はだしのラピュタ
Part7
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 21:41:27.05 ID:3knDVwtL0
シータ「えいッ!」ドカッ
黒眼鏡「ぐふっ!」ドサッ
隆太「シータッ!」
ゲン「しもうたッ!」
兵士「大佐ッ! 何事ですかッ!」タタタッ
ムスカ「海賊の残りだ。もう2匹、危険なのが君らの足元に潜んでいるぞ」
兵士「下だッ」ズガガガガガガガガ
ムスカ「さて、王女様はわたしに着いて来て貰おうか。コイツらは海賊共と縛っておけ」
黒眼鏡「ハッ!」
黒眼鏡「来いッ!」グイッ
ムスビ「痛た! 髪を引っ張るなや!」
勝子「痛い痛い、やめて! 髪は女の命なんよ!」
シータ「ムスビッ! 勝子ッ!」
ムスビ「そんなに引っ張ったら禿げてしまうわい!」
ムスカ「」ポロポロ
ムスビ「な、なんじゃ? おっさん泣いとるんか?」
黒眼鏡「黙れッ! 大佐にとって今は『髪』や『禿げ』は禁句なのだッ!」
ムスカ「だ、大丈夫だ! 私の髪は亡びぬ! 何度だって甦るさ!」ゴシゴシ
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 21:41:36.64 ID:tpCCw9/Jo
バロスwwwwww
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 21:56:23.78 ID:3knDVwtL0
***
黒眼鏡「逃げ出そうとするなよッ!」ギュッ
ムスビ「うぅ……」ジタバタ
勝子「動けんよ……」ジタバタ
ドーラ「あんたらも捕まったんだね……。シータは?」
ムスビ「サングラスでボンボンのついたニット帽のおっさんに連れてかれたわい……」
シャルル「すげえシュールな光景だな、それ」
ルイ「シータ……。心配だなぁ……」
勝子「ほんでゲンと隆太が銃で追いかけ回されとるんよ……」
ドーラファミリー(あの二人は絶対心配ねえよ……)
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 22:07:04.38 ID:3knDVwtL0
***
兵士「手投げ弾を持ってこい!」
ルイ(ゲン達だな……)
兵士「」ピンッ ポイッ
ドカーーーーーッン!!!!!
***
ボフンッ!
ドーラ「!」
ルイ「なに? あ!」
ムスビ「ガハハ! ばあさん、盛大な屁をこくのう! わしらも芋ばっか食うとるけえ、よう屁が出るんじゃ」ブー
ドーラ「ちがうわっ! ///」
ドーラ「ん?」
ガラガラ
ゲン「ようばあさん、大丈夫か?」ヨッコイセ
隆太「あいつらわしらに向けて爆弾なんか投げやがって、死ぬるかと思ったわい」ウンセウンセ
勝子「ゲンッ! 隆太ッ! 生きとったんね!」
ゲン「当たり前じゃ。そう簡単に死ぬるか!」ガハハ
ルイ(全然驚きも感動もねえな……。予想通りすぎて……)
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 22:21:17.06 ID:3knDVwtL0
隆太「縄を切るけえ、ババアらは早よ逃げえや。上手く逃げるんじゃぞ」バチンッ シュッ
ゲン「それから勝子とムスビもばあさん達と一緒に逃げるんじゃ。シータはわしと隆太で助けるわい」
隆太「ほれじゃあのッ!」
ドーラ「お待ちッ」
ゲン「なんじゃあばあさん? 時間が無いんじゃぞ?」セカセカ
ドーラ「これをもってお行き」スッ つ小型バズーカ
隆太「……助かるわい。もう弾が一発しか残っとらんかったんじゃ」
ムスビ「それからゲンッ! あのサングラスには『髪』とか『禿げ』とか言う言葉が効くみたいじゃぞッ!」
ゲン「? よう分からんが、覚えとくわい」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 22:33:01.14 ID:3knDVwtL0
***
将軍「なんだと!? ムスカが無線機を全部ぶっこわしただと!!」
兵士「ハッ! 艦内が手うすになった隙をつかれました! 当直の兵 数名が重傷です!」
兵士「大佐は下部の黒い半球体の中です。兵が目撃しました」
将軍「青二才め……本性をあらわしおったな……」
将軍「兵をあつめろ! スパイ狩りだ!」
兵士「小隊あつまれ!」
兵士「こら! 早くしろ!」
兵士「抵抗する場合は射殺してかまわん!」
兵士「入り口をさがせ!」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 22:44:27.74 ID:3knDVwtL0
***
黒眼鏡「大佐、ここはいったい…」
ムスカ「ラピュタの中枢だ。上の城などガラクタにすぎん」
ムスカ「ラピュタの科学は。すべてここに結晶しているのだ」
壁「」フィン
ムスカ「お前たちはここで待て」
黒眼鏡「大佐!」
壁「」フィン
黒眼鏡「大佐! 大佐!」ドンドン
***
タイサッ! タイサッ! ドンドン!
ムスカ「この先は王族しか入れない聖域なのだ」シュイーン
タイサッ! オボウシガオチマシタッ! タイサッ! ドンドン!
ムスカ「」
***
黒眼鏡「大佐っ! 大佐っ!」ドンドン
壁「」フィン
ムスカ「」
黒眼鏡「これを!」スッ つボンボン付ニット
ムスカ「すまない」パシッ
壁「」フィン
***
ムスカ「……つくづく私はいい部下を持ったものだ……」
シータ「?」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 23:37:21.79 ID:3knDVwtL0
***
シュイン
ムスカ「なんだ、コレはッ!」ビクッ
ムスカ「ぬ、抜け毛が床一面にビッシリと……」カサカサ
ムスカ「……くッ! 一段落したら焼き払ってやる……!」
シータ「……」
ムスカ「来たまえ。こっちだ」
ムスカ「クソッ! ここにも抜け毛がッ!」カサカサ
ムスカ「あったぞ! コレだ!」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 23:40:27.38 ID:h0amLLwqo
放射能汚染されてんじゃねーかwwwwwwww
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 23:42:11.73 ID:3knDVwtL0
ムスカ「見たまえ この巨大な飛行石を! これこそ ラピュタの力の根源なのだ!」
ムスカ「……すばらしい。700年もの間、王の帰りを待っていたのだ!」
シータ「700年……?」
ムスカ「君の一族はそんなことも忘れてしまったのかね?」
ムスカ「! 黒い石だ! 伝承の通りだ!」カサカサ
ムスカ「ええい! 尋常じゃないぞこの毛は!」パッパッ
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 23:46:16.09 ID:hNQ/Hsq60
毛wwwwww
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 23:54:23.29 ID:3knDVwtL0
ムスカ「読める……! 読めるぞッ!!」
シータ「あなたは一体、誰!?」
ムスカ「私も古い秘密の名前を持っているんだよ、リュシータ……」
シータ「!」
ムスカ「私の名前はロムスカ・パロ・ウル……」
ムスカ「ラヒュタ」ガリッ
ムスカ「ラピュタ」
シータ「えッ!!」
ムスカ「君の一族と私の一族はもともと一つの王家だったのだ」
ムスカ「地上に降りた時 二つに分かれたがね」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/06(木) 00:06:23.74 ID:mXls6RPG0
***
ドカーーーーーンッ!!!!!!
兵士「ヒビひとつ入ってないぞ……」
兵士「ただの石じゃないな」
将軍「爆薬をありったけ仕掛けろ!」
ーそんなことをせずとも入れますよー
将軍「ムスカ! どこにいるッ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!
兵士「うわーーーーッ!!」
入口「」ズシーン
将軍「」ダラダラ
ーさあ、何をためらうのですー
ー中へお進みください、閣下ー
将軍「……ええいッ! 来いッ!」
兵士「閣下に続けぇッ!!」
ワーーーッ!!!!!!
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/06(木) 00:16:42.54 ID:mXls6RPG0
将軍「な、な、何だココはッ!? ムスカッ! 出てこいッ!!」タタタッ
ムスカ「お静かに」ビュイン
将軍「何のマネだッ!!」
ムスカ「言葉を慎みたまえ。君はラピュタ王の前にいるのだ」
将軍「貴様、正気かッ!?」
***
隆太「あんちゃん、あのおっさん狂っとるぞ。かわいそうにのう……」
ゲン「ほうじゃのう……。悪いもんでも拾うて食うたんじゃろう……」
隆太「それからあのおっさんの隣にシータがおるぞ」
ゲン「早く助けてやらんと、本当に殺されかねんわい」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 00:25:02.67 ID:mXls6RPG0
***
ムスカ「これから王国の復活を祝って、諸君にラピュタの力を見せてやろうと思ってね」
ウイイイイーーーーーーーン
将軍「!」
ムスカ「見せてあげようッ! ラピュタの雷をッ!」ブンッ
バチチチチチチチチチチチチチチチチ……
ビュンッ!!!!!!!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!!!!!
ゲン「ッ!」
隆太「ッ!」
将軍「ッ!」
シータ「ッ!」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 00:30:22.74 ID:mXls6RPG0
ムスカ「ソドムとゴモラを滅ぼした、天の火だよ」
ムスカ「ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね……」
ムスカ「全世界は再びラピュタのもとにひれ伏すことになるだろう」
ゲン「や……やりやがった……」ワナワナ
隆太「やりやがったわい……。本当にやりやがったわい……」フルフル
ゲン「こ……この……馬鹿たれが……! 馬鹿たれが……!」ブルブルブルブル
隆太「殺したる……殺したるぞ……!」ワナワナワナワナ
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 00:33:17.41 ID:qFA5TiGAO
ムスカ(の頭髪)終わったな
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/06(木) 00:41:37.33 ID:mXls6RPG0
将軍「すばらしい! ムスカくん!」
将軍「君は英雄だ! 大変な功績だ!」
将軍「」スチャッ
ズガンッ! ズガンッ! ズガンズガンズガン! カチッカチッ!
ムスカ「……」
ムスカ「君のアホ面には心底うんざりさせられる」スッ
シータ「!」ガッ
ムスカ「むッ!」
シータ「みんな逃げてーーーッ!!」
ムスカ「ふんッ!」ガッ
シータ「きゃああッ!!」
ムスカ「死ねええええええええええッ!!!!!!!!!!」ブンッ
あああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/06(木) 00:47:30.52 ID:mXls6RPG0
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!
ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッ!!!!!!!!!!!!!!
助けてええええええええええええええええええッ!!!!!!!!!!!!!!
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 00:54:10.41 ID:mXls6RPG0
***
ムスカ「ふんッ!」バシッ
シータ「ああッ!」ドサッ
ムスカ「あまり私を怒らせない方がいいぞ。当分ここに二人で住むのだからな」
ゴリアテ「」ブブブブブブブブブ
ムスカ「ハハハ! さっさと逃げればいいものを」
ゴリアテ「」ドゴンッ! ドゴンッ!
ムスカ「ハハハ! 私と戦うつもりか?」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 01:01:39.01 ID:mXls6RPG0
***
ウイイイイーーーーーーーン
ゲン「しめたぞッ! ロボットの射出口じゃッ!」ダッ
隆太「これなら内部に入れるわい! おっさんを殺せるわいッ!」スタタタタタタタ
ゲン「あの一発の光で何人が死んだんじゃ……! 何で同じ過ちを繰り返すんじゃ……!」スタタタタ ポロポロ
ゲン「うぅ……。醜いのう……情けないのう……!」ズガガガガガ ポロポロ
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 01:16:08.10 ID:e4n1KQGco
シリアスなのに笑いが止まらんwwww
シータ「えいッ!」ドカッ
黒眼鏡「ぐふっ!」ドサッ
隆太「シータッ!」
ゲン「しもうたッ!」
兵士「大佐ッ! 何事ですかッ!」タタタッ
ムスカ「海賊の残りだ。もう2匹、危険なのが君らの足元に潜んでいるぞ」
兵士「下だッ」ズガガガガガガガガ
ムスカ「さて、王女様はわたしに着いて来て貰おうか。コイツらは海賊共と縛っておけ」
黒眼鏡「ハッ!」
黒眼鏡「来いッ!」グイッ
ムスビ「痛た! 髪を引っ張るなや!」
勝子「痛い痛い、やめて! 髪は女の命なんよ!」
シータ「ムスビッ! 勝子ッ!」
ムスビ「そんなに引っ張ったら禿げてしまうわい!」
ムスカ「」ポロポロ
ムスビ「な、なんじゃ? おっさん泣いとるんか?」
黒眼鏡「黙れッ! 大佐にとって今は『髪』や『禿げ』は禁句なのだッ!」
ムスカ「だ、大丈夫だ! 私の髪は亡びぬ! 何度だって甦るさ!」ゴシゴシ
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 21:41:36.64 ID:tpCCw9/Jo
バロスwwwwww
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 21:56:23.78 ID:3knDVwtL0
***
黒眼鏡「逃げ出そうとするなよッ!」ギュッ
ムスビ「うぅ……」ジタバタ
勝子「動けんよ……」ジタバタ
ドーラ「あんたらも捕まったんだね……。シータは?」
ムスビ「サングラスでボンボンのついたニット帽のおっさんに連れてかれたわい……」
シャルル「すげえシュールな光景だな、それ」
ルイ「シータ……。心配だなぁ……」
勝子「ほんでゲンと隆太が銃で追いかけ回されとるんよ……」
ドーラファミリー(あの二人は絶対心配ねえよ……)
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 22:07:04.38 ID:3knDVwtL0
***
兵士「手投げ弾を持ってこい!」
ルイ(ゲン達だな……)
兵士「」ピンッ ポイッ
ドカーーーーーッン!!!!!
***
ボフンッ!
ドーラ「!」
ルイ「なに? あ!」
ムスビ「ガハハ! ばあさん、盛大な屁をこくのう! わしらも芋ばっか食うとるけえ、よう屁が出るんじゃ」ブー
ドーラ「ちがうわっ! ///」
ドーラ「ん?」
ガラガラ
ゲン「ようばあさん、大丈夫か?」ヨッコイセ
隆太「あいつらわしらに向けて爆弾なんか投げやがって、死ぬるかと思ったわい」ウンセウンセ
勝子「ゲンッ! 隆太ッ! 生きとったんね!」
ゲン「当たり前じゃ。そう簡単に死ぬるか!」ガハハ
ルイ(全然驚きも感動もねえな……。予想通りすぎて……)
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 22:21:17.06 ID:3knDVwtL0
隆太「縄を切るけえ、ババアらは早よ逃げえや。上手く逃げるんじゃぞ」バチンッ シュッ
ゲン「それから勝子とムスビもばあさん達と一緒に逃げるんじゃ。シータはわしと隆太で助けるわい」
隆太「ほれじゃあのッ!」
ドーラ「お待ちッ」
ゲン「なんじゃあばあさん? 時間が無いんじゃぞ?」セカセカ
ドーラ「これをもってお行き」スッ つ小型バズーカ
隆太「……助かるわい。もう弾が一発しか残っとらんかったんじゃ」
ムスビ「それからゲンッ! あのサングラスには『髪』とか『禿げ』とか言う言葉が効くみたいじゃぞッ!」
ゲン「? よう分からんが、覚えとくわい」
***
将軍「なんだと!? ムスカが無線機を全部ぶっこわしただと!!」
兵士「ハッ! 艦内が手うすになった隙をつかれました! 当直の兵 数名が重傷です!」
兵士「大佐は下部の黒い半球体の中です。兵が目撃しました」
将軍「青二才め……本性をあらわしおったな……」
将軍「兵をあつめろ! スパイ狩りだ!」
兵士「小隊あつまれ!」
兵士「こら! 早くしろ!」
兵士「抵抗する場合は射殺してかまわん!」
兵士「入り口をさがせ!」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 22:44:27.74 ID:3knDVwtL0
***
黒眼鏡「大佐、ここはいったい…」
ムスカ「ラピュタの中枢だ。上の城などガラクタにすぎん」
ムスカ「ラピュタの科学は。すべてここに結晶しているのだ」
壁「」フィン
ムスカ「お前たちはここで待て」
黒眼鏡「大佐!」
壁「」フィン
黒眼鏡「大佐! 大佐!」ドンドン
***
タイサッ! タイサッ! ドンドン!
ムスカ「この先は王族しか入れない聖域なのだ」シュイーン
タイサッ! オボウシガオチマシタッ! タイサッ! ドンドン!
ムスカ「」
***
黒眼鏡「大佐っ! 大佐っ!」ドンドン
壁「」フィン
ムスカ「」
黒眼鏡「これを!」スッ つボンボン付ニット
ムスカ「すまない」パシッ
壁「」フィン
***
ムスカ「……つくづく私はいい部下を持ったものだ……」
シータ「?」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 23:37:21.79 ID:3knDVwtL0
***
シュイン
ムスカ「なんだ、コレはッ!」ビクッ
ムスカ「ぬ、抜け毛が床一面にビッシリと……」カサカサ
ムスカ「……くッ! 一段落したら焼き払ってやる……!」
シータ「……」
ムスカ「来たまえ。こっちだ」
ムスカ「クソッ! ここにも抜け毛がッ!」カサカサ
ムスカ「あったぞ! コレだ!」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 23:40:27.38 ID:h0amLLwqo
放射能汚染されてんじゃねーかwwwwwwww
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 23:42:11.73 ID:3knDVwtL0
ムスカ「見たまえ この巨大な飛行石を! これこそ ラピュタの力の根源なのだ!」
ムスカ「……すばらしい。700年もの間、王の帰りを待っていたのだ!」
シータ「700年……?」
ムスカ「君の一族はそんなことも忘れてしまったのかね?」
ムスカ「! 黒い石だ! 伝承の通りだ!」カサカサ
ムスカ「ええい! 尋常じゃないぞこの毛は!」パッパッ
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 23:46:16.09 ID:hNQ/Hsq60
毛wwwwww
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 23:54:23.29 ID:3knDVwtL0
ムスカ「読める……! 読めるぞッ!!」
シータ「あなたは一体、誰!?」
ムスカ「私も古い秘密の名前を持っているんだよ、リュシータ……」
シータ「!」
ムスカ「私の名前はロムスカ・パロ・ウル……」
ムスカ「ラヒュタ」ガリッ
ムスカ「ラピュタ」
シータ「えッ!!」
ムスカ「君の一族と私の一族はもともと一つの王家だったのだ」
ムスカ「地上に降りた時 二つに分かれたがね」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/06(木) 00:06:23.74 ID:mXls6RPG0
***
ドカーーーーーンッ!!!!!!
兵士「ヒビひとつ入ってないぞ……」
兵士「ただの石じゃないな」
将軍「爆薬をありったけ仕掛けろ!」
ーそんなことをせずとも入れますよー
将軍「ムスカ! どこにいるッ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!
兵士「うわーーーーッ!!」
入口「」ズシーン
将軍「」ダラダラ
ーさあ、何をためらうのですー
ー中へお進みください、閣下ー
将軍「……ええいッ! 来いッ!」
兵士「閣下に続けぇッ!!」
ワーーーッ!!!!!!
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/06(木) 00:16:42.54 ID:mXls6RPG0
将軍「な、な、何だココはッ!? ムスカッ! 出てこいッ!!」タタタッ
ムスカ「お静かに」ビュイン
将軍「何のマネだッ!!」
ムスカ「言葉を慎みたまえ。君はラピュタ王の前にいるのだ」
将軍「貴様、正気かッ!?」
***
隆太「あんちゃん、あのおっさん狂っとるぞ。かわいそうにのう……」
ゲン「ほうじゃのう……。悪いもんでも拾うて食うたんじゃろう……」
隆太「それからあのおっさんの隣にシータがおるぞ」
ゲン「早く助けてやらんと、本当に殺されかねんわい」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 00:25:02.67 ID:mXls6RPG0
***
ムスカ「これから王国の復活を祝って、諸君にラピュタの力を見せてやろうと思ってね」
ウイイイイーーーーーーーン
将軍「!」
ムスカ「見せてあげようッ! ラピュタの雷をッ!」ブンッ
バチチチチチチチチチチチチチチチチ……
ビュンッ!!!!!!!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!!!!!
ゲン「ッ!」
隆太「ッ!」
将軍「ッ!」
シータ「ッ!」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 00:30:22.74 ID:mXls6RPG0
ムスカ「ソドムとゴモラを滅ぼした、天の火だよ」
ムスカ「ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね……」
ムスカ「全世界は再びラピュタのもとにひれ伏すことになるだろう」
ゲン「や……やりやがった……」ワナワナ
隆太「やりやがったわい……。本当にやりやがったわい……」フルフル
ゲン「こ……この……馬鹿たれが……! 馬鹿たれが……!」ブルブルブルブル
隆太「殺したる……殺したるぞ……!」ワナワナワナワナ
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 00:33:17.41 ID:qFA5TiGAO
ムスカ(の頭髪)終わったな
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/06(木) 00:41:37.33 ID:mXls6RPG0
将軍「すばらしい! ムスカくん!」
将軍「君は英雄だ! 大変な功績だ!」
将軍「」スチャッ
ズガンッ! ズガンッ! ズガンズガンズガン! カチッカチッ!
ムスカ「……」
ムスカ「君のアホ面には心底うんざりさせられる」スッ
シータ「!」ガッ
ムスカ「むッ!」
シータ「みんな逃げてーーーッ!!」
ムスカ「ふんッ!」ガッ
シータ「きゃああッ!!」
ムスカ「死ねええええええええええッ!!!!!!!!!!」ブンッ
あああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/06(木) 00:47:30.52 ID:mXls6RPG0
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ロボット「」ガシン
ああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!
ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッ!!!!!!!!!!!!!!
助けてええええええええええええええええええッ!!!!!!!!!!!!!!
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 00:54:10.41 ID:mXls6RPG0
***
ムスカ「ふんッ!」バシッ
シータ「ああッ!」ドサッ
ムスカ「あまり私を怒らせない方がいいぞ。当分ここに二人で住むのだからな」
ゴリアテ「」ブブブブブブブブブ
ムスカ「ハハハ! さっさと逃げればいいものを」
ゴリアテ「」ドゴンッ! ドゴンッ!
ムスカ「ハハハ! 私と戦うつもりか?」
***
ウイイイイーーーーーーーン
ゲン「しめたぞッ! ロボットの射出口じゃッ!」ダッ
隆太「これなら内部に入れるわい! おっさんを殺せるわいッ!」スタタタタタタタ
ゲン「あの一発の光で何人が死んだんじゃ……! 何で同じ過ちを繰り返すんじゃ……!」スタタタタ ポロポロ
ゲン「うぅ……。醜いのう……情けないのう……!」ズガガガガガ ポロポロ
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/06(木) 01:16:08.10 ID:e4n1KQGco
シリアスなのに笑いが止まらんwwww
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