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ジョナサン(まいったな・・・オナラらしちゃったぞ)

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Part2
21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 20:25:24 NU2p4Cis
教師「体調が悪い時に、なにも無理して授業を受ける必要はないのです」
教師「一度休んだ方がよろしい」
ディオ「い、いえ先生! 授業を受けることはできますので」
ジョナサン「なにを言っているんだディオ!」
ジョナサン「今がチャンスじゃあないか」コソッ
ディオ「アア?」
ジョナサン「きみ、さっきからどうも様子がおかしいと思ったら・・・」
ジョナサン「・・・・・・便所に行きたいんだろう?」コソソッ
ディオ「・・・・・・・・・・・・・・・は?」
ジョナサン「いやいや、知らんふりしなくてもいいんだ。そういう『我慢』は体に良くないと聞くからね」
ジョナサン「さ、だからはやく便所に」グイグイ
ディオ「ふざけるな!」ダンッ
ディオ「さっきからなんなんだきさまは!!」
ジョナサン「ちょっと、ディオ声が大きいよ」

22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 20:33:49 NU2p4Cis
ディオ「このぼくの邪魔ばかりしやがって! いい加減にしろッ!!」
ジョナサン「ディオ、落ち着いてってば!」
ディオ「ええい! うっとおしい!」
ジョナサン「す、すいません、先生! ハハハ本当に気分が悪いみたいだ」
ジョナサン「さ、とっとと便所へ行って出すもの出してくるんだディオ」コソコソ
ディオ「・・・・・・便所だァ?」
ディオ「そんなに便所に行きたいなら! きみが一人で行ってこいよッ!!」ガッタァーーンッ
ジョナサン「な!」ムカーーッ
ジョナサン「ぼくはきみのためを思って便所をすすめてるだけだぞ!」
ディオ「それがよけいなお世話だと言っているんだ!」
周りの生徒「便所・・・?」「便所がなんだって?」「そういやあさっきからくっせーよなァ」
教師「こ、こら静かにしないか!」
ワイワイガヤガヤ
ディオ「ハッ!」

23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 20:42:59 NU2p4Cis
周りの生徒「やっぱ臭うよなー」「ぼくだけかと思ってたよ」「強烈だよな」
周りの生徒「え? この臭いまさか・・・」「便所がどうとか言ってたしなァ」「・・・まさか、するわけないだろ」
「ディオがオナラを?」
ディオ(ぼくに疑いの目がかけられはじめたッ!!!)
ディオ(クソ!!!! ジョジョに関わったばっかりに!!!!)
ディオ(・・・・・・冷静にならなくてはッ! まだそう決めつけられたわけじゃあない)
ディオ(落ち着けよディオ・ブランドー)
ディオ「・・・・・・ジョジョ」
ジョナサン「なんだい!」
ディオ「大声を出してすまない。きみの言う通り、ぼくのコンディションは最悪だ」
ディオ「さっきから何度も言っているように、ちょいと『頭痛』がひどくてね」
ジョナサン「・・・・・・頭痛?」
周りの生徒「頭痛か、腹痛じゃあないらしい」「なーんだ、便所は関係ないじゃあないか」「しかし臭いなー」
ディオ「先生、授業をかき回してしまって本当にすみません。さ、ジョジョ。ぼくを保健室まで連れていってくれないか」

24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 21:08:38 NU2p4Cis
ジョナサン「あ、ああ・・・?」
ジョナサン(アレ? おかしいなァ、頭痛の話なんて今の今まで出てこなかったというのに)
ジョナサン(・・・・・・)
ジョナサン(ま、いいか)コロッ
ジョナサン「では先生、ディオ・ブランドーくんを保健室へ連れて行きます」
教師「ウ・・・ウム」
ジョナサン「手を貸そうか、ディオ」
ディオ「いいや、そこまではいらないよ」
ディオ(ジョジョォ! きさまが今日ッ! このおれにした仕打ちッ! けっして忘れはせん)
ディオ(数年後を楽しみにしておけよ・・・)ゴゴゴゴゴゴ
ジョナサン(まったく、無理せず最初から従っていればいいのに)
ジョナサン(ディオがそんなに授業を大事にしているとは思ってもみなかったな)

25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 21:09:14 NU2p4Cis
ジョナサン「・・・・・・」
ジョナサン「やっぱり肩を貸すよ、ディオ」
ディオ「・・・結構だ」
ジョナサン「遠慮はいらないさ倒れられちゃあ困るからね」
ディオ「・・・・・・ジョジョ、お節介が過ぎるのはどうかと思うぜ」
ジョナサン「しかし、ぼくは心配して・・・ッ!」プウウ・・・
ブプゥ~~~~~~~~~~~~~~っ!!プヒッ
ジョナサン「あ」
ディオ「!?」
ディオ(な・・・・・・な・・・・・・!?)
ジョナサン(まいったな・・・力んだら今度は音つきで出ちゃったぞ!!)


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 21:23:28 NU2p4Cis
ディオ(こ・・・こいつだったのか)
ディオ(この一連の・・・)ドドド
ディオ(言葉にできないほどの悪臭を学舎に散布した犯人は・・・)ドドドドドド
ディオ(・・・ジョナサン・ジョースター!!)ババァーーーーーンッ
ジョナサン(まずい! ディオにばれたぞ!!)
ディオ(・・・クソ! このディオを欺くとはいい度胸だなジョジョォ!)
ディオ(しかしまさかきさまが、この周りの目がある中で失態をしてくれるとはなァ)
ディオ(こいつはいい気味だぜ)ニヤリ
ジョナサン(・・・・・・ハッ!)
ジョナサン(まてよ! こんな人前で、しかも二人で一緒に立っている時にしちゃったら・・・)
ジョナサン(周りからはどちらがしたかわからないんじゃあないか!?)

28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 22:15:29 NU2p4Cis
周りの生徒「・・・すっげー音だな」「くさっ」「オエエーーッ!」「しんじらんないよ!」
ジョナサン(・・・・・・しかし! 紳士として罪を擦り付けるなんて行為は恥ずべきことだ!)
ジョナサン(潔く認めよう!!)
ディオ(・・・マヌケェ!)
ディオ(それでは彼の今後の『名誉』のためにからかってやるとしよう)
ディオ「・・・ジョジョ、ずいぶんと」
ジョナサン「待ってくれディオ!!」スッ
ディオ「・・・ン?」
ジョナサン「みんなも聞いてほしい」
ジョナサン「・・・勘違いをしている人も多いだろうけど」
周りの生徒「んん?」「なんだなんだ?」「ジョジョがなんか言い始めたぞ」
ジョナサン「今しがたしたオナラは、ディオのものじゃあない」
ディオ「・・・な!」
ザワッ

29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 22:21:08 NU2p4Cis
ディオ(まさか・・・ッ!)
ジョナサン「なにを隠そう・・・・・・このぼくだ!」ババァーーーーーンッ!
周りの生徒「ジョジョが!?」「やっぱりジョジョかァ~!」
ディオ(ま・・・)ドドド
ディオ(まずい!)ドドドドドド
ディオ(ぼくがからかう前に真っ先にこいつに言われてしまっては)
ディオ(逆にこう、開き直られてしまっては・・・)
周りの生徒「・・・え、でも」「どう考えても、なあ」「だよなァ」「ジョジョのあの堂々とした態度を見ろよ」
ジョナサン「・・・」キラキラ
教師「おお、ジョナサン・ジョースター・・・」
周りの生徒「庇ってるとしか思えねえよな」
ディオ(このマヌケェエエエエエェッ!!!!)ブチブチプッツーーンッ!!!

30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 22:31:24 NU2p4Cis
ディオ(やつらのぼくに対する疑惑は今ッ! 確信にかわった!!!)
ディオ(余計なことを! 余計なことをオオオオオオオオッ!!!)ギロッ
ジョナサン「!」
ジョナサン(心配ないよ、ディオ! きみの名誉は守られた!)ニコリッ
ディオ(このクソカスがアアアアアアアアッ!!!!)プッツーーーーンッ
周りの生徒「ディオがオナラ・・・」「プププ」「しかもジョジョに庇われてんのかよ」「あのジョジョに、なぁ」
「だっさ」
ディオ「今ッ! このディオに対して暴言を吐いたのはどこのどいつだーーーッ!!」ガッターーーンッ
周りの生徒「う、うわ! 机を蹴るなよディオ!」
ジョナサン「ディオ!? やめるんだ!」
教師「なにをやっているんですディオ・ブランドーくん!?」
ディオ「くそ! 皆殺してやる! ジョジョォ! きさまの責任だッ!!」
ジョナサン「ええ!? わけがわからないよ!」

31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 22:40:09 NU2p4Cis
『ディオが人前でものすごい臭いのオナラをしたという噂はッ! その日のうちにすごい早さで学校じゅうに広まったッ!!』
『しかしッ! ディオは持ち前の頭脳を駆使してッ! その不名誉な噂を一週間のうちにたち消えさせたのだったッ!』
『よってッ! このようなことを正確に覚えている生徒はッ! おそらく彼の他にはいないだろうッ!』
『ディオの威厳はッ! なんとか守られたのだったッ!!!』

32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 22:44:16 NU2p4Cis
ムクリ
DIO「・・・・・・」
DIO(嫌な夢をみたな、思い出したくもないことだ)
DIO(・・・過去を夢に見るとは、このDIOらしくもない)
DIO(・・・・・・)
アイス『・・・DIO様』
アイス『お目覚めでしょうか、DIO様』
DIO「・・・・・・ヴァニラ・アイスか」
アイス『はい』
DIO「入れ」
ギィーッ
アイス「失礼します」
DIO「用件はなんだ」

33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 22:57:34 NU2p4Cis
アイス「既にご存じのこととは思われますが、エンヤ様がジョースターたちの元へ向かわれました」
DIO「フム・・・」
DIO「して、その結果は」
アイス「いえ、まだわからないようです」
アイス「しかしながら、次の追っ手も既に向かっております」
DIO「・・・スティーリー・ダン、か」
アイス「はい」
DIO「・・・・・・」
DIO「報告はそれだけかな?」
アイス「はっ、今のところは」
DIO「わかった、下がれ」
DIO(・・・ジョースターたちが着々と近づいてくるのがわかる)
DIO(いいだろう)
DIO(ジョナサン・ジョースターの体を馴染ませるのに、まだ血は足りていないが・・・)
DIO(歓迎してやるとしよう・・・・・・)

34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 23:05:24 NU2p4Cis
DIO(先程の夢・・・・・・あれは『啓示』だ)
DIO(ジョナサン・ジョースターに邪魔されてばかりだった『人生』を思い起こさせるにはちょうど良い夢だった)
DIO(神を信じているわけじゃあないが、はっきりとわかる)
DIO(やはり、ヤツとの繋がりはこのDIOの手で断ち切るべきなのだとッ!!)
ゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
アイス「それでは、お休みのところ失礼いたしました」
DIO「かまわん、また報告を期待しているぞ」
アイス「はっ」
DIO「・・・・・・」
DIO「いや、待てアイスよ」
アイス「はい」ピタッ
DIO「やはり女を数人連れてきてくれ」
アイス「・・・かしこまりました」
DIO「ああ・・・」

35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 23:07:55 NU2p4Cis
DIO「よろしく頼むぞ」プゥ~~~~~~~~~ッ!
~~~~~~ウウウウウウッ!
プビッ!
DIO「・・・・・・」
アイス「・・・・・・」
DIO「・・・・・・」
アイス「・・・・・・」
DIO「・・・・・・」
アイス「・・・・・・・・・」

36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 23:08:40 VTvd1ALk
いい加減にしろジョナサン!

37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 23:10:41 LiQq.wZY
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 23:12:02 NU2p4Cis
アイス「・・・は」
アイス「腹の調子を整える薬もお持ちいたします」
DIO「・・・・・・」
アイス「し、失礼しました」
シュンッ ガオンッ ボッコォーーーーッ!
DIO「・・・・・・」
DIO「・・・・・・・・・・・・・・・」
DIO「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
DIO「・・・くっさ」
『しかしッ! なんだか懐かしい気分を味わったDIOなのだった!!』
ジョナサン(まいったな・・・オナラをしちゃったぞ)【完】

39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 23:14:21 VTvd1ALk
ギャグで始まりしんみりと終わるのはいいな!
シルバーチャリ乙ッ!

40 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 23:16:40 NU2p4Cis
まいったな・・・スレタイミスってるぞ
スレタイ訂正→ジョナサン(まいったな・・・オナラをしちゃったぞ)
途中保守サンクス

41 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 23:17:22 xRxtlepc
面白かった乙


42 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/25(日) 23:20:18 LiQq.wZY


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