ゲンドウ「シンジから進路相談の電話がきた。」
Part1
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:21:34.29 ID:v5ggrdUn0
エヴァのSSです。
テーマはギャグ・感動。注・ゲンドウだけキャラ崩壊が激しいです。
シンジ「あ・・・もしもし父さん?今度学校で進路相談があるんだ。で父兄の方にも来てもらうようn」
ゲンドウ「そういうのは・・・葛城一佐に一任してある。が葛城一佐は父兄ではないので
私がいく。」
シンジ 「本当!?父さん!?」
冬月 「なっ!?碇!?」
ゲンドウ「今日の会議が終わり次第、葛城一佐の自宅に向かう。詳しい話はそこで聞こう。葛城一佐に
そう伝えてくれ。」
シンジ「わかったよ!じゃあ後でね!」
ゲンドウ「冬月・・・今日と明日の予定を全てキャンセルしろ。」
冬月 「馬鹿をいうな・・・。国連の会議だけでも・・・。」
ゲンドウ「これは司令命令だ。国連の犬どもぐらい。お前一人でもどうとでもなる。」
冬月 「手間をかけさせおって・・・。」
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:22:18.28 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「という訳なんだ・・・。ミサトさん。」
ミサト 「またまたぁ!冗談でしょー!まったくシンちゃんもきっついギャグが言えるようになったのね!
関心・関心!」
シンジ 「嘘じゃないよ!本当なんだ・・!信じてよ!ミサトさん!」
ミサト 「やーねー!迫真の演技しちゃって!信じてよ!ってシンジなだけに?あははー!」
シンジ 「本当なのに・・!」
ミサト 「大体シンちゃん!シンちゃんのお父さんってあのネルフの動く石像・永久凍土の冷徹オヤジよ?
シンちゃんの進路相談になんてくると思う?」
ゲンドウ「邪魔をするぞ。葛城一佐。」
ミサト 「で・・・出たぁぁぁああああ!!!」
ゲンドウ「ずっといたが・・。」
ミサト 「そ・・・そんなぁ!いつから・・・?」
ゲンドウ「あははー!からだ。」
ミサト 「し・・・っ失礼しましたっ!」
ゲンドウ「まぁいい。シンジ・・・プリントを。」
シンジ 「はい。今取ってきます。」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:22:58.22 ID:v5ggrdUn0
ゲンドウ「葛城一佐・・・。」
ミサト 「は・・・っはい!!」
ゲンドウ「減俸は・・・覚悟しておけ・・・。」
ミサト 「そんなぁ・・・お慈悲を・・・。」
ゲンドウ「永久凍土の冷徹オヤジに慈悲などない・・・。」
ミサト 「うぅ・・・。」
ゲンドウ「冗談だ・・・。シンジが世話になっているからな・・。聞き流そう・・。」
ミサト 「司令が・・冗談を・・・。(これは・・・N2爆雷が降るわね・・・。)」
ゲンドウ「聞こえたぞ・・・。」
ミサト 「はっ!失礼致しました!」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:23:42.62 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「お待たせ!父さん!」
ゲンドウ「あぁ・・。むぅ・・・進路相談か・・・。。シンジ・・・将来の夢はあるか?」
シンジ 「え・・?」
ゲンドウ「将来なりたい職業などだな。」
シンジ 「なんだろう・・・考えた事もないや・・・。」
ゲンドウ「明日まで時間はある。ゆっくり考えるといい。」
シンジ 「そんな!父さんも一緒に考えてよ!」
ゲンドウ「そういう件は葛城一佐に・・・」
ミサト 「ここまで来ておいてそれは無いんじゃないですかー?碇・司・令?」
ゲンドウ「・・・。わかった。少し待て」
ゲンドウ「冬月か?今日は帰れそうにない・・。あぁ・・あぁ・・。老人どもにはあとで私から連絡を
いれておく。ではな。」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:24:09.36 ID:v5ggrdUn0
ゲンドウ「葛城一佐・・。」
ミサト 「は・・・はい!」
ゲンドウ「今日はシンジととことん話合う為、泊まらせてもらう。」
ミサト 「え・・・?」
ゲンドウ「問題あるか?」ギロッ
ミサト 「ありませんっ!」
ゲンドウ「セカンドはどうした?」
シンジ 「事情を話したら・・委員長の所に泊まるって」
ゲンドウ「そうか・・・義理とは言え娘になるかもしれん少女だ。挨拶をしておこうと思ったのだが。」
シンジ 「なっ!アスカとはそんなんじゃないよ!」
ゲンドウ「そうなのか・・・。孫の顔が見れると思ったんだがな・・。」
シンジ 「やめてよ!そういうの!」
ゲンドウ「ふっ・・。」
ミサト「何・・・この居づらい雰囲気・・・。」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:24:36.76 ID:v5ggrdUn0
ゲンドウ「時に・・・葛城一佐。」
ミサト 「はっ!」
ゲンドウ「食事はまだだろう?」
ミサト 「はい!」
ゲンドウ「寿司でも頼もうと思うが問題あるか?」
ミサト 「さっすが碇司令!」
シンジ 「ダメだよ!そんなの!」
ゲンドウ「なぜだ?シンジ。」
シンジ 「僕が作るよ!」
ゲンドウ「なっ・・何っ・・・!?」
シンジ 「無駄使いはダメだよ父さん!」
ゲンドウ「しかし男子が台所に立つなど・・・。」
シンジ 「いいんだよ!いつもやってるから!」
ミサト 「シンちゃん!それは・・!」
ゲンドウ「葛城一佐・・。」
ミサト 「ひゃい!」
ゲンドウ「報告にはなかったようだが・・?」
ミサト 「ううぅ・・。はい。申し訳ありません。」
ゲンドウ「まぁいい。おかげでこうして息子の手料理が食べれるのだからな。」
ミサト 「そ・・そうですよ!!さすが碇司令!寛大!いよっ!責任者の鏡っ!」
ゲンドウ「が・・。ネルフから支給されているシンジの養育費用は見直させてもらう。」
ミサト 「あうぅ・・。」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:25:20.69 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「じゃあ僕夕食作ってくるね!父さんはテレビでも見ててよ!すぐ済むから!」
ゲンドウ「あぁ・・そうさせて貰う。」
ミサト 「ふふっ。あんなに嬉しそうなシンジ君。どのぐらいぶりかしら。」
ゲンドウ「何?シンジはいつも辛そうにしてるのか?」
ミサト 「いえ。あぁ見えてアスカともうまくやってると思います。しかしシンジ君は
どこか合わせているような感じがしてたんですが・・。」
ゲンドウ「そうか・・嬉しそうか・・・。」
ミサト 「司令でもそんな顔されるんですね?」
ゲンドウ「葛城一佐・・。」
ミサト 「はっ・・はい!」
ゲンドウ「この件は内密に頼む。」
ミサト 「了解です。」
シンジ 「父さん!ミサトさん!夕飯ができたよ!」
ミサト 「はぁい!今いくわー!」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:25:48.52 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「ミサトさんはビールでいいよね?父さんも?」
ゲンドウ「あぁ。頂こう。」
ゲンドウ「こうしてシンジと食卓を囲むのはどのぐらいぶりだろうな・・。」
シンジ 「やめてよ・・。父さん。なんだか切なくなるよ。」
ミサト 「そ・・そうですよ司令!冷めない内に頂きましょう!いただきまーす!」
ゲンドウ「頂きます。」
シンジ 「口に合うといいんだけど・・・頂きます。」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:26:15.63 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「ど・・・どうかな?」
ゲンドウ「・・・。」
ミサト 「し・・司令?」
ゲンドウ「グスッ・・。」
ミサト 「泣いてる・・!?司令が泣いてる!?」
ゲンドウ「泣いてなどいない・・・。目からLCLが出てるだけだ・・・。ぐすっ・・・。」
シンジ 「どうしたの?父さん。もしかして口に合わなかった?」
ゲンドウ「いや・・・うまい・・。こんなうまい夕食を食べたのは久しぶりだ。」
ゲンドウ「なにより・・・ユイ・・・。」
シンジ 「え?母さん?」
ゲンドウ「ユイの作った食事の味に似ててな・・・グスッ。」
シンジ 「父さん・・・。」
ミサト 「ちょっと司令・・。もしかして酔っ払ってます?」
シンジ 「そんなまだ一杯しか・・・。」
ゲンドウ「思えばシンジには・・・苦労をかけ通しだった・・。ユイにも・・・私は家族の一つも
幸せには出来ないダメな父親だ・・・。」
シンジ 「本当にどうしちゃったんだよ!父さん!やめてよ!ミサトさんの前で・・・!恥ずかしいよ!」
ゲンドウ「そうだ・・・本当に恥ずかしい父親だった・・。すまんシンジ・・。ぐすっ」
ミサト 「司令・・これ以上は飲まない方が・・・。」
ゲンドウ「馬鹿をいうな!これでもゲヒルン時代は歩くアルコール濾過装置のゲンちゃんと
言われてだ・・な・・・Zzzz...Zzzzz」
シンジ 「あ・・・寝た。」
ミサト 「寝たわね・・。」
シンジ 「まったく・・・世話が焼けるなぁ・・!」
ミサト 「いいじゃない。疲れてるのよ。司令はあぁ見えてもかなりご多忙だし。
今回の一件に時間を割くのも相当苦労したんじゃないかしら・・。」
シンジ 「そうなんだ・・・。それなのに僕の為に・・・。」
ミサト 「もう少し・・寝かせておいてあげましょう?」
シンジ 「・・・うん。」
シンジ 「父さん・・いつもお疲れ様。」
ゲンドウ「うーん。ユイ・・ダメだ・・シンジが起きてしまう・・むにゃむにゃ・・」
ミサト「ぷふっ・・!」
シンジ「もう!父さん!台無しだよ!」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:26:51.17 ID:v5ggrdUn0
ミサト「さて明日も学校でしょ?シンちゃんももう寝なさい。」
シンジ「えっ・・でもまだ片付けが・・。」
ミサト「今日は私がやっておくわ!」
シンジ「ミサトさん・・。ありがとうございます。」
ミサト「ほら!シンちゃん!指令をシンちゃんの部屋に運ぶの手伝って!」
シンジ「は・・はい!」
ゲンドウ「うーん。ユイぃ・・!」
ミサト「ちょっ・・指令!」
シンジ「うわぁぁぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!もういい加減にしてよ!父さん!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:27:36.35 ID:v5ggrdUn0
ミサト「なんとか部屋に運べたわね・・。」
シンジ「なんか・・色々とすみません・・。」
ミサト「いいのよ・・。お酒の恐ろしさは私もよく知ってるわ。」
ミサト「それになんだか・・お父さんが出来たみたいで私も嬉しかったもの。」
シンジ「それじゃあ、じゃあミサトさんは僕のお姉さんですね。」
ミサトさん「こーんな美人のお姉さんを持ててシンちゃんは幸せ者ねー!」
シンジ「あははっ!はい!」
ミサト「ほら。後片付けはお姉さんに任せてシンジ君は寝る準備なさい。」
シンジ「はい・・!」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:28:52.57 ID:v5ggrdUn0
ミサト「なんとか部屋に運べたわね・・。」
シンジ「なんか・・色々とすみません・・。」
ミサト「いいのよ・・。お酒の恐ろしさは私もよく知ってるわ。」
ミサト「それになんだか・・お父さんが出来たみたいで私も嬉しかったもの。」
シンジ「それじゃあ、じゃあミサトさんは僕のお姉さんですね。」
ミサトさん「こーんな美人のお姉さんを持ててシンちゃんは幸せ者ねー!」
シンジ「あははっ!はい!」
ミサト「ほら。後片付けはお姉さんに任せてシンジ君は寝る準備なさい。」
シンジ「はい・・!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:30:37.03 ID:v5ggrdUn0
シンジ「ふぅ・・なんか父さんが僕の部屋で寝てるなんて・・
すごく不思議な感じだ・・。」
シンジ「はぁ・・将来の・・夢かぁ・・。」
ゲンドウ「シンジ・・。」
シンジ「父さん?起きてたの?」
ゲンドウ「あぁ・・今しがたな・・。」
シンジ「大丈夫?頭とか痛くない?」
ゲンドウ「問題ない。」
シンジ「そっか・・。」
ゲンドウ「夢を・・」
シンジ「えっ?」
ゲンドウ「夢を見ていた・・。」
シンジ「うん。」
ゲンドウ「ユイとシンジと三人で暮らしてる夢だ。」
シンジ「うん。」
ゲンドウ「夢の中でユイは言っていた。シンジに・・」
シンジ 「なんて?」
ゲンドウ「女の子には優しくしなさい。みんなの為になる事は
喜んでやりなさい。父さんの言うことをよく聞いていい子に
するのよ。母さんはいつも側にいるからね。と」
シンジ 「僕はなんて言ったの?」
ゲンドウ「泣いていた。」
シンジ「そっか・・。」
ゲンドウ「シンジ・・母さんがいなくて寂しいか?」
シンジ「そりゃ・・少しはね。」
ゲンドウ「そうか。」
シンジ「父さんは?」
ゲンドウ「私もだ・・。」
シンジ「父さん・・。」
ゲンドウ「シンジ・・今日は一緒に寝よう。」
シンジ 「えっ・・恥ずかしいよ!」
ゲンドウ「親子だぞ。恥ずかしがる事もあるまい。」
シンジ 「う・・うん。」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:31:12.13 ID:v5ggrdUn0
ゲンドウ「将来の夢は考えたか?」
シンジ 「え?いやまだなんだ・・。」
ゲンドウ「そうか・・。」
シンジ 「父さんは・・何になりたかったの?」
ゲンドウ「私か?私は・・勉強ばかりしていた。なんの目標も無くな・・。」
シンジ 「そうなんだ・・。」
ゲンドウ「そうだ。知識を得れば得るほど、私は進化していると思っていた。」
ゲンドウ「しかし知識はどれだけあるかではなく何に使うかであると痛感する事があってな。」
ゲンドウ「その時だ、人の進化について興味が湧いた。」
シンジ 「うん。」
ゲンドウ「そして大学で冬月先生とユイに出会った。」
シンジ 「そんな昔からのつきあいだったんだね。」
ゲンドウ「そうだ。もう20年来だな。」
シンジ 「仲が良いんだね・・。」
ゲンドウ「しかし最初からじゃないぞ?私と冬月でユイを
取り合ったりもしたんだ。」
シンジ 「えっ!?本当!?」
ゲンドウ 「あぁ。しかしユイは私を選んでくれた。」
シンジ 「嬉しかった?」
ゲンドウ「あぁ・・そしてその証が・・シンジ。お前だ。」
シンジ 「なんだか恥ずかしいよ・・。」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:31:46.54 ID:v5ggrdUn0
ゲンドウ「シンジ・・お前は二人の宝だ。後悔しないように
生きてほしい。」
ゲンドウ「ユイの居ない世界など・・と思った事もあった。」
シンジ 「うん・・・。」
ゲンドウ「ユイにさえ会えれば世界などどうにでもなれと思った事もあっ
た。」
シンジ 「うん・・・。」
ゲンドウ「だが今は後悔している。シンジに寂しい思いをさせてしまった。」
シンジ 「父さん・・。」
ゲンドウ「今なら分かる・・次の世代に希望を託す事が人類の進化なのだな。シンジ。」
シンジ 「うん・・・。なんとなく父さんのいう事分かる気がする。」
ゲンドウ「シンジは今やっていて楽しい事はあるか?」
シンジ 「嬉しいのは・・・シンクロ率が上がった時かな。やっぱり数字になると実感沸くし・・」
ゲンドウ「そうか・・その答えは司令としては嬉しいが・・父としてお前に聞くのだ。」
シンジ 「・・・。あるにはあるけど・・・恥ずかしいよ・・。」
ゲンドウ「なんだ?言ってみろ。」
シンジ 「料理をしてる時かな・・あと食べてくれた人がおいしいって言ってくれた時・・。」
ゲンドウ「それだ!シンジ!板前になれ!」
シンジ 「ちょ・・!父さん!夜中に大声出さないでよ!」
ゲンドウ「料亭となれば立地が命だ!場所はどこにするか!?ザギンか!?ギロッポンか!?」
シンジ 「ちょっと父さん!まだ決まった訳じゃないんだから!」
ゲンドウ「そ・・・そうか・・。すまん・・。つい盛り上がってしまった・・。」
シンジ 「でも・・・いいね・・。板前・・。僕にもなれるかな・・・。」
ゲンドウ「なれる!誰がなんと言おうと。ネルフの権力を使ってでもお前を板前にしてみせる。」
シンジ 「それじゃ意味がないよ・・。父さん。」
ゲンドウ「そ・・そうだな・・。」
シンジ 「僕中学出たら修行する為に就職する事にするよ・・。」
シンジ 「立派な板前になって父さんに沢山親孝行するよ。」
ゲンドウ「・・・・。」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:32:26.38 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「父さん?」
ゲンドウ「・・・ぐすっ。」
シンジ 「泣いてるの?」
ゲンドウ「今日はLCLがよく出るな・・・。」
シンジ 「ねぇ父さん?」
ゲンドウ「なんだ?」
シンジ 「もしかしてLCLって父さんの涙なの?」
ゲンドウ「そうだ。だが人体に影響はない。」
シンジ 「あるよ!精神的に影響あるよ!アスカが聞いたら失神しちゃうよ!」
ゲンドウ「ふっ・・・冗談だ・・。」
シンジ 「父さんでも冗談言うんだね・・。」
ゲンドウ「意外か?これでもゲヒルン時代は歩く強制腹筋強化マシンと言われてだな・・。」
シンジ 「あははwみんなにも父さんの冗談聞かせてあげたいよw!」
ゲンドウ「ふっ・・じゃあこれはどうだ?」
シンジ 「うん!何何?」
ゲンドウ「ゲンドウは逃げンドウ!」
シンジ 「うん・・。無理しなくていいや。」
ゲンドウ「あ・・・あぁ・・そろそろ寝るか・・・。」
シンジ 「うん・・。」
ゲンドウ「ネルフ(寝る夫)なだけに!」
シンジ 「父さん。もう寝よう。」
ゲンドウ「・・・おやすみシンジ。」
シンジ 「おやすみ父さん。」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:33:55.24 ID:v5ggrdUn0
次回予告BGM
ミサト 「よく朝シンジが目を覚ますとそこに父の姿は無かった・・・。」
人類補完計画の名の元にネルフに連れ戻され幽閉されるゲンドウ。
果たして未来を描く親子の物語はどこへ続くのか・・。さてーこの次もサービスサービスぅ!」
エヴァのSSです。
テーマはギャグ・感動。注・ゲンドウだけキャラ崩壊が激しいです。
シンジ「あ・・・もしもし父さん?今度学校で進路相談があるんだ。で父兄の方にも来てもらうようn」
ゲンドウ「そういうのは・・・葛城一佐に一任してある。が葛城一佐は父兄ではないので
私がいく。」
シンジ 「本当!?父さん!?」
冬月 「なっ!?碇!?」
ゲンドウ「今日の会議が終わり次第、葛城一佐の自宅に向かう。詳しい話はそこで聞こう。葛城一佐に
そう伝えてくれ。」
シンジ「わかったよ!じゃあ後でね!」
ゲンドウ「冬月・・・今日と明日の予定を全てキャンセルしろ。」
冬月 「馬鹿をいうな・・・。国連の会議だけでも・・・。」
ゲンドウ「これは司令命令だ。国連の犬どもぐらい。お前一人でもどうとでもなる。」
冬月 「手間をかけさせおって・・・。」
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:22:18.28 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「という訳なんだ・・・。ミサトさん。」
ミサト 「またまたぁ!冗談でしょー!まったくシンちゃんもきっついギャグが言えるようになったのね!
関心・関心!」
シンジ 「嘘じゃないよ!本当なんだ・・!信じてよ!ミサトさん!」
ミサト 「やーねー!迫真の演技しちゃって!信じてよ!ってシンジなだけに?あははー!」
シンジ 「本当なのに・・!」
ミサト 「大体シンちゃん!シンちゃんのお父さんってあのネルフの動く石像・永久凍土の冷徹オヤジよ?
シンちゃんの進路相談になんてくると思う?」
ゲンドウ「邪魔をするぞ。葛城一佐。」
ミサト 「で・・・出たぁぁぁああああ!!!」
ゲンドウ「ずっといたが・・。」
ミサト 「そ・・・そんなぁ!いつから・・・?」
ゲンドウ「あははー!からだ。」
ミサト 「し・・・っ失礼しましたっ!」
ゲンドウ「まぁいい。シンジ・・・プリントを。」
シンジ 「はい。今取ってきます。」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:22:58.22 ID:v5ggrdUn0
ゲンドウ「葛城一佐・・・。」
ミサト 「は・・・っはい!!」
ゲンドウ「減俸は・・・覚悟しておけ・・・。」
ミサト 「そんなぁ・・・お慈悲を・・・。」
ゲンドウ「永久凍土の冷徹オヤジに慈悲などない・・・。」
ミサト 「うぅ・・・。」
ゲンドウ「冗談だ・・・。シンジが世話になっているからな・・。聞き流そう・・。」
ミサト 「司令が・・冗談を・・・。(これは・・・N2爆雷が降るわね・・・。)」
ゲンドウ「聞こえたぞ・・・。」
ミサト 「はっ!失礼致しました!」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:23:42.62 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「お待たせ!父さん!」
ゲンドウ「あぁ・・。むぅ・・・進路相談か・・・。。シンジ・・・将来の夢はあるか?」
シンジ 「え・・?」
ゲンドウ「将来なりたい職業などだな。」
シンジ 「なんだろう・・・考えた事もないや・・・。」
ゲンドウ「明日まで時間はある。ゆっくり考えるといい。」
シンジ 「そんな!父さんも一緒に考えてよ!」
ゲンドウ「そういう件は葛城一佐に・・・」
ミサト 「ここまで来ておいてそれは無いんじゃないですかー?碇・司・令?」
ゲンドウ「・・・。わかった。少し待て」
ゲンドウ「冬月か?今日は帰れそうにない・・。あぁ・・あぁ・・。老人どもにはあとで私から連絡を
いれておく。ではな。」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:24:09.36 ID:v5ggrdUn0
ゲンドウ「葛城一佐・・。」
ミサト 「は・・・はい!」
ゲンドウ「今日はシンジととことん話合う為、泊まらせてもらう。」
ミサト 「え・・・?」
ゲンドウ「問題あるか?」ギロッ
ミサト 「ありませんっ!」
ゲンドウ「セカンドはどうした?」
シンジ 「事情を話したら・・委員長の所に泊まるって」
ゲンドウ「そうか・・・義理とは言え娘になるかもしれん少女だ。挨拶をしておこうと思ったのだが。」
シンジ 「なっ!アスカとはそんなんじゃないよ!」
ゲンドウ「そうなのか・・・。孫の顔が見れると思ったんだがな・・。」
シンジ 「やめてよ!そういうの!」
ゲンドウ「ふっ・・。」
ミサト「何・・・この居づらい雰囲気・・・。」
ゲンドウ「時に・・・葛城一佐。」
ミサト 「はっ!」
ゲンドウ「食事はまだだろう?」
ミサト 「はい!」
ゲンドウ「寿司でも頼もうと思うが問題あるか?」
ミサト 「さっすが碇司令!」
シンジ 「ダメだよ!そんなの!」
ゲンドウ「なぜだ?シンジ。」
シンジ 「僕が作るよ!」
ゲンドウ「なっ・・何っ・・・!?」
シンジ 「無駄使いはダメだよ父さん!」
ゲンドウ「しかし男子が台所に立つなど・・・。」
シンジ 「いいんだよ!いつもやってるから!」
ミサト 「シンちゃん!それは・・!」
ゲンドウ「葛城一佐・・。」
ミサト 「ひゃい!」
ゲンドウ「報告にはなかったようだが・・?」
ミサト 「ううぅ・・。はい。申し訳ありません。」
ゲンドウ「まぁいい。おかげでこうして息子の手料理が食べれるのだからな。」
ミサト 「そ・・そうですよ!!さすが碇司令!寛大!いよっ!責任者の鏡っ!」
ゲンドウ「が・・。ネルフから支給されているシンジの養育費用は見直させてもらう。」
ミサト 「あうぅ・・。」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:25:20.69 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「じゃあ僕夕食作ってくるね!父さんはテレビでも見ててよ!すぐ済むから!」
ゲンドウ「あぁ・・そうさせて貰う。」
ミサト 「ふふっ。あんなに嬉しそうなシンジ君。どのぐらいぶりかしら。」
ゲンドウ「何?シンジはいつも辛そうにしてるのか?」
ミサト 「いえ。あぁ見えてアスカともうまくやってると思います。しかしシンジ君は
どこか合わせているような感じがしてたんですが・・。」
ゲンドウ「そうか・・嬉しそうか・・・。」
ミサト 「司令でもそんな顔されるんですね?」
ゲンドウ「葛城一佐・・。」
ミサト 「はっ・・はい!」
ゲンドウ「この件は内密に頼む。」
ミサト 「了解です。」
シンジ 「父さん!ミサトさん!夕飯ができたよ!」
ミサト 「はぁい!今いくわー!」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:25:48.52 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「ミサトさんはビールでいいよね?父さんも?」
ゲンドウ「あぁ。頂こう。」
ゲンドウ「こうしてシンジと食卓を囲むのはどのぐらいぶりだろうな・・。」
シンジ 「やめてよ・・。父さん。なんだか切なくなるよ。」
ミサト 「そ・・そうですよ司令!冷めない内に頂きましょう!いただきまーす!」
ゲンドウ「頂きます。」
シンジ 「口に合うといいんだけど・・・頂きます。」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:26:15.63 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「ど・・・どうかな?」
ゲンドウ「・・・。」
ミサト 「し・・司令?」
ゲンドウ「グスッ・・。」
ミサト 「泣いてる・・!?司令が泣いてる!?」
ゲンドウ「泣いてなどいない・・・。目からLCLが出てるだけだ・・・。ぐすっ・・・。」
シンジ 「どうしたの?父さん。もしかして口に合わなかった?」
ゲンドウ「いや・・・うまい・・。こんなうまい夕食を食べたのは久しぶりだ。」
ゲンドウ「なにより・・・ユイ・・・。」
シンジ 「え?母さん?」
ゲンドウ「ユイの作った食事の味に似ててな・・・グスッ。」
シンジ 「父さん・・・。」
ミサト 「ちょっと司令・・。もしかして酔っ払ってます?」
シンジ 「そんなまだ一杯しか・・・。」
ゲンドウ「思えばシンジには・・・苦労をかけ通しだった・・。ユイにも・・・私は家族の一つも
幸せには出来ないダメな父親だ・・・。」
シンジ 「本当にどうしちゃったんだよ!父さん!やめてよ!ミサトさんの前で・・・!恥ずかしいよ!」
ゲンドウ「そうだ・・・本当に恥ずかしい父親だった・・。すまんシンジ・・。ぐすっ」
ミサト 「司令・・これ以上は飲まない方が・・・。」
ゲンドウ「馬鹿をいうな!これでもゲヒルン時代は歩くアルコール濾過装置のゲンちゃんと
言われてだ・・な・・・Zzzz...Zzzzz」
シンジ 「あ・・・寝た。」
ミサト 「寝たわね・・。」
シンジ 「まったく・・・世話が焼けるなぁ・・!」
ミサト 「いいじゃない。疲れてるのよ。司令はあぁ見えてもかなりご多忙だし。
今回の一件に時間を割くのも相当苦労したんじゃないかしら・・。」
シンジ 「そうなんだ・・・。それなのに僕の為に・・・。」
ミサト 「もう少し・・寝かせておいてあげましょう?」
シンジ 「・・・うん。」
シンジ 「父さん・・いつもお疲れ様。」
ゲンドウ「うーん。ユイ・・ダメだ・・シンジが起きてしまう・・むにゃむにゃ・・」
ミサト「ぷふっ・・!」
シンジ「もう!父さん!台無しだよ!」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:26:51.17 ID:v5ggrdUn0
ミサト「さて明日も学校でしょ?シンちゃんももう寝なさい。」
シンジ「えっ・・でもまだ片付けが・・。」
ミサト「今日は私がやっておくわ!」
シンジ「ミサトさん・・。ありがとうございます。」
ミサト「ほら!シンちゃん!指令をシンちゃんの部屋に運ぶの手伝って!」
シンジ「は・・はい!」
ゲンドウ「うーん。ユイぃ・・!」
ミサト「ちょっ・・指令!」
シンジ「うわぁぁぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!もういい加減にしてよ!父さん!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:27:36.35 ID:v5ggrdUn0
ミサト「なんとか部屋に運べたわね・・。」
シンジ「なんか・・色々とすみません・・。」
ミサト「いいのよ・・。お酒の恐ろしさは私もよく知ってるわ。」
ミサト「それになんだか・・お父さんが出来たみたいで私も嬉しかったもの。」
シンジ「それじゃあ、じゃあミサトさんは僕のお姉さんですね。」
ミサトさん「こーんな美人のお姉さんを持ててシンちゃんは幸せ者ねー!」
シンジ「あははっ!はい!」
ミサト「ほら。後片付けはお姉さんに任せてシンジ君は寝る準備なさい。」
シンジ「はい・・!」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:28:52.57 ID:v5ggrdUn0
ミサト「なんとか部屋に運べたわね・・。」
シンジ「なんか・・色々とすみません・・。」
ミサト「いいのよ・・。お酒の恐ろしさは私もよく知ってるわ。」
ミサト「それになんだか・・お父さんが出来たみたいで私も嬉しかったもの。」
シンジ「それじゃあ、じゃあミサトさんは僕のお姉さんですね。」
ミサトさん「こーんな美人のお姉さんを持ててシンちゃんは幸せ者ねー!」
シンジ「あははっ!はい!」
ミサト「ほら。後片付けはお姉さんに任せてシンジ君は寝る準備なさい。」
シンジ「はい・・!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:30:37.03 ID:v5ggrdUn0
シンジ「ふぅ・・なんか父さんが僕の部屋で寝てるなんて・・
すごく不思議な感じだ・・。」
シンジ「はぁ・・将来の・・夢かぁ・・。」
ゲンドウ「シンジ・・。」
シンジ「父さん?起きてたの?」
ゲンドウ「あぁ・・今しがたな・・。」
シンジ「大丈夫?頭とか痛くない?」
ゲンドウ「問題ない。」
シンジ「そっか・・。」
ゲンドウ「夢を・・」
シンジ「えっ?」
ゲンドウ「夢を見ていた・・。」
シンジ「うん。」
ゲンドウ「ユイとシンジと三人で暮らしてる夢だ。」
シンジ「うん。」
ゲンドウ「夢の中でユイは言っていた。シンジに・・」
シンジ 「なんて?」
ゲンドウ「女の子には優しくしなさい。みんなの為になる事は
喜んでやりなさい。父さんの言うことをよく聞いていい子に
するのよ。母さんはいつも側にいるからね。と」
シンジ 「僕はなんて言ったの?」
ゲンドウ「泣いていた。」
シンジ「そっか・・。」
ゲンドウ「シンジ・・母さんがいなくて寂しいか?」
シンジ「そりゃ・・少しはね。」
ゲンドウ「そうか。」
シンジ「父さんは?」
ゲンドウ「私もだ・・。」
シンジ「父さん・・。」
ゲンドウ「シンジ・・今日は一緒に寝よう。」
シンジ 「えっ・・恥ずかしいよ!」
ゲンドウ「親子だぞ。恥ずかしがる事もあるまい。」
シンジ 「う・・うん。」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:31:12.13 ID:v5ggrdUn0
ゲンドウ「将来の夢は考えたか?」
シンジ 「え?いやまだなんだ・・。」
ゲンドウ「そうか・・。」
シンジ 「父さんは・・何になりたかったの?」
ゲンドウ「私か?私は・・勉強ばかりしていた。なんの目標も無くな・・。」
シンジ 「そうなんだ・・。」
ゲンドウ「そうだ。知識を得れば得るほど、私は進化していると思っていた。」
ゲンドウ「しかし知識はどれだけあるかではなく何に使うかであると痛感する事があってな。」
ゲンドウ「その時だ、人の進化について興味が湧いた。」
シンジ 「うん。」
ゲンドウ「そして大学で冬月先生とユイに出会った。」
シンジ 「そんな昔からのつきあいだったんだね。」
ゲンドウ「そうだ。もう20年来だな。」
シンジ 「仲が良いんだね・・。」
ゲンドウ「しかし最初からじゃないぞ?私と冬月でユイを
取り合ったりもしたんだ。」
シンジ 「えっ!?本当!?」
ゲンドウ 「あぁ。しかしユイは私を選んでくれた。」
シンジ 「嬉しかった?」
ゲンドウ「あぁ・・そしてその証が・・シンジ。お前だ。」
シンジ 「なんだか恥ずかしいよ・・。」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:31:46.54 ID:v5ggrdUn0
ゲンドウ「シンジ・・お前は二人の宝だ。後悔しないように
生きてほしい。」
ゲンドウ「ユイの居ない世界など・・と思った事もあった。」
シンジ 「うん・・・。」
ゲンドウ「ユイにさえ会えれば世界などどうにでもなれと思った事もあっ
た。」
シンジ 「うん・・・。」
ゲンドウ「だが今は後悔している。シンジに寂しい思いをさせてしまった。」
シンジ 「父さん・・。」
ゲンドウ「今なら分かる・・次の世代に希望を託す事が人類の進化なのだな。シンジ。」
シンジ 「うん・・・。なんとなく父さんのいう事分かる気がする。」
ゲンドウ「シンジは今やっていて楽しい事はあるか?」
シンジ 「嬉しいのは・・・シンクロ率が上がった時かな。やっぱり数字になると実感沸くし・・」
ゲンドウ「そうか・・その答えは司令としては嬉しいが・・父としてお前に聞くのだ。」
シンジ 「・・・。あるにはあるけど・・・恥ずかしいよ・・。」
ゲンドウ「なんだ?言ってみろ。」
シンジ 「料理をしてる時かな・・あと食べてくれた人がおいしいって言ってくれた時・・。」
ゲンドウ「それだ!シンジ!板前になれ!」
シンジ 「ちょ・・!父さん!夜中に大声出さないでよ!」
ゲンドウ「料亭となれば立地が命だ!場所はどこにするか!?ザギンか!?ギロッポンか!?」
シンジ 「ちょっと父さん!まだ決まった訳じゃないんだから!」
ゲンドウ「そ・・・そうか・・。すまん・・。つい盛り上がってしまった・・。」
シンジ 「でも・・・いいね・・。板前・・。僕にもなれるかな・・・。」
ゲンドウ「なれる!誰がなんと言おうと。ネルフの権力を使ってでもお前を板前にしてみせる。」
シンジ 「それじゃ意味がないよ・・。父さん。」
ゲンドウ「そ・・そうだな・・。」
シンジ 「僕中学出たら修行する為に就職する事にするよ・・。」
シンジ 「立派な板前になって父さんに沢山親孝行するよ。」
ゲンドウ「・・・・。」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:32:26.38 ID:v5ggrdUn0
シンジ 「父さん?」
ゲンドウ「・・・ぐすっ。」
シンジ 「泣いてるの?」
ゲンドウ「今日はLCLがよく出るな・・・。」
シンジ 「ねぇ父さん?」
ゲンドウ「なんだ?」
シンジ 「もしかしてLCLって父さんの涙なの?」
ゲンドウ「そうだ。だが人体に影響はない。」
シンジ 「あるよ!精神的に影響あるよ!アスカが聞いたら失神しちゃうよ!」
ゲンドウ「ふっ・・・冗談だ・・。」
シンジ 「父さんでも冗談言うんだね・・。」
ゲンドウ「意外か?これでもゲヒルン時代は歩く強制腹筋強化マシンと言われてだな・・。」
シンジ 「あははwみんなにも父さんの冗談聞かせてあげたいよw!」
ゲンドウ「ふっ・・じゃあこれはどうだ?」
シンジ 「うん!何何?」
ゲンドウ「ゲンドウは逃げンドウ!」
シンジ 「うん・・。無理しなくていいや。」
ゲンドウ「あ・・・あぁ・・そろそろ寝るか・・・。」
シンジ 「うん・・。」
ゲンドウ「ネルフ(寝る夫)なだけに!」
シンジ 「父さん。もう寝よう。」
ゲンドウ「・・・おやすみシンジ。」
シンジ 「おやすみ父さん。」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 11:33:55.24 ID:v5ggrdUn0
次回予告BGM
ミサト 「よく朝シンジが目を覚ますとそこに父の姿は無かった・・・。」
人類補完計画の名の元にネルフに連れ戻され幽閉されるゲンドウ。
果たして未来を描く親子の物語はどこへ続くのか・・。さてーこの次もサービスサービスぅ!」
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