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魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」

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Part1
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/16(水) 04:27:56.69 ID:JqYKgVVdo
勇者「な、なにを言ってるんだ……?」
魔王「言葉通りだ。貴様の力に敬意を表して、淫魔国の国王に据えてやろうと言っている」
勇者「ふざけるな! 俺はお前を滅ぼす為だけに―――!!」
魔王「魔界の女はいいぞ、勇者よ。中には、堕ちた女神や堕天女もいる」
勇者「だ、だからなんだ」
魔王「ふふふ。あの者達の美しさたるや、地上の美姫など醜女に思えてくるほどだ」
勇者「……!」
魔王「交われば、もたらす快楽はそれこそ比類ない……神々ですら一度味わえば蕩け溺れる」
勇者「ゴクッ」
魔王「さらに魔界にしか存在せぬ性の魔具や魔導、淫の果実―――」
勇者「マ……マジで? い、いや! そんな誘惑に惑わされる俺では……」
魔王「淫魔の王になれば、その全ての歓待を独り占めできるのだぞ? 永遠の、無限の快楽だ」
勇者「…………ちょ……ちょっと考えさせて?」
魔王「いいだろう。じきに日付も変わる。ID腹筋などしながらよく考えるが良い」

12 :前スレから転載 :2011/11/16(水) 05:51:32.96 ID:Zdk5uCYJo
勇者「……どうしよう、マジで悩む」
魔王「ならば、お試しでどうだ?」
勇者「何?」
魔王「まずは一週間、その国で王として過ごしてみよ。その後で決めるが良い」
勇者「そんな事ができるのか?……あ、いや……迷ってるわけじゃないぞ!」
魔王「無論だ。一週間後、貴様の返答を聞こうではないか」(何かゲート的な物が開く)
勇者「……いいか、試すだけだぞ。試すだけなんだからな!」
魔王「いいからさっさと行け。紳士が風邪引くべや」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:52:18.57 ID:Zdk5uCYJo
一日目
勇者「……ん、ここは……?」
???「お目覚めですか、陛下」
???「もー!早く起きて下さいよー!」
勇者「え、何……ええええええええ!?」
目が覚めると、豪華なベッドに裸で寝ている事に気付き――そして、二体のサキュバスが両側に侍っていた。
勇者「えーと……これ、どういう状況なんだ?」
サキュバスA「どう、って。昨夜はあんなに激しかったのに、覚えてませんの?」
サキュバスB「ねぇ。殺されるかと思ったよー。Aちゃんなんてすっごい下品な声出してたじゃん」
サキュバスA「っ……貴女だって、『もう許してください』って泣いてたじゃないの」
勇者「」

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:52:48.10 ID:Zdk5uCYJo
???「失礼します」
真っ黒なドレスを着た、闇のように黒い髪の女性が入ってくる。
白目があるべき部分は黒く染まり、黒目があるべき部分は血のように赤く、瞳は爬虫類のように細い。
それ以外は、勇者がこれまでに見た事もないような、抗いがたい魅力の美女だった。
勇者「…げ、ちょ、待っ……あなたは!?」
???「…?陛下の補佐を任されております、堕女神でございますが?記憶に障害が出る程とは。
     ……差し出がましい事とは思いますが、少しお控えになられた方が」
サキュバスB「あれ?陛下、なんで前隠してんの?」
サキュバスA「……今さらですよ。そうだ。堕女神さんもどうです?朝の一発…」
堕女神「…いえ。勤務中ですので」
勇者「(……見えてきた。見えてきたけど何だよこれ……怖ェ。あまりに旨すぎて怖ェ……)」ガクガクブルブル

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:53:13.63 ID:Zdk5uCYJo
勇者「えーっと、とりあえず着替えるから、出t……ゴホン。……着替えを持ってこい」
堕女神「……失礼ながら、お体の調子が悪いのですか?普段なら、朝の猛りを鎮めるため、三回は……」
堕女神が、勇者の額に手を添える。
彼女の見た目や雰囲気とは裏腹に、どこか懐かしい暖かみのある手の感触が伝わった。
勇者「あ、いや、その……そういう気分で、その」
堕女神「…なんて事!?こんなに低いなんて!いつもの陛下なら、手が発火するほどなのに……!」
勇者「普段はいったいどんな奴なんだよ!?」
サキュバスA「え?…あ、本当ですね。陛下、私達に暖めさせていただけますか?B、手伝って」
サキュバスB「はーい!」
有無を言わさず、ベッドの上に引きずり倒され、両側から抱き着かれる。
二人の蒼白い肌から体温が伝わり、二の腕にそれぞれ押し付けられた豊かな乳房。
その柔らかさは、地上には到底存在し得ない、極上にして禁断の領域。


16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:53:40.00 ID:Zdk5uCYJo
勇者「(や、ヤバい……ヤバすぎる。勃つ。勃たない方がおかしいって……!)」
息遣い、温もり、そして乳房に挟み込まれた二の腕には、とくん、とくんと脈打つ鼓動が伝わる。
サキュバスA「……どうです?暖かいですか?」
サキュバスB「…Aちゃんよりこっちの方が暖かいですよねー?」
両側から囁かれ、首筋がぞくりと震える。
まるで花のように芳しい吐息が勇者の鼻腔をくすぐり、意識を朦朧とさせた。
堕女神「失礼します、陛下。……上になる無礼をお許し下さい」
次いで、裸身となった堕女神が上から、覆いかぶさるように肌を重ねてくる。
両側のサキュバスを上回る大きな乳房が勇者の胸郭の上で潰れて形を変える。
偶然に乳頭同士がぶつかり合い、勇者、堕女神ともに小さく息を漏らす。
勇者「だ、大丈夫だって。……もう治ったから。頼むから、どいて……無理。無理だって……もう…」

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:54:12.30 ID:Zdk5uCYJo
限界を迎え、ついに勇者の剣がいきり立つ。
堕女神「…んあぁ!」
瞬間、堕女神の秘裂をなぞり、彼女の体が跳ね、背筋を反らせた。
勇者「あっ……その、すみませ…」
サキュバスA「ようやく元気になってくれたんですね」
サキュバスB「うんうん。いつも通り、立派ですよー」
勇者「うっ…頼むから、どいてくれないか。もうアルテマソードが……」
堕女神「もう……。ここまで来て、『やめろ』とは言いませんでしょう?」

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:54:48.63 ID:Zdk5uCYJo
勇者「え、その……いいんですくぁ」
堕女神「もとより、この身は余すところ無く陛下のものでございます」
勇者「……分かった、分かったから、一旦どいてくれ君達。命令するから」
その言葉に、意外にも素直に従い、三人が身を起こす。
勇者「(とは言うけど、どうすんだよ。いつの間にかマトモそーな人までノリノリじゃねーかよ)」
堕女神「あの、陛下……」
勇者「え、あー。ゴホン。……『口でしろ、堕女神。余さずに全て飲め』…なーんt」
堕女神「はい、かしこまりました」
勇者が訂正する前に、堕女神は勇者の陰茎に手を添える。
直後――隆起したそれに口を寄せ、亀頭に軽いキスをする。
勇者「うっ…!」
柔らかく暖かい唇の感触が伝わり、震えた。
先端を軽く吸いながら舌先で亀頭の切れ込みをなぞり、いとおしげに陰嚢をさする、たおやかな指先。
淫魔二人に見られながら、堕ちた女神が、自分の不浄な部分に奉仕する。
異常なまでの背徳感と、有り得ないシチュエーションに興奮が高まり、さらに陰茎は硬度を増し、グロテスクに血管を浮き上がらせる。

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:55:15.42 ID:Zdk5uCYJo
続いて、亀頭全体を口内に収めていく。
艶めかしく光る、赤い唇が勇者自身を飲み込む。
絶え間なく動く舌が口内で裏筋をとらえた。
勇者「ううあぁっ…!」
気付けば、両手で堕女神の頭をがっちりと抑えていた。
行き場を失った手が、快楽をもたらす彼女を遠ざけようとしたのか。
あるいは――彼女の口を、まるで道具のように使って快楽を貪ろうとしたのか。
どちらにしても、お構いなしに彼女は奉仕を続ける。
ずずず、と、ゆっくりと陰茎を飲み込んでいき、七割ほどを口の中に頬張る。
更に唇を進め、ついには根元にまで辿り着く。
唇がぴったりと根元に張り付き、喉の窄まりまでも押し広げて収まった。
頬の粘膜は温かく、それでいて喉の奥にはひんやりと、鼻から吸っている息が良い刺激となる。
何より、通常の人間であれば喉奥にまで咥え込めば息苦しさに呻くであろう、この状況。
にも関わらず、彼女は笑っていた。
それどころか、快楽に打ち震え、秘裂からは雫が滴り落ち、シーツをじんわりと濡らしていた。

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:55:41.14 ID:Zdk5uCYJo
今度は少しずつ唇から陰茎を抜いていき、亀頭先端まで達したところで、再び根元まで一気に咥え込む。
勇者「っ!」
今になって気付いた。
彼女の唾液は、人間のものとは違う。
さしずめ、媚薬効果を持ち、神経を昂ぶらせる濃密なローションだ。
揮発した唾液の匂いが勇者の鼻へ届き、その香りは脳髄を直接殴りつけて麻痺させるかのような、
あまりに濃厚すぎる、異世界の花の香り。
香りに酔っている間にピストンは繰り返され、陰嚢が膨れ上がり、まるで張り詰めた風船と化したような錯覚を覚えた。
勇者「っ……出る。出るよ……!」
往復運動が20回を数えぬ内に、勇者は果てた。
脳が文字通り真っ白にそまり、蕩けた脳が、内臓を道連れに陰茎から全て抜け出すような感覚。
全身の筋肉が鋼のように硬く硬直し、直後に液体のように弛緩する、臨死の快楽。

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:56:07.74 ID:Zdk5uCYJo
彼女の口内に、幾度と無く脈打ちながら白濁が注ぎ込まれていく。
喉を鳴らして飲み下していくが、量があまりに多い。
堕女神の両腕が勇者の腰に回され、根元まで咥えながら、飲み込む。
二回、三回、四回。
脈動が続き、尋常じゃない量の精液が、堕ちた女神の口内を埋め尽くす。
やっとの事で収まり、つぅっと糸を引きながら彼女が唇を離す。
口内に残っていた精液をこくり、と飲み干し、何度か息をついてから、口を開く。
堕女神「……ご満足、いただけましたか?」
勇者「……うn……(じゃないな)ああ、ご苦労。……『サキュバスB、お前の口で清めろ』」
サキュバスB「はい!……えへへ、Aちゃん出番なしー」
言って、進み出た爛漫な淫魔が口を近づける。
堕女神の唾液と自身のカウパー、そして精液を舐め取っていく。
幼さの残る顔立ちに、無邪気な笑みを浮かべながら。

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:56:34.62 ID:Zdk5uCYJo
直後、再び陰茎が脈を打ち、サキュバスBの幼い顔に精液が吐き出される。
サキュバスB「きゃっ……」
勇者「あっ……!」
サキュバスB「…えへへ、元気ですね。さすが陛下です」
不満さえ述べず、白濁で顔を穢したまま、口で勇者自身を清めていく。
拭おうともせず、不快感すら見せず、まるで、親に撫でられ、褒められた幼子のような表情で。
勇者「もういい。ご苦労」
言って、サキュバスBの後頭部からうなじにかけ、何度も撫でさする。
気持ち良さそうに目を閉じ、達成感を味わう彼女。
勇者「次、……サキュバスA」
サキュバスA「……はい」
勇者「……着替えを手伝え」
サキュバスA「えっ……?」

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:57:01.83 ID:Zdk5uCYJo
サキュバスAは戸惑ったような表情を浮かべた。
蒼白い肌、二つの捩れた角、そしてどこか儚げな印象の淫魔だ。
勇者「……着替えを手伝え、と言ったんだ」
サキュバスA「……はい」
哀しげに顔を伏せ、堕女神が持ってきた着替えを手に取る。
勇者はベッドから立ち上がり、ひんやりとした大理石の床の上に立つ。
着替えを手伝う間中、サキュバスAは不満げな表情を浮かべていた。
勇者「ご苦労、サキュバスA。さて、堕女神。今日の予定は?」
堕女神「はい。隣国の女王との謁見が控えております。……次いで、城下の視察が」
サキュバスBですら、どうフォローしたか考えあぐねているようだ。
まるで冷たくあしらわれる彼女に、まるでかける言葉が見つからない。
勇者「……ああ、サキュバスA」
サキュバスA「…は、はい」
勇者「今夜は、お前一人で部屋に来い。分かるな?」

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:57:28.85 ID:Zdk5uCYJo
サキュバスA「は……・?」
勇者「二度言わせるのか?……今夜は、お前だけで来い」
サキュバスA「は、はい!」
サキュバスB「えー!ずるいよ、Aちゃんだけ王様独り占めしてー!」
堕女神「陛下、そろそろ……」
勇者「ああ。……さて、行くか」
言って、勇者は堕女神に付き添われて寝室を出た。

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:57:55.57 ID:Zdk5uCYJo
道中、何人かの使用人とすれ違った。
黒い翼を持つ、スレンダーな肢体のメイド。
蝙蝠の翼を持つ、肉感的な美女の園丁。
廊下にはいくつもの絵画が飾られていたが、そのどれもが男女の交わりを描いていた。
勇者「……隣国の女王、と言った?」
堕女神「はい。会食の予定も含まれております」
勇者「えーと、それって…どんな」
堕女神「一言で言うと、『貧相』です」
勇者「?」
堕女神「まるで栄養が足りていません。胸なんて子供です。わが国では考えられません」
勇者「把握」

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:58:24.69 ID:Zdk5uCYJo
勇者「待たせたかな」
玉座の間へ入る。
壮麗な外観に威圧されなくもないが、そこは勇者、押さえ込む。
堕女神を伴って玉座に腰掛けると、眼下には隣国の女王と思しき少女、そしてその従者が跪いていた。
確かに胸は小さく、体つきも華奢。
小さな蝙蝠の羽が生えているが、サキュバスのものとは違って遥かに小さい。
勇者「……で、用件は?」
隣女王「……」
勇者「…申せ。余は暇ではない」
気分を出して勇者が言うと、少女は身を強張らせた。
隣女王「……我が国は、未曾有の飢饉に見舞われまして」
勇者「………」
隣女王「我が民を飢えさせる訳にはいかないのです。……どうか、お助け下さい。出来る事なら、何でもいたします」

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:58:51.60 ID:Zdk5uCYJo
勇者は、酔っていた。
淫魔の国の王となり、人界には存在しない美女達に、どのような命令も下せる権利に。
善悪が頭の縁に過ぎってはいるが、勇者でさえ抗えないほどの強烈な魅力。
勇者「……例えば、何をしてくれるのだ?」
隣女王「…お救い頂けたなら、如何様にも」
勇者「例えばだ。……この場で服を脱ぎ、純潔を捧げろと言っても?」
隣女王「…!!」
女王の顔は青ざめ、心臓を冷え切った手で鷲掴みにされたような感覚を覚えた。
堕女神は驚かず、むしろ、当然だとでも言いたげな表情を、隣国の女王と従者に向けていた。
勇者「それぐらいの覚悟はあるんだろ?」
隣女王「……は、い」

28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:59:18.26 ID:Zdk5uCYJo
勇者「……冗談だ」
隣女王「…え?」
勇者「弱みを握ってどうこうしよう等とは思わないよ。可能な限り援助する」
隣女王「あ、ありがとうございます!」
勇者「さて、食事にしよう。……堕女神」
堕女神「はい、準備はできております」
勇者「うん。……さて、行こうか?」

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 05:59:45.91 ID:Zdk5uCYJo
会食を終え、城下の視察へ入る。
堕女神を始め、数人の護衛を伴い、城下を歩く。
男性は一人もいない。
堕天使、サキュバス、側近と同じく堕ちた女神、邪妖精。
魔へと寝返った美女達が、彼へと熱狂的なエールを送る。
勇者「……なぁ、変な事を聞いていいかな」
堕女神「何でしょうか」
勇者「彼女らは、いったいどうやって増えるんだ?」
堕女神「……お言葉ですが。みな陛下のお情けで子種をいただいているのではないですか?」
勇者「mjd?」

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 06:00:13.10 ID:Zdk5uCYJo
更に時が飛び、夜。
サキュバスAとの、約束の時間。
夕食を終え、執務を終え、寝室に入る。
勇者「……(おいおい、スゲーなこの国)」
身を横たえ、しみじみと、目が覚めてからの事を振り返る。
起き抜けに淫魔二人と戯れ、堕女神に献身的な奉仕をさせ、
あどけなさの残る淫魔に処理させ、隣国の女王ですら性の玩具になり得る。
勇者「…い、いかん!俺は勇者だ!勇者なんだ!!」
サキュバスA「陛下。……入ってもよろしいですか?」
勇者「あ、ああ。入れ」
サキュバスA「はい、失礼します」
勇者「…隣に来い」
サキュバスA「……はい」


31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 06:00:45.52 ID:Zdk5uCYJo
勇者「Bと違うんだな、お前は」
サキュバスA「私は…陛下のお傍にいられるだけで、満足です」
勇者「…欲の無い淫魔もいるんだな」
サキュバスA「はい……ん、んむ……ちゅ……」
勇者「………これでも、まだ、か?」
サキュバスA「……私のような者に口づけを頂けるのですか?」
勇者「今夜は、お前が我が恋人だ。接吻の何が悪い」
サキュバスA「身に余る光栄です、陛下……」
サキュバスAの頬が赤く染まり、身をくねらせる。
気恥ずかしげでもあるが、満ち足りた様子でもある。
淫魔と言うにはあまりにも奥ゆかしい。
勇者「身を任せろ。別に俺に取り入らなくていい」

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 06:01:16.37 ID:Zdk5uCYJo
サキュバスA「陛下……」
勇者「……足を開け」
命令を受け、彼女は足を大きく開く。
いやらしくぬめぬめと光る恥部が晒され、羞恥に顔が染まる。
サキュバスA「い、いけません!そんなっ……んっ…だ、駄目です……そんな……」
舌を這わされ、抗議の声を上げる。
本来なら、自らが奉仕する立場。自らの恥部を舐めさせるなど、あまりにも恐れ多い。
恐怖すら抱きながら、彼女は、足を閉じる事は出来ない。
勇者「言っただろ?……今夜、俺とお前は恋人なんだ」
びくり、と身を震わせ、彼女は軽く達する。
淫核を唇で吸われ、あるいは陰唇を舌で弄ばれ、背筋を仰け反らせて。
勇者「……気持ちいい?」
サキュバスA「き、もち…いい、です……!」
手で膝裏を持ち上げながら、彼女は荒く息をつきながら言う。
禁断の快楽は、人間にだけのものではない。
一介の国民に過ぎぬ淫魔に注がれる、王の惜しみない愛撫。
それもまた、紛れも無く『禁断の快楽』だった。

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 06:01:45.26 ID:Zdk5uCYJo
溺れる。
それ以外に、表現の術は無い。
舌を動かすごとに、息苦しさをも感じるほどに淫魔の蜜が溢れる。
城下を通ると、ふわりと漂ってきた香り。
何の事もない。彼女らは涙も唾液も、愛液も、尿ですら熟した桃のような、または咲きすぎたバラのような、
様々に濃厚な香りをまとっていたのだ。
淫魔もまた、口淫をされる側に慣れていないのか、腰が砕け、骨髄が凍てつくような快楽に溺れて。
勇者「……俺を溺死させるつもりか?」
サキュバスA「…いえ、そん……な、ああぁぁ!」
下品な音とともに蜜を吸い上げ、硬くしこった淫核を甘噛みする。
不意打ちについ脚を閉じてしまいそうになるが、必死で堪える。
勇者「…そろそろ、か」

34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) :2011/11/16(水) 06:02:12.83 ID:Zdk5uCYJo
膨れ上がった勇者のモノが、姿を現す。
雁首が太く、反り返った、およそ人界においては「名器」とも呼ばれる逸物。
淫魔は、その暴力的なまでの剣に魅入る。
サキュバスとしては、彼女はあまりにも少数派だった。
男性をかどわかし、精気を吸い取る事こそ心得ていたものの、奥底の被虐願望は常に燻っていた。
今、彼女は尋常ではない興奮と充足感を得ていた。
やっと――責めて、もらえる。
息は荒く、目が潤み、蒼白の肌には気持ちほどの赤みが差す。
充血した淫核も、蜜を垂れ流す裂け目も、擂鉢のような尻奥の窄まりも、城に向けて手を振る民衆のように、『王』を求めていた。
サキュバスA「陛、下……どうか…お情けを下さりませ」
淫魔の口から出たとは思えない、懇願と切望。
それは、淫魔の国の王となったとはいえ、元は高潔なる救国の士であるはずの勇者にさえも。
勇者「……『俺にまかせろ』」
言って――太ももの付け根を掴み上げ、秘裂に先端を押し付ける。

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