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キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
Part30


309 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)17:13:04 ID:zfK
・・・
マッチ売り「・・・おにいちゃん!」
キモオタ「マッチ売り殿www無事でしたかな?www」
マッチ売り「うん、シンデレラお姉ちゃんが連れてきてくれたの、ケガはしてないよ」
シンデレラ「2人とも大丈夫でした?すごい騒ぎになってましたけど・・・」
ティンカーベル「大丈夫だよ、王子様は結局壊されちゃったけど・・・」
マッチ売り「そっかぁ・・・王子様いい人だったのにひどいよ」ショボン
キモオタ「・・・王子殿の立派な姿を忘れないようにするでござる、それがマッチ売り殿が王子殿のためにできることでござるよ」
マッチ売り「うん、忘れないよ。私も王子様みたいに立派な大人になる」
キモオタ「・・・・・・」
ティンカーベル「じゃあ帰ろうか、マッチ売りちゃんの町に」
シンデレラ「そうですね、やることもありますから」

310 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)17:41:43 ID:zfK
マッチ売りの少女の世界 街道
ヒュン
キモオタ「さて、戻ってきましたぞwww相変わらず冷えますなwww」
ティンク「・・・あいつ、まだこのお話にいるのかな・・・もう油断しないけど、いつ襲ってくるかわかんないから気を引き締めないとね」
シンデレラ「私は裸王様と行くところがあるから、ここで一旦お別れです。キモオタさんお願いしていい?」
キモオタ「ガッテン承知www」カチャッ
ピカー
裸王「ガッハッハ!裸王・・・推っ!参!」ムキーン ババーン
マッチ売り「!?」ビクッ
シンデレラ「すいません、裸王様。急にお願いしてしまって・・・」
裸王「なに、構わんぞ!では早速行くとしよう、遅くなってはならんからな。ではキモオタにティンクよ、また後程飯でも食いながら語ろうな、ガッハッハ」
シンデレラ「バタバタしてしまってすいません、じゃあキモオタさんティンクちゃん、また後でね」
タッタッタッ
ティンク「行っちゃった、うまくいくといいね・・・」
キモオタ「あの2人ならうまくいくでござろうwww」
マッチ売り「えっと、私、夕方からのお仕事の準備あるから帰らなきゃ」
キモオタ「家に帰るのでござろう?・・・・・・我輩も付いていきますぞ、一人では心配ですからな」

311 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)17:52:21 ID:zfK
マッチ売り「大丈夫だよ、今日は昨日の売上もたくさんあるもん。全部売り上げたときはお父さん機嫌いいから、きっと叩かれないよ」
ティンク「たたかれるの前提の考えは駄目だよ!私が付いていって、ジャムぶつけてあげようか?悪いお父さんに!」
キモオタ「いやいやいや、あの父上殿はやばいですぞ、出会い頭にティンク殿の羽根を引きちぎってもおかしくないレベルでござるからなwww」
ティンク「本当に!?私、妖精だよ?羽根ちぎるなんてふつうじゃできないよ!極悪人じゃん!」
マッチ売り「あははっ、大丈夫!お家にいったん帰ったらすぐにお仕事に行くから、また今度ね!ティンクちゃん、おにいちゃん!」フリフリ
キモオタ「気をつけるんですぞwww」コポォ
タッタッタッ
ティンク「行っちゃったね・・・」
キモオタ「ですな・・・これからどうするでござる?」
ティンク「うーん、一回今の状況をまとめておきたいよね。私あたまんなかこんがらがってるもん、状況を整理したいよ」
キモオタ「そうですな・・・あっちこっちいきましたしな。黒幕、誘拐、事件が目白押しでしたからな・・・どこかで一度作戦会議ですなwww」コポォ

313 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)18:12:03 ID:zfK
宿屋
キモオタ「まず状況を整理しますかなwww」
ティンカーベル「えっと・・・まず私が誘拐されちゃったよね。これからは油断できないよ・・・でも逆に言えば黒幕には近づけた訳だもん!これは予想外の収穫だよね!」
キモオタ「向こうは我々のことを知っていましたからな、その時点であっちにアドバンテージがありますぞwww我々にとって黒幕側の情報は多い方がいいでござるwww」
ティンカーベル「じゃないとこれから黒幕の悪事を止めるときに困っちゃうもんね!」
キモオタ「ですなwwwそして黒幕側の人間は・・・名前はわからないでごござるが・・・女の子が一人と大男・・・?でござるかね」
ティンカーベル「あとファミチキ!」
キモオタ「気になっていたんでござるがwwwそのファミチキとはwww」
ティンカーベル「悪口だよ!あの青い鳥のこと!」
キモオタ「なるほどwww」ドゥフ
ティンカーベル「でもなぁ・・・気になるんだよねー・・・」
キモオタ「なにがですかなwww」

315 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)18:27:16 ID:zfK
ティンカーベル「ファミチキはね【青い鳥】のおとぎ話の登場キャラクターなんだよ。でね、内容は今は省くけど・・・そのお話の主人公のひとりに女の子のミチルっていう子がいるの」
キモオタ「そういえばティンカーベル殿、そのようなことを黒幕の女の子に言っておりましたなwww」
ティンカーベル「でも違ったんだよね・・・いい線だと思ったんだけど」
キモオタ「どうして黒幕がミチル殿だと思ったのですかな?青い鳥がいたから・・・という訳ではなさそうでござるがwww」
ティンカーベル「【青い鳥】のミチルにはお兄さんが居てね、チルチルっていうの。それでね、チルチルは世界を移動できる帽子を持ってるからそれを使って世界を移動したのかなって思ったんだよね」
キモオタ「魔法具でござるかwww確かにおいて世界移動できなければおとぎ話も消せないですからな・・・黒幕側は必然的に世界を移動する術を持っていると言うことにwww」
ティンカーベル「はっきり見えなかったけど・・・あの女の子は帽子かぶってなかったし、一緒にいた大男が魔法を使った素振りもなかったし・・・」
キモオタ「あの黒幕の女の子がいうように、チルチル殿ミチル殿ではないということになりますな・・・」
ティンカーベル「だったら誰なのかな・・・これがわかればなぁー、動きやすいんだけどね」

316 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)18:39:56 ID:zfK
キモオタ「とりあえず現時点で我々が知っている黒幕の情報は・・・こんな感じですかな?」メモメモ
キモオタとティンカーベルが得た黒幕側の情報
・黒幕は女の子
・その子の言葉を信じるなら黒幕は他にもいる
・大男?とファミチキ(青い鳥)は黒幕側
・【青い鳥】のチルチル・ミチル兄妹は黒幕側ではない
・女の子は世界を移動する手段を持っている
・妙にテンション高い
ティンカーベル「そうなるね・・・うーん、おとぎ話の女の子で絞ってもたくさんいるもんなぁー・・・消えちゃって、私が知らないおとぎ話かもしれないし」
キモオタ「とりあえず、ティンカーベル殿、シンデレラ殿、赤ずきん殿、マッチ売り殿以外ということになりますな・・・」
ティンカーベル「うへー・・・それでも多いしこれ以上絞るには今は情報が足らないね」
キモオタ「黒幕の特定はひとまずここまでですなwww」
ティンカーベル「特定できれば弱点とかわかるかも何だけどなー・・・」

317 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)18:55:29 ID:zfK
キモオタ「弱点などそうそうあるもんでもないでござろうwww」
ティンカーベル「そうでもないと思うよ?あの裸王にだって弱点はあったわけだしさ。キモオタだってクリスマスが嫌いっていう弱点あるじゃん、こないだも爆発しろとか言ってたし」
キモオタ「それはwww我輩の弱点というよりもwww我々の弱点というかwww『【速報】今年のクリスマスは女の子と一緒な件www』というスレを建てたらクッソ叩かれましたからなwww」コポォ
ティンカー「キモオタがよく読んでる2ちゃんねるっていう奴でしょ?死ねとか言われてたもんね・・・私はよくわかんないけど」
キモオタ「まぁそれはいいとしてwww」
ティンカーベル「おもいっきり脱線してるじゃん!真面目にやらなきゃ!」
キモオタ「もちろんですぞwwwそういえばシンデレラ殿は結局裸王殿とどこに行ったんですかなwww我輩、詳しく聞いていないのでござるよwww」コポォ
ティンカーベル「んー・・・孤児院をこの町に作るための作戦だけど、詳しく言うのはやめとく」
キモオノ「ちょwwwなwwwんwwwでwww」
ティンカーベル「シンデレラが『ちょっぴりズルい方法なのかも』って言ってたしね・・・まぁ裸王が止めないってことは問題ないってことだよきっと」

318 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)18:56:16 ID:zfK
いったんここまで、あとで続き書けたら書く!

319 :名無しさん@おーぷん :2014/12/14(日)19:04:20 ID:bpC
>>318 
乙!

320 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)20:30:58 ID:zfK
ティンカーベル「でもさ、孤児院が出来たらマッチ売りちゃんの願いも叶うじゃん、私たちにできることはそれくらいだよ」
キモオタ「・・・やはり、ラストに死ぬという展開のせいでできることが限られるというのが・・・厳しいですな」
ティンカーベル「まぁさ、これならマッチ売りちゃんの心のつっかえも取れるわけだし・・・かといって結末が変わるわけでもないから、これくらいの改変なら・・・いいよ、多分」
キモオタ「我輩も何かしたいでござるが・・・」
ティンカーベル「じゃあ今夜さ、マッチ売りちゃんの所に行ってみたらいいよ。マッチ売りちゃんはキモオタに懐いてるし、喜ぶよ。きっと」
キモオタ「それでいいんですかな?もっとこう、なにかしてあげるとか・・・」
ティンカーベル「いいのいいの、マッチ売りちゃんはキモオタに何かしてほしい訳じゃないよ」
キモオタ「そういうもんでござるかね?」
ティンカーベル「うん、だってお父さんもそんなだし他に家族もいないし、おにいちゃんが出来て嬉しいんだよ」
キモオタ「そういうことならwww顔を出してみますかなwww」
ガサッ

321 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)20:47:32 ID:zfK
マッチ売りの少女の世界 城
姫君?「遂に来ちゃいましたね・・・」ゴクリ
王族?「ガッハッハ!今更怖じ気付いたのか?なんなら中止にしてもいいぞ?」ムキッ
姫君?「それはダメです!ここで私が頑張らないと孤児院が作られない。孤児たちは苦しい生活をしいられたままになっちゃいます」
王族?「そうだな・・・だがこの国の孤児に妙に肩入れしているようだな?」
姫君?「実は私も結婚する前は貧しい暮らしで・・・孤児でこそなかったですけど、よく義姉や義母に虐められて・・・少しは気持ちわかります」
王族「ふむ・・・」
姫君?「貧しいことは仕方ないと割り切れても・・・寂しいんです。すきま風が嫌なわけでも堅いパンに不満があるわけでもないんです。
ただ、誰かに一緒にいてほしいんです・・・私にはティンクちゃんやキモオタさん、国王がいますでも・・・孤児たちは違う」
王族?「・・・では、気合いを入れなければな!せっかくここまで来たのだ、成果を上げぬ訳にはいかんからな!」マッチョ
姫君?「はい、行きましょう・・・!」

322 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)21:00:53 ID:zfK
門番1「・・・・・・」ビシッ
・・・・・・ドスドス
門番2「・・・・・・ん?なにか近づいてくるぞ?」
ドスドスドス
ヒュン ヒュン ヒュン
門番「な、なんだ・・・ドレス姿の女と半裸のおっさんがこっちに来るぞ!?」
ヒュォン
姫君?「すいません!ちょっとお願いがあるんですっ!」ヒュオ
門番1「な、なんていう速さ・・・!ドレス姿だというのに・・・!」
王族?「マァァァーーッスルッ!キィィーーーングッ!」ムキムキー
門番2「う、うわあああぁぁぁぁ!!!」ビクッ
王族?「むう?何故怯える?我々はこの国の王に用件がある・・・謁見を希望する」
門番1「馬鹿な、謁見などそう簡単に・・・!」
門番2「待て、こいつ・・・半裸だというのに厳かなる気品というか・・・威厳が感じられる・・・もしかすると・・・王族かもしれないぞ」ボソッ
門番1「た、確かにこの女の淑やかな気品・・・王族かもしれない・・・!」ボソッ
門番2「わ、わかった。しかしあまりに急。しばし時間を頂こう」
王族?「うむ」
姫?「はい、お願いしますね」

323 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)21:19:59 ID:zfK
王の間
国王「・・・なんだと?こんな急に謁見の希望?駄目だ駄目だ、断れ」プイッ
門番1「し、しかし・・・なんというか、オーラがありまして・・・気品といいますか・・・おそらく、王族です。どう低く見積もっても貴族・・・という感じでして」
国王「・・・ふむ、だとしたら断ると面倒だな。よし、ひとまず通せ。そこから本物の王族かどうかはワシが判断する」
門番1「は、はい!只今!」ダッ
・・・
姫?「失礼いたします」
王族?「国王殿、急な訪問にも関わらず謁見の許可を頂き、ありがとうございます」
国王「・・・・・・(この2人か・・・)」
キングマッスル「私は遥か西の国家『プロティン王国』の国王、キングマッスルと申す者。こちらは妻の・・・」
シンディ「王妃のシンディと申します」ペコッ
国王「これは・・・わざわざお越しいただき・・・ありがとうございます。失礼ですが・・・キングマッスル殿」
キングマッスル「なんですかな?」ムキッ
国王「疑うわけではないのだが、プロティン王国という名前を聞いたことがない故・・・国王でる証拠を見せていただきたい」
国王(ムキッってなんだ・・・確かにこの男・・・並々ならぬ威厳がある!)

324 :名無しさん@おーぷん :2014/12/14(日)21:24:35 ID:JK8
服着ろよ

325 :名無しさん@おーぷん :2014/12/14(日)21:35:20 ID:LO6
プロティン王国wwww
裸王なにやってるんですwwwwww

326 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)21:37:44 ID:zfK
キングマッスル「王である証拠・・・この筋肉が証拠になると思うのですが」マッチョ
国王「む、むぅ!?」ガタッ
シンディ(だ、ダメですよ裸王様!)ボソッ
キングマッスル「・・・ジョークです国王殿。では・・・これを我が国との友好の証として差し上げます」ソッ
家来「はい・・・・・・国王様、どうぞ」ソッ
国王「これは・・・剣か?これがなんだと・・・・・・」
シャリン
国王「・・・な、なんだこの短剣は・・・どのような上等な金属を鍛えればこのような鋭利な刃になるというのだ!」
国王「いや、それだけではない・・・無駄のないフォルムでありながら美しさを内包する・・・武器としておくにはもったいないほどの完成度・・・!」
キングマッスル「お褒めいただき光栄です。我が国は鉱山が豊富で上質な貴金属が採取できます。ですが・・・申し訳ない。国王を試させていただきました。それは新人兵士のための、言わば訓練の剣です」
国王「・・・こ、これが訓練用だと!?」
国王(だとしたら・・・実戦用はどうなる・・・?当然この短剣よりも・・・)
マッスルキング「はい。実戦ではこれよりも数倍完成度の高いものを採用しています。・・・私が詐欺師だとして、このような剣を持ち得ますかな?」
国王「いや、失礼した!キングマッスル殿!これ、早く会食の準備をせぬか!」
国王(本物だ・・・それも大国に違いない!これは取り入るチャンスだ)

327 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)21:47:44 ID:zfK
キングマッスル「いえ、食事は結構。実は我々はこの国にはお忍びで観光に来ているのです。なので部下も連れていないのです」
国王「ほう、では・・・今回は何故私のところへ・・・お忍びというからには挨拶というわけでも無いのでしょう?」
キングマッスル「シンデレr・・・シンディ。お前の口からお伝えしなさい」
シンディ「はい、では・・・申し上げさせていただきます、国王様」
国王「なんですかな、王妃殿」
シンディ「私はこの国の町を見て回ったのですが・・・恐れながら、それはもうひどい有様でした」
国王「・・・おかしいですな?どの国も公的施設への投資は万全。富裕層も多く、自慢ではないですが非常に豊かな国だと自負しております。どこが酷いと言うので?」
シンディ「・・・・・・」
国王「外見がみすぼらしいと威厳が保てませんからな。城だけでなく富裕層の住宅地を始めとして道路などの修繕は常に行っております。貴族の方も多くおられる、どの家々も裕福な生活が出来ておりますよ」
シンディ「・・・何も、見えていないんですね」フルフル
キングマッスル「・・・シンディ。王の御前だ」
シンディ「・・・失礼しました。国王様はご存じですか、町には多くの孤児がいることを」

328 :名無しさん@おーぷん :2014/12/14(日)21:55:34 ID:LO6
下々のことまでは見えんわな

329 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)21:56:56 ID:zfK
国王「あぁ・・・おりますな、孤児。実は私も問題視しているのです」
シンディ「あっ・・・そうなんですね。よかったです。町にはそこかしこに帰る家も無く明日の食事すら確かでない孤児がいて、私はとても心が痛かったんです」
国王「そうでしょうそうでしょう、これは申し訳ないことをしました・・・」
シンディ「国王様がキチンと孤児たちのことを考えてくださっているようで安心しました・・・では、あの町にすぐにでも孤児院を・・・」
国王「孤児院?いやいや、王妃殿。何を仰っているのやら!」ハハッ
シンディ「・・・どういうことでしょう?里親探しをするという事ですか?」
国王「ハッハッハ!王妃様はジョークが達者でらっしゃる!あんな小汚い子供を欲しがるような人間は私の国には居ませんよ」
シンディ「・・・・・・!」
キングマッスル「・・・・・・」
国王「孤児院なんていうみすぼらしいものを作る必要も資金もありませんよ。そもそも孤児であふれているのは貧困層の国民のせいですからね。彼らは税金をろくに納められないんですよ」

330 :名無しさん@おーぷん :2014/12/14(日)21:58:55 ID:LO6
・・・むぅ

331 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)22:11:58 ID:zfK
国王「税金を納められないような者に構っていられるほど私の国に余裕はないのでね、そこはもう自己責任という奴ですよ」
シンディ「自己責任・・・?」
国王「そりゃあそうですよ、貧しいだの辛いだの可哀想など、そういった甘えをこぼしている奴をいちいち助けてられませんからな。なによりあんなみすぼらしい姿をされては国の品位が下がる。いい迷惑ですよ、ハッハッハ」
シンディ「・・・・・・っ!」
国王「しかし御安心を、浮浪者も孤児も我が国には必要にない足手まとい。すぐにでも我が国の兵士たちに命じて駆除をさせますよ!」
ヒュオ
国王「害虫と一緒ですからな、ほっておくと大切なものが蝕まれる。早い段階で殺し、駆逐すべきですなぶべらっ!?」ゴシャアァァ
家来「こ、国王様を蹴り上げるなど・・・お、王妃様、なんてことを・・・!」
シンディことシンデレラ「・・・ごめんなさい、裸王様。打ち合わせ通りに、できませんでした・・・」
マッスルキングこと裸王「・・・感心せんな。王族たるものが感情に任せた暴力を振るうのは・・・」
シンデレラ「・・・・・・はい」
裸王「王族としては0点だ。だが・・・人間としては、君の行動に大賛成だ。シンデレラ」ニッ
シンデレラ「・・・裸王様」
裸王「それになにより、こんな堅苦しい外交は性にあわん!ハッハッハ!」マッチョ

332 :名無しさん@おーぷん :2014/12/14(日)22:18:29 ID:LO6
ナイスだシンデレラ!!

333 :名無しさん@おーぷん :2014/12/14(日)22:20:21 ID:JK8
もうこのまま滅ぼせばいいよ

334 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)22:23:11 ID:zfK
国王「うぐぇ・・・あっが・・・アゴが・・・あじゅれ・・・」
裸王「ハッハッハ!うちの連れがやんちゃをやって申し訳ない!当然、治療費はこちらで用意する。彼女にも私が自ら王族としての外交のマナーを叩き込んでおくので、今回は大目に見て頂きたい!」マッスル
国王「ふ、ふざけるな・・・おまえひゃひただですむと・・・」
裸王「それと国王殿!一つ提案がございます!」ズイッ
国王「な、なにをいうひゅもりだ・・・?」
裸王「今回のお詫びとお近づきの印と致しまして、我が国の炭鉱運営のノウハウ、金属加工の技術・・・と、それらの流通のテクニック・・・すべてをお教えしましょう!この国にも炭鉱はあるようですが・・・あまり業績は振るっていないとか?」
国王「ほ、ほんとうひゃ?あのようなりっぱなつるぎをつくれる国のノウハウを・・・!」
国王(鉱山大国のノウハウなどそうそう手に入らん!これは逃せん!)
裸王「ただし!条件がひとつ!これで国王様には纏まった収入ができますな?」
裸王「その中から町へ孤児院を作る資金そしてその運営資金を捻出していただきたい!」マッチョ

335 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)22:32:55 ID:zfK
国王「な、なんひゃと・・・」
裸王「契約書に書いていただきましょう!もちろん不正のないように私がチェックする・・・無理だというなら、この話は勿論白っ!紙っ!」ムキムキー
国王(ええい、構わん。得られるものを考えれば孤児院一つ運営すればいい。安い買い物だ)
国王「は、わひゃった!やくひょくしよう・・・!だれか、ようひしとぺんをもってまいれ!」
裸王「ハッハッハ!懸命な判断!感謝するっ!」ムキッ
シンデレラ「・・・・・・すごい」ポカーン
裸王「これが裸王式外交だ!ハッハッハ!」マッスルポーズ
シンデレラ(やっぱりあれだけの国を育てる人だけあるんですね・・・)
裸王「とにかく、シンデレラよ。喜ぶがいい、これで孤児院が作られるぞ!ハッハッハ!」
 裸 王 ミ ッ シ ョ ン コ ン プ リ ー ト 

336 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/14(日)22:34:35 ID:zfK
今日はここまでです
 裸 王 式 ネ ー ミ ン グ セ ン ス 
マッチ売りの少女編 次回に続きます

337 :名無しさん@おーぷん :2014/12/14(日)22:35:01 ID:LO6
乙!
裸王さすがやで

338 :名無しさん@おーぷん :2014/12/14(日)22:36:14 ID:JK8
シンディ蹴り食らわしただけやんかwwwwww

面白かったよ

339 :名無しさん@おーぷん :2014/12/14(日)23:38:04 ID:6WH
今回も面白かったよ!裸王様すげぇ!
あとシンデレラかなり強くなったよね。色んな意味で。