浦飯幽助「ハンター試験だぁ〜?」
Part1
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 22:18:55.43 ID:5nlqpwC20
桑原「ああ、姉ちゃんから聞いた話だけどな」
幽助「冬休みにまで試験ってか、マジメ君は大変だなケケケ」
桑原「あっ、よーしもう話さねーぞテメ」
幽助「おー、悪い、で?その試験が何だって言うんだよ」
桑原「でよ、それクリアしたらハンター証ってのがもらえるんだけどよ、それ使えば大抵の資格はどうにかなるらしーんだわ」
桑原「んでまあ俺もそろそろ何か資格とか持ってた方がいいかなーってよ」
幽助「お前資格とか考えてたのかよ、面倒臭い奴」
桑原「うるせぇ」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 22:25:42.54 ID:5nlqpwC20
桑原「あれ?でも浦飯、お前ラーメン屋やってたよな、調理師免許とか」
幽助「ぎく」
桑原「……おまっ!まさか無免許か!?」
浦飯「いーだろバレてねーんだから!」
温子「大丈夫よー、サツにバレそうになったら私がどうにか言っとくから」
幽助「な?」
桑原「『な?』じゃねえ!くそっ!もう俺一人で行ったるわい!」
幽助「あ、待て待て俺も行くって、実は最近あんま面白いこと無くってよー」
桑原「勝手にしろボケェ!」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 22:34:55.39 ID:5nlqpwC20
幽助「んで?試験会場ってどこにあるんだ?」
桑原「ザバン市ってとこらしいけど詳しい位置は分かんねーな」
幽助「おいおい会場も分かんねーで試験受けるつもりだったのかよプププ」
桑原「うっせー馬鹿、それを探すのも試験のうちなんだよ!」
桑原「ま、とりあえずザバン市行きってバスがあるらしいからそれによ……」
蔵馬「バスには乗らない方がいいですよ」
桑原「蔵馬じゃねーか!お前も受けるのか?」
蔵馬「ハンター証があれば仕事でも何かと便利だからな」
幽助「助かったぜ、コイツが案内だとイマイチ頼りなくてよー」
桑原「何だとコノヤロ」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 22:43:31.83 ID:5nlqpwC20
蔵馬「とりあえずあの一本道を目指そう、俺の聞いた情報だとあそこからが近道らしい」
幽助「あそこかー…結構遠いな、おい桑原、次元刀」
桑原「どこでもドアじゃねーっつってんだろコラ」
蔵馬「まあのんびり行きましょう、どうせハンター試験が始まったら一週間は帰れませんしね」
幽助・桑原「なにィィィーーーーッ!!?」
幽助「おい聞いてねぇぞ桑原テメェ!一週間も外出する準備してきてねぇよ!」
桑原「ええいやかましい!俺だって単に会場で問題解いたりするだけだと思っとったわい!」
蔵馬「はは、まあ過去には数十分で試験が終わったこともあるらしいから……」
幽助「だーもう、こうなるって分かってりゃもっと色々持ってきてたのによー」
桑原「あーもーしつけーなテメーは、女じゃあるまいし」
蔵馬「ははは」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 22:57:16.05 ID:5nlqpwC20
ババァ「ドキドキ二択クーーーイズ!!!」 パチパチパチ
幽助「……おい蔵馬、これも試験のうちか?」
蔵馬「多分ね」
ババァ「静かにおし、では第一問……母親と恋人が悪党に捕まり一人しか助けられない、どちらを助ける?」
幽助「ちょっ……なんだよこの問題はよォ!?ふざけんなババァ!」
桑原「ち……ここは任せるぜ浦飯!温子さんと雪村どっちだ!?」
幽助「けっ、オイ蛍子は関係ねーだろが!ブチ殺すぞテメ!」
ババァ「時間が無いよ、はい?…?…?……」
幽助「ああうるせぇ!?だ?!母親!」
桑原「おいおい雪村見捨てんのかよ浦飯ー!」
幽助「ケケケ!あんな奴こっちから願い下げだオラァー!先に行くぜ!!」 ダッ
桑原「ケッ、あんにゃろまだ進展してねーのか」
蔵馬「桑原君こそどうなんです、雪菜さんとは」
桑原「ばばば、関係ねーだろバーカ!!!」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:08:13.06 ID:5nlqpwC20
一本杉
キリコ父「いやしかし妖怪が試験を受けるなんてねぇ」
キリコ母「一目で変身が見破れるなんてビックリだよ全く」
蔵馬「零気を感じた時点で人間じゃないのは分かってましたよ」
桑原「しかし浦飯の奴遅いなぁオイ」
幽助「桑原テメェーーー!!」 バキャァッ
蔵馬「あ、幽助、やっぱりあっちの道が偽物でしたか」
幽助「知ってたなら言えよ!」
桑原「ケケ、いいじゃねーか真っ直ぐ来れたんだからよ」
幽助「よっしゃ桑原ちょっと表出ろコラ、久々に半殺しにしてやら」
桑原「んだよ雪村に見捨てた事バラすぞてめごげふっ!!」 ベキッ
桑原「テメェ浦飯!何しやがるコラァ!!」 ベキバキ
幽助「いだだだだ!うっせーボケ!俺一人だけ騙しやがって!!」 ゴキバキ
蔵馬「いつものことなのでお気になさらず」
キリコ父「はぁ」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:15:02.87 ID:5nlqpwC20
翌日・ザバン市
キリコ「ステーキ定食、弱火でじっくり」
店主「あいよー、奥の席へどうぞー」
幽助「オイオイオイ、いいのかよスゲー資格の試験会場がこんなところで」
蔵馬「こんなところだから良いんだろう、なにしろ全世界から俺達みたいなのが集まるわけだからな」
桑原「つっても試験っつったらこう筆記試験みたいなもんなんじゃねーのか、姉貴からそう聞いたぜ」
蔵馬「筆記もあるかもしれないが基本的にハンター試験はサバイバルさ、何でも毎年何人もの死者が出ているらしい」
桑原「おいおい話がちげーじゃねーか、緊張してきたぜ……」
幽助「お前メチャクチャ静流さんに騙されてんじゃねーか」
蔵馬「話はここまでだな、どうやら着いたみたいだ」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:21:44.69 ID:5nlqpwC20
試験会場
桑原「おいおい、メチャクチャ人数いるじゃねーか」
幽助「ビビんなよ、あんま強い霊気感じねーだろ」
桑原「別にビビってねーけどな、ただ何人いるんだろうなーってよ」
トンパ「君達で408人目だよ」
蔵馬「408番目か、結構早めに着くつもりだったんだがな」
桑原「おいおい、俺達でさえ400番ぐらいってことは番号前半の奴はいつから着いてんだぁ?」
幽助「だからビビんなっての、例えば新発売のゲームで朝から並んでる奴が強いわけじゃねーだろ」
蔵馬「それとは違うよ幽助」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:32:04.48 ID:5nlqpwC20
トンパ「ま、番号が若いから強いとは限らないよ、現に俺なんてこれが35回目の受験だからね」
幽助「それだけやって受かんねーってことか」
桑原「失礼だろうが」
「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ヒソカ「あーら不思議、腕が消えちゃった」
トンパ「ち、嫌な奴が今年も来やがった…奇術士ヒソカ…前回の試験で試験官を……」
幽助「……ありゃ別に腕消してるわけじゃねーな」
桑原「斬った腕を霊力か何かで隠してるみたいだな、まんま手品だ」
ヒソカ「……へぇ、見破ってる人もいるみたいだけど……はい不思議、何も無いところから腕が出ました★」
幽助「蔵馬、その腕またくっつけられるか?」
蔵馬「魔界の植物を使えば難しくは無いさ、試験には出られないだろうけどね」
ヒソカ「……♪」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:41:53.16 ID:5nlqpwC20
ジリリリリリリリリリリリリリ
サトツ「ではこれよりハンター試験を開始します」
蔵馬「始まったか、どうやらこれが一次試験のようだな」
桑原「え?これから一次会場まで着れてかれるんじゃねーの?」
サトツ「申し送れましたが私一次試験官のサトツと申します、二次試験会場まで私に着いてくること、これが第一次試験です」
幽助「持久走ってことか、大した試験じゃねーな」
ヒソカ(少しは楽しめそうかな……◆)
桑原「ケッ、気持ち悪い奴だぜ……おい浦飯、あいつずっと俺達のこと見てんぞ」
蔵馬「いいんじゃないですか放っておいて」
幽助「だな、確かに結構強そうだけどよ、別に警戒する程じゃねーだろ」
桑原「ケッ!これだから魔族ってのはよー……悪いけど俺は普通の人間なんだからな!」
幽助「へいへい」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:51:50.20 ID:5nlqpwC20
トンパ(やっべ、あいつらにジュース渡すの忘れてた)
桑原「いつの間にか前の方に来ちまったな」
幽助「これぐらいだったら婆さんの特訓で散々やってたしな」
キルア「おっ、見ろよゴン、誰か追いついて来たぜ」
ゴン「あ、本当だ、こんにちわー」
幽助「なんだぁー?子供じゃねーか、マラソンは学校でやりなさいよキミタチ」
キルア「ムカつく奴だないきなり…まあいいや、そこのオッサンの名前は?」
桑原「おいおい俺のことか!?俺はまだ10代だよ馬鹿野郎!!」
ゴン「ええっ!!?」
幽助「ギャハハハハ!お前オッサンだってよオイ桑原!!」
桑原「やっかましい!ったく、どいつもこいつも世紀の美少年を捕まえて……」
レオリオ「あー、あるある、あの気持ち分かるぜ」
クラピカ「私には分からないよレオリオ」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:00:43.24 ID:RiqXxUnb0
幽助「へー、じゃあゴンは親父みたいになりたくてハンター目指してんだな」
ゴン「うん、ユウスケはどうしてハンターになりたいの?」
幽助「そりゃ資格だろ、俺ラーメン屋やってんだけど調理師免許が欲しくてよー」
キルア「ふーん…でも別にラーメン屋なら免許関係無いじゃん」
幽助「……蔵馬」
蔵馬「確かに別に必要無いな」
幽助「桑原ァァ!ちょっと顔貸せやコラァァ!!」
桑原「ちょ、ばっ、やめろコラ!知らなかったんだって!!作者も」
幽助「くそっ、適当なこと言いやがって、ちゃんと調べてから話せよそういうのはよ!」
桑原「いでで、悪かったって!!やめろバカ!!」
キルア「よく走りながら喧嘩できんなー、あいつら」
蔵馬「いつものことさ」
ゴン「ははは」
93 :>>89 来させる理由が付けられない:2011/12/27(火) 00:07:23.72 ID:RiqXxUnb0
ゴン「出口だー!」
桑原「ここは……知ってるぜ、ヌメーレ湿原だ!」
幽助「げ、よく知ってんなお前」
桑原「こないだテストに出たからな、ここだけの固有の動物が多いんだぜ」
サトツ「ご存知の方もいるようですが……通称『詐欺師の塒』気をつけて着いてきてください、騙されると死にますよ」
サトツ「騙されることの無いように注意深く私の後を着いてきてください」
レオリオ「けっ、おかしなこと言ってるぜ、騙されるのが分かってて騙される奴なんて……」
試験官?「ウソだ!そいつはウソをついている!」
レオリオ「!?」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:14:42.27 ID:RiqXxUnb0
試験官?「こいつを見ろ!ヌメーレ湿原に生息する人面猿!」
試験官?「そいつはハンター試験に集まった参加者を一網打尽にするつもりだぞ!」
ざわ…… ざわ……
幽助「……で、どっちだ桑原」
桑原「へっ、決まってら、あっちの方が偽者だぜ!!」 ドォーーンッ
試験官?「!?」
幽助「ああ、俺もそう思う、ってわけで試させてもらうぜ」
試験官?「ちょ、ちょっと待て!お前ら何の根拠があって……」
ゴギャァァッ
試験官?「 」
桑原「勘だよバカヤロウ」
幽助「へっ、選択問題は俺の十八番だぜ、本物の試験官ならこの程度避けられるはずだしな」
サトツ(……さて……果たして私はアレを避けられたでしょうか……)
ヒソカ(〜〜〜〜〜〜っ♪♪) ゾクゾク
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:25:24.96 ID:RiqXxUnb0
サトツ「さて、それでは参りましょうか、二次試験会場へ」
キルア「おいゴン、ユースケ、ヒソカから離れた方がいい」
ゴン「どうして?」
キルア「あいつ殺しをしたくてウズウズしてるから、霧に乗じてかなり殺るぜ」
幽助「だな、何となくだがそんな感じはするぜ」
キルア「……へぇ、ひょっとしてあんたも同類なのかな」
幽助「かもな、殺しはしねーけどよ」
ゴン「ふーん……よく分からないけどクラピカ!レオリオ!キルアが前に来いってさー!!」
レオリオ「行けたら行っとるわボケェェーーーッ!!!」
幽助「仕方ねーなー、おい桑原、次元刀」
桑原「だからどこでもドアじゃねーっつってんだろがぁ!!!」
蔵馬(少し離れよう)
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:33:11.74 ID:RiqXxUnb0
「ギャアアアアアアア!!!」
「ヒィィィィィ!!」
幽助「おいおい後ろの連中がゴソッと消えたぜ」
キルア「騙されたんだろ、この霧じゃ俺達も一度はぐれたらもうアウトさ」
ゴン(レオリオ……クラピカ……)
桑原「よく見たら蔵馬もいねーな、あいつに限ってまさかってこた無いだろーけどよ……」
幽助「お前は自分の心配しとけ」
モブ「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!」
レオリオ「てめぇ!いきなり何しやがる!」
ヒソカ「クク……試験官ごっこ◆」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:39:18.33 ID:RiqXxUnb0
モブ「ふざけやがって…二度とハンター試験を受けられないようにしてやるぜ!」
ヒソカ「うーん…そうだなあ……君達まとめて、コレ一枚で十分かな★」
モブ「ほざけぇぇぇぇーーーーーーーーーーーっ!!」
ザクッ
モブ「 」
チェリー「く……!」
ヒソカ「君達全員不合格だね……さて残りは3人……いや4人か……◆」
レオリオ「?」
ヒソカ「いるんだろう?出ておいでよ◆」
蔵馬「……別に隠れているつもりは無かったんだがな」 スゥ……
クラピカ「お前は確か……クラマ……!」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:49:18.97 ID:RiqXxUnb0
ヒソカ「う〜〜ん……ビンビン来るねぇ〜〜これは楽しめそうだ……★」
蔵馬「あいにくだがこちらは貴様に興味は無いんでね、ここは素直に引いてくれないか」
ヒソカ「断る◆」
蔵馬「だろうな……」 ピシィッ
レオリオ「うおっ、何だありゃ……トゲの鞭か!?」
ヒソカ(見たところアレは植物の操作……操作系かな……◆)
チェリー「おい…今のうちに逃げるぞ……」
レオリオ「だ、だけどよ……」
クラピカ「いや、ここは彼に任せるぞレオリオ、私たちは一刻も早く離れるべきだ」
レオリオ「……ちぃっ!」 ダッ
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:56:37.34 ID:RiqXxUnb0
ヒソカ「おやおや、逃げられちゃったかな★」
ヒソカ「まあいいか、君みたいな人と戦えるんだから……◆」
蔵馬「周りに人がいないのは好都合だ、こちらも好きに戦える」
ヒソカ「ふふ……それじゃ行くよ……♪」 ビュッ
蔵馬「はっ!」 パシィッ
蔵馬「トランプを投げるだけが貴様の技か?」
ヒソカ「ふふ……その鞭は切れ味が鋭そうだからね……バンジーガム!」 グィィィィーーッ
蔵馬「っ!ローズウィップが……!」 バシィッ
ヒソカ「スキあり……◆」
蔵馬「!」
ザクゥッ
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 01:03:27.67 ID:RiqXxUnb0
桑原「蔵馬のやつ遅いな……もう何分も経ってるぜ」
幽助「だから大丈夫だっつってんだろうが」
キルア「どうだか、ヒソカの奴はマジでヤバそうだし……」
蔵馬「ここにいるよ」
桑原「うおっ!ぜ、全然気付かんかった!」
幽助「おい蔵馬、あいつどうしたんだ?」
蔵馬「殺してはいないさ、また霊界から指名手配されるのも嫌だからね」
蔵馬「今頃は邪念樹の幻覚を見ている筈だ、もうしばらくしたら解けると思うけどね」
キルア「へぇ……ヒソカを手玉に取るなんて……あんた相当やるね?」
蔵馬「ただの高校生ですよ」
邪念樹「 」シュウウウウ……
ギタラクル『で、まんまとやられちゃったんだヒソカ』
ヒソカ「そうだね……う〜ん……やられたなぁ……♪」
164 :北神が仙水に勝てる気がしない:2011/12/27(火) 01:11:34.91 ID:RiqXxUnb0
サトツ「みなさんお疲れ様でした、ここ、ビスカ森林公園が二次試験会場になります」
桑原「やーっと着いたか、次の試験は何だ?マラソンときたら水泳か?」
幽助「バァさんの時みてーに中はゲームセンターだったりしてな」
レオリオ「ぜぇ……ぜぇ……くそっ、全然平気そうな顔しやがって……」
蔵馬「無理をするな、薬草を使って少し休もう」
レオリオ「休もうっつったってヒソカの野郎も普通にいるじゃねーか、気が休まらねーよ」
クラピカ「大丈夫だ、断言するがヒソカはもうレオリオには興味は無い」
レオリオ「それはそれでムカつくんだけどよ……」
蔵馬「常にジロジロ見てくるのだけはやめてほしいなあ」
幽助「幻覚とかじゃなくて普通に気絶させといた方が良かったんじゃねーか」
ヒソカ(ふう……) ビクン ビクン
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 01:22:53.91 ID:RiqXxUnb0
メンチ「……というわけで二次試験は料理よ!」
ブハラ「俺の指定する料理は豚の丸焼き!俺の大好物!」
ゴン「料理……?」
幽助「へへへ、ラーメン屋の俺に料理たー上等だぜ」
桑原「ただ豚焼くだけの料理に腕も何もねーだろーがバカ」
ゴン「でも簡単そうな料理でよかったよね」
レオリオ「ああ、ただ豚捕まえて焼くだけだからな」
蔵馬「こういうのは飛影が得意そうなんですけどね」
幽助「豚に黒龍波ぶっぱなすんじゃねーかアイツ」
桑原「んなまさか……」
飛影「邪王炎殺黒龍波ーっ!!!」 ゴォォッ
グレイトスタンプ「ぬおおおおおおおおおおおおっっ!!!」 ボシュウウウッ
幽助「あ」
桑原「あ」
桑原「ああ、姉ちゃんから聞いた話だけどな」
幽助「冬休みにまで試験ってか、マジメ君は大変だなケケケ」
桑原「あっ、よーしもう話さねーぞテメ」
幽助「おー、悪い、で?その試験が何だって言うんだよ」
桑原「でよ、それクリアしたらハンター証ってのがもらえるんだけどよ、それ使えば大抵の資格はどうにかなるらしーんだわ」
桑原「んでまあ俺もそろそろ何か資格とか持ってた方がいいかなーってよ」
幽助「お前資格とか考えてたのかよ、面倒臭い奴」
桑原「うるせぇ」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 22:25:42.54 ID:5nlqpwC20
桑原「あれ?でも浦飯、お前ラーメン屋やってたよな、調理師免許とか」
幽助「ぎく」
桑原「……おまっ!まさか無免許か!?」
浦飯「いーだろバレてねーんだから!」
温子「大丈夫よー、サツにバレそうになったら私がどうにか言っとくから」
幽助「な?」
桑原「『な?』じゃねえ!くそっ!もう俺一人で行ったるわい!」
幽助「あ、待て待て俺も行くって、実は最近あんま面白いこと無くってよー」
桑原「勝手にしろボケェ!」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 22:34:55.39 ID:5nlqpwC20
幽助「んで?試験会場ってどこにあるんだ?」
桑原「ザバン市ってとこらしいけど詳しい位置は分かんねーな」
幽助「おいおい会場も分かんねーで試験受けるつもりだったのかよプププ」
桑原「うっせー馬鹿、それを探すのも試験のうちなんだよ!」
桑原「ま、とりあえずザバン市行きってバスがあるらしいからそれによ……」
蔵馬「バスには乗らない方がいいですよ」
桑原「蔵馬じゃねーか!お前も受けるのか?」
蔵馬「ハンター証があれば仕事でも何かと便利だからな」
幽助「助かったぜ、コイツが案内だとイマイチ頼りなくてよー」
桑原「何だとコノヤロ」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 22:43:31.83 ID:5nlqpwC20
蔵馬「とりあえずあの一本道を目指そう、俺の聞いた情報だとあそこからが近道らしい」
幽助「あそこかー…結構遠いな、おい桑原、次元刀」
桑原「どこでもドアじゃねーっつってんだろコラ」
蔵馬「まあのんびり行きましょう、どうせハンター試験が始まったら一週間は帰れませんしね」
幽助・桑原「なにィィィーーーーッ!!?」
幽助「おい聞いてねぇぞ桑原テメェ!一週間も外出する準備してきてねぇよ!」
桑原「ええいやかましい!俺だって単に会場で問題解いたりするだけだと思っとったわい!」
蔵馬「はは、まあ過去には数十分で試験が終わったこともあるらしいから……」
幽助「だーもう、こうなるって分かってりゃもっと色々持ってきてたのによー」
桑原「あーもーしつけーなテメーは、女じゃあるまいし」
蔵馬「ははは」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 22:57:16.05 ID:5nlqpwC20
ババァ「ドキドキ二択クーーーイズ!!!」 パチパチパチ
幽助「……おい蔵馬、これも試験のうちか?」
蔵馬「多分ね」
ババァ「静かにおし、では第一問……母親と恋人が悪党に捕まり一人しか助けられない、どちらを助ける?」
幽助「ちょっ……なんだよこの問題はよォ!?ふざけんなババァ!」
桑原「ち……ここは任せるぜ浦飯!温子さんと雪村どっちだ!?」
幽助「けっ、オイ蛍子は関係ねーだろが!ブチ殺すぞテメ!」
ババァ「時間が無いよ、はい?…?…?……」
幽助「ああうるせぇ!?だ?!母親!」
桑原「おいおい雪村見捨てんのかよ浦飯ー!」
幽助「ケケケ!あんな奴こっちから願い下げだオラァー!先に行くぜ!!」 ダッ
桑原「ケッ、あんにゃろまだ進展してねーのか」
蔵馬「桑原君こそどうなんです、雪菜さんとは」
桑原「ばばば、関係ねーだろバーカ!!!」
一本杉
キリコ父「いやしかし妖怪が試験を受けるなんてねぇ」
キリコ母「一目で変身が見破れるなんてビックリだよ全く」
蔵馬「零気を感じた時点で人間じゃないのは分かってましたよ」
桑原「しかし浦飯の奴遅いなぁオイ」
幽助「桑原テメェーーー!!」 バキャァッ
蔵馬「あ、幽助、やっぱりあっちの道が偽物でしたか」
幽助「知ってたなら言えよ!」
桑原「ケケ、いいじゃねーか真っ直ぐ来れたんだからよ」
幽助「よっしゃ桑原ちょっと表出ろコラ、久々に半殺しにしてやら」
桑原「んだよ雪村に見捨てた事バラすぞてめごげふっ!!」 ベキッ
桑原「テメェ浦飯!何しやがるコラァ!!」 ベキバキ
幽助「いだだだだ!うっせーボケ!俺一人だけ騙しやがって!!」 ゴキバキ
蔵馬「いつものことなのでお気になさらず」
キリコ父「はぁ」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:15:02.87 ID:5nlqpwC20
翌日・ザバン市
キリコ「ステーキ定食、弱火でじっくり」
店主「あいよー、奥の席へどうぞー」
幽助「オイオイオイ、いいのかよスゲー資格の試験会場がこんなところで」
蔵馬「こんなところだから良いんだろう、なにしろ全世界から俺達みたいなのが集まるわけだからな」
桑原「つっても試験っつったらこう筆記試験みたいなもんなんじゃねーのか、姉貴からそう聞いたぜ」
蔵馬「筆記もあるかもしれないが基本的にハンター試験はサバイバルさ、何でも毎年何人もの死者が出ているらしい」
桑原「おいおい話がちげーじゃねーか、緊張してきたぜ……」
幽助「お前メチャクチャ静流さんに騙されてんじゃねーか」
蔵馬「話はここまでだな、どうやら着いたみたいだ」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:21:44.69 ID:5nlqpwC20
試験会場
桑原「おいおい、メチャクチャ人数いるじゃねーか」
幽助「ビビんなよ、あんま強い霊気感じねーだろ」
桑原「別にビビってねーけどな、ただ何人いるんだろうなーってよ」
トンパ「君達で408人目だよ」
蔵馬「408番目か、結構早めに着くつもりだったんだがな」
桑原「おいおい、俺達でさえ400番ぐらいってことは番号前半の奴はいつから着いてんだぁ?」
幽助「だからビビんなっての、例えば新発売のゲームで朝から並んでる奴が強いわけじゃねーだろ」
蔵馬「それとは違うよ幽助」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:32:04.48 ID:5nlqpwC20
トンパ「ま、番号が若いから強いとは限らないよ、現に俺なんてこれが35回目の受験だからね」
幽助「それだけやって受かんねーってことか」
桑原「失礼だろうが」
「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ヒソカ「あーら不思議、腕が消えちゃった」
トンパ「ち、嫌な奴が今年も来やがった…奇術士ヒソカ…前回の試験で試験官を……」
幽助「……ありゃ別に腕消してるわけじゃねーな」
桑原「斬った腕を霊力か何かで隠してるみたいだな、まんま手品だ」
ヒソカ「……へぇ、見破ってる人もいるみたいだけど……はい不思議、何も無いところから腕が出ました★」
幽助「蔵馬、その腕またくっつけられるか?」
蔵馬「魔界の植物を使えば難しくは無いさ、試験には出られないだろうけどね」
ヒソカ「……♪」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:41:53.16 ID:5nlqpwC20
ジリリリリリリリリリリリリリ
サトツ「ではこれよりハンター試験を開始します」
蔵馬「始まったか、どうやらこれが一次試験のようだな」
桑原「え?これから一次会場まで着れてかれるんじゃねーの?」
サトツ「申し送れましたが私一次試験官のサトツと申します、二次試験会場まで私に着いてくること、これが第一次試験です」
幽助「持久走ってことか、大した試験じゃねーな」
ヒソカ(少しは楽しめそうかな……◆)
桑原「ケッ、気持ち悪い奴だぜ……おい浦飯、あいつずっと俺達のこと見てんぞ」
蔵馬「いいんじゃないですか放っておいて」
幽助「だな、確かに結構強そうだけどよ、別に警戒する程じゃねーだろ」
桑原「ケッ!これだから魔族ってのはよー……悪いけど俺は普通の人間なんだからな!」
幽助「へいへい」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/26(月) 23:51:50.20 ID:5nlqpwC20
トンパ(やっべ、あいつらにジュース渡すの忘れてた)
桑原「いつの間にか前の方に来ちまったな」
幽助「これぐらいだったら婆さんの特訓で散々やってたしな」
キルア「おっ、見ろよゴン、誰か追いついて来たぜ」
ゴン「あ、本当だ、こんにちわー」
幽助「なんだぁー?子供じゃねーか、マラソンは学校でやりなさいよキミタチ」
キルア「ムカつく奴だないきなり…まあいいや、そこのオッサンの名前は?」
桑原「おいおい俺のことか!?俺はまだ10代だよ馬鹿野郎!!」
ゴン「ええっ!!?」
幽助「ギャハハハハ!お前オッサンだってよオイ桑原!!」
桑原「やっかましい!ったく、どいつもこいつも世紀の美少年を捕まえて……」
レオリオ「あー、あるある、あの気持ち分かるぜ」
クラピカ「私には分からないよレオリオ」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:00:43.24 ID:RiqXxUnb0
幽助「へー、じゃあゴンは親父みたいになりたくてハンター目指してんだな」
ゴン「うん、ユウスケはどうしてハンターになりたいの?」
幽助「そりゃ資格だろ、俺ラーメン屋やってんだけど調理師免許が欲しくてよー」
キルア「ふーん…でも別にラーメン屋なら免許関係無いじゃん」
幽助「……蔵馬」
蔵馬「確かに別に必要無いな」
幽助「桑原ァァ!ちょっと顔貸せやコラァァ!!」
桑原「ちょ、ばっ、やめろコラ!知らなかったんだって!!作者も」
幽助「くそっ、適当なこと言いやがって、ちゃんと調べてから話せよそういうのはよ!」
桑原「いでで、悪かったって!!やめろバカ!!」
キルア「よく走りながら喧嘩できんなー、あいつら」
蔵馬「いつものことさ」
ゴン「ははは」
93 :>>89 来させる理由が付けられない:2011/12/27(火) 00:07:23.72 ID:RiqXxUnb0
ゴン「出口だー!」
桑原「ここは……知ってるぜ、ヌメーレ湿原だ!」
幽助「げ、よく知ってんなお前」
桑原「こないだテストに出たからな、ここだけの固有の動物が多いんだぜ」
サトツ「ご存知の方もいるようですが……通称『詐欺師の塒』気をつけて着いてきてください、騙されると死にますよ」
サトツ「騙されることの無いように注意深く私の後を着いてきてください」
レオリオ「けっ、おかしなこと言ってるぜ、騙されるのが分かってて騙される奴なんて……」
試験官?「ウソだ!そいつはウソをついている!」
レオリオ「!?」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:14:42.27 ID:RiqXxUnb0
試験官?「こいつを見ろ!ヌメーレ湿原に生息する人面猿!」
試験官?「そいつはハンター試験に集まった参加者を一網打尽にするつもりだぞ!」
ざわ…… ざわ……
幽助「……で、どっちだ桑原」
桑原「へっ、決まってら、あっちの方が偽者だぜ!!」 ドォーーンッ
試験官?「!?」
幽助「ああ、俺もそう思う、ってわけで試させてもらうぜ」
試験官?「ちょ、ちょっと待て!お前ら何の根拠があって……」
ゴギャァァッ
試験官?「 」
桑原「勘だよバカヤロウ」
幽助「へっ、選択問題は俺の十八番だぜ、本物の試験官ならこの程度避けられるはずだしな」
サトツ(……さて……果たして私はアレを避けられたでしょうか……)
ヒソカ(〜〜〜〜〜〜っ♪♪) ゾクゾク
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:25:24.96 ID:RiqXxUnb0
サトツ「さて、それでは参りましょうか、二次試験会場へ」
キルア「おいゴン、ユースケ、ヒソカから離れた方がいい」
ゴン「どうして?」
キルア「あいつ殺しをしたくてウズウズしてるから、霧に乗じてかなり殺るぜ」
幽助「だな、何となくだがそんな感じはするぜ」
キルア「……へぇ、ひょっとしてあんたも同類なのかな」
幽助「かもな、殺しはしねーけどよ」
ゴン「ふーん……よく分からないけどクラピカ!レオリオ!キルアが前に来いってさー!!」
レオリオ「行けたら行っとるわボケェェーーーッ!!!」
幽助「仕方ねーなー、おい桑原、次元刀」
桑原「だからどこでもドアじゃねーっつってんだろがぁ!!!」
蔵馬(少し離れよう)
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:33:11.74 ID:RiqXxUnb0
「ギャアアアアアアア!!!」
「ヒィィィィィ!!」
幽助「おいおい後ろの連中がゴソッと消えたぜ」
キルア「騙されたんだろ、この霧じゃ俺達も一度はぐれたらもうアウトさ」
ゴン(レオリオ……クラピカ……)
桑原「よく見たら蔵馬もいねーな、あいつに限ってまさかってこた無いだろーけどよ……」
幽助「お前は自分の心配しとけ」
モブ「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!」
レオリオ「てめぇ!いきなり何しやがる!」
ヒソカ「クク……試験官ごっこ◆」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:39:18.33 ID:RiqXxUnb0
モブ「ふざけやがって…二度とハンター試験を受けられないようにしてやるぜ!」
ヒソカ「うーん…そうだなあ……君達まとめて、コレ一枚で十分かな★」
モブ「ほざけぇぇぇぇーーーーーーーーーーーっ!!」
ザクッ
モブ「 」
チェリー「く……!」
ヒソカ「君達全員不合格だね……さて残りは3人……いや4人か……◆」
レオリオ「?」
ヒソカ「いるんだろう?出ておいでよ◆」
蔵馬「……別に隠れているつもりは無かったんだがな」 スゥ……
クラピカ「お前は確か……クラマ……!」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:49:18.97 ID:RiqXxUnb0
ヒソカ「う〜〜ん……ビンビン来るねぇ〜〜これは楽しめそうだ……★」
蔵馬「あいにくだがこちらは貴様に興味は無いんでね、ここは素直に引いてくれないか」
ヒソカ「断る◆」
蔵馬「だろうな……」 ピシィッ
レオリオ「うおっ、何だありゃ……トゲの鞭か!?」
ヒソカ(見たところアレは植物の操作……操作系かな……◆)
チェリー「おい…今のうちに逃げるぞ……」
レオリオ「だ、だけどよ……」
クラピカ「いや、ここは彼に任せるぞレオリオ、私たちは一刻も早く離れるべきだ」
レオリオ「……ちぃっ!」 ダッ
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 00:56:37.34 ID:RiqXxUnb0
ヒソカ「おやおや、逃げられちゃったかな★」
ヒソカ「まあいいか、君みたいな人と戦えるんだから……◆」
蔵馬「周りに人がいないのは好都合だ、こちらも好きに戦える」
ヒソカ「ふふ……それじゃ行くよ……♪」 ビュッ
蔵馬「はっ!」 パシィッ
蔵馬「トランプを投げるだけが貴様の技か?」
ヒソカ「ふふ……その鞭は切れ味が鋭そうだからね……バンジーガム!」 グィィィィーーッ
蔵馬「っ!ローズウィップが……!」 バシィッ
ヒソカ「スキあり……◆」
蔵馬「!」
ザクゥッ
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 01:03:27.67 ID:RiqXxUnb0
桑原「蔵馬のやつ遅いな……もう何分も経ってるぜ」
幽助「だから大丈夫だっつってんだろうが」
キルア「どうだか、ヒソカの奴はマジでヤバそうだし……」
蔵馬「ここにいるよ」
桑原「うおっ!ぜ、全然気付かんかった!」
幽助「おい蔵馬、あいつどうしたんだ?」
蔵馬「殺してはいないさ、また霊界から指名手配されるのも嫌だからね」
蔵馬「今頃は邪念樹の幻覚を見ている筈だ、もうしばらくしたら解けると思うけどね」
キルア「へぇ……ヒソカを手玉に取るなんて……あんた相当やるね?」
蔵馬「ただの高校生ですよ」
邪念樹「 」シュウウウウ……
ギタラクル『で、まんまとやられちゃったんだヒソカ』
ヒソカ「そうだね……う〜ん……やられたなぁ……♪」
サトツ「みなさんお疲れ様でした、ここ、ビスカ森林公園が二次試験会場になります」
桑原「やーっと着いたか、次の試験は何だ?マラソンときたら水泳か?」
幽助「バァさんの時みてーに中はゲームセンターだったりしてな」
レオリオ「ぜぇ……ぜぇ……くそっ、全然平気そうな顔しやがって……」
蔵馬「無理をするな、薬草を使って少し休もう」
レオリオ「休もうっつったってヒソカの野郎も普通にいるじゃねーか、気が休まらねーよ」
クラピカ「大丈夫だ、断言するがヒソカはもうレオリオには興味は無い」
レオリオ「それはそれでムカつくんだけどよ……」
蔵馬「常にジロジロ見てくるのだけはやめてほしいなあ」
幽助「幻覚とかじゃなくて普通に気絶させといた方が良かったんじゃねーか」
ヒソカ(ふう……) ビクン ビクン
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 01:22:53.91 ID:RiqXxUnb0
メンチ「……というわけで二次試験は料理よ!」
ブハラ「俺の指定する料理は豚の丸焼き!俺の大好物!」
ゴン「料理……?」
幽助「へへへ、ラーメン屋の俺に料理たー上等だぜ」
桑原「ただ豚焼くだけの料理に腕も何もねーだろーがバカ」
ゴン「でも簡単そうな料理でよかったよね」
レオリオ「ああ、ただ豚捕まえて焼くだけだからな」
蔵馬「こういうのは飛影が得意そうなんですけどね」
幽助「豚に黒龍波ぶっぱなすんじゃねーかアイツ」
桑原「んなまさか……」
飛影「邪王炎殺黒龍波ーっ!!!」 ゴォォッ
グレイトスタンプ「ぬおおおおおおおおおおおおっっ!!!」 ボシュウウウッ
幽助「あ」
桑原「あ」
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