2chまとめサイトモバイル

仗助「そんなお前が嫌いだったよ」

Facebook Twitter LINE はてなブックマーク
Part2
32 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 00:06:28 ID:wN/vAU4w
・・・
承太郎「………」
ポルナレフ「…と、いったところだ…これまでの経緯はな。この矢は…ジョルノ達のもの。ジョルノ達と俺がしっかりと守ると約束しよう」
ポルナレフ「この事を、SPW財団に?」
承太郎「…存在は伝えた、他にあるだろうという可能性はな…。だが…今後、その矢についてだけは、"破壊された"と報告しておく」
承太郎「この手紙も、やたらと念入りに、遠回りに郵送されてきたしな…あいつらが何をして何を考えてんのかは知らない、として…そう言っておいた方が無難だろう」
ポルナレフ「俺としての個人的な手紙でもあったが…彼らの活動を妨げなければ、危害は加えないだろう。だが念のため、そうしてくれると助かる」
承太郎「………"ジョルノ"は…"俺達"のことを知っているのか?」
ポルナレフ「……さあな。ジョルノが個人的に調べたなら、知っているかもしれないが…」
承太郎「………」
ポルナレフ「これも運命と言うのかね、実に奇妙な…」

33 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 00:07:59 ID:wN/vAU4w
・・・
仗助「(成り行きで始まっちまったロシアンルーレットだが……これ、かなりピンチってヤツじゃねーかァ~っ?ま、まさか…マジで実弾が入っているワケじゃねー、よな…?)」ゴクリ
ミスタ「………」
仗助「(映画か何かじゃあるまいしよーッ!第一、俺は命であっちは矢って…もし、てめーの番で弾が出たらどーすんだよッ!死ぬだろーがよォォ~ッ)」
ジョルノ「………」
仗助「(弾が入ってない?ハッタリ?そんなもんじゃあねー、こいつら…"慣れ"てんだ……命のやり取りとか、そーいうの…たかがチップ扱い!もし負けちまっても、"あーらら"と軽く済ませられる程ッ!慣れてやがる!)」
ガチンッ!
ジョルノ「一発目は僕の勝ちですね。さ、次は仗助さん、貴方です」
仗助「(躊躇いもなく!さも当たり前とばかりに!テレビのスイッチを押すような気軽さが!!物語ってやがるッ!)」ドドドドド

34 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 00:11:06 ID:wN/vAU4w
仗助「………」
仗助「(…受け取って初めてわかったけどよー、銃って…"重い"ぜ……モデルガンなんか比べものにならねー重さだ…)」
仗助「(ズッシリと来る重さが…引き金を引くだけで簡単に命を奪える重さが…俺は慣れねェ。この先、絶対に慣れることはねェ、確信する)」
仗助「(手がぬるつく、震える……こんなのおかしい、絶対おかしい、てめーらはおかしい!!)」
ガチンッ!!
ジョルノ「………」
ミスタ「二発目、ジョースケの勝ち。良かったなぁーっ?ジョースケ。お前ツイてっかもなァ~」
仗助「………」ハァーハァー
仗助「………てめーらは…イカれてやがるぜ…」

35 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 00:12:58 ID:wN/vAU4w
ジョルノ「否定はしません」
ジョルノ「僕達と貴方達は、互いに"住む世界"が違うんです。…ああ、これは挑発でも嘲笑でもありませんから、誤解せず、言葉そのままに受け取ってくださいね」
仗助「………」
ジョルノ「貴方達の世界では、非道である事、それが僕達にとって普通なんです。決して相容れない、二つの世界のルール」
ジョルノ「…僕達は…貴方達をこの世界に入れたくない。そして僕達は貴方達の世界に帰れない。帰れない事が悲しくないと言ったら、嘘…になるかもしれません」
ジョルノ「………だが、このジョルノ・ジョバァーナには"夢"がある!!」
仗助「!!」
ガチンッ!!
ジョルノ「世界を捨てても、大切な仲間を失っても、叶えたい夢が…成し遂げたい目標が……それを達成するまで、僕は死なない!そう信じているから、仗助さん。僕は負けないと言ったのです」
仗助「………」ドッドッドッ
ジョルノ「さあ。次は貴方の番ですよ」

36 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 00:15:57 ID:wN/vAU4w
仗助「(心臓があり得ないくれー跳ねてやがる。このまま口から飛び出しそうな勢いだ)」ドッドッドッ
仗助「("住む世界が違う"?ーーフザケんなッ!!俺もてめーも同じ"人間"だろーがッ!!引き金引いたら終わり!弾が出たら終わり!!命はチップじゃねェッ、そんな簡単なもんじゃねェッッ!!)」
仗助「…ジョルノ。俺はてめーが嫌いだ。大ッ嫌いだ、今、強くそう思ったぜ」
ジョルノ「………」
仗助「住む世界が違う?ハッ!上等だコラァ!高見から眺めやがって、地の底から仰ぎ見やがって!!」
仗助「気に食わねーぜッ!てめーのその澄まし顔がよ~ッ!スッゲーイライラしやがる!!この仗助さんをナメてんじゃねーぞ!!」
仗助「ぶん殴ってやらァ、ジョルノ!!てめーが高見に居ようが地の底に居ようが!住む世界なんか関係ねー!どれだけ高い壁でも俺がそれをブッ壊して、その澄まし顔もブッ潰してやるよ!!」
ーー ガチンッ!!


37 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 00:19:31 ID:wN/vAU4w
ジョルノ「!」
ミスタ「………」
仗助「………」ハァーハァーハァー
仗助「(弾は…出なかった……)」フゥーフゥー
ミスタ「……スゲーじゃねーか、ジョースケ。俺はてっきり、ここでお前の負けだと思っていたがな」
ミスタ「ジョルノ、ジョースケ、ジョルノ…と来て…お前は今"4"回目の引き金を引いただろ?4はダメなんだ、不吉の象徴だ、決して関わっちゃあいけねー」
ミスタ「俺の回りに存在しちゃならねー数字なんだ。ジョースケ、俺はお前を気に入ってっからよ…残念だなーと思っていたが…よくやった。これでゲームの流れは全く読めなくなったな」
仗助「……何…言ってやがる、てめーは…」ハァーハァー
ジョルノ「………」
ジョルノ「次は僕の番です」スッ
ーー パァン!!
ミスタ「!!ジョルノッ!」

38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/10(水) 03:31:41 ID:FVr9hxYs
仗助君いるから弾が出ても問題ないねw

39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/10(水) 03:43:21 ID:I/iIOpGw
>>38
即死じゃ意味無いだろ

40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/10(水) 07:01:09 ID:FVr9hxYs
>>39
撃って貫通して数秒は持ちこたえるだろ
粉みじんになったはやとも助かったわけだし

41 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 12:35:41 ID:wN/vAU4w
回復役が2人もいるって考えたらすごいチート

42 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 12:36:55 ID:wN/vAU4w
・・・
承太郎「…お前は、どう思ってんだ?ジョルノ達を…ジョルノの事を」
ポルナレフ「…複雑、と言えばそうだが…」
ポルナレフ「ジョースターさんの言葉を借りれば、俺は彼らにも"黄金の精神"を見た」
ポルナレフ「それは決して交わることのない輝きだが、だからこそ…大丈夫なんじゃないか、とも思う」
承太郎「………」
ポルナレフ「お前も複雑だ、俺も複雑だ、だがこれが真実ってヤツだろうよ」
ポルナレフ「ジョースターさんやお前、そして仗助と同じく…ジョルノはジョースター家の血統を受け継いでいるさ」
ポルナレフ「それはとても複雑で、奇妙なものだが…な」
承太郎「………」
ポルナレフ「俺は見てみたいよ。お前達と、そしてジョルノの生き方を」
ポルナレフ「継がれていく未来をな」

43 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 12:38:26 ID:wN/vAU4w
・・・
ミスタ「………」
仗助「………」フゥーフゥー
ゴゴゴゴゴ
ジョルノ「………」
ジョルノ「それが貴方のスタンドですか」
ミスタ「………スタンドで銃を弾き飛ばして、ゲームから下りるって意思か?そりゃあ」
ドドドドド
仗助「…もう、いい……もうたくさんだ。これ以上ゲームを続ける理由がわからねー」
仗助「矢を諦めたワケじゃねェ。だがもう…いい。もしかしたら、俺が死ぬ。もしかしたら、ジョルノが死ぬ。そう考えんのは…もうたくさんだ」
仗助「矢が絡む以上、てめーらと衝突するのは避けられねーだろうけどよ…だからって、何も死ぬこたァねー…生死を賭ける意味がわからねー」
仗助「…俺の負けでいい」
ジョルノ「………」
ミスタ「………」

44 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 12:41:06 ID:wN/vAU4w
ミスタ「…ジョースケよォ~、負けたって決めつけんのは、ちょっと早いんじゃねーか?」
仗助「………」
ドガッン!!
仗助「!!!」
ミスタ「…な?ゲームを続行してりゃーお前の勝ちだったのによーっ、惜しかったなァー?」
仗助「………!!!」バクバクバク
仗助「(グッ、グッ……グレート!!)」
仗助「(ちょっとの間に、俺の心臓は10年ぶんくれー働いたぞ!コラァ!!)」タラッ
仗助「(…血!血だ!頬から血!!ミスタが撃った弾が頬を掠めたんだ!グレートですよ、こいつぁ…!マジで実弾入れてやがったよ!!このプッツン香水野郎ッ!)」
ジョルノ「………いえ、厳密に言えば僕の負けでしょう」
ジョルノ「負けない、と言いましたが…すみません、あれ、嘘です」
仗助「ッはぁっ!!?」
ジョルノ「仗助さんが止めなければ、五回目の引き金を引く前にゲームをやめるつもりでしたから」

45 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 12:43:38 ID:wN/vAU4w
仗助「てめっ、ジョルノ…」
ジョルノ「僕自身を信じること、夢に対して嘘を吐いたわけじゃない。志半ばで倒れるわけにはいかない、それだけです」
ジョルノ「僕はね、仗助さん。貴方のことを信じていましたから。きっとゲームを止めてくれる、と」
ジョルノ「僕の"信頼"を裏切らなかった、心がとても優しい貴方を、僕は尊敬します。貴方は"いい人"だ。だから僕は貴方に負けたんです」
仗助「!?!?」
ジョルノ「…だからこそ、"こちらの世界"に立ち入ってほしくないんです」
ジョルノ「あの矢は僕のものです、僕達のものです。必ず"こちらの世界"で守り通してみせます。これは嘘ではない、だから…僕達を信じてください」
仗助「………」
仗助「…もーいいよ、腰も気も抜けたぜ」
仗助「信じてやんよ、ジョルノ…ミスタ。けどよ、この"信頼"、決して裏切るんじゃねーぞ。裏切ったら地の果てまでも追いかけてブッ飛ばしてやっからな」
ミスタ「………」ニッ
ジョルノ「………はい」ニコ

46 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 12:45:36 ID:wN/vAU4w
ギュゥンッ
ジョルノ「あ、お帰りなさい、承太郎さん」
承太郎「ああ…」
承太郎「………」
ジョルノ「すみません、こちらもちょっと盛り上がってしまいまして」
ギャーギャー!!
ミスタ「だからよーッ本っ当に何べん言えばわかるんだ、てめーはよォォ~ッ!?ジョルノがああ言ったんだから、てめーの勝ちだっつってんだろ、ボケッ!!」
仗助「っせーな!!横からチャチャ入れねーでくれますかァーッ!?もういいっつってんだろーがよ!俺の負け!ジョルノの勝ち!!てめーこそ何回言や気が済むんだよ、頑固野郎ッ!!」
ギャーギャーギャー!!
承太郎「………」
ジョルノ「落ち着くまで少しかかるでしょうから、コーヒー淹れてきますね」
承太郎「………やれやれだぜ」

47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/10(水) 19:18:17 ID:k7Ra9d2.
相変わらずの面白さです
支援します

48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/10(水) 19:51:57 ID:er5hVbco
グレートだぜ

49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/10(水) 20:17:17 ID:y.QjaWYo
仗助は一応普通の高校生だけどジョルノはスタンド抜きでもギャングのボスだからな
価値観の違いがよく出てる

50 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 21:33:06 ID:wN/vAU4w
読んで頂きありがとうございます。

51 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 21:35:08 ID:wN/vAU4w
仗助「(それから俺達は、ジョルノとミスタの案内のもと、朝から晩まで観光を楽しんだ)」
仗助「(つーか、矢について手を引くって決めたんなら、先に言ってくれりゃいいのによーッ!承太郎さんはよォォ~ッ)」
仗助「(寿命縮んだからなッマジで!!)」
仗助「(そんな、長いようで短い休暇は…終わりの日を迎えた)」
・・・
~空港付近~
ジョルノ「すみません、僕達はどうしても外せない用事があるので、送れるのはここまでです」
承太郎「いや…助かる。世話になったな」
ミスタ「達者でな、ジョースケ。次に会うときは酒飲めるようになっとけよ?可愛いおねーちゃんがいる店に行こうぜーっ」
仗助「いやっ俺、結構純愛タイプだから!そーいうのはァァ~…」
ミスタ「ひひひ、ニヤついた顔してちゃ説得力全然ないぜ~ッ?」


52 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 21:36:02 ID:wN/vAU4w
ミスタ「そうそう、こいつをおめーにやるよ、ジョースケ」ポイッ
仗助「?何スかこれ、金属?」
ミスタ「お前の頬を削った弾丸だよ」
仗助「…空港に持ち込めるんスか?これ」
ミスタ「ケツの穴にでも詰めりゃバレねーって!弾丸よりデケー物を詰めて密輸するヤツもいるくらいだぜ~っ?根性見せろよッジョースケ!」
仗助「冗ッッ談じゃねーっスよ!コラァ!!」
ミスタ「ぎゃっははははは!!」
ジョルノ「………」クスクス
承太郎「………」
ジョルノ「………仗助さん、承太郎さん」
仗助「あんっ?」
承太郎「………」
ジョルノ「貴方達に会えて良かったです」

53 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 21:37:12 ID:wN/vAU4w
ジョルノ「とくに仗助さん。貴方には厳しい態度を取ってしまって、すみませんでした」
仗助「……いーよ、もう。別によー」
ジョルノ「………」
ジョルノ「…僕達と貴方達は、住む世界が違う。守るルールも違えば、抱く正義も違います」
ジョルノ「それでも、仗助さん。僕は貴方と"友達"になれると思いますか?」
ジョルノ「住む世界の違う、…"血"を受け継いでいるにも関わらず、異質な存在同士…友達になれると思いますか?」
承太郎「………!…ジョルノ…お前」
ジョルノ「………」
ジョルノ「僕は何も知りません、貴方も何も知りません。ただの思いつき…それだけです。そうですよね」
承太郎「………」
仗助「………」
ジョルノ「どう思いますか、仗助さん」
ジョルノ「僕達は…友達になれると思いますか」

54 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 21:38:12 ID:wN/vAU4w
仗助「………」
仗助「…俺は…最初っからてめーが気に食わなかったぜ、ジョルノ」
ジョルノ「………」
仗助「何を考えてんだかわからねーし、お高くとまった感じとかよー、その澄まし顔も、全部気に食わねー」
仗助「俺達とてめーらの住む世界が違う、だなんつって突き放しておいてよー?それを棚上げして、今更友達になれますかなんて、ちょーっと都合が良すぎじゃねーッスかねェ~?」
ミスタ「………」
承太郎「…おい、仗助」
ジョルノ「…そう、ですね」
仗助「勘違いすんじゃねーぜっ、ジョルノ!俺はてめーが嫌いだ」
仗助「そう、…お前が、嫌い"だった"よ。……これも…勘違いすんな、言葉そのままに受け取れ」

55 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 21:40:08 ID:wN/vAU4w
仗助「…そーいう、ハズカシーことをサラッと言っちまうとことかよォ~、本っ当!苦手だぜ」
仗助「…ダチなんてよ、口に出してハイそーしましょ、ってもんじゃなくねェ?自然となってるもんだよ、だったら…てめーと俺は…もうすでにダチなんだろーよ」
ジョルノ「………!」
ミスタ「…言えてる」
仗助「~~ッ!あーッ!もう!!こっ恥ずかしいこと言わせてんじゃねーッスよ、てめーはよー!だから苦手なんだよ、ジョルノ!てめーが!!」
仗助「もう行きますよッ承太郎さん!飛行機出ちまうからよ!!」
承太郎「………」ニッ
ジョルノ「…ありがとうございました、承太郎さん、…仗助さん」
ミスタ「いつかそっちに遊びに行くからよ、その時はよろしくな」
仗助「ーー元気でなァ~、ジョルノ、ミスタ!!」

56 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 21:41:10 ID:wN/vAU4w
ーー 空港に入るまでは、ジョルノ達の乗る車が見えたが、一歩踏んでから次に振り返った時には、もうその姿はなかった。
空港の扉が、互いの住む世界の"境界線"のように思えたのが…少しだけ、残念だった……
承太郎さんは、車を見ずに空ばかりを見上げて、満足気に笑ったあと、帽子を深く被り直した。
空港付近にも関わらず雲ひとつない、どこまでも続く真っ青で綺麗な空を、俺も仰ぎ見て……
なんとなく、誰かが喜んでいるような…そんな気がしたんだ。
【完】

57 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 21:42:03 ID:wN/vAU4w
【おまけ】
康一「仗助くん、お帰り!…どう、だった?楽しかった?」
仗助「よォ康一。あー、おかげさまで。充実した連休を過ごせたって感じかなァ~」
康一「そ、そうなんだ!良かったね!」
康一「(イタリアに行く、なんて言うから最初は焦ったけど、仗助くんは会わなかったのかな?彼に…)」
康一「("スタンド使いは引き合う"んじゃないかと…、…それも取り越し苦労だった、かな)」ホッ
仗助「?何か言ったか、康一」
康一「う、ううん!何も!?」
億泰「つーかよッ仗助!話はあとでたっぷり聞くからよ~ッ先に土産物をくれよォォ~ッ!」
仗助「うるせーなーっ億泰、てめーはよォォ~。ガッついてんじゃあねーぜッ」
億泰「お前、俺がイタ公のセンス好きだっての知ってるだろ!?勿体振らずに早くよこせよォーっ」
仗助「はいはい、わーったわーった……あ。(…やべぇ、億泰の土産だけが無ェ。どっかに忘れてきたッ!!)」

58 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 21:42:58 ID:wN/vAU4w
億泰「どーしたよ、仗助?」
仗助「………」ゴゴゴゴゴ
億泰「…てめー!まさかッ!!億泰サマへの土産を忘れたんじゃーねーだろうなッ!?」
仗助「ババババカ言えッッ!!ちゃんと買ってきたってーの!!」
仗助「……その…アッチで仲良くなったヤツから聞いた…、"お茶"をよーッ!」
億泰「お茶ァァ~?」
仗助「そうッ!お茶だ!!"アバ茶"っつって、歓迎する時に飲むってハナシだ!クラゲを添えて飲むんだと!!…さ、早速淹れてくっからよォ~、座って待っててくれや…」
億泰「へー、聞いた事ねーなーっ、そんな茶があるなんて」
康一「きっと現地の人しか知らないものなのかもね!楽しみだなぁ~」
仗助「(……流石に"一味加える"気はねーけどな…た、助かったァァ~)」
【おしまい】

59 : ◆3ZVjJ8NVGc:2013/04/10(水) 21:44:41 ID:wN/vAU4w
読んでくださった方、ありがとうございました。相変わらず粗の目立つ代物で申し訳ありません。
それから、前スレを完結作をまとめるスレに貼ってくださった方、ありがとうございました。助かりました。
麻仁温子ちゃんをジョジョ世界に連れていって幸せにしてあげるSSを読める日が来るといいな!
では、名無しに戻ります。

60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/10(水) 22:12:27 ID:er5hVbco
乙!
ホントに>>1さんの話は…原作絵で脳内再生されてすごいッ

61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/10(水) 22:33:38 ID:y.QjaWYo

ジョルノ達アバ茶教えたのかよwwwww

62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/10(水) 23:05:53 ID:bW/VTWMA


63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/11(木) 00:01:58 ID:4kS9lRZo
良かった!乙でした

64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/11(木) 00:32:44 ID:KVbOIrRU
乙。とっても良かったです。
次はドイツの科学力を………

ショートストーリーの人気記事

神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!

女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」

キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」

魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」

男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」

同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」

妹「マニュアルで恋します!」

きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」

月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」

彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」