花京院「呪いの冷蔵庫などエメラルド・スプラッシュ!!」
Part1
1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:46:24 AfIHAFFg
【シンガポール】
ピ・ピ・ピーッ
警官「こら! きさま! お前だよオマエ!」
ポルナレフ「あ?」
警官「きさま、今にも何かしでかしそうな顔だな! 罰金500バイソンドルを科す!!」
ポルナレフ「ああ? 500ぅ?」
警官「我がシンガポールでは、何かしそうな不審者に罰金を科す法律があるのだ!」
ポルナレフ「それならこいつだろうが」
アヴドゥル「なんだと!」
ジョセフ「500……バイソンドル……?」
花京院「シャドルーの違法通貨ですよ。日本円で45万円ほどですね」
承太郎「この国、ココ(頭)おかしいんじゃねぇか」
警官「分かったかね?」
ポルナレフ「らしいぜ、アブドゥルちゃんと払えよ」
アヴドゥル「UREEYYYY!」
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:48:18 AfIHAFFg
ポルナレフ「んっ?」
アン「あ…………ふんっ」プイ
警官「じゃ、じゃあ私はこれで」
アヴドゥル「待て。お前、逃げる気か?」
警官「何ィ?」
ポルナレフ「なんだぁあのガキ。まだくっついてくるぜ」
ジョセフ「おい、親父さんに会いに行くんじゃあないのか?」
ポルナレフ「俺たちにくっついてないで、早く行けばぁ~?」
アン「はん。5日後に落ち合うんだよ。てめーらの指図は受けねーよ!」
ジョセフ「あの子、我々と一緒にいると危険だぞ」
花京院「無一文でも、ナイフ一本で何とかなるんじゃないかな?」
ジョセフ「しょうがない、ホテル代の面倒をみてやるか」
アヴドゥル「みんな! この警察官が仲間に加わることになったぞ!」
警官「スタンドとかよく分かりませんが、よろしくお願いします」
ジョセフ「いらんわ!」
3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:49:20 AfIHAFFg
【ホテル】
受付「申し訳ありません、ただいまシーズン真っ盛りでして」
受付「お部屋はバラバラでデーボも出ますが、よろしいでしょうか」
ジョセフ「まあ止むをえん。では部屋を……」
ジョセフ「わしとアヴドゥルでまず一部屋」
アヴドゥル「いえ、アンちゃんの面倒はわたしが見ましょう」
ジョセフ「わしとアヴドゥルでまず一部屋」
花京院「ぼくと承太郎でもう一部屋というのはどうかな!?」
承太郎「だめだね。お前と居るとかえって疲れがたまる」
アン「じゃ、じゃあジョジョとあたいで一部屋」
承太郎「ふん。突然騒ぎ出す花京院よりはマシか」
ジョセフ「ということは残りの部屋はポルナレ院だな」
ポルナレフ「はぁ!?」
警官「あのう私は?」
ジョセフ「お前は帰れ」
4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:52:00 AfIHAFFg
ジョセフ「君、部屋を3つ頼む」
受付「はい」つ鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵(ジャラッ
花京院「よし!」チャリ
花京院「ポルナレフ! 部屋まで競走!」ダッ
ポルナレフ「あっ、おい待ちやがれッ!」
ジョセフ「我々も行こう。香港を出て以来、ろくな目に合わなかったからな」
アヴドゥル「うむ。早く安全な部屋で、シャワーでも浴びよう」チラ
アン「いこ、ジョジョ!」
承太郎「やれやれ」
ポルナレフ「ハァ……ハァ……」
ジョセフ「お。どうした戻ってきて」
ポルナレフ「や、奴を見失った。部屋の番号を教えてくれ」
受付「花京院様のお部屋なら、肩のうしろの2本のゴボウのまんなかにあるスネ毛の下のロココ調の右です」
ポルナレフ「番号だっつってんだろ!」
5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:52:52 AfIHAFFg
【912号室】
ガチャ
ポルナレフ「……」
キィ~
バタン
ポルナレフ「……花京院?」
コツ コツ コツ
コツ コツ
ポルナレフ「おい花京院?」
コツ コツ コツ
ポルナレフ「花京院? いるのか?」
花京院「いるぞ!」
ポルナレフ「トイレかよ」
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:55:38 AfIHAFFg
ポルナレフ「あーあーなんだこりゃ」
ポルナレフ「いきなり部屋の食いモン散らかしてんじゃねえ」
花京院「最初からこうなってたぞ!」
ポルナレフ「うるせぇ片付けんの手伝え」
ポルナレフ「冷蔵庫は……ここか」パカッ
デーボ「」
デーボ「俺は」
ポルナレフ「」パタン
ポルナレフ「花京院。ちょっと冷蔵庫開けてみてくれ」
花京院「ああ、デーボだろ? さっき開けたら居たんだ」
ポルナレフ「なんだよデーボって!?」
花京院「ほら」パカッ
デーボ「 俺は呪いのデーボ。スタンドは」パタン
花京院「な? 自分で言ってただろ」
ポルナレフ「てめー頭脳がまぬけか!?」
7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:57:41 AfIHAFFg
パカッ
デーボ「……」ズルズル
ズ オ オ オ オ オ オ
ポルナレフ「なかなか鋭い殺気をしているな」
ポルナレフ「ひとつ名乗っておきな。このポルナレフに殺される前にな……」
花京院「えっ殺すの!?」
デーボ「おれの名は呪いのデーボ……スタンドは『悪魔のカード』の暗示……」
呪いにふりまわされ
暗殺者12人のACMAゲーム666によんでますよDグレイ!
精神GO!GO!状態の不動カズヤの悪化によるメイクライ!
不吉なる執事のミカタ墜落の青クソ道クマ!
デーボ「を意味する」
ポルナレフ「はああん?」
花京院「いいから出てきたんならちゃんと閉めろよ!」
8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:59:50 AfIHAFFg
デーボ「なぜおれが冷蔵庫の中にいることがわかった?」
花京院「分からん! ポルナレフ!」
ポルナレフ「さっぱりだぜ!」
デーボ「ククク……エボニー・デビル!!」
エボ『キィアアア!』
ポルナレフ「!! シルバー・チャリオッツ!」
花京院「ハイエロファント・グリーン!!」
ポルナレフ「先手必勝!!」
花京院「待てポルナレフ!」
ポルナレフ「どうした!?」
花京院「このスタンド……攻撃してこないぞ! 何か狙っている!」
ポルナレフ「ううっ!? た、確かに」
デーボ「ククク……どうした? 攻撃してこいよ……」
法皇の緑『エメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!』ドババババ
ポルナレフ「結局それじゃねーかよ!!」
9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 05:05:01 AfIHAFFg
ビシビシビシビシビシビシ
デーボ「ぎゃああ~ッ!!」
エボ『ウボァー』 ビシャアアア
ポルナレフ「あっけねえ奴だぜ」
ポルナレフ「この間の海で出会ったエテ公の方がよっぽど強敵で、恐ろしいスタンド使いだったぜ」
花京院「何……あのエテ公、スタンド使いだったのか!?」
ポルナレフ「えっ違うの? まぁおれ甲板で埋まってたから本当はよく知らん」
デーボ「……つ、ついにやったな……ポルナレフ!」ユラ…
ポルナレフ「おれじゃねえよ!!」
デーボ「よくもこんなんしやがって~……ウヘハハハハ」
花京院「すまん!」
デーボ「いてえよ~ッ! とっても! いてえよ~ッ!!」(ハート)
ポルナレフ「なんだ……こいつ」
花京院「こいつ! はやくなんとかしないと!」
花京院「そうだッ!!」
10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 05:05:46 AfIHAFFg
花京院「ポルナレフ! 冷蔵庫にこいつを戻すぞ!」
ポルナレフ「お、おう。おう?」
花京院「もどれ! デーボ!!」パカッ
デーボ「こんなに痛い苦しみは、晴らさなくちゃあいか」パタン
花京院「ポルナレフ! そっち持ってくれ!」
ポルナレフ「おう?」
花京院「ベランダまで運ぶぞ!」
ポルナレフ「おう」
花京院「せーのでいくぞ!」
ポルナレフ「おう」
花&ポ「「せーのっ!」」
ノノ =□(ポイッ
花京院「よし」
ポルナレフ「よしじゃねーだろ!!」
13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 07:35:52 BISzJefA
相変わらずのテンション&テンポだ
14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 11:00:03 QeuEuZ3A
これデーボ死んだだろwww
15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 13:02:59 MtM2qMg6
色々ネタが細かいなぁ、グルグル懐かしすぎでワロタ
乙ー
16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 13:57:04 vj2w4yNg
またきたのか期待
17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 15:25:10 1aaGQWsU
この花京院が恐怖を乗り越えたらどうなるんだ…
18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 15:51:50 NhXog5Ac
半径20mエメラルド・スプラッシュゥゥゥウウウ!!となる
19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 19:34:09 2JamSVyw
おお、アホミンの人だ
20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 22:54:12 R28gjtiM
鍵渡しすぎぃぃぃぃ!
21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/03(火) 14:45:24 ZY7pbzbk
デーボ涙目wwww
30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:13:06 S27YeF.E
ポルナレフ「おい、ここ結構な高さ……あ、あれ? いないぞッ!」
花京院「結局この場面どうやって消えたんだろうな!」
ポルナレフ「くそっ……どういうことだ……!」
タタタタタ
花京院「!! 危ないポルナレフッ!」バッ
法皇の緑『エメラルドォ・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!』
ポルナレフ「うおおおぉぉぉ!?」ビシビシビシビシ
花京院「逃がしたか!」
ポルナレフ「左足がスプラッシュ出血! いきなり何しやがる!」
花京院「敵スタンドだ! 君の足に攻撃しようとしていた!」
ポルナレフ「もうお前にされたわ! そいつはどこにいった!?」
花京院「部屋の中だ!」
ポルナレフ「どんな奴だった!?」
花京院「それをこれから確かめるんだろうが!!」
ポルナレフ「な、なんでキレた」
31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:15:58 S27YeF.E
ポルナレフ「と、とにかくジョースターさんに連絡だ!」ガチャ ピ・ポ・パ・ポ とおるるるるる
ポルナレフ「ジョースターさんか!? スタンド使いがおれの部屋に潜んでいた!」
アヴドゥル『チッ♪ チッ♪ YES I AM!』
ポルナレフ「ん? お前、アヴドゥルか? とにかく聞いてくれ!」
ポルナレフ「ふ、不可解なヤツなんだ……強いのか弱いのか……ぶ、不気味だったッ!」
花京院「ポルナレフ見ろ! かっこいい人形!」
ポルナレフ「逃げられた! くそっ、なんてこった!」
花京院「名前は大誤ドール・辛苦というのはどうかな!」
ポルナレフ「油断するな! いきなり足を攻撃された! 花京院にだが」
アヴドゥル『悪魔のカードの暗示のデーボ!? 確かにそいつは、そう言ったのか!?』
ポルナレフ「言ってねえッ! あ、いや、確かにそいつはそう言ったがなんで分かった」
アヴドゥル『ふっ。占い師のわたしに予言で闘おうなどとは』
ポルナレフ「とにかくだ。5分後、そっちに行くぜ」
アヴドゥル『10年は早いんじゃあないかな!』
ポルナレフ「5分後なッ!」ガチャッ
32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:18:27 S27YeF.E
ポルナレフ「おい花京院、すぐにジョースターさんの部屋に行くぞ」
花京院「ああ。さっきの敵を片付けてからな!!」
ポルナレフ「バカ、それじゃ何のために集まるんだよ!」
ポルナレフ「くそっ」ガチャッ ピ・ポ・パ・ポ・パ・ト・ル
フロント『フロントのフロントと申します』
ポルナレフ「もしもし、ホテルのルームサービス? ちょいと足をケガした」
ポルナレフ「何か適当なクスリと包帯を持ってきてくれないか?」
花京院「ああ、ついでに氷も入れてくれ! 暑い!」
ポルナレフ「912号室のポルナレフだ」
フロント『かしこまりました。すぐに氷をお持ちします』ガチャ
ポルナレフ「氷なんて要らん! あーくそが!」ガチャン
花京院「ハッ! なんてこった!!」
ポルナレフ「ちくしょう今度はなんだ!」
花京院「部屋に唯一あった冷蔵庫を投げ捨ててしまった! これでは中身が!」
ポルナレフ「知るか! 食えッ! ヤケ食いだッ!」
33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:26:41 S27YeF.E
【1212号室】
ジョセフ「知っているのかアヴドゥル。ポルナレフを襲った敵の素性を」
アヴドゥル「ええ。『呪いのデーボ』」
アヴドゥル「ネイティブアメリカンという触れ込みで商売する殺し屋です」
ジョセフ「触れ込みの個性弱いの」
アヴドゥル「以前、一度だけヤツの姿をみかけたことがありますが」
アヴドゥル「全身傷だらけで、毛がはえてて、こーんな口してて」
アヴドゥル「こんなのと」→()
アヴドゥル「こんくらいのと」→( )
アヴドゥル「こぉーんなに大きいのがいました」→( )
ジョセフ「まともなサイズが無いんじゃが」
アヴドゥル「ポルナレフは罠にハマってしまったんです。まずいことに」
ジョセフ「どんなスタンドだね」
アヴドゥル「誰も知る者はいない……出会った者はみなデーボにされてしまうからです」
ジョセフ「もうわけがわからん……」
【シンガポール】
ピ・ピ・ピーッ
警官「こら! きさま! お前だよオマエ!」
ポルナレフ「あ?」
警官「きさま、今にも何かしでかしそうな顔だな! 罰金500バイソンドルを科す!!」
ポルナレフ「ああ? 500ぅ?」
警官「我がシンガポールでは、何かしそうな不審者に罰金を科す法律があるのだ!」
ポルナレフ「それならこいつだろうが」
アヴドゥル「なんだと!」
ジョセフ「500……バイソンドル……?」
花京院「シャドルーの違法通貨ですよ。日本円で45万円ほどですね」
承太郎「この国、ココ(頭)おかしいんじゃねぇか」
警官「分かったかね?」
ポルナレフ「らしいぜ、アブドゥルちゃんと払えよ」
アヴドゥル「UREEYYYY!」
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:48:18 AfIHAFFg
ポルナレフ「んっ?」
アン「あ…………ふんっ」プイ
警官「じゃ、じゃあ私はこれで」
アヴドゥル「待て。お前、逃げる気か?」
警官「何ィ?」
ポルナレフ「なんだぁあのガキ。まだくっついてくるぜ」
ジョセフ「おい、親父さんに会いに行くんじゃあないのか?」
ポルナレフ「俺たちにくっついてないで、早く行けばぁ~?」
アン「はん。5日後に落ち合うんだよ。てめーらの指図は受けねーよ!」
ジョセフ「あの子、我々と一緒にいると危険だぞ」
花京院「無一文でも、ナイフ一本で何とかなるんじゃないかな?」
ジョセフ「しょうがない、ホテル代の面倒をみてやるか」
アヴドゥル「みんな! この警察官が仲間に加わることになったぞ!」
警官「スタンドとかよく分かりませんが、よろしくお願いします」
ジョセフ「いらんわ!」
3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:49:20 AfIHAFFg
【ホテル】
受付「申し訳ありません、ただいまシーズン真っ盛りでして」
受付「お部屋はバラバラでデーボも出ますが、よろしいでしょうか」
ジョセフ「まあ止むをえん。では部屋を……」
ジョセフ「わしとアヴドゥルでまず一部屋」
アヴドゥル「いえ、アンちゃんの面倒はわたしが見ましょう」
ジョセフ「わしとアヴドゥルでまず一部屋」
花京院「ぼくと承太郎でもう一部屋というのはどうかな!?」
承太郎「だめだね。お前と居るとかえって疲れがたまる」
アン「じゃ、じゃあジョジョとあたいで一部屋」
承太郎「ふん。突然騒ぎ出す花京院よりはマシか」
ジョセフ「ということは残りの部屋はポルナレ院だな」
ポルナレフ「はぁ!?」
警官「あのう私は?」
ジョセフ「お前は帰れ」
4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:52:00 AfIHAFFg
ジョセフ「君、部屋を3つ頼む」
受付「はい」つ鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵(ジャラッ
花京院「よし!」チャリ
花京院「ポルナレフ! 部屋まで競走!」ダッ
ポルナレフ「あっ、おい待ちやがれッ!」
ジョセフ「我々も行こう。香港を出て以来、ろくな目に合わなかったからな」
アヴドゥル「うむ。早く安全な部屋で、シャワーでも浴びよう」チラ
アン「いこ、ジョジョ!」
承太郎「やれやれ」
ポルナレフ「ハァ……ハァ……」
ジョセフ「お。どうした戻ってきて」
ポルナレフ「や、奴を見失った。部屋の番号を教えてくれ」
受付「花京院様のお部屋なら、肩のうしろの2本のゴボウのまんなかにあるスネ毛の下のロココ調の右です」
ポルナレフ「番号だっつってんだろ!」
5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:52:52 AfIHAFFg
【912号室】
ガチャ
ポルナレフ「……」
キィ~
バタン
ポルナレフ「……花京院?」
コツ コツ コツ
コツ コツ
ポルナレフ「おい花京院?」
コツ コツ コツ
ポルナレフ「花京院? いるのか?」
花京院「いるぞ!」
ポルナレフ「トイレかよ」
ポルナレフ「あーあーなんだこりゃ」
ポルナレフ「いきなり部屋の食いモン散らかしてんじゃねえ」
花京院「最初からこうなってたぞ!」
ポルナレフ「うるせぇ片付けんの手伝え」
ポルナレフ「冷蔵庫は……ここか」パカッ
デーボ「」
デーボ「俺は」
ポルナレフ「」パタン
ポルナレフ「花京院。ちょっと冷蔵庫開けてみてくれ」
花京院「ああ、デーボだろ? さっき開けたら居たんだ」
ポルナレフ「なんだよデーボって!?」
花京院「ほら」パカッ
デーボ「 俺は呪いのデーボ。スタンドは」パタン
花京院「な? 自分で言ってただろ」
ポルナレフ「てめー頭脳がまぬけか!?」
7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:57:41 AfIHAFFg
パカッ
デーボ「……」ズルズル
ズ オ オ オ オ オ オ
ポルナレフ「なかなか鋭い殺気をしているな」
ポルナレフ「ひとつ名乗っておきな。このポルナレフに殺される前にな……」
花京院「えっ殺すの!?」
デーボ「おれの名は呪いのデーボ……スタンドは『悪魔のカード』の暗示……」
呪いにふりまわされ
暗殺者12人のACMAゲーム666によんでますよDグレイ!
精神GO!GO!状態の不動カズヤの悪化によるメイクライ!
不吉なる執事のミカタ墜落の青クソ道クマ!
デーボ「を意味する」
ポルナレフ「はああん?」
花京院「いいから出てきたんならちゃんと閉めろよ!」
8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:59:50 AfIHAFFg
デーボ「なぜおれが冷蔵庫の中にいることがわかった?」
花京院「分からん! ポルナレフ!」
ポルナレフ「さっぱりだぜ!」
デーボ「ククク……エボニー・デビル!!」
エボ『キィアアア!』
ポルナレフ「!! シルバー・チャリオッツ!」
花京院「ハイエロファント・グリーン!!」
ポルナレフ「先手必勝!!」
花京院「待てポルナレフ!」
ポルナレフ「どうした!?」
花京院「このスタンド……攻撃してこないぞ! 何か狙っている!」
ポルナレフ「ううっ!? た、確かに」
デーボ「ククク……どうした? 攻撃してこいよ……」
法皇の緑『エメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!』ドババババ
ポルナレフ「結局それじゃねーかよ!!」
9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 05:05:01 AfIHAFFg
ビシビシビシビシビシビシ
デーボ「ぎゃああ~ッ!!」
エボ『ウボァー』 ビシャアアア
ポルナレフ「あっけねえ奴だぜ」
ポルナレフ「この間の海で出会ったエテ公の方がよっぽど強敵で、恐ろしいスタンド使いだったぜ」
花京院「何……あのエテ公、スタンド使いだったのか!?」
ポルナレフ「えっ違うの? まぁおれ甲板で埋まってたから本当はよく知らん」
デーボ「……つ、ついにやったな……ポルナレフ!」ユラ…
ポルナレフ「おれじゃねえよ!!」
デーボ「よくもこんなんしやがって~……ウヘハハハハ」
花京院「すまん!」
デーボ「いてえよ~ッ! とっても! いてえよ~ッ!!」(ハート)
ポルナレフ「なんだ……こいつ」
花京院「こいつ! はやくなんとかしないと!」
花京院「そうだッ!!」
10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 05:05:46 AfIHAFFg
花京院「ポルナレフ! 冷蔵庫にこいつを戻すぞ!」
ポルナレフ「お、おう。おう?」
花京院「もどれ! デーボ!!」パカッ
デーボ「こんなに痛い苦しみは、晴らさなくちゃあいか」パタン
花京院「ポルナレフ! そっち持ってくれ!」
ポルナレフ「おう?」
花京院「ベランダまで運ぶぞ!」
ポルナレフ「おう」
花京院「せーのでいくぞ!」
ポルナレフ「おう」
花&ポ「「せーのっ!」」
ノノ =□(ポイッ
花京院「よし」
ポルナレフ「よしじゃねーだろ!!」
13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 07:35:52 BISzJefA
相変わらずのテンション&テンポだ
14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 11:00:03 QeuEuZ3A
これデーボ死んだだろwww
15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 13:02:59 MtM2qMg6
色々ネタが細かいなぁ、グルグル懐かしすぎでワロタ
乙ー
16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 13:57:04 vj2w4yNg
またきたのか期待
17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 15:25:10 1aaGQWsU
この花京院が恐怖を乗り越えたらどうなるんだ…
18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 15:51:50 NhXog5Ac
半径20mエメラルド・スプラッシュゥゥゥウウウ!!となる
19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 19:34:09 2JamSVyw
おお、アホミンの人だ
20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 22:54:12 R28gjtiM
鍵渡しすぎぃぃぃぃ!
21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/03(火) 14:45:24 ZY7pbzbk
デーボ涙目wwww
30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:13:06 S27YeF.E
ポルナレフ「おい、ここ結構な高さ……あ、あれ? いないぞッ!」
花京院「結局この場面どうやって消えたんだろうな!」
ポルナレフ「くそっ……どういうことだ……!」
タタタタタ
花京院「!! 危ないポルナレフッ!」バッ
法皇の緑『エメラルドォ・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!』
ポルナレフ「うおおおぉぉぉ!?」ビシビシビシビシ
花京院「逃がしたか!」
ポルナレフ「左足がスプラッシュ出血! いきなり何しやがる!」
花京院「敵スタンドだ! 君の足に攻撃しようとしていた!」
ポルナレフ「もうお前にされたわ! そいつはどこにいった!?」
花京院「部屋の中だ!」
ポルナレフ「どんな奴だった!?」
花京院「それをこれから確かめるんだろうが!!」
ポルナレフ「な、なんでキレた」
ポルナレフ「と、とにかくジョースターさんに連絡だ!」ガチャ ピ・ポ・パ・ポ とおるるるるる
ポルナレフ「ジョースターさんか!? スタンド使いがおれの部屋に潜んでいた!」
アヴドゥル『チッ♪ チッ♪ YES I AM!』
ポルナレフ「ん? お前、アヴドゥルか? とにかく聞いてくれ!」
ポルナレフ「ふ、不可解なヤツなんだ……強いのか弱いのか……ぶ、不気味だったッ!」
花京院「ポルナレフ見ろ! かっこいい人形!」
ポルナレフ「逃げられた! くそっ、なんてこった!」
花京院「名前は大誤ドール・辛苦というのはどうかな!」
ポルナレフ「油断するな! いきなり足を攻撃された! 花京院にだが」
アヴドゥル『悪魔のカードの暗示のデーボ!? 確かにそいつは、そう言ったのか!?』
ポルナレフ「言ってねえッ! あ、いや、確かにそいつはそう言ったがなんで分かった」
アヴドゥル『ふっ。占い師のわたしに予言で闘おうなどとは』
ポルナレフ「とにかくだ。5分後、そっちに行くぜ」
アヴドゥル『10年は早いんじゃあないかな!』
ポルナレフ「5分後なッ!」ガチャッ
32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:18:27 S27YeF.E
ポルナレフ「おい花京院、すぐにジョースターさんの部屋に行くぞ」
花京院「ああ。さっきの敵を片付けてからな!!」
ポルナレフ「バカ、それじゃ何のために集まるんだよ!」
ポルナレフ「くそっ」ガチャッ ピ・ポ・パ・ポ・パ・ト・ル
フロント『フロントのフロントと申します』
ポルナレフ「もしもし、ホテルのルームサービス? ちょいと足をケガした」
ポルナレフ「何か適当なクスリと包帯を持ってきてくれないか?」
花京院「ああ、ついでに氷も入れてくれ! 暑い!」
ポルナレフ「912号室のポルナレフだ」
フロント『かしこまりました。すぐに氷をお持ちします』ガチャ
ポルナレフ「氷なんて要らん! あーくそが!」ガチャン
花京院「ハッ! なんてこった!!」
ポルナレフ「ちくしょう今度はなんだ!」
花京院「部屋に唯一あった冷蔵庫を投げ捨ててしまった! これでは中身が!」
ポルナレフ「知るか! 食えッ! ヤケ食いだッ!」
33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:26:41 S27YeF.E
【1212号室】
ジョセフ「知っているのかアヴドゥル。ポルナレフを襲った敵の素性を」
アヴドゥル「ええ。『呪いのデーボ』」
アヴドゥル「ネイティブアメリカンという触れ込みで商売する殺し屋です」
ジョセフ「触れ込みの個性弱いの」
アヴドゥル「以前、一度だけヤツの姿をみかけたことがありますが」
アヴドゥル「全身傷だらけで、毛がはえてて、こーんな口してて」
アヴドゥル「こんなのと」→()
アヴドゥル「こんくらいのと」→( )
アヴドゥル「こぉーんなに大きいのがいました」→( )
ジョセフ「まともなサイズが無いんじゃが」
アヴドゥル「ポルナレフは罠にハマってしまったんです。まずいことに」
ジョセフ「どんなスタンドだね」
アヴドゥル「誰も知る者はいない……出会った者はみなデーボにされてしまうからです」
ジョセフ「もうわけがわからん……」
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