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キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
Part13


425 :名無しさん@おーぷん :2014/10/30(木)21:47:56 ID:hwoZW5nQD
裸王「うおおおぉぉ!!」ドスドスドス
兵士「なんだこの威圧感は・・・!相手は手負いだというのに!あんなおおきな的だというのに・・・!」ガクガク
ゴゴゴゴゴ
裸王「どうした!?もう終わりか?覚悟は出来たと判断するぞ?」ドスドスドス
兵士「う、うわああぁぁ!!!」バシュ バシュ バシュン
ブスッ ブスッ ブスッ
裸王「ふんぬあああぁぁぁ!」ドスドスドス
ボタッ・・・ボタッ・・・
兵士「何故だ!何故だ!何故全身に矢を受けていながら進んでこれる!?化け物がああぁぁ!!」ガクガク
ガシッ
裸王「・・・・・・捕らえた。存分に我が筋肉を味わうがいい」

426 :名無しさん@おーぷん :2014/10/30(木)21:53:09 ID:CD3WHAHDx
TUEEEEEEEEEEE

427 :名無しさん@おーぷん :2014/10/30(木)21:54:49 ID:CD3WHAHDx
wktkktkr
>>1乙>>2get
ggrks…
ネット用語じゃねえか

428 :名無しさん@おーぷん :2014/10/30(木)21:56:35 ID:hwoZW5nQD
裸王「と思ったが両腕は使えぬか・・・やむを得ん」ゴオオォォォォ
裸 王 ヘ ッ ド バ ッ ド !
兵士「ぐ、あぁ・・・」ペタリ
裸王「今回はこれで勘弁しておく。我が筋肉を見たければ今度は観光として来るんだな。いつでも歓迎してやろう」
ボタッ・・・ボタッ・・・
裸王「とは言え、もう聞いておらぬか・・・ぐぬぅっ」ズキッ
ドサァッ
キモオタ「裸王殿おおおぉぉぉ!!!」
裸王「ぬぅ・・・すまぬ、キモオタ。流石に攻撃を受けすぎた・・・」
キモオタ「すぐに助けを呼ぶでござるよ!」
裸王「ならん・・・!大臣を呼んでくれ、それ以外のものには・・・決して、いってはならぬ・・・」
キモオタ「わかったでござるよ!耐えていただきたい!裸王殿!!」
裸王「かたじけない。この事は誰にも知られてはならぬ・・・誰にも・・・」
ボタッ・・・ボタッ・・・

429 :名無しさん@おーぷん :2014/10/30(木)22:08:00 ID:hwoZW5nQD
その夜 城
裸王「いやはや、お待たせした!シンデレラ姫!」ガッハッハ
ティンカーベル「あれっ!?裸王服着てる!」
裸王「ハッハッハ!流石に他国の姫君に挨拶するんだ!裸ではあちらの国王から叱られてしまうわ!・・・っと、改めまして、私はこの国の国王、裸王である!」
シンデレラ「裸王様、ご機嫌麗しゅう。シンデレラです」ニコッ
裸王「先ほどは子供たちを助けてくれてありがとう!大したことはできぬが城に泊まっていって欲しい、明日は何人か護衛を付けるので是非とも街をみていってくだされ!」
シンデレラ「ありがとうございます!お言葉に甘えさせていただきます」
ティンカーベル「すごいんだよ!食べ物もおいしいし!みんないい人だよ!」
シンデレラ「本当!?らーめんもあるかな!?」ワクワク
裸王「ハッハッハ!ではシンデレラ姫!ごゆっくりとおくつろぎを、何かあれば遠慮無く兵士にいってくだされ!それでは私はこれで失礼する!」ハッハッハ
シンデレラ「はいっ!」ニコッ
ガチャッ
裸王「・・・・・・ぐぬぅっ」ヨロッ

430 :名無しさん@おーぷん :2014/10/30(木)22:09:01 ID:Z6Kwya1nw
>>427
ブラフだから適当に言ったんだろwww

431 :名無しさん@おーぷん :2014/10/30(木)22:16:59 ID:hwoZW5nQD
裸王の寝室
裸王「ぬぅ・・・大臣、すまんが水をくれるか」
大臣「こちらに・・・ですから無茶だと申しましたのに」ハァ
キモオタ「医者に見て貰ったとはいえ・・・裸王殿の体はずたぼろなんですぞ!無理をしてはいけませんぞ!」
裸王「そういうなキモオタ。怪我をしているからと言って国民を救ってくれた恩人に礼も言えぬなら、何のための国王か」
大臣「自らを省みず、無茶を通すのが王の行為とはいえ思えませんがね」
裸王「・・・すまん、だが私は倒れるわけにはいかん」
キモオタ「そもそもなぜ皆に怪我のことを隠すんでござるか?わざわざ服まで着て、言っても問題ないのではないですかな」
大臣「・・・・・・」
裸王「キモオタよ、それは決して出来ぬのだ」

432 :名無しさん@おーぷん :2014/10/30(木)22:27:11 ID:hwoZW5nQD
キモオタ「何故ですかな?」
裸王「・・・キモオタはクロスボウとはどういう武器か知っているか?」
キモオタ「それは弓と鉄砲を融合したような・・・撃てる弓矢というか・・・そういう武器でござろう?」
大臣「鉄砲・・・?」
裸王「クロスボウとは従来の弓矢よりも強力な矢を放てる武器だ、隣国の新型クロスボウとやらは連射を可能にし充填性能が高いが、クロスボウの問題はそこではない」
キモオタ「といいますと?」
裸王「あの兵器は多少非力でも容易く強力な攻撃が可能だ。矢の充填に力は必要だがそれをしてしまえば撃つだけなら鍛えていない村人でも容易な恐ろしい武器だ」
裸王「その武器に私は傷つけられたのだ、この筋肉を。それを知れば国民はどう思う?」
キモオタ「・・・・・・」

433 :名無しさん@おーぷん :2014/10/30(木)22:31:45 ID:vnszLERWK
支援!

434 :名無しさん@おーぷん :2014/10/30(木)22:41:06 ID:hwoZW5nQD
裸王「パレードや視察の時に見ただろう、国民は私を・・・筋肉自慢の国王を慕ってくれている。だがどうだ?自分たちが慕っている筋肉自慢の国王がこともあろうに最新兵器によって怪我をした。国民はどう思う?」
キモオタ「しかしそれは我輩を庇ったのであって・・・!」
裸王「もっとわかりやすく言おうか?キモオタ、ティンカーベルは甘いジャムが好物だと聞いた。たとえ話だ、ティンカーベルはある店の甘いジャムが好きでいつもそこで買う。何故なら甘いからだ、そこの店のジャムを信用しているからだ。そのジャムを食べれば幸せだからだ」
キモオタ「・・・・・・」
裸王「だがある日、その店のジャムを食べると酷く酸っぱい。甘さのかけらもない。とんだ裏切りだ。失望だ。では聞こうか・・・・・・次の日、ティンカーベルはどこのジャムを買うと思う?」
キモオタ「・・・・・・ほかの店で買うでござろうな」
裸王「そう言うことだ、キモオタよ。私は筋肉、この肉体を持って国を盛り立ててきた。国民はその姿を好いてくれている、だからこの体が筋肉が屈したことを国民には言えない。裏切りとなるからだ。この国の民にとって傷だらけの国王は酸っぱいだけのジャムなのだ」
キモオタ「・・・・・・」
裸王「大臣、キモオタ。すまないが私はもう休む。この事は他言無用だ」
大臣「記念パレードはいかが致しますか?国民は楽しみにしています」
裸王「明日考えよう。中止も視野に入れねばなるまい」

444 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)20:05:47 ID:Gdyl9nYiT
大臣「ではおやすみなさいませ・・・」
バタンッ
キモオタ「参りましたな・・・」
大臣「裸王の言いたいことはわかる。政治の得意な王の国は政治で、商売の得意な王の国は経済で、戦の得意な王の国は国採りで・・・それぞれの国は成長する。筋肉を愛し己を鍛えた裸王にとって筋肉は誇りであり拠り所であり、自身の存在証明だったのだろう」
キモオタ「しかし、国民は筋肉を好いているわけではないのではないでござるよ?裸王殿はなぜ自信がもてないのですかな」
大臣「それは裸王も解っているだろうが、頭では解っていてもどうにもできぬのだろう」
キモオタ「わからんでもないでござるが・・・」
大臣「過去に『知られたくない事実を知られて崩壊した国』を見ているから、誰にも知られたくないのだろう」
キモオタ「傷ついた体は裸王殿にとってのロバの耳というわけでござるな・・・」

445 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)20:17:25 ID:Gdyl9nYiT
大臣「しかし、このままではパレードは中止・・・マズいな」
キモオタ「パレードが中止になれば完全に結末が変わってしまいますからな・・・」
大臣「国民はパレードを相当楽しみにしている。中止になれば何事かと騒ぎになる、場合によっては城に国民が押し寄せることにもなりかねん」
キモオタ「おそらく国民のみなさんは裸王殿が下手に服を着てパレードをしても納得できないでござろうな・・・」
大臣「結果は同じだ、異変を感じた国民は必ず城に来るだろう」
キモオタ「慕われているだけに、隠し通すのは無理ですな・・・」
大臣「せめて何か理由があれば・・・裸王が服を着ていても国民が納得できる何か・・・あるいは」
大臣「裸王に『裸でパレードに参加させられる方法』があれば・・・」
キモオタ「・・・・・・ブフォwww」
大臣「・・・・・・どうした?」
キモオタ「あるでござるよwwwまさにぴったりに方法がwww」

446 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)20:30:06 ID:Gdyl9nYiT
翌日 王の間
裸王「・・・・・・だが、しかしだな・・・・・・」
大臣「何度もいうようですが、国民は裸王のパレードを楽しみにしています!理由も言わずに中止となると心配した国民が城に押し寄せます」
裸王「では何か服を着てパレードをするというのはどうだ?気は進まないが、中止にできないならこうするほか・・・」
大臣「同じことです!何故国王が服を着ているのか?これは全員が感じる疑問です!そうなれば賢い国民のこと、裸王に何かあったと感づきます」
裸王「・・・ならばどうすればいいのだ・・・私は!」
大臣「やはり国民に真実を伝えるべきです。裸王が思っているような事態には・・・国の崩壊に繋がるとは思えません」
裸王「それだけは・・・・・・勘弁してくれないか」
大臣「・・・・・・」
バタンッ
キモオタ「んんwwwお待たせしましたなwww少々時間がかかってしまいましてなwww」
裸王「どうした、キモオタ?」
キモオタ「すべてを解決するとっておきを準備しましたぞwww」コポォ

447 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)20:40:02 ID:Gdyl9nYiT
裸王「何か策があるのか?」
キモオタ「もちろんですぞwww裸王殿はシンデレラ殿の人間離れした脚力、どう思いましたかなwww」
裸王「あれはどんな鍛え方をしても人間にできる動きではない。私は詳しくないが魔法の類ではないのか?・・・・・・しかしキモオタは魔法は使えなかったんじゃないのか?」
キモオタ「もちろんですぞwww我輩には使えませんなwwwしかしシンデレラ殿に魔法のガラスの靴を託した魔法使いとは知り合いでしてなwww」コポォ
裸王「なんと!もしや、魔法で私の傷を消せるのか!?」
キモオタ「それはできないでござるwwwただ変わりに素晴らしい物をこしらえてもらいましてなwww」ガサゴソ
裸王「素晴らしい物だと?」
キモオタ「この服ならば国民も納得できるでしょうなwww」
裸王「服?しかしただの服では・・・駄目なのだろう?大臣?」
大臣「はい、しかし魔法の力を持つ服ならばあるいは・・・」
キモオタ「その点は問題ありませんぞ!なんといっても・・・『愚か者には見えない服』ですからなwww」ドゥフコポォ

448 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)21:02:11 ID:Gdyl9nYiT
裸王(キモオタは・・・何故何も持っておらんのだ?)
大臣「なんと!その立派な服にはそのような魔法が!」
裸王「むむっ!?」
キモオタ「外見も立派ですしなwwwあらかじめ国民に宣伝しておけば問題ないのではwww」
大臣「思いつかなかったぞ!「愚か者には見えない魔法の服を大公開。」この報告を流すか、なにしろ魔法の服、国民も納得してくれる上に裸王も裸にならずにすむ!」
裸王「・・・大臣よ、お前には見えるのか?キモオタが準備をした愚か者には見えない服とやらを?」
大臣「・・・?当然ではないですか!こんな立派な洋服始めてみました」
裸王「私には全く見えないのだが・・・本当に存在しているのか?」
キモオタ「ちょwww裸王殿見えないでござるかwwwなんだか申し訳ないwww」
大臣「ご安心を、確かにここに存在しています。国民は皆利発なものばかり!これならば問題ないでしょう」
裸王「信じていいのだな?大臣よ」
大臣「神に誓って、偽りは申しません」

449 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)21:12:11 ID:Gdyl9nYiT
裸王「わかった、ならば今回のパレードは二人に任せよう」
大臣「はい、お任せください」
キモオタ「問題ないですぞwww」
裸王「私のわがままを聞いてくれて助かる。では、少し休ませてもらう。パレードまでに体力を回復させねばな」
大臣「はい、ご自愛ください」
バタンッ
大臣「・・・・・・」
キモオタ「・・・・・・大臣殿www」
大臣「どうした、キモオタ?」
キモオタ「案外演技が光っておりましたなwww本当は愚か者には見えない服など無いというのにwww」コポォ
大臣「少々荒療治だが、キモオタの作戦通り裸王にはありのままの姿で民衆の前にでてもらう」
キモオタ「んんwww我輩が言い出した作戦とはいえ容赦ないでござるなwww」
大臣「裸王と国民の為だ、私が悪者になるくらいなんともないさ」

450 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)21:24:53 ID:Gdyl9nYiT
大臣「ではあとは手はず通り頼むぞ、私は準備があるので失礼する」
キモオタ「わかりましたぞwww」
スタスタ
ティンカーベル「あっ!キモオタ!おーい!」モグモグ
シンデレラ「キモオタさん、お話は終わりました?」モグモグ
キモオタ「んんwww二人ともコロッケの買い食いwwwしかも仮にも城内で歩きながら食べるとはwww」コポォ
シンデレラ「キモオタさんもコロッケ食べませんか?おいしいです!」ニコッ
ティンカーベル「駄目だよ!キモオタは食事制限中なんだよ!」
シンデレラ「えっ?でも毎晩・・・」
キモオタ「ちょwwwwwそうなんでござるよおおお!!
wwwなのでいらないでござるwww」アセアセ
ティンカーベル「・・・?」

451 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)21:35:35 ID:Gdyl9nYiT
ティンカーベル「それよりキモオタ!パレードのお話してたんだよね?」
キモオタ「そうでしたなwww当日は馬上で街を回るらしいですぞwww裸王と、訓練の結果を見せるべく我輩も回る必要があるとかwww」
ティンカーベル「馬!こないだみたいに歩かないんだ?」
キモオタ「ちょっと理由がありましてwww」
シンデレラ「だからデイジーちゃんもつれてきてほしいって事だったんだね」ニコッ
ねずみデイジー「チュウチュウ」
キモオタ「ほかの馬には乗れませんからなwww頼みますぞwww」
ねずみデイジー「チュウチュウ!」
ティンカーベル「じゃあもう打ち合わせも終わって当日を待つだけだね!」
キモオタ「そうですなwwwうまくいけばいいですがなwww」
ティンカーベル「?」

452 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)21:45:42 ID:Gdyl9nYiT
パレード当日
ティンカーベル「焼きとうもろこしっておいしいよね!」
シンデレラ「もうすぐキモオタさんも裸王様も登場するのに食べてていいの?」ウフフ
ティンカーベル「キモオタがいつもいつも食べてばっかりだからたまには私が食べる!」ムシャムシャ
シンデレラ「うふふ・・・でも食べ物がおいしくていい国ね」ウフフ
「裸王様最近お忙しいのか謁見出来なかったから今日は楽しみだぜ!」
「早く裸王様のお姿を拝みたいぜ!」
「うおぉぉぉ!筋トレして待機だあああぁぁぁ!!!」
ウオォォォォォ
ティンカーベル「相変わらずの人気だなぁ」
「あっ!見えたぞ!裸王様がいらっしゃった!」
シンデレラ「あ、いらしたみたいだよ」
ティンカーベル「ホントだ!前のほうに急ごう!」

453 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)21:57:10 ID:Gdyl9nYiT
キモオタ「んんwww見えてきましたぞwww」
大臣「いつもよりも賑わっているようだ。出店も多くでているからな、それに皆が裸王を待っているのだろう」
裸王「申し訳ないことをしたな・・・だが今日は国民を大いに楽しませるぞ!服を着ていることがやはり気になるものの傷を隠すためには仕方ないからな!」
大臣「・・・・・・」
キモオタ「www」
裸王「おお、国民の姿が見えてきたな!では少し急ごうか!」
キモオタ「裸王殿wwwちょっとよろしいですかなwww」
裸王「どうした?キモオタ」
キモオタ「嘘だったんでござるよwww」
裸王「・・・なにがだ?」
大臣「愚か者には見えない服。そんなものはありませんよ、裸王は裸です、もちろん傷も隠せてません」
裸王「なっ・・・・・・!お前たち・・・!!」

454 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)22:10:58 ID:Gdyl9nYiT
シンデレラ「あれ?なんだか止まっちゃったね?まだ遠いよ?」
ティンカーベル「なんでかな?キモオタがなにかやらかしちゃったのかも!」モグモグ
・・・
裸王「キモオタ!大臣!どういうつもりだ!」
キモオタ「んんwww申し訳ないwww」
大臣「裸王と国の為です」
裸王「国のためだと!?私は話したはずだぞ!!」
裸王「この国がどうしてここまで栄えたか!そして国民は何を求めているのか!!傷ついた私が国民にとってどういう意味を持つのか!!説明したぞ!」
大臣「・・・・・・」
裸王「祖国のことはおまえも知っているだろう!国は・・・王は国民の期待を裏切ってはいけないのだ!でなければ国は滅びる!国民は筋肉自慢の私を、何者にも負けない強い私を求めてくれている!これでは・・・故郷の二の舞だ!」
大臣「裸王・・・!国民が慕っているのはあなた自身だ!いつまでも国を失う恐怖に囚われていてはいけない!国民が求めているのは筋肉でも強さでも豊かさでもない!彼らが求めているには国民に優しく厳しく接してくれる、裸王そのものではないか!」
裸王「・・・・・・パレードは中止だ。私は城に戻る」クルッ
キモオタ「んんwwwこれはとんだ腰抜けですなwwwこんな国王が治める国など遅かれ早かれ先が見えてますなwww」ドゥフコポォ
裸王「・・・・・・っ!」

455 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)22:25:34 ID:Gdyl9nYiT
裸王「言うではないかキモオタ、ほんの一週間少し滞在したにすぎないお前がそんな事をよく言えたものだな」
キモオタ「んんwww我輩を連れまわして視察に回ったのはどこの国王でしたかなwww」コポォ
キモオタ「裸王殿にはわからんでござろうwww本来、権力者に対して周囲はどういう反応をとるかwww」
裸王「なにが言いたい?」
キモオタ「どんな世界でもどんな場所でも権力を持った者はいるものでござるwwwその力が大きければ大きいほど周囲はその相手を本当に対等な仲間と思えないものでござるよwww」
キモオタ「それが国王になればなおさらですぞwww国王に失礼があってはいけない。国王の機嫌を損ねたらマズイ。国王に従わねばいけない」
裸王「・・・・・・」
キモオタ「それが一般的な王族と国民でござろうwwwしかしこの国は違いますなwww国王が国民と同じ目線で働き意見を交わし笑いあうwwwもうそれは国王ではありませんぞwww」
裸王「私の振る舞いは王のそれではないと?」
キモオタ「まったくですなwwwむしろお主は王などではないただの裸のおっさんですぞwww」コポォ

456 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)22:35:55 ID:Gdyl9nYiT
裸王「・・・残念だったなキモオタ。私はティンカーベルに聞いているのだ。お前の武器は煽りとブラフ・・・」
キモオタ「んんwwwまぁそうですなwww」
裸王「こう言いたいのだろう?私は国民に対して同じ目線で行動する王らしくない王だ。だから国民も気兼ねすることなく私を慕ってくれている。多少の傷など問題ない。と」
キモオタ「そこまで理解しているなら何故躊躇することがあるんですかなwww」
裸王「・・・恐怖。どれだけ筋肉を鍛え国民に慕われても国を信用を失うのが恐ろしかった。だが・・・」
裸王「ここはお前の煽りにまんまと釣られてやるとしよう。ハァ!」
大臣「・・・!」
パカラッパカラッ
裸王「皆の者、私のこの姿を見よ!」ムキムキ キズダラケ
ザワザワ ザワザワ
裸王「これが今の私・・・この裸王の真の姿だっ!」ババーン
ザワザワ ザワザワ

457 :名無しさん@おーぷん :2014/11/02(日)22:36:59 ID:Gdyl9nYiT
今日はおしまいです
裸の王様編 次回に続きます