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花京院「呪いの冷蔵庫などエメラルド・スプラッシュ!!」

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Part1
1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:46:24 AfIHAFFg
【シンガポール】
 ピ・ピ・ピーッ
警官「こら! きさま! お前だよオマエ!」
ポルナレフ「あ?」
警官「きさま、今にも何かしでかしそうな顔だな! 罰金500バイソンドルを科す!!」
ポルナレフ「ああ? 500ぅ?」
警官「我がシンガポールでは、何かしそうな不審者に罰金を科す法律があるのだ!」
ポルナレフ「それならこいつだろうが」
アヴドゥル「なんだと!」
  ジョセフ「500……バイソンドル……?」
  花京院「シャドルーの違法通貨ですよ。日本円で45万円ほどですね」
  承太郎「この国、ココ(頭)おかしいんじゃねぇか」
警官「分かったかね?」
ポルナレフ「らしいぜ、アブドゥルちゃんと払えよ」
アヴドゥル「UREEYYYY!」

2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:48:18 AfIHAFFg
ポルナレフ「んっ?」
アン「あ…………ふんっ」プイ
  警官「じゃ、じゃあ私はこれで」
  アヴドゥル「待て。お前、逃げる気か?」
  警官「何ィ?」
ポルナレフ「なんだぁあのガキ。まだくっついてくるぜ」
ジョセフ「おい、親父さんに会いに行くんじゃあないのか?」
ポルナレフ「俺たちにくっついてないで、早く行けばぁ~?」
アン「はん。5日後に落ち合うんだよ。てめーらの指図は受けねーよ!」
ジョセフ「あの子、我々と一緒にいると危険だぞ」
花京院「無一文でも、ナイフ一本で何とかなるんじゃないかな?」
ジョセフ「しょうがない、ホテル代の面倒をみてやるか」
  アヴドゥル「みんな! この警察官が仲間に加わることになったぞ!」
  警官「スタンドとかよく分かりませんが、よろしくお願いします」
ジョセフ「いらんわ!」

3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:49:20 AfIHAFFg
【ホテル】
受付「申し訳ありません、ただいまシーズン真っ盛りでして」
受付「お部屋はバラバラでデーボも出ますが、よろしいでしょうか」
ジョセフ「まあ止むをえん。では部屋を……」
ジョセフ「わしとアヴドゥルでまず一部屋」
アヴドゥル「いえ、アンちゃんの面倒はわたしが見ましょう」
ジョセフ「わしとアヴドゥルでまず一部屋」
花京院「ぼくと承太郎でもう一部屋というのはどうかな!?」
承太郎「だめだね。お前と居るとかえって疲れがたまる」
アン「じゃ、じゃあジョジョとあたいで一部屋」
承太郎「ふん。突然騒ぎ出す花京院よりはマシか」
ジョセフ「ということは残りの部屋はポルナレ院だな」
ポルナレフ「はぁ!?」
警官「あのう私は?」
ジョセフ「お前は帰れ」

4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:52:00 AfIHAFFg
ジョセフ「君、部屋を3つ頼む」
受付「はい」つ鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵(ジャラッ
花京院「よし!」チャリ
花京院「ポルナレフ! 部屋まで競走!」ダッ
ポルナレフ「あっ、おい待ちやがれッ!」
ジョセフ「我々も行こう。香港を出て以来、ろくな目に合わなかったからな」
アヴドゥル「うむ。早く安全な部屋で、シャワーでも浴びよう」チラ
アン「いこ、ジョジョ!」
承太郎「やれやれ」
 
ポルナレフ「ハァ……ハァ……」
ジョセフ「お。どうした戻ってきて」
ポルナレフ「や、奴を見失った。部屋の番号を教えてくれ」
受付「花京院様のお部屋なら、肩のうしろの2本のゴボウのまんなかにあるスネ毛の下のロココ調の右です」
ポルナレフ「番号だっつってんだろ!」

5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:52:52 AfIHAFFg
【912号室】
ガチャ
ポルナレフ「……」
  キィ~
      バタン
ポルナレフ「……花京院?」
 コツ  コツ  コツ
   コツ    コツ
ポルナレフ「おい花京院?」
 コツ  コツ  コツ
 
 
ポルナレフ「花京院? いるのか?」
  花京院「いるぞ!」
ポルナレフ「トイレかよ」


6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:55:38 AfIHAFFg
ポルナレフ「あーあーなんだこりゃ」
ポルナレフ「いきなり部屋の食いモン散らかしてんじゃねえ」
花京院「最初からこうなってたぞ!」
ポルナレフ「うるせぇ片付けんの手伝え」
ポルナレフ「冷蔵庫は……ここか」パカッ
  デーボ「」
  デーボ「俺は」
ポルナレフ「」パタン
ポルナレフ「花京院。ちょっと冷蔵庫開けてみてくれ」
花京院「ああ、デーボだろ? さっき開けたら居たんだ」
ポルナレフ「なんだよデーボって!?」
花京院「ほら」パカッ
  デーボ「   俺は呪いのデーボ。スタンドは」パタン
花京院「な? 自分で言ってただろ」
ポルナレフ「てめー頭脳がまぬけか!?」

7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:57:41 AfIHAFFg
 
 パカッ
 
デーボ「……」ズルズル
 
 
 ズ オ オ オ オ オ オ
 
 
ポルナレフ「なかなか鋭い殺気をしているな」
 
ポルナレフ「ひとつ名乗っておきな。このポルナレフに殺される前にな……」
 
花京院「えっ殺すの!?」
デーボ「おれの名は呪いのデーボ……スタンドは『悪魔のカード』の暗示……」
 呪いにふりまわされ
 
 暗殺者12人のACMAゲーム666によんでますよDグレイ!
 
 精神GO!GO!状態の不動カズヤの悪化によるメイクライ!
 
 不吉なる執事のミカタ墜落の青クソ道クマ!
 
デーボ「を意味する」
ポルナレフ「はああん?」
花京院「いいから出てきたんならちゃんと閉めろよ!」

8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 04:59:50 AfIHAFFg
デーボ「なぜおれが冷蔵庫の中にいることがわかった?」
花京院「分からん! ポルナレフ!」
ポルナレフ「さっぱりだぜ!」
デーボ「ククク……エボニー・デビル!!」
エボ『キィアアア!』
ポルナレフ「!!  シルバー・チャリオッツ!」
花京院「ハイエロファント・グリーン!!」
ポルナレフ「先手必勝!!」
花京院「待てポルナレフ!」
ポルナレフ「どうした!?」
花京院「このスタンド……攻撃してこないぞ! 何か狙っている!」
ポルナレフ「ううっ!? た、確かに」
デーボ「ククク……どうした? 攻撃してこいよ……」
法皇の緑『エメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!』ドババババ
ポルナレフ「結局それじゃねーかよ!!」

9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 05:05:01 AfIHAFFg
ビシビシビシビシビシビシ
デーボ「ぎゃああ~ッ!!」 
エボ『ウボァー』 ビシャアアア
ポルナレフ「あっけねえ奴だぜ」
ポルナレフ「この間の海で出会ったエテ公の方がよっぽど強敵で、恐ろしいスタンド使いだったぜ」
花京院「何……あのエテ公、スタンド使いだったのか!?」
ポルナレフ「えっ違うの? まぁおれ甲板で埋まってたから本当はよく知らん」
デーボ「……つ、ついにやったな……ポルナレフ!」ユラ…
ポルナレフ「おれじゃねえよ!!」
デーボ「よくもこんなんしやがって~……ウヘハハハハ」
花京院「すまん!」
デーボ「いてえよ~ッ! とっても! いてえよ~ッ!!」(ハート)
ポルナレフ「なんだ……こいつ」
花京院「こいつ! はやくなんとかしないと!」
花京院「そうだッ!!」

10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 05:05:46 AfIHAFFg
花京院「ポルナレフ! 冷蔵庫にこいつを戻すぞ!」
ポルナレフ「お、おう。おう?」
花京院「もどれ! デーボ!!」パカッ
   デーボ「こんなに痛い苦しみは、晴らさなくちゃあいか」パタン
花京院「ポルナレフ! そっち持ってくれ!」
ポルナレフ「おう?」
花京院「ベランダまで運ぶぞ!」
ポルナレフ「おう」
花京院「せーのでいくぞ!」
ポルナレフ「おう」
花&ポ「「せーのっ!」」
  ノノ  =□(ポイッ 
花京院「よし」
ポルナレフ「よしじゃねーだろ!!」

13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 07:35:52 BISzJefA
相変わらずのテンション&テンポだ

14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 11:00:03 QeuEuZ3A
これデーボ死んだだろwww

15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 13:02:59 MtM2qMg6
色々ネタが細かいなぁ、グルグル懐かしすぎでワロタ
乙ー

16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 13:57:04 vj2w4yNg
またきたのか期待

17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 15:25:10 1aaGQWsU
この花京院が恐怖を乗り越えたらどうなるんだ…

18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 15:51:50 NhXog5Ac
半径20mエメラルド・スプラッシュゥゥゥウウウ!!となる

19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 19:34:09 2JamSVyw
おお、アホミンの人だ

20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 22:54:12 R28gjtiM
鍵渡しすぎぃぃぃぃ!

21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/03(火) 14:45:24 ZY7pbzbk
デーボ涙目wwww

30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:13:06 S27YeF.E
 
ポルナレフ「おい、ここ結構な高さ……あ、あれ? いないぞッ!」
花京院「結局この場面どうやって消えたんだろうな!」
ポルナレフ「くそっ……どういうことだ……!」
  タタタタタ
花京院「!!  危ないポルナレフッ!」バッ
  法皇の緑『エメラルドォ・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!』
ポルナレフ「うおおおぉぉぉ!?」ビシビシビシビシ
花京院「逃がしたか!」
ポルナレフ「左足がスプラッシュ出血! いきなり何しやがる!」
花京院「敵スタンドだ! 君の足に攻撃しようとしていた!」
ポルナレフ「もうお前にされたわ! そいつはどこにいった!?」
花京院「部屋の中だ!」
ポルナレフ「どんな奴だった!?」
花京院「それをこれから確かめるんだろうが!!」
ポルナレフ「な、なんでキレた」


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:15:58 S27YeF.E
ポルナレフ「と、とにかくジョースターさんに連絡だ!」ガチャ ピ・ポ・パ・ポ とおるるるるる
ポルナレフ「ジョースターさんか!? スタンド使いがおれの部屋に潜んでいた!」
アヴドゥル『チッ♪ チッ♪ YES I AM!』
ポルナレフ「ん? お前、アヴドゥルか? とにかく聞いてくれ!」
ポルナレフ「ふ、不可解なヤツなんだ……強いのか弱いのか……ぶ、不気味だったッ!」
  花京院「ポルナレフ見ろ! かっこいい人形!」
ポルナレフ「逃げられた! くそっ、なんてこった!」
  花京院「名前は大誤ドール・辛苦というのはどうかな!」
ポルナレフ「油断するな! いきなり足を攻撃された! 花京院にだが」
アヴドゥル『悪魔のカードの暗示のデーボ!? 確かにそいつは、そう言ったのか!?』
ポルナレフ「言ってねえッ! あ、いや、確かにそいつはそう言ったがなんで分かった」
アヴドゥル『ふっ。占い師のわたしに予言で闘おうなどとは』
ポルナレフ「とにかくだ。5分後、そっちに行くぜ」
アヴドゥル『10年は早いんじゃあないかな!』
ポルナレフ「5分後なッ!」ガチャッ

32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:18:27 S27YeF.E
 
ポルナレフ「おい花京院、すぐにジョースターさんの部屋に行くぞ」
 
花京院「ああ。さっきの敵を片付けてからな!!」
 
ポルナレフ「バカ、それじゃ何のために集まるんだよ!」
 
ポルナレフ「くそっ」ガチャッ  ピ・ポ・パ・ポ・パ・ト・ル
 
フロント『フロントのフロントと申します』
ポルナレフ「もしもし、ホテルのルームサービス? ちょいと足をケガした」
ポルナレフ「何か適当なクスリと包帯を持ってきてくれないか?」
 
  花京院「ああ、ついでに氷も入れてくれ! 暑い!」
 
ポルナレフ「912号室のポルナレフだ」
 
フロント『かしこまりました。すぐに氷をお持ちします』ガチャ
 
ポルナレフ「氷なんて要らん! あーくそが!」ガチャン
 
花京院「ハッ! なんてこった!!」
 
ポルナレフ「ちくしょう今度はなんだ!」
花京院「部屋に唯一あった冷蔵庫を投げ捨ててしまった! これでは中身が!」
 
ポルナレフ「知るか! 食えッ! ヤケ食いだッ!」

33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/10(火) 12:26:41 S27YeF.E
 
【1212号室】
 
ジョセフ「知っているのかアヴドゥル。ポルナレフを襲った敵の素性を」
 
アヴドゥル「ええ。『呪いのデーボ』」
 
アヴドゥル「ネイティブアメリカンという触れ込みで商売する殺し屋です」
 
ジョセフ「触れ込みの個性弱いの」
 
アヴドゥル「以前、一度だけヤツの姿をみかけたことがありますが」
 
アヴドゥル「全身傷だらけで、毛がはえてて、こーんな口してて」
 
アヴドゥル「こんなのと」→()
 
アヴドゥル「こんくらいのと」→(  )
 
アヴドゥル「こぉーんなに大きいのがいました」→(        )
 
ジョセフ「まともなサイズが無いんじゃが」
 
アヴドゥル「ポルナレフは罠にハマってしまったんです。まずいことに」
 
ジョセフ「どんなスタンドだね」
 
アヴドゥル「誰も知る者はいない……出会った者はみなデーボにされてしまうからです」
 
ジョセフ「もうわけがわからん……」

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