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千尋「ひさしぶりだね!」カオナシ「....」 モジモジ

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Part1
1 :名無しさん@おーぷん:2014/11/29(土)18:10:29 ID:SlV
千尋「元気にしてた?」
カオナシ「..........」モジモジ

6 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:12:27 ID:SlV
千尋「おばあちゃんは元気?」
カオナシ「.....」コク....

10 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:14:22 ID:SlV
千尋「くしゅんっ うぅ...寒い....」
カオナシ「.........」スッ.....
千尋「あったかい...!このマフラー あなたが作ったの?」
カオナシ「.........」コク.....
千尋「すごい!!上手だね!!」
カオナシ「.........」モジモジ

11 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:18:20 ID:SlV
千尋「私は今...大学受験を控えてるんだけど....進路に迷ってるの...」
カオナシ「......」
千尋「自分がどうすればいいのか分からないし....」
カオナシ「......」
千尋「みんなみたいにこれと言ってやりたいこともないの....」
カオナシ「.......」スッ....
千尋「?!」

12 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:19:12 ID:SlV
千尋「どこへ行くの?」
カオナシ「.......」
千尋「ついていけばいいの?」
カオナシ「.......」


13 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:19:47 ID:SlV
千尋「ねぇ、一体どこまで歩くの?」
カオナシ「......」
千尋「まだ歩くの?」
カオナシ「......」

14 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:21:29 ID:SlV
カオナシ「..........」スッ....
千尋「わぁ.....綺麗な夕日......」
カオナシ「..........」
千尋「これを私に見せたかったの?」
カオナシ「..........」モジ......
千尋「ありがとう......嬉しい......」
カオナシ「..........」モジモジ......

15 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:21:55 ID:tKx
ジブリスレ期待

16 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:24:10 ID:SlV
千尋「最近悩んでばかりで,,,空一つ見上げてなかった」
カオナシ「......」
千尋「夕日って....こんなにキレイなんだね....」
カオナシ「......」コクリ.....

17 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:32:14 ID:SlV
千尋「トンネルを抜けた後、油屋で過ごしたことはまるで夢みたいに思ってて...」
カオナシ「.....」
千尋「次の日から新しい学校生活も始まったし、それどころじゃなかったの」
カオナシ「.....」
千尋「でも進路を決めなきゃって時に...昔のことをいろいろ思いだしたりしててね」
カオナシ「.....」
千尋「あなたのことを....一番最初に思い出したの」
カオナシ「......」ドキン....

18 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:34:22 ID:SlV
千尋「それからお父さんにトンネルまでの道を聞いて何度も何度も足を運んだの」
カオナシ「.....」
千尋「それでも油屋には行けなくてね」
カオナシ「.....」
千尋「やっぱり夢だったのかも....って何度も自分を疑ったんだ」

19 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:37:42 ID:SlV
千尋「お母さんにはトンネルばっかりに行ってないで進路を決めなさい!って怒られちゃうし」
カオナシ「.....」
千尋「このまま....大人になって油屋で過ごしたことを忘れちゃうんじゃないかって思うと怖かった」
千尋「誰にも相談できないから....余計に不安で....」
カオナシ「.....」スッ...
千尋「慰めてくれるの.....?」
カオナシ「.....」サッ
千尋「あ、いやだったわけじゃないよ ありがとう」
カオナシ「......」モジモジ.....

20 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:39:28 ID:SlV
千尋「前までは鮮明に思い出せた油屋での記憶も今ではとぎれとぎれにしか思い出せない」
カオナシ「.....」
千尋「でも不思議だね、あなたのことは覚えてた」
カオナシ「.....」
千尋「おなかすいてない?お昼に食べ損ねたおにぎりがあるの」
カオナシ「.....」

21 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:41:36 ID:SlV
千尋「おいしい?」
カオナシ「.....」コク...コク....
千尋「良かった。」
カオナシ「.....」
千尋「ねぇ、ひとつきいていい?」
カオナシ「.....」
千尋「今、楽しく暮らしてる?」
カオナシ「......あ....」コクリ
千尋「そう......良かった.......」

22 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:45:27 ID:SlV
千尋「油屋で優しくしてくれた女の人の名前がね、なかなか思いだせないの」
カオナシ「....」
千尋「初仕事の時、あなたが札をくれて…」
カオナシ「....」
千尋「その時手伝ってくれた女の人がいたんだけど…やだなぁ、忘れちゃうなんて」
カオナシ「....」
千尋「あ、大きい赤ちゃんは覚えてるよ!坊ってお腹に書いてあったもん!」
カオナシ「.....」

24 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:47:16 ID:SlV
千尋「ほんとは・・・」
千尋「ほんとはもっと大切なことを思い出さなきゃいけないのに、思いだせないんだ」
カオナシ「....」
千尋「でもここであなたと会えたことはすごい奇跡だと思うの」
カオナシ「....」
千尋「夢だと思ったまま終わりにしようとしなくてよかった」
カオナシ「.....」
千尋「私の前に現れてくれて....ありがとう」
カオナシ「.....」コクリ.......

26 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:52:41 ID:SlV
千尋「暗くなってきたね....」
カオナシ「.....」
千尋「ねぇ、またどこかで会える?」
カオナシ「.....」
千尋「なんだか...もう会えなくなりそうで....こわい....」
カオナシ「あ...あ....」フリフリ
千尋「本当のことを言って!お願い!」
カオナシ「.....」
千尋「前にも....前にも同じようなことがあった気がするの...」
カオナシ「......」
千尋「どこかで会えるって....そう言って会えなくなりそうで....怖いの....」
カオナシ「......」

28 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:56:23 ID:SlV
千尋「油屋で過ごしたこと...忘れたくないのに忘れていってしまうの...」
カオナシ「あ....あ....」
千尋「え、なに?」
カオナシ「あ....」
千尋「え?...あ、この髪どめ....?」
カオナシ「.....」コク コク
千尋「これ、キラキラしていて可愛いでしょ。お気に入りなんだ」
カオナシ「.....」
千尋「お母さんに聞いたら買った覚えないって。お別れ会でもらったプレゼントなんじゃないかって言ってた」
カオナシ「.....」
千尋「もうずっと長く使ってるのにいつまでもキラキラしてて...綺麗でしょ?」
カオナシ「....」コク

29 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)18:59:35 ID:SlV
千尋「おばあちゃんにもまた会いたいな」
カオナシ「....」コク 
千尋「私のこと....覚えてくれてるかな」
カオナシ「あ....あ....」コク コク
千尋「....もう暗い....帰らなきゃ....」
カオナシ「....」
千尋「帰りたくない。...連れて行って....」
カオナシ「.....」フリフリ
千尋「...なんて、うそだよ」
カオナシ「....」
千尋「ごめんね、困らせて」
カオナシ「....」フリフリ

30 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:01:31 ID:SlV
千尋「さよなら」タッ
カオナシ「....」
- 家 -
千尋「ただいまー」
お母さん「ちひろ!何時だと思ってるの!わざわざ夕食作ったんだから!遅くなるなら連絡してよ!」
千尋「ごめんなさい」


31 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:04:20 ID:SlV
千尋「ねぇ、お母さん?」
お母さん「なあに」
千尋「神様っているのかな」
お母さん「またそんなことばっかり言って...神様なら近くの神社にでもいるでしょ」
千尋「そうじゃなくって...っ」
お母さん「いつまでも子供みたいなこと言ってないで、早く食べちゃいなさい」
千尋「はーい....」
(わたし...家に帰ってくるまで...ひとりだったっけ....?)

32 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:06:10 ID:SlV
- 次の日 -
お母さん「千尋ーお弁当持ったー?」
千尋「大丈夫!いってきまーす」
(やっぱり....昨日は寝ぼけてたのかな....)

33 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:07:51 ID:SlV
千尋 (神様とか...そういうの信じてるって...周りの友達には言えないし....)
 (もしかしたら全部....私の妄想だったりして.......?)

34 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:09:21 ID:SlV
---キーンコーンカーンコーン
友人A「千尋ー!帰り図書館寄っっていかなーい?」
千尋「ごめん!私用事があるから先に帰るね!」
(やっぱりどうしても気になる....もう一回トンネルまで行ってみよう...)

35 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:09:43 ID:Jwc
千尋かわいいよ千尋

36 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:11:41 ID:SlV
千尋「あれ~?おかしいな....この道で合ってるはずなんだけど....ギャッ!」
千尋「なんだ...たぬきか....びっくりした....」
千尋「んー,,,,道に迷ったみたいだし....もう帰ろうかな....」
千尋「こっから来たんだっけ?山ばっかりだから本当分からない....」
千尋「...あれ?なにここ.....」

37 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:12:50 ID:SlV
千尋「こんな道あったっけ」 ザクザク
千尋「わぁ....長い階段....どこまで続いてるんだろう...」
千尋「ちょっとのぼってみようかな....」トントン

38 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:15:01 ID:SlV
千尋「ハァ,,,,ハァ....疲れた....本当に長いなぁ...」
千尋「あと少し....」
千尋「一体どこまでのってきたんだろう....あっ」
千尋「すごーい!ここから夕日がすごく綺麗に見える!」
千尋(昨日も同じくらい綺麗な夕日を見たけど....)
千尋「やっぱりあれは....夢じゃなかったんだ....」
千尋「あと少しだし、頑張ってのぼろう!」

39 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:17:47 ID:SlV
千尋「あと一段....あと二段....あと、三段、っと」
千尋「ヤッター!全部のぼれた!」
千尋「あ、ここって....お母さんが昨日言ってた神社かな......?」
千尋「もっと小さいのかと思ってたけど....結構大きいんだ....」
千尋(なんていう神社なのかな....)キョロ キョロ
?「ここへきてはいけない」
千尋「........え?」

41 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:19:38 ID:FXd
>>39
千尋「あと三段....あと二段....あと、一段、っと」

46 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:28:15 ID:SlV
>>41
すみません その通りです

40 :名無しさん@おーぷん :2014/11/29(土)19:19:19 ID:Jwc
千尋と結婚したい

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