せつけてやるくらいでちょうどいいのさ」
キモオタ「そうですなwww今は食べることに集中するべきですなwww」
赤ずきん「・・・まぁいいわ。ねぇティンク、結局どうなの?」
ティンク「あっ、このおとぎ話が消えそうかどうかだよね・・・?えっと・・・」クンクン
赤ずきん「・・・どうかしら?」
ティンク「・・・する!消えそうな匂い!この【桃太郎】のお話、このままだと消えちゃうよ!」

43 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/27(土)22:17:20 ID:l07
赤ずきん「・・・そう、ありがとう。ティンク」
赤鬼「そうじゃないかとは思っていたが・・・やはりって感じだなぁ・・・」
ティンカーベル「ちょうどいいってわけじゃないけどさ、ここにいる以上はさ、このおとぎ話も絶対に消えるの防ごうね!ぜったいあいつらが何かしたせいだもん!」
キモオタ「そうですな・・・確かでお二人の話だと・・・猛獣騒ぎが起きているとか?」
赤鬼「そうだな、それが原因かどうかはわからねぇが・・・」
赤ずきん「少なくとも関連はしているでしょうね・・・あんな大きな獣、自然発生とは思えないものね」
赤鬼「確かにな・・・まぁ、オイラ達にとってはいい訓練になったけどな」
ティンカーベル「猛獣といえばライオンとか?大きなライオン?」
赤ずきん「その通りよ。ライオンに襲われたという住人も多くいた・・・・・・けれど大きな獣は別物よ」
ティンカーベル「じゃあ大きな獣ってなに?」
赤鬼「・・・ネズミだ」
キモオタ「えええwwwまさかのwwwネズミwwwなんというジョークwww」
赤ずきん「事実よ。冗談のような大きさだけどね・・・1メートルはあるかしらね。巨大なネズミ・・・とは言っても巨大なハリネズミだけれど」

44 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/27(土)22:33:51 ID:l07
ティンカーベル「ハリネズミってあのトゲトゲの・・・かわいいやつだよね?こないだテレビでやってたの見たよ、ねっ?」
キモオタ「一緒に見ましたなwwwなんというタイムリーwww知っておりましたかなwwwハリネズミはネズミとは言ってもネズミではなく、モグラに近い生き物のようですぞwww」
赤鬼「ほう、そりゃあ知らなかったな・・・じゃあハリモグラって事か?」
赤ずきん「・・・どうでもいい情報に食いつくのはやめてちょうだい、赤鬼」
ティンカーベル「その巨大ハリネズミがこのあたりに出てくるの?」
赤ずきん「そうね・・・私達も実際にみてみるために町外れに行ってみたけれど・・・武器もない人間が無視して進むには困難な大きさだったわね、それに妙に好戦的だったのも気になるわね」
キモオタ「そうですなwwwハリネズミはおとなしく臆病な動物ですからなwwwというのも・・・」
赤ずきん「あまりにも多かったものだから・・・討伐にも手を出してみたけれど・・・」
赤鬼「どこからあんなに湧いて出てきてるんだか・・・キリがないんだ。訓練にはなったがな」
ティンカーベル「訓練って?そういえばさっきも言ってたけど」
キモオタ「ちょwww誰も聞いてないwww我輩のハリネズミトークをwww」

45 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/27(土)22:47:03 ID:l07
赤鬼「今後やむなく戦うことになるかもしれないからな・・・その為に訓練をしていたんだ。お前たちを待っている間にな」
キモオタ「しかし、赤ずきん殿の銃の腕は確かでござるしwww赤鬼殿もあのカイリキナラバ訓練など必要ないのではwww」
赤ずきん「だからこそ訓練が必要なのよ、私達にはね」
ティンカーベル「あっ、そっかー・・・確かにね!」
キモオタ「ちょwwwどういうことでござるかwww我輩にも教えていただきたいwww」
赤鬼「オイラの武器は金棒だ。敵の中に飛び込み、この怪力でバカデカい金棒を所狭しと振り回して敵をなぎ払う・・・そういう先頭手段だ」
赤ずきん「そして私の武器はこのマスケット・・・知っての通り、これは魔法具。自動リロード、遠距離の射撃にも対応している。どちらかといえば先陣きって突っ込んでいくスタイルでは無いわね」
キモオタ「なるほど・・・そういうことでござるか」
赤鬼「オイラが先陣きって戦う、それはいいんだが・・・そうすると赤ずきんは攻撃しづらくなる」
赤ずきん「なにしろ、敵のすぐ近くで味方が戦っているわけだものね。下手をすれば私の銃弾は赤鬼を貫く・・・」
赤鬼「かと言って、それを恐れていて結局戦うのがオイラだけというのは良くない。赤ずきんのマスケットは、そんな理由で腐らせるには勿体ない武器だ」

46 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/27(土)23:06:27 ID:l07
赤ずきん「だから私達は訓練を行ったの、連携をとって攻撃をするための訓練をね。私は赤鬼と敵の動きを予測して、的確な位置へと銃弾を撃ち込む」
赤鬼「俺は弾道を確保しながら、敵の体制を崩し・・・赤ずきんに攻撃につなげる」
赤ずきん「私は私の、赤鬼は赤鬼の持ち味が活かせるような立ち回り・・・それが出来なければ話にならないものね。まだ完成とは言い難いけれど」
ティンカーベル「そっか、それが二人の戦いの手段って訳なんだね!」
キモオタ「これはwww我々も戦闘手段を確立せねばなりませんなwww」
赤ずきん「私達は長い付き合いになるのだから、私もこれくらいの努力は惜しまないつもりよ・・・あなたもそうでしょう?赤鬼」
赤鬼「おう!」
キモオタ「これはwww赤ずきん殿が赤鬼殿に対してデレを見せていると判断してよろしいですかなwww相変わらず乙女なところがありますなwww」
赤ずきん「・・・・・・」ガシャッ
ズダーン
キモオタ「ぶひいいいいぃぃぃ!!」
赤鬼「こらこら!他の客に迷惑がかかるだろう!」
ティンカーベル「でもこれはキモオタが悪い!」
赤ずきん「・・・・・・」プイッ

47 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/27(土)23:07:24 ID:l07
今日はここまで
和菓子おいしいよね
桃太郎編 次回に続きます

48 :名無しさん@おーぷん :2014/12/27(土)23:25:45 ID:ioc
乙です!和菓子食べたくなった。
今回も面白かったです。

49 :名無しさん@おーぷん :2014/12/27(土)23:26:49 ID:KPn
乙女な赤ずきんちゃん最高です
赤鬼GJ

50 :名無しさん@おーぷん :2014/12/27(土)23:29:05 ID:Hu4
赤ずきんちゃんに撃たれるなんて裏山