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アスカ「強くてニューゲーム」

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Part1
1 :>>1 :2018/05/16(水) 18:02:24.19 ID:mEI1LUBF0
アスカ「…………ん……」
アスカ「……いたい……っ?」ムクッ
アスカ「……?ここ、どこよ?」
アスカ(あたしは、確か……弐号機の中に居たはず)
アスカ「……?あ!ここ、あたしがドイツに居た時に使っていた部屋じゃない!」
アスカ「けどなんでこんな所に?」
アスカ(えーっと、確か……弐号機に乗って、戦自と戦って……)
アスカ(その後量産機と……っ)ゾクッ
アスカ「……あたし、死んじゃった?」
アスカ(となるとここは天国?でも、なんでこの部屋なのよ……)
アスカ(ん……?)
アスカ「今日は6月21日?って……この日、確か……」
アスカ「第三の使徒が襲来した前日、よね」
アスカ「……この卓上時計が間違ってる可能性は……無いわね、ネットワークを利用してた気がするわ」
アスカ「……使徒、エヴァ」
アスカ「っ!そうよ!弐号機!……ママっ!」
プロローグ『アスカの補完計画』

2 :>>1 :2018/05/16(水) 18:03:28.54 ID:mEI1LUBF0
新世紀エヴァンゲリオンにて、旧劇のラスト、サードインパクトが起きた時点でアスカが過去に戻った状況です。
劇中描かれなかった部分は漫画などからの想像になっております。また、日常の様子は現実の2015年の日本をイメージしております。
旧アニメのストーリーのを軸として進行します。
稚拙な文ですが、お楽しみいただけたら幸いです。

3 :>>1 :2018/05/16(水) 18:05:00.72 ID:mEI1LUBF0
アスカ「ママ……」
弐号機『……』
アスカ(ドイツ支部のまんまの配置ね……やっぱりここはドイツ??)
アスカ「……これ、夢じゃないの?」
アスカ「なら、あたしは生き返ったの?どうしてここにいるの?……サードインパクトのせい?」
アスカ「……ママ、教えてよ……」
弐号機『……』
アスカ「……そうよね、話せるわけないわよね、だってこれエヴァだし…」
加持「……アスカ?こんな所でどうしたんだ?今日は休みだろ」
アスカ「……!加持……さん……?」
加持「なんだ、そんなに驚いて……」
アスカ「え、いや、えっと……か、加持さんこそなんでこんな所にいるのよ!」
加持「ん……俺は、まぁ、仕事だよ」
アスカ「そ、そう……」
加持「じゃ、またな、アスカ」
アスカ「う、うん……」
アスカ(どういうこと?加持さんが生きてる……?)
アスカ(……やっぱり…)

4 :>>1 :2018/05/16(水) 18:06:25.18 ID:mEI1LUBF0
-その日の夜、アスカの部屋-
アスカ「……タイムループ」スマホポチポチ
アスカ「これが有力かしら……後、バタフライエフェクトって言うのがあるらしいわね」
アスカ「蝶の羽ばたきは世界を変える……か。あたしがすべきことは今まで通り振る舞うか、敢えて未来を変えてみせるか……」
アスカ「って何なのよもう!訳わかんない!」
アスカ「……確か後3時間ね。日本で第三使徒が確認されるの」
アスカ(使徒のデータ……あんなもの見せられたところで、って感じよね。同じような使徒なんてほとんど居ないじゃない)
アスカ「……シンジ……ミサト……ファースト……」
アスカ「考えても無駄ね。あたしが居なくても勝てたんだし、今回も何事もなく勝てるでしょ……」
アスカ「……寝よっと」

5 :>>1 :2018/05/16(水) 18:07:29.27 ID:mEI1LUBF0
ドイツ支部員1「第三使徒、殲滅されたそうね」
ドイツ支部員2「らしいな。データは届いてるのか?」
ドイツ支部員3「既に弐号機パイロットには渡してあるさ」
ドイツ支部員1「さっすが!仕事早いわね~」
アスカ「……」
アスカ「同じような資料ね。まぁ細部までは覚えてないけどさ」
アスカ「……そう言えばもうそろそろね、シンクロテスト」
アスカ「……エヴァ。使徒。……ママ」
アスカ「はぁ、分かんないことだらけね」


6 :>>1 :2018/05/16(水) 18:10:06.72 ID:mEI1LUBF0
ドイツ支部員1『アスカ、準備はいい?』
アスカ「えぇ、オッケーよ」
ドイツ支部員1『弐号機シンクロテスト、開始』
アスカ(…………懐かしい匂い……)
アスカ「……ママ」ボソッ
ドイツ支部員2『なっ!?弐号機シンクロ率……70%をオーバーしています!』
ドイツ支部員3『有り得るのか!?』
アスカ(ママがあたしと居てくれる……)
ドイツ支部員2『なっ、弐号機シンクロ率上昇、80、90、100……ひゃ、132.5%です!』
アスカ「……今じゃない、か」
ドイツ支部員2『!?に、弐号機シンクロ率低下……50%に落ち着きました』
ドイツ支部員3『どうなっているんだ、こんなことが……』
ドイツ支部員1『アスカ……』
弐号機『……』ググッ
加持(132.5…信じ難い数値だな。……碇司令に伝えておくか)

7 :>>1 :2018/05/16(水) 18:13:22.45 ID:mEI1LUBF0
アスカ「ダメね、あまり高いシンクロ率を出すと驚かれてしまうわね」
アスカ「……あの感じ、分かる。ママが居てくれる。一緒に居てくれる……」
アスカ「……私、ママと一緒に戦うわ……この先も、ずっと……」
時は経ち、第四使徒および第五使徒もミサトとシンジ、そしてレイ達によって撃破された。
多少の誤差はあっても、恐らく前回と変わってはいない。
-弐号機格納庫-
アスカ「……いよいよ明日ね。」
アスカ「海上に第六使徒のあいつがいるわ。」
アスカ「口内にあるコア。口に飛び込んで無理やり叩き割ってやるわ」
アスカ「まっ、あたしにかかれば余裕よね!」
アスカ「それじゃ、おやすみ、ママ」
アスカ「また、明日ね…」
弐号機『……』

8 :>>1 :2018/05/16(水) 18:14:41.34 ID:mEI1LUBF0
-2015年9月20日、太平洋艦隊上-
アスカ「騒がしいわね。……あいつらが来たのか」
アスカ「やっほー、ミサト。元気~?」
ミサト「あら、アスカ。おっきくなったわね~、そうそう、今日はサードチルドレンがいるわよ!」
アスカ「ふーん、サードチルドレンが……」
トウジ「なんや、えらいべっぴんさんやぞ」コソコソ
ケンスケ「この人がセカンドチルドレンなのかな」コソコソ
シンジ「多分そうだよ」コソコソ
アスカ「なーにコソコソしてるのよ。それより、サードチルドレンは何方?」
シンジ「あ、えっと、僕、だけど……」
アスカ「そう。あたしは惣流・アスカ・ラングレー。弐号機のパイロットよ。宜しくね」
シンジ「あ、うん、えっと、僕は碇シンジで、初号機のパイロットだよ。宜しく」
アスカ「それじゃ、あたし弐号機の所に居るから」
ミサト「あら、もう行っちゃうの?残念だわ」
アスカ「じゃ、まったね~、ミサト」
ミサト「えぇ、またね~」
ミサト(アスカ……何だか変わったわね)
アスカ(さて、使徒に備えなきゃね)

9 :>>1 :2018/05/16(水) 18:15:35.29 ID:mEI1LUBF0
アスカ「……三馬鹿はあたしのこと覚えてないらしいわね」
アスカ「ミサトはあたしのことを知ってたってことは……やっぱり過去に飛んでるのね」
アスカ「……ママ……」
アスカ「らしくないわよ、アスカ。それにもうじきあの魚みたいな使徒がやってくるわ」
アスカ「口の中飛び込んでコアにナイフを突き刺す……多分これで殺れるはず」
アスカ「きっと上手くいくわ、アスカ……そうよね、ママ?」
弐号機『……』
アスカ「……」
ゴオォォン!
アスカ(……!!来た!)
アスカ「行くわよ、アスカ!」

10 :>>1 :2018/05/16(水) 18:17:26.37 ID:mEI1LUBF0
ミサト「使徒!?まずいわね、艦長の所へ向かうわよ!」
シンジ「み、ミサトさん!あれ!」
ミサト「な、弐号機!?」
ミサト「……とにかく急ぐわよ!皆!」
シンジ、トウジ、ケンスケ「はい!」
ーーー
弐号機『……』
アスカ「……弐号機、ミッション開始」
艦長『今すぐそれを止めろ!』
ミサト『お言葉ですが、あれはどー見ても使徒ですわ!』
艦長『えーい!』
ミサト『うるさいわね~、アスカ、やっちゃいなさーい!』
アスカ「分かってるわよ!残り62秒でケリを付ける!」
弐号機『……!!』グワッ
艦隊員『弐号機着艦します!衝撃、来ます!』
弐号機『……!』ドォォン!!
アスカ「さぁ来なさい!」
使徒『……!!』ガブッ
ミサト『弐号機が飲まれた!?』
アスカ「この……中に……」ジャキン!
ミサト『ナイフを装備?……まさか!』
アスカ「どぉりゃぁぁぁぁぁあ!!!」
弐号機『ウオォォォォォン』カッ
使徒『……!!!』
ドォォォォ……

11 :>>1 :2018/05/16(水) 18:18:29.59 ID:mEI1LUBF0
リツコ「海上で使徒と遭遇、ね」
ミサト「えぇ、不幸だったけれど、コアのみが潰れただけの綺麗なサンプルは持ち帰ったわよ」
リツコ「……もっと面白いデータが取れてるわよ。戦闘時、弐号機のシンクロ率が150%を超えたわ」
ミサト「な、150%を!?」
リツコ「えぇ、一瞬ね。コアにナイフを突き刺す瞬間だけよ」
ミサト「……コア」
ミサト(そう言えばアスカ、迷うことなく口の中に突っ込んでいったけれど……何故あそこにコアがあるとわかったの?)
ミサト「……」
リツコ「……ふぅ。それで、確か一緒に暮らすことになったのよね。あなたとアスカ……つまりサードとセカントのチルドレンが」
ミサト「アスカがあんなお願いしてくるなんて、びっくりだわ」
アスカ(べ、別にシンジと暮らしたいんじゃなくて、前回と変わらないようにしてるだけだってんの!)
アスカ(……って、あたし誰に言い訳してんのよ…)

12 :>>1 :2018/05/16(水) 18:19:29.27 ID:mEI1LUBF0
アスカ「あれからあたしは極力『惣流アスカ』として振舞った」
アスカ「……不思議な感じがするわ。心が冷めきってるというか……」
アスカ「……」
アスカ「第七使徒は手こずることなく倒せた。簡単な話、武器を二つ使って同時にコアに突き立てるだけ」
アスカ「その後は大体前回と同じ。マグマを潜って、捕獲に失敗。その後来たやつはライフルで1発だったわ」
アスカ「そして次が」
アスカ「天より飛来する最大の使徒、ってわけね」
アスカ「……なーんちゃって、ま、余裕よ余裕!」

13 :>>1 :2018/05/16(水) 18:20:28.09 ID:mEI1LUBF0
アスカ「……余裕じゃなかったんですけど……」
ループ.3回目
アスカ「まさか、シンジが受け止められずそのままNERVがバーンって消えちゃうとは」
アスカ「……うーん……悩ましいわね」
アスカ「それ以外の奴は楽に勝てたのになー」
アスカ「ま、当然よね。何せあたしは全部分かってるんだし!悩む必要ないって感じー?」
アスカ「それにしても、負けたらこの部屋に戻ってくるのかしら?」
アスカ「……………………気持ち悪い」
プロローグ『アスカの補完計画』 -了-

15 :>>1 :2018/05/16(水) 18:21:05.90 ID:mEI1LUBF0
テレテレレテテレレレッレレレッレレー
次回予告
過去に戻ったアスカ。
弐号機に眠りしアスカの母。
自らの手で未来を掴もうとする少女に、現実は残酷なまでに重くのしかかる。
果たしてアスカはこのループから抜け出せるのか?
次回、第一話『魂のかたち、こころの壁』
この次も、サービスサービスゥ!

16 :>>1 :2018/05/16(水) 18:21:50.30 ID:mEI1LUBF0
とりあえずここまで投下です
読んでくれたら嬉しい
アスカは超可愛いので、みんな旧劇も見てね

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/16(水) 18:30:22.98 ID:9QILKCDg0

アスカがループは珍しい、シンジをどう育てるかがミソかね
エタらないことを願う

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/16(水) 18:36:16.12 ID:ZeIJCcZJ0
アスカが活躍するとシンジが成長しないから詰むのか

22 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:03:17.01 ID:mEI1LUBF0
アスカ「……無理」
アスカ「無理無理!何なのよ!無理に決まってるじゃんこんなの!」
アスカ「降ってくるやつ全然止めないじゃないバカシンジ!!」
アスカ「というかその前の使徒にもあいつ1回負けてるんですけど!バカシンジとミサトは何やってんのよ~!!」
アスカ「はぁ……でもそうね、今回で10回目だし……」
アスカ「そろそろまともに解決策を考えないとよね~」
第一話『魂のかたち、こころの壁』

23 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:04:48.07 ID:mEI1LUBF0
とりあえずコテ付けておきますね
名前はそのうち考えるかも知れません
更新方法なんですが、溜めたものを投下か、溜めたものを投下した後もゆっくり書いていくか
どっちがいいですかね
とりあえず第一話、ちょこっと落としていきます

24 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:05:38.43 ID:mEI1LUBF0
アスカ「解決策ねぇ……というか問題なのは、毎回あいつが落ちてくる位置とミサトの指定する位置の両方がバラバラってことよ!」
アスカ「そして、毎回あたしでもファーストでもなく、バカシンジの近くに落ちるんだもんね」
アスカ「これぞ『バタフライエフェクト』の影響ってわけね」
アスカ「……となるとやっぱ、シンジをどう動かすかよね」
アスカ「バカシンジを強くしないことには、あの目玉おばけは突破出来ない、か」
アスカ「とりあえずまとめてみるわ!」
ノート『
第五使徒←たまにバカシンジがミスる
第六使徒←あたし単独でやれる
第七使徒←単独でやれるけどシンジが成長しない?
第八使徒←マグマのやつ
第九使徒←パレットあれば余裕
第十使徒←バカシンジが止めなきゃいけない

アスカ「……あぁ、あのコア2つあるやつをあたしが瞬るから悪いのか」
アスカ「つまり、あいつを倒す過程でバカシンジを強くしなきゃってわけね!」
アスカ「その後のマグマのやつも、今となっては一人で処理できるけど、確かはじめはあいつに借り作っちゃったしな~」

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