学園食堂
Part375:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/1 22:52 ID:V0Q8UCTJaM
ヲタ女「よぉーし!出来た!」
不良友達「さんきゅー。…あんま遅いと怒られるで、帰るわ。じゃな!」
不良「送ってくか?」
不良友達「いらね。そんなことより彼女の心配しなよ」
不良「彼女じゃねぇ」
ヲタ女「じゃーね!」
76:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/1 22:55 ID:V0Q8UCTJaM
ヲタ女「………」
不良「………」
ヲタ女「…なぁ」
不良「なんだ」
ヲタ女「私、守られてばっかじゃった」
77:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/1 23:02 ID:FmZzZ7KV6E
ヲタ女「私、守られてばっかじゃったよ…」
不良「だからなんだよ」
ヲタ女「………」
ヲタ女「情けないな、私」
不良「…『情けがないよりまし』だろ?」
ヲタ女「使い方あってるの?」
不良「知るか。何となく出てきた」
78:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/1 23:07 ID:oe56g2RGFY
不良「まぁ、これだけは忘れんなよ」
不良「俺は、護りたいから護ったんだ」
ヲタ女「………」
79:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/1 23:13 ID:AUzjhvMyrc
ヲタ女「……うん、ありがとう」
ヲタ女「……よぉーし!じゃあ私は!」
ヲタ女「お前と平和に過ごすために強くなるよ」
不良「…なんか少年漫画に出てきそうなセリフだな」クス
ヲタ女「えぇい!笑うでないわ!」
80:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/1 23:14 ID:oe56g2RGFY
不良「さて…帰って寝るか」
ヲタ女「おやすみ!」
不良「おやすみ」
81:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/1 23:18 ID:i2z6oi0bD.
ヲタ女「やい、不良!」
不良「なんだ」
ヲタ女「おはよう!」
不良「おはよう」
82:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/1 23:23 ID:D6DOMw22aw
ここで一旦、「ヲタ女と不良」は終わりです
この後、後日談をちょっと書いてきます
また暇なときに覗いてやってくださいm(_ _)m
話がまたまとまったら続きを書いていくつもりです
83:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/1 23:38 ID:D6DOMw22aw
=後日談=
ヲタ女「尻を乗っけたらリボン結ぶぞ!」
不良「何で常備なんだよ」
不良友達「よぉ、朝から熱いねぇ」
不良友達「痛い痛い酷い!」
不良「懲りたか?」
不良友達「懲りました!」
ヲタ女「あ…、ねぇ」
不良友達「んお?」
ヲタ女「なんであの時、私を庇ってくれたの?」
不良友達「ん…だってさ、あんたが傷ついたらコイツが泣くじゃん」
不良「誰が泣くか」
不良友達「またまた意地はっちゃってー、それに!女の子は怪我しちゃいけませーん」
ヲタ女「ぷへっ」
不良友達「なにそれ鳴き声?俺は、お宅らが仲良しだったらそれでいいよ」
ヲタ女「ぷへくし!」
不良友達「くしゃみだったんかソレ。つか俺の話聞いてた?」
不良「俺は聞いてた」
不良友達「心の友よ!」
ヲタ女「…今日も平和。ハハハッ」
84:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/3 21:25 ID:oe56g2RGFY
ヲタ女と不良は終わっときます!
短編ssです
お題、学校、恋愛(?)
女「結婚してくれ!」
男「ブッ!…いきなりなんだ!お茶返せ」
女「だから結婚してくれ!」
男「順序があるだろう!」
女「好きだ大好きだ付き合ってくれ愛してる結婚してくれ!」
男「そういう順序じゃない。まず結婚できる年じゃない」
女「私はできる!」
男「君はな。何がどうしてそうなった」
女「いやなんとなく。どういう反応するか」
男「君はそういう奴だと忘れていたよ」
85:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/4 21:42 ID:AUzjhvMyrc
お題、天使
ふと、目が覚めたら真っ白な世界にいた
立っているという感覚はない
だが自分はしっかりと地面に立っている
しかし、どこを見渡しても、横を向いても、後ろを向いても、上を向いても、下を向いても
誰もいない。なんの気配もしない
この白の世界に自分だけが存在している
聞こえるのは自分の鼓動の音だけである
その音もどこから聞こえているのか分からない。自分の胸からは聞こえてこないのだ
なのに自分の鼓動と思うのはおかしい
だから誰かの鼓動だと思うようにした。そうしたら少し、気が楽になった
その直後、鼓動は聞こえなくなった
突然の静寂が襲いかかる
静寂が耳に痛い
白が眩しい。目が痛い
「いったいここは、どこなんだ」
86:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/4 21:56 ID:K0T55gKhrY
【続き】
まさか自分の声でこうも安心するなんて夢にも思わなかった
ほんの少し落ち着いたところで、前も後ろも分からないココから出るために歩き出した
歩いているという感覚もない
しかし足はしっかりと地面をとらえている
感覚のないまま進んでいると、不意に後ろから声がした
「あなたは〇〇〇 〇〇〇ですね?」
後ろを振り向くといかにも天使です。という格好をしていた
白い布を纏った金色の髪の毛だ
その天使は恐らく名前か何かを言ったのであろう。しかし、よく聞き取れなかった
「あなたは〇〇〇 〇〇〇で間違いありませんね?」
また、よく聞こえなかった。何度も聞き返すのはさすがに失礼だと思い、コクりと頷いた
「残念ながら、あなたは死亡が確認されました」
嫌な出来事はいつも唐突だ
【終】
87:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/10 21:08 ID:oe56g2RGFY
テーマ 学園
※史実と違うところがありますが、あくまでパロディとしてご覧ください
「三成ー」
鞄を机に置くと大谷吉継、俺の親友の刑部が本を持ってこっちに歩いてくる。そしてパスッと俺の机に本を置く
その本の題名は関ヶ原だった
「おはよう。懐かしい物が出てきた」
確かに懐かしい。これを見たのは確か小学校が最後だ
これを三人で見て関ヶ原ごっことかよくやった
そのうちの一人はもう嫌いだが
「こっから僕のあだ名が決まったな」
そう、この本から吉継のあだ名が決まった
「初めて見たときは驚いたよな。僕らの名前が載ってるって」
「おはよーう」
何見てんの?と本を覗いてきたのは浅野長政
「へーほー」
ガラリと教室の扉が開く。入ってきたのは俺の嫌いなやつ
「あ、おはよう!」
刑部と長政はおはようと挨拶をする
俺は関ヶ原の本をわざと持って知らないふりをした
「三成、あいさつ」
長政は家康に挨拶を促したが、無視した
「三成」
長政は関ヶ原の本を取り上げて挨拶しろと叱るが、家康は別にいいらしい
そのかわりなぜか分からないが俺の頭を撫でておはようと言って自分の席についた
とは言っても俺の隣なのだが
88:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/10 21:09 ID:oe56g2RGFY
「あ…」
授業を受けているときに消ゴムを落としてしまった
拾ってくれたのは家康だった
「ほら」
「………」
拾ってくれなんて頼んでない
礼なんか言わない
89:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/10 21:09 ID:oe56g2RGFY
「三成、刑部。昼飯一緒に食べよう」
刑部と昼飯を食べていると
家康が昼休みに話しかけてきた
返答したのは刑部。俺は飯を食べ続ける
少しして家康が言い出したことは
「三成、久しぶりに関ヶ原ごっこしよう。今度はどっちが勝つかな」
「えらく挑戦的だな、家康」
喧嘩をしてから初めて家康と口を聞いた
たったそれだけで家康は笑顔になった
「よし、明日からやろう。そうしよう」
それに引き換え刑部はやめとけと俺に言う
「お…逃げる気か?」
こいつのこの顔が気にくわない
「誰が逃げるか、今からでもやってやる!」
90:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/10 21:09 ID:oe56g2RGFY
落ち着けと刑部に宥められ、変更無しで明日の放課後になった
そしてその予定の放課後が今である
「よし、そろったか?」
「そろった」
三成側には、大谷、左近、小早川
これを西軍
家康側には、本多
これを東軍にする
「二人で勝てるのか?」
「ふっふ、後三人来る。ちょっと待って」
あははと困った顔をして頭を掻く
しかしいつまで経っても、その三人は来ない
家康はしきりに携帯の時計を見て、三成は貧乏ゆすりを大分前から始めていて、刑部はしたり顔である
刑部のしたり顔の理由はこれである
上杉、慶次、直江に伊達、片倉、成実の足止めを頼んであった
上杉、慶次は面白そうとすぐに話にのってくれた。直江は上杉が行くならとついてきた
「家康、早くやろうか。日が暮れるぞ」
刑部は少し笑顔で家康に話しかけ、家康はそれを了承して開戦となった
91:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/10 21:10 ID:V0Q8UCTJaM
「よーし、三回勝負で二回勝ったら勝利」
一回目はサバイバル
二回目は七並べ
三回目は総大将戦
サバイバルは2対2の攻撃が当たったら死亡というやつだ
家康が説明し終わって優勝商品を発表する
「優勝したら、負けた側が明日の昼飯をおごる!」
それでと家康はつけたす
「オレが勝ったら三成とオレは仲直り、オレが負けたら、三成のすきにしてくれ」
呆気にとられたがそれで了承した
92:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/10 21:11 ID:V0Q8UCTJaM
1戦目はサバイバル。
場所は使われていない教室
机や椅子、教卓などを積み上げて壁にする
使用していい物は新聞紙と輪ゴム
輪ゴムは一人三個まで
一回でも攻撃を受けたら死亡となる
西軍は石田と左近
東軍は家康と本多
セットしたタイマーがなったら試合開始だ
秒針の音が静かな教室に響き、試合開始の合図がなった
最初に飛び出たのは左近だった
「昼飯ゲットォォあ!?」
パチィンといかにも痛そうな音がした
額に当たったらしく転がり回っている
「左近お前ぇぇぇ!!」
試合開始直後に左近が本多なが撃った輪ゴムにやられて死亡
早くも残ったのは石田だけになった。元々戦闘には不向きだ
積み上げてあった机をとって新聞紙を小分けにして丸める
「(先に本多をやろうか…)」
しかしハイタッチをしている家康と本多がムカつく
ちょっと待て今が好機じゃないか?
ギャイギャイ騒いでいる二人に近づいて丸めた新聞を投げて本多にそれを避けさせ、そこを狙うのはどうだろうか
やってみるしかない
93:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/10 21:11 ID:V0Q8UCTJaM
三成は二人に向かって走り出す
すると本多はこっちを見る。手にはゴム鉄砲が用意してあった
撃たせまいと丸めた新聞を投げつける。考え道理に本多はそれをよける。ちょうど体は目の前だ
「くらえ」
防ごうとした腕に攻撃が当たり、本多は死亡
残るはあいつのみ。振り向くと隣に家康
「残念」
パコンと一撃をくらい石田も死亡となった
「明日の昼飯がぁぁぁ」
左近は床でしくしく泣いていた
94:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/10 21:11 ID:V0Q8UCTJaM
2回戦目は七並べ
西軍は刑部と小早川
東軍は家康のみ
「家康一人で大丈夫か?」
「ものは相談で、三回相談するのはいいか?」
三回ぐらいならと刑部は許可を出した
本当のところは毛利とやりたかったのだが、代わりにと小早川がやって来たのだ
本当はこいつは信用ならん
始めてからしばらく経って、今は西軍が有利である
手を選んでいると家康の後ろで本多が割り箸のゴム鉄砲を作っている姿がチラチラと映る
所々作り方が違って上手く飛ばないらしい
家康がそっちにハートの七が無いかと小早川に聞いた
これで二回目だ
刑部は無いと答えろと耳打ちをする
「うぅ…な、」
「な?」
「あああ有る!」
ペチンと刑部に後頭部を叩かれる
本多はまだゴム鉄砲を作っている
小早川が教えてしまったせいでこちらが不利になってきた。負けそうだ
馬鹿小早川め、次は無いと思え
この呟きが聞こえていたらしく小早川は涙目になっていた
この手あの手を考えて、自分の手札、小早川の手札を見て、一つだけ案が出た
これなら有利に持ってけるはず
小早川が裏切らなければ、家康が聞いてこなければ
聞くな、絶対に聞くな
95:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/10 21:12 ID:V0Q8UCTJaM
「これが最後だ。小早川、―――はあるか?」
ある。だがそれを知られては負け確定だ
「無いと言え…!」
小声で命令すると小早川が、なななな…と小さな声を震わせる
後ろで本多がゴム鉄砲ができたと家康と騒いでいる
いい加減イラついてきた
「確か、確か!ここを引くと。あ」
間違えて引き金を引いてしまって小早川の足ギリギリに輪ゴムが当たった
「そのカード有るよ!」
何をビビったのか分からないが、たぶん本当の事を言わないから怒っていると勘違いしたんだろう。言ってはいけないことを言ってしまった
「あー…負けた、僕の負け」
残ったカードをペシリと床に叩きつけて、小早川にこう言った
「人面獣心なり。三年を出ずして吾此恨を報ぜん。…つまり言うと、シネ。三年以内ニタタリコロス」
それを聞いた小早川は悲鳴をあげて逃げていった
逃げていった後に「なんちゃって」と笑ってみせた
96:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/10 21:12 ID:V0Q8UCTJaM
「オレらの優勝!」
家康と本多はハイタッチをして喜びあっている
この二人はハイタッチが気に入っているようだ
「悪い三成。負けた」
「気にするな」
「…ありがとう」
ハイタッチが終わると家康がこちらを向いた
そして手を差し出した
「仲直りの握手」
「………」
三成は無言で手を出して握手をした
「勝てばお前を殴れたのにな」
「うん、勝ててよかった」
教室を片付けて、左近に焼きそばパンを奢って、足止めしてくれた三人に連絡をして、本多が帰った後、久しぶりに三人揃って帰った
*
夜、刑部からメールが来た
殴ってどうするつもりだった?と
当たり前に
一発殴ってそれで仲直りだ、と送った
目的は二人とも同じだった
【終】
97:給食のお兄さん ◆Urqp1Wlb82:10/11/19 21:06 ID:AUzjhvMyrc
|ω・`)こんばんわ
このスレはこれで完結しています
読んでくださった方、指摘してくださった方
こんなつまらない文章なのに読んでくださってありがとうございました!
投票してくださった方もありがとうございました!
予定していない話もちょくちょくと書けて楽しかったです(*^^*)
企画に参加させていただきありがとうございました!
ショートストーリーの人気記事
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!
→記事を読む
女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」
→記事を読む
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
→記事を読む
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
→記事を読む
男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
→記事を読む
同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
→記事を読む
妹「マニュアルで恋します!」
→記事を読む
きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」
→記事を読む
月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」
→記事を読む
彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」
→記事を読む