麗日「ガールズトーク?」
Part1
1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/29(日) 23:57:47 dUT4Pd7c
発目「そう!ガールズトークです!」
耳郎「そんな事の為にわざわざ私たちを集めたの?」
発目「そんな事とは何ですかっ!」
葉隠「面白そうだから私は賛成!」
芦戸「でもガールズトークって具体的に何を話すのさ?」
発目「ふっふっふ……、年頃の女子が集まって話すことと言ったら決まってるじゃないですか」
八百万「見当もつきませんわ」
発目「ズバリ!恋愛について!!」
麗日「下世話や!!」
耳郎「恋愛って……アンタってそんなの気にするような奴だったっけ?」
発目「失礼ですね!私だって年頃の乙女、そういう話に興味はありますよ」
葉隠「私も恋愛漫画とか結構好きだよー」
八百万「そういった話はついていけませんわ……」
発目「まぁ、この人が気になるーとか、こういうタイプが好みとかそんな程度の話でもいいんですよ!」
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:02:03 pQijiXec
発目「なんかないですか!!」
耳郎「そうはいってもねぇ……」
蛙吹「そういう発目ちゃんには気になる人がいるのかしら?」
発目「私ですか!いますよ!!」
一同「えっ!?」
発目「何故そんなに驚いているんですか?」
耳郎「うそっ!?だって発明オタのアンタが……」
葉隠「ねぇねぇ!誰なのか教えてよ!」
発目「そうですね……緑谷さんですかね!!」
麗日「!」
麗日(なんだろ、今なんかチクッてきた……)
耳郎「緑谷?あぁ、そういえばアンタ、体育祭の時緑谷とえらい話し込んでたわね……」
発目「ウチのドッ可愛いベイビー達の可愛さをガッツリ理解してくれましたからね!」
芦戸「結局それかよ!」
3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:05:51 pQijiXec
八百万「緑谷さんですか……確かに人は好さそうですが……彼は見ていて危なっかしいというか……」
葉隠「いっつも怪我しちゃうもんね」
耳郎「確かにもう少し自分の事考えろって思っちゃうよね」
蛙吹「まぁ、それが彼の良さだとも思うけど」
八百万「蛙吹さんは彼を高く評価しているのですわね」
葉隠「そういえば蛙吹さん、緑谷君に「梅雨ちゃん」って呼んでっていつも言ってるもんね!」
蛙吹「私は皆にも梅雨ちゃんと呼んでほしいわ」
耳郎「う、上手くはぐらかされた感じがするわね……」
麗日「ホッ……」
麗日(って何で私安心しとるん!?)ギャーン
芦戸「そういえば麗日も緑谷と仲良いよね?」
麗日「(ドキッ)えっ!?う、うん、そうやね?」
耳郎「もしかして麗日も緑谷の事気になってるとか?」
麗日「え?そ、それは……」
葉隠「えー麗日さんって飯田君とも結構一緒にいるよ?」
4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:08:01 pQijiXec
耳郎「あーそっか、別に緑谷が特別って訳じゃないのか」
麗日「え、えーと……」
発目「飯田さんですか!彼もウチのドッ可愛いベイビー達の為に尽力してくれましたね!!」
耳郎「あれはアンタが飯田を言いくるめて利用したんでしょうが……」
蛙吹「飯田ちゃんは言葉通りに受け止めちゃうものね」
葉隠「飯田君真面目だもんねー」
芦戸「耳郎はやっぱり上鳴?」
耳郎「やっぱりって何!?アイツはないでしょ!!」
麗日「バッサリやね」
耳郎「絶対ない!」
麗日「しかも二回!」
葉隠「そうなの?結構お似合いだと思うけど?」
耳郎「上鳴選ぶくらいだったら切島の方が良いわ!」
蛙吹「上鳴ちゃんが聞いたら落ち込みそうね」
5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:09:39 pQijiXec
耳郎「そういう葉隠は誰か気になる人居ないの?」
芦戸「葉隠って尾白と仲良いよね?」
葉隠「尾白君?いい人だよ?」
耳郎「いい人止まりで終わりそうなのがなんとも……」
麗日「芦戸さんは気になる人とかおらへんの?」
芦戸「気になる人?うーん……」
耳郎「青山とかは?」
芦戸「ヘソからビームって面白いよね!」
耳郎「いや、そうじゃなくてね?」
蛙吹「例えば貴方がもっと自分を知ってほしいと思う相手とかは居ないのかしら?」
芦戸「あーそれなら爆豪かなー」
耳郎「えぇ!?」
麗日「本当に!?」
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:12:27 pQijiXec
芦戸「だってさーあいつ未だに私の名前覚えてくれないんだよ?」
芦戸「なんか悔しいじゃん!」
耳郎「あぁ……そういう……」
蛙吹「芦戸ちゃんらしいわね」
発目「八百万さんは何かないんですか?」
八百万「えっ?私?」
発目「まだここで聞いてない方は貴方しかもう残っていないので」
八百万「わ、私は特にそういう方は……」
耳郎「峰田とか?」
八百万「冗談じゃありませんわ!」
7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:14:05 pQijiXec
葉隠「うーん、百々ちゃんは轟君じゃない?」
八百万「……あっ、な、なんで轟さんが出てきますの!?」ガタッ
麗日「あれ?」
芦戸「これは?」
耳郎「もしかして」
発目「発汗率、体温、血圧の上昇を確認……」カチカチ
八百万「何をやっているんですか!?」
発目「あんまり慌てていたので私のドッ可愛いベイビーで調べました!」
麗日(私の時に使われんでよかった……)
8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:16:08 pQijiXec
芦戸「ヤオモモって轟の事好きなんだ?」
八百万「ちちち違います!そういう事ではなくて純粋に……」
葉隠「純粋な愛ってことだね!ひゅーひゅー」
八百万「そうではなくて!お世話になっているので尊敬はしているし、いざという時に頼りになるという事であって……」
八百万「その!嫌いではないというか!私が勝手に憧れているというだけで……」
蛙吹「八百万ちゃん、焦りのあまり自ら墓穴を掘りに行っているわよ」
八百万「あぅ……」シュー
麗日(他人事じゃない……)
耳郎「まぁ、轟ってなんだかんだ言って優しいし」
葉隠「coolだしね!」
芦戸「個性が『半冷半燃』だからかな?」
蛙吹「芦戸ちゃん。そういう事じゃないと思うわよ」
9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:18:49 pQijiXec
発目「はい!という事でここで私のドッ可愛いベイビーの登場です!!」ガンッ
麗日「な、なんなんこれ?」
発目「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれました!ずばり!!滞空型超小型ステルス偵察機です!!」
発目「これは超小型のHDカメラと超集音性マイクによって、
高画質な映像とリアルな音声で敵のアジトなんかを偵察するドッ素晴らしいラジコン偵察機なんです!!」
耳郎「で、それを一体何に使うのよ?」
発目「これでただいまプール掃除中の男子達の様子を偵察します!」
麗日「悪用しとる!!」
葉隠「なんか楽しそうだね!」
芦戸「いいじゃん?峰田とかいつも覗こうとしてるし」
八百万「しかし私たちがそんな事をしては……」
発目「別に着替えを覗く訳ではないですし大丈夫でしょう?」
八百万「ですが……」
10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:21:24 pQijiXec
葉隠「轟君が普段男子と何話してるか気になるでしょ?」
八百万「いえそんな事は……」
耳郎「八百万の事話してたりしてね」
八百万「えっ!?そ、それは……」
麗日(デク君も私の事話したりしとるんかな……)
発目「むっ既にプール掃除が終わったところの様ですね……誰もいませんね」ブーン
麗日「あーちょっと遅かったね」
発目「めんどくさいのでこのまま更衣室に突撃しましょう!」ブーン
耳郎「えっ、ちょっと更衣室にそれ突っ込むつもり?」
八百万「先ほど覗きに使わないと言ったばかりですのに!!」
発目「いけませんか?」
耳郎「当たり前でしょ!誰が好き好んで男子の裸なんか見なきゃいけないのよ!」
発目「それもそうですね。じゃあ映像は切りましょうか」ピッ
葉隠(ちょっと興味あったんだけど黙っとこう)
11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:23:31 pQijiXec
発目「着きましたね!それじゃあスピーカーに繋げて……」
峰田『くそーっ、なんで俺達がこんな時間までプール掃除なんか……』シュルル
蛙吹「峰田ちゃんの声ね」
耳郎「すげぇ、衣擦れの音までクッキリ」
麗日「何かかえって生々しい……」
12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:25:19 pQijiXec
切島『そりゃお前が女子更衣室なんか覗こうとしたからだろうが』
飯田『そうだぞ峰田君、君はもう少し雄英の生徒としての自覚をーーー』
峰田『うるせー!そこにヤオヨロッパイがあるのに我慢なんて男じゃねえぞ!!』
上鳴『気持ちはわからんでもないっ!!』
緑谷『上鳴君同意しちゃダメだよ……』
芦戸「峰田フルボッコだね」
葉隠「まー自業自得だねー」
八百万「は、破廉恥ですわ!!」
13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:27:21 pQijiXec
上鳴『いやいやでもさ?俺達だって健全な男子だぜ?』
峰田『そうだそうだ!女体の神秘に興味を持って何が悪いッ!!』
轟『悪いからこういう状況になってるんだろ』
峰田『くそう!お前はより取り見取りだからって余裕こきやがってー!』
轟『お前ら普段俺をどんな目で見てんだ』
切島『あーでも確かに轟とか女子人気高そうだよな』
瀬呂『そうだなー、成績もいいし』
上鳴『実際どうよ?女子から告白とかされたりしねーの?』
轟『ないな』
八百万「ほっ……」
麗日(八百万さんめっちゃ安心しとる!分かりやすい!!)ブフーッ
八百万「きゅ、急に吹きだしてどうしたんですの?」
麗日「あ!?な、何でもないよ?」
14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:30:24 pQijiXec
上鳴『えー』
峰田『ウソだろーありえねー』
轟『こんな事嘘言ってどうする』
上鳴『んじゃあさ、気になる女子とかいないの?』
轟『考えた事もない』
峰田『つまんねー』
上鳴『えーなんかあるだろー?年頃の少年がそれはないだろ?』
轟『知らん』
上鳴『ちなみに俺は居るぜ!誰だと思う?』
轟『どうでもいいな』
上鳴『なっ!?』
切島『まー上鳴が誰好きだろうがどうでもいいな』
爆豪『無駄話してないで着替えて帰れ、アホ面』
上鳴『ぐぎぎ……』
15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:32:24 pQijiXec
耳郎「ぶふっ……ざまぁないわねあいつ」
芦戸「上鳴って時々峰田より扱い酷いときあるよね」
上鳴『じゃ、じゃあよ!爆豪には好きな奴とか居ねーのかよ!』
爆豪『居る訳ねーだろアホ面』
峰田『そう言ってーじ・つ・は?』
爆豪『ぶっ殺すぞ』BOOM
上鳴『あーん?もしかしてお前、怖いの?』
爆豪『あっ?』
上鳴『いやー見損なったぜ爆豪、お前は結構肝の据わった奴だと思ったのになぁ……』
峰田『女子の話をする事すら怖がる臆病者とは……緑谷はこんな話余裕なのになー』
緑谷『え!?』
爆豪『……上等だぁ、言ってやろうじゃねーか!!』
緑谷『ちょっ!かっちゃん!!?』
16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:34:08 pQijiXec
耳郎「爆豪……上鳴に言いくるめられてるし……」
蛙吹「緑谷ちゃんが絡むとダメね」
爆豪『つっても俺名前覚えてねーんだけど』
峰田『そこからかよ!?』
上鳴『いやいや、何か印象に残ってる奴とか居るだろ?ざっくりでいいからさ』
爆豪『なら丸顔と黒目だな』
緑谷『それって……麗日さんと芦戸さん?』
瀬呂『意外な人選だな……しかも二人……』
爆豪『んだよしょうゆ顔、文句あんのか?』
瀬呂『いや、ない!』
上鳴『何故にその二人?』
爆豪『丸顔は戦った時に根性見せたからな』
爆豪『黒目は騎馬戦の時役に立ったからだ』
17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:35:30 pQijiXec
麗日「あー……雄英祭の時の事か」
芦戸「う、うれしくない……」
蛙吹「というか名前覚える気無いみたいね」
蛙吹(爆豪ちゃんに名前を呼んでもらうのも難しそうね)
緑谷『す、凄い……かっちゃんが他の人を褒めるなんて……』
轟『明日は雪でもふるんじゃねーか?』
爆豪『テメーら俺の事なんだと思ってやがんだ!!』BOOM
上鳴『まぁまぁ、さて爆豪が言ったんだしお前も当然言うよな?』
轟『何でそうなるんだ?』
爆豪『ああ?また逃げるのかテメェ!!』
緑谷『お、落ち着いてかっちゃん!』
爆豪『テメェもだデク!俺が言ったんだから次はテメェだろ!!』
緑谷『かっちゃん言ってる事がめちゃくちゃだよ!!?』
18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:37:30 pQijiXec
切島『確かにあの爆豪が言ったのに言わないんじゃ男がすたるぜ』
瀬呂『いや、その理屈はおかしいだろ』
切島『うーん……決めた!俺は耳郎にするぜ!』
耳郎「決めたってなんだ決めたって……」
発目「いつの間にか発表形式になっていますね」
上鳴『耳郎?こりゃまた以外だな、理由は何なんだ?』
切島『そりゃもちろん女子の中で一番男らしいからだぜ!』
峰田『体つきは確かにそうだな、あいつ胸ないし』
耳郎「ケンカ売ってんのか!!」バンッ
麗日「ま、まぁまぁ切島君も悪気ある訳じゃないんやし……」
蛙吹「峰田ちゃんのセリフは流石にどうかと思うけれどね」
19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:40:19 pQijiXec
切島『いやいやそうじゃなくてさ、あいつ気さくだから話しやすいし』
切島『ここぞ!っていう時にウジウジ悩まないしビシッと決めるだろ?』
緑谷『そうだね、確かに耳郎さんってリーダーシップがあると思う』
切島『おう!それにあいつ頭もいいし、俺はそういうとこ好きだぜ!』
上鳴『そ、想像以上に真面目な理由だった……』
耳郎「」ボンッ
麗日「じ、耳郎さん?」
葉隠「切島君らしい理由だったね!」
耳郎「やばっ……なにこれめっちゃ恥ずかしい……」
蛙吹「良くも悪くも正直だからね、彼」
耳郎「うぅ……切島の馬鹿ぁ……」
20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:41:51 pQijiXec
上鳴『よ、よーしじゃあ流れを変えて次行ってみよう!飯田!』
飯田『と言ってもどうやって選べばいいのか……』
上鳴『お前基準で選んでいいんだぞ?さっきも言ったが気になるって位でーーー』
飯田『ふむ……つまり将来の伴侶として相応しい女性を選べばいいんだな?』
上鳴『Why?』
飯田『ぼ……俺も未熟者だが、一家の主になったつもりで真剣に考えなければ……』ブツブツ
峰田『おい緑谷、こいつ何言ってんだ?』
緑谷『ぼ、僕に聞かれても……』
飯田『……うん、決めた。俺は麗日君を妻として選ぼう!!』
21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:43:32 pQijiXec
麗日「」ブーッ
耳郎「妻て……」
蛙吹「真面目に考えすぎよ、飯田ちゃん」
葉隠「というかもうこれプロポーズだよね?」
芦戸「良かったなー麗日!」
麗日「全然よくないよ!もう、飯田君の馬鹿!!」プシュー
発目「そう!ガールズトークです!」
耳郎「そんな事の為にわざわざ私たちを集めたの?」
発目「そんな事とは何ですかっ!」
葉隠「面白そうだから私は賛成!」
芦戸「でもガールズトークって具体的に何を話すのさ?」
発目「ふっふっふ……、年頃の女子が集まって話すことと言ったら決まってるじゃないですか」
八百万「見当もつきませんわ」
発目「ズバリ!恋愛について!!」
麗日「下世話や!!」
耳郎「恋愛って……アンタってそんなの気にするような奴だったっけ?」
発目「失礼ですね!私だって年頃の乙女、そういう話に興味はありますよ」
葉隠「私も恋愛漫画とか結構好きだよー」
八百万「そういった話はついていけませんわ……」
発目「まぁ、この人が気になるーとか、こういうタイプが好みとかそんな程度の話でもいいんですよ!」
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:02:03 pQijiXec
発目「なんかないですか!!」
耳郎「そうはいってもねぇ……」
蛙吹「そういう発目ちゃんには気になる人がいるのかしら?」
発目「私ですか!いますよ!!」
一同「えっ!?」
発目「何故そんなに驚いているんですか?」
耳郎「うそっ!?だって発明オタのアンタが……」
葉隠「ねぇねぇ!誰なのか教えてよ!」
発目「そうですね……緑谷さんですかね!!」
麗日「!」
麗日(なんだろ、今なんかチクッてきた……)
耳郎「緑谷?あぁ、そういえばアンタ、体育祭の時緑谷とえらい話し込んでたわね……」
発目「ウチのドッ可愛いベイビー達の可愛さをガッツリ理解してくれましたからね!」
芦戸「結局それかよ!」
3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:05:51 pQijiXec
八百万「緑谷さんですか……確かに人は好さそうですが……彼は見ていて危なっかしいというか……」
葉隠「いっつも怪我しちゃうもんね」
耳郎「確かにもう少し自分の事考えろって思っちゃうよね」
蛙吹「まぁ、それが彼の良さだとも思うけど」
八百万「蛙吹さんは彼を高く評価しているのですわね」
葉隠「そういえば蛙吹さん、緑谷君に「梅雨ちゃん」って呼んでっていつも言ってるもんね!」
蛙吹「私は皆にも梅雨ちゃんと呼んでほしいわ」
耳郎「う、上手くはぐらかされた感じがするわね……」
麗日「ホッ……」
麗日(って何で私安心しとるん!?)ギャーン
芦戸「そういえば麗日も緑谷と仲良いよね?」
麗日「(ドキッ)えっ!?う、うん、そうやね?」
耳郎「もしかして麗日も緑谷の事気になってるとか?」
麗日「え?そ、それは……」
葉隠「えー麗日さんって飯田君とも結構一緒にいるよ?」
4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:08:01 pQijiXec
耳郎「あーそっか、別に緑谷が特別って訳じゃないのか」
麗日「え、えーと……」
発目「飯田さんですか!彼もウチのドッ可愛いベイビー達の為に尽力してくれましたね!!」
耳郎「あれはアンタが飯田を言いくるめて利用したんでしょうが……」
蛙吹「飯田ちゃんは言葉通りに受け止めちゃうものね」
葉隠「飯田君真面目だもんねー」
芦戸「耳郎はやっぱり上鳴?」
耳郎「やっぱりって何!?アイツはないでしょ!!」
麗日「バッサリやね」
耳郎「絶対ない!」
麗日「しかも二回!」
葉隠「そうなの?結構お似合いだと思うけど?」
耳郎「上鳴選ぶくらいだったら切島の方が良いわ!」
蛙吹「上鳴ちゃんが聞いたら落ち込みそうね」
5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:09:39 pQijiXec
耳郎「そういう葉隠は誰か気になる人居ないの?」
芦戸「葉隠って尾白と仲良いよね?」
葉隠「尾白君?いい人だよ?」
耳郎「いい人止まりで終わりそうなのがなんとも……」
麗日「芦戸さんは気になる人とかおらへんの?」
芦戸「気になる人?うーん……」
耳郎「青山とかは?」
芦戸「ヘソからビームって面白いよね!」
耳郎「いや、そうじゃなくてね?」
蛙吹「例えば貴方がもっと自分を知ってほしいと思う相手とかは居ないのかしら?」
芦戸「あーそれなら爆豪かなー」
耳郎「えぇ!?」
麗日「本当に!?」
芦戸「だってさーあいつ未だに私の名前覚えてくれないんだよ?」
芦戸「なんか悔しいじゃん!」
耳郎「あぁ……そういう……」
蛙吹「芦戸ちゃんらしいわね」
発目「八百万さんは何かないんですか?」
八百万「えっ?私?」
発目「まだここで聞いてない方は貴方しかもう残っていないので」
八百万「わ、私は特にそういう方は……」
耳郎「峰田とか?」
八百万「冗談じゃありませんわ!」
7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:14:05 pQijiXec
葉隠「うーん、百々ちゃんは轟君じゃない?」
八百万「……あっ、な、なんで轟さんが出てきますの!?」ガタッ
麗日「あれ?」
芦戸「これは?」
耳郎「もしかして」
発目「発汗率、体温、血圧の上昇を確認……」カチカチ
八百万「何をやっているんですか!?」
発目「あんまり慌てていたので私のドッ可愛いベイビーで調べました!」
麗日(私の時に使われんでよかった……)
8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:16:08 pQijiXec
芦戸「ヤオモモって轟の事好きなんだ?」
八百万「ちちち違います!そういう事ではなくて純粋に……」
葉隠「純粋な愛ってことだね!ひゅーひゅー」
八百万「そうではなくて!お世話になっているので尊敬はしているし、いざという時に頼りになるという事であって……」
八百万「その!嫌いではないというか!私が勝手に憧れているというだけで……」
蛙吹「八百万ちゃん、焦りのあまり自ら墓穴を掘りに行っているわよ」
八百万「あぅ……」シュー
麗日(他人事じゃない……)
耳郎「まぁ、轟ってなんだかんだ言って優しいし」
葉隠「coolだしね!」
芦戸「個性が『半冷半燃』だからかな?」
蛙吹「芦戸ちゃん。そういう事じゃないと思うわよ」
9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:18:49 pQijiXec
発目「はい!という事でここで私のドッ可愛いベイビーの登場です!!」ガンッ
麗日「な、なんなんこれ?」
発目「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれました!ずばり!!滞空型超小型ステルス偵察機です!!」
発目「これは超小型のHDカメラと超集音性マイクによって、
高画質な映像とリアルな音声で敵のアジトなんかを偵察するドッ素晴らしいラジコン偵察機なんです!!」
耳郎「で、それを一体何に使うのよ?」
発目「これでただいまプール掃除中の男子達の様子を偵察します!」
麗日「悪用しとる!!」
葉隠「なんか楽しそうだね!」
芦戸「いいじゃん?峰田とかいつも覗こうとしてるし」
八百万「しかし私たちがそんな事をしては……」
発目「別に着替えを覗く訳ではないですし大丈夫でしょう?」
八百万「ですが……」
10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:21:24 pQijiXec
葉隠「轟君が普段男子と何話してるか気になるでしょ?」
八百万「いえそんな事は……」
耳郎「八百万の事話してたりしてね」
八百万「えっ!?そ、それは……」
麗日(デク君も私の事話したりしとるんかな……)
発目「むっ既にプール掃除が終わったところの様ですね……誰もいませんね」ブーン
麗日「あーちょっと遅かったね」
発目「めんどくさいのでこのまま更衣室に突撃しましょう!」ブーン
耳郎「えっ、ちょっと更衣室にそれ突っ込むつもり?」
八百万「先ほど覗きに使わないと言ったばかりですのに!!」
発目「いけませんか?」
耳郎「当たり前でしょ!誰が好き好んで男子の裸なんか見なきゃいけないのよ!」
発目「それもそうですね。じゃあ映像は切りましょうか」ピッ
葉隠(ちょっと興味あったんだけど黙っとこう)
11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:23:31 pQijiXec
発目「着きましたね!それじゃあスピーカーに繋げて……」
峰田『くそーっ、なんで俺達がこんな時間までプール掃除なんか……』シュルル
蛙吹「峰田ちゃんの声ね」
耳郎「すげぇ、衣擦れの音までクッキリ」
麗日「何かかえって生々しい……」
12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:25:19 pQijiXec
切島『そりゃお前が女子更衣室なんか覗こうとしたからだろうが』
飯田『そうだぞ峰田君、君はもう少し雄英の生徒としての自覚をーーー』
峰田『うるせー!そこにヤオヨロッパイがあるのに我慢なんて男じゃねえぞ!!』
上鳴『気持ちはわからんでもないっ!!』
緑谷『上鳴君同意しちゃダメだよ……』
芦戸「峰田フルボッコだね」
葉隠「まー自業自得だねー」
八百万「は、破廉恥ですわ!!」
13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:27:21 pQijiXec
上鳴『いやいやでもさ?俺達だって健全な男子だぜ?』
峰田『そうだそうだ!女体の神秘に興味を持って何が悪いッ!!』
轟『悪いからこういう状況になってるんだろ』
峰田『くそう!お前はより取り見取りだからって余裕こきやがってー!』
轟『お前ら普段俺をどんな目で見てんだ』
切島『あーでも確かに轟とか女子人気高そうだよな』
瀬呂『そうだなー、成績もいいし』
上鳴『実際どうよ?女子から告白とかされたりしねーの?』
轟『ないな』
八百万「ほっ……」
麗日(八百万さんめっちゃ安心しとる!分かりやすい!!)ブフーッ
八百万「きゅ、急に吹きだしてどうしたんですの?」
麗日「あ!?な、何でもないよ?」
14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:30:24 pQijiXec
上鳴『えー』
峰田『ウソだろーありえねー』
轟『こんな事嘘言ってどうする』
上鳴『んじゃあさ、気になる女子とかいないの?』
轟『考えた事もない』
峰田『つまんねー』
上鳴『えーなんかあるだろー?年頃の少年がそれはないだろ?』
轟『知らん』
上鳴『ちなみに俺は居るぜ!誰だと思う?』
轟『どうでもいいな』
上鳴『なっ!?』
切島『まー上鳴が誰好きだろうがどうでもいいな』
爆豪『無駄話してないで着替えて帰れ、アホ面』
上鳴『ぐぎぎ……』
15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:32:24 pQijiXec
耳郎「ぶふっ……ざまぁないわねあいつ」
芦戸「上鳴って時々峰田より扱い酷いときあるよね」
上鳴『じゃ、じゃあよ!爆豪には好きな奴とか居ねーのかよ!』
爆豪『居る訳ねーだろアホ面』
峰田『そう言ってーじ・つ・は?』
爆豪『ぶっ殺すぞ』BOOM
上鳴『あーん?もしかしてお前、怖いの?』
爆豪『あっ?』
上鳴『いやー見損なったぜ爆豪、お前は結構肝の据わった奴だと思ったのになぁ……』
峰田『女子の話をする事すら怖がる臆病者とは……緑谷はこんな話余裕なのになー』
緑谷『え!?』
爆豪『……上等だぁ、言ってやろうじゃねーか!!』
緑谷『ちょっ!かっちゃん!!?』
16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:34:08 pQijiXec
耳郎「爆豪……上鳴に言いくるめられてるし……」
蛙吹「緑谷ちゃんが絡むとダメね」
爆豪『つっても俺名前覚えてねーんだけど』
峰田『そこからかよ!?』
上鳴『いやいや、何か印象に残ってる奴とか居るだろ?ざっくりでいいからさ』
爆豪『なら丸顔と黒目だな』
緑谷『それって……麗日さんと芦戸さん?』
瀬呂『意外な人選だな……しかも二人……』
爆豪『んだよしょうゆ顔、文句あんのか?』
瀬呂『いや、ない!』
上鳴『何故にその二人?』
爆豪『丸顔は戦った時に根性見せたからな』
爆豪『黒目は騎馬戦の時役に立ったからだ』
17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:35:30 pQijiXec
麗日「あー……雄英祭の時の事か」
芦戸「う、うれしくない……」
蛙吹「というか名前覚える気無いみたいね」
蛙吹(爆豪ちゃんに名前を呼んでもらうのも難しそうね)
緑谷『す、凄い……かっちゃんが他の人を褒めるなんて……』
轟『明日は雪でもふるんじゃねーか?』
爆豪『テメーら俺の事なんだと思ってやがんだ!!』BOOM
上鳴『まぁまぁ、さて爆豪が言ったんだしお前も当然言うよな?』
轟『何でそうなるんだ?』
爆豪『ああ?また逃げるのかテメェ!!』
緑谷『お、落ち着いてかっちゃん!』
爆豪『テメェもだデク!俺が言ったんだから次はテメェだろ!!』
緑谷『かっちゃん言ってる事がめちゃくちゃだよ!!?』
18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:37:30 pQijiXec
切島『確かにあの爆豪が言ったのに言わないんじゃ男がすたるぜ』
瀬呂『いや、その理屈はおかしいだろ』
切島『うーん……決めた!俺は耳郎にするぜ!』
耳郎「決めたってなんだ決めたって……」
発目「いつの間にか発表形式になっていますね」
上鳴『耳郎?こりゃまた以外だな、理由は何なんだ?』
切島『そりゃもちろん女子の中で一番男らしいからだぜ!』
峰田『体つきは確かにそうだな、あいつ胸ないし』
耳郎「ケンカ売ってんのか!!」バンッ
麗日「ま、まぁまぁ切島君も悪気ある訳じゃないんやし……」
蛙吹「峰田ちゃんのセリフは流石にどうかと思うけれどね」
19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:40:19 pQijiXec
切島『いやいやそうじゃなくてさ、あいつ気さくだから話しやすいし』
切島『ここぞ!っていう時にウジウジ悩まないしビシッと決めるだろ?』
緑谷『そうだね、確かに耳郎さんってリーダーシップがあると思う』
切島『おう!それにあいつ頭もいいし、俺はそういうとこ好きだぜ!』
上鳴『そ、想像以上に真面目な理由だった……』
耳郎「」ボンッ
麗日「じ、耳郎さん?」
葉隠「切島君らしい理由だったね!」
耳郎「やばっ……なにこれめっちゃ恥ずかしい……」
蛙吹「良くも悪くも正直だからね、彼」
耳郎「うぅ……切島の馬鹿ぁ……」
20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:41:51 pQijiXec
上鳴『よ、よーしじゃあ流れを変えて次行ってみよう!飯田!』
飯田『と言ってもどうやって選べばいいのか……』
上鳴『お前基準で選んでいいんだぞ?さっきも言ったが気になるって位でーーー』
飯田『ふむ……つまり将来の伴侶として相応しい女性を選べばいいんだな?』
上鳴『Why?』
飯田『ぼ……俺も未熟者だが、一家の主になったつもりで真剣に考えなければ……』ブツブツ
峰田『おい緑谷、こいつ何言ってんだ?』
緑谷『ぼ、僕に聞かれても……』
飯田『……うん、決めた。俺は麗日君を妻として選ぼう!!』
麗日「」ブーッ
耳郎「妻て……」
蛙吹「真面目に考えすぎよ、飯田ちゃん」
葉隠「というかもうこれプロポーズだよね?」
芦戸「良かったなー麗日!」
麗日「全然よくないよ!もう、飯田君の馬鹿!!」プシュー
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