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シンジ「行くぜ!エヴァン!ゲリオォーンッ!!!覇ッ!!!」前編

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Part1
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 19:10:38.13 ID:HbBgwcG80
沿岸部・第七使徒襲来
第七使徒「…………」カチ・・・コチ・・・
シンジ「っらああああああああ!!!先手必勝おおおお!!!」ガキィィィィンッ
第七使徒「…………」ガラガラガラ・・・
マヤ「初号機、使徒と接触!!早速交戦を開始しました!使徒は崩壊した模様!!」
シンジ「何だァ!?この水飲み鳥みてえな貧相な野郎はよお!?拍子抜けだなぁオイ!!」ザッ
リツコ「シンジ君、油断しないで。まだ反応は消えてないわ」
第七使徒「…………」カシャンカシャン・・・カチ・・・コチ・・・
シンジ「元に戻っただァ!?しゃらくせえええええええええ!!」ガキィィィィンッ
第七使徒「…………」ガラガラガラ・・・カシャンカシャン
シンジ「ちっ!!またかよっ!?」
ミサト「無茶しないで!初号機は今、応急処置状態なのよ!貴方だって万全じゃないわ!レイの到着まで」
シンジ「待ってられっか!!今度こそ俺だけの獲物だあああああああ!!」ガキィィィィンッ
シンジ「ハッ、手応え、アリだぜ……!!」ピシピシッ・・・ドパアァンッ
第七使徒「ギュアアアアアアアッ!!!」ガラガラガラ・・・

2 : 忍法帖【Lv=7,xxxP】(-1+0:15) :2012/11/29(木) 19:11:33.68 ID:JaZ3zFmZP
続き来たのか!

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 19:11:56.15 ID:dtBN5uCJ0
新世紀武闘伝エバンゲリオン

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 19:16:41.28 ID:dkNasZN40
まさかあれの続きかwwww

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 19:17:55.61 ID:HbBgwcG80
マヤ「パターン消失。使徒、無事殲滅された模様です」
レイ「碇君、大丈夫?」ザッ
シンジ「レイ!遅かったな!?今回は完全に俺の勝ちだ!!文句あっか?」
レイ「いえ、ないわ」
ミサト「全く……大したことない使途で良かったわ」
リツコ「……妙ね、何かやけに」
ビビーッ・・・ビビーッ・・・
マヤ「!?パターン回復!!青!!使徒です!!」
第七使徒「ギャアアアアアアアアッ!!」ピキュウウウッ!!
シンジ「なっ!?っぐああああああああああああ!?」ドパアアアアッ
レイ「そんな!?シンジ君!!」
シゲル「使徒の不可視光線です!!初号機胸部損壊!!装甲消失!!」
シンジ「クソが!!こんなもんこの前の野郎に比べたら……っ!?な、何だこりゃ……」ググッ
マヤ「初号機……コア露出!!危険です!!」
シンジ「こりゃあ……初号機のコア、なのか!?」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 19:28:01.15 ID:HbBgwcG80
リツコ「レイ!コアを守って、最優先よ!!」
レイ「了解!!」
第七使徒「ギャアアアアアアッ」シュルルルルッ
レイ「させない……っあああああああああ!!!」ドシュドシュドシュッ
マコト「零号機、胸部を中心に上腕、腹部、大腿部、損傷!!装甲を貫かれています!!」
シンジ「レイ!?何やってんだ!!盾になる前に野郎を倒せ!!!」
レイ「それを壊されたら……駄目なの。碇君、逃げて!」
シンジ「やっぱりこいつは初号機のコアなんだな!?おいババア!!」
リツコ「……そうよ、それを壊されたらもう初号機は動かない。退避しなさい」
シンジ「んな事できっかァ!!壊される前に壊してやるああああああ!!」バッ
第七使徒「ギャアアアアアアアッ」シュルルルルッ
レイ「くっ……うううぅぅぅっ……!!」ドシュドシュドシュッ
リツコ「待ちなさい!!助っ人が間に合ったわ!!上を見て!!」
シンジ「助っ人だぁ!?……何だ、ステルス機か?いや……」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 19:32:34.93 ID:HbBgwcG80
弐号機「とう!!」シュバッ
シンジ「何か来やがる!!?」
第七使徒「ギャアアアッ!?」シュルルルルルッ
弐号機「そんなの……当たらないッつうのおおおおおお!!!」バッバッバッ
弐号機「喰らいなさああああいッ!!!!」カキイイイイイイイイィィンッ
第七使徒「ギギッ!!?」ギリギリギリギリッ
弐号機「はああああああああああああああああああッ!!」ピシピシピシ
第七使徒「ギュウウウウウウッ!!!」ガキンッ・・・ガキンッガキンガキンガキガキ
弐号機「てあああああああああああああああッッ!!!」ピキンッッ
第七使徒「ギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」ドッパアアアアアアンッ
マヤ「使徒の崩壊を確認!……パターン復活、ありません!」
シンジ「やりやがった!!……大丈夫か!?レイ!?」
レイ「はぁっ……はぁっ……大丈夫」ガクッ
シンジ「上等だぜ。おい!!そこの助っ人さんよぉ!!!助けてくれてありが」
弐号機「アンタ、バカぁ!!?」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 19:39:38.38 ID:HbBgwcG80
シンジ「なっ……んだとコラァッ!?」
弐号機「モニタリングで見てたら何あのバレバレのブラフコア!?あんなの騙されるなんて相当のバカね!!」
シンジ「バカって方がバカなんだよぉ!!てめえこら降りてこいや!!タイマンだ!!タイマン!!」
弐号機「ほんっと噂以上の脳筋バカね!!言われなくても降りてやるわよ!!」
――――――――――――――――――――――――
ミサト「それじゃ、紹介するわね。彼女は」
アスカ「式波・アスカ・ラングレー!エヴァ弐号機パイロットのセカンドチルドレンよ!」バッ
シンジ「てめぇアスカってのか……刻んだぜ、タイマン決めっぞ!!」ダッ
ミサト「ちょっとシンジ君!?」
加持「まあまあ、落ちついて。男が女性に上げていいのは愛情だけだよ?手じゃなくてね」ガシッ
シンジ「なんだてめぇは!?放せっ!!」グイグイ
ミサト「加持君!?貴方も帰って来たの!?」
加持「よっ葛城。南極経由でチルドレンのお世話役さ。独身には辛い仕事だよ、はは」ギリギリギリ
シンジ「いってててててて!!極めんな放せ!!!コラああ!!!」ビキビキ
アスカ「そうそうその調子っ!加持さん、そのバカやっちゃって!!」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 19:46:27.23 ID:HbBgwcG80
シンジ「はっ……はっ……」
加持「落ちついたかい?シンジ君」
シンジ「くっ……わあったよ。落ちついた、アンタにゃ敵わねぇ!!」
加持「引き際、男らしくて大変宜しい」
シンジ「ったくよ、で、こりゃどこのどちらさんだババア?」
ミサト「ああ、この人は加」
加持「葛城、答えなくて良いよ」ギリギリギリ
シンジ「な!?いいっててててて!!ギブギブ!!なんでだよ!?おい!!」バンバンッ
加持「俺は加持リョウジ。ここにいるうら若き葛城ミサトの、元カレってやつかな?」ニコッ
ミサト「加持君!!ちょっとそんな事……!!」
シンジ「分かったよ!!ミサトとだミサト!!分かったから放せって!!」
加持「ミサトって呼んでいいのは、過去の俺の特権かな」ギリリ
シンジ「わあった!!ミ・サ・ト・さ・ん!!ミサトさん!!」
加持「宜しい。男たるもの、マナーも心得なきゃな」パッ

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 19:54:10.60 ID:HbBgwcG80
アスカ「ふふん、良い気味ね!」
シンジ「……しゃあねえな、良いぜ。勝負は次の使徒退治に預けとく!!良いな!?」
アスカ「はぁ?勝手に突っかかって来て、勝手に勝負って、やっぱアンタバ、むぐぅ!?」
加持「はいはい、女の子は口に気を付けましょう。折角の可愛い顔が損だよ?」グイ
アスカ「むぐぐ……ぷはっ!わ、分かったわよ!」
シンジ「そんじゃ、てめえも俺の名前を刻め。碇シンジだ!よろしくな!!」
アスカ「ふん、アンタの名前なんてナナヒカリで十分よ!」
シンジ「なんだそりゃ!?」
アスカ「アンタ、碇指令の息子なんでしょ?で、エヴァに乗せて貰ってる。親の七光って事よ」
シンジ「はっ、ナナヒカリかどうか、次の勝負で目ん玉かっぽじって良く見とけよ!?」ギロッ
アスカ「何よその自信……私はアンタと違って実力でエヴァに乗ってんの!!負けるはずないわ!!」
シンジ「おうおう、楽しみだぜ!!」
ミサト「目ん玉かっぽじってどうするのよ……」
加持「ふふ、出会いの波乱は嵐の兆しか、命育む潮目の渦か。楽しみだね」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:00:06.09 ID:HbBgwcG80
シンジ「ところでミサトさんよぉ、初号機のコアの事なんだが」
ミサト「ああ、あれは……」
リツコ「それは私から説明するわ、ちょうどいい機会だからアスカも一緒に来て」プシュー
アスカ「アタシもぉ!?まあ良いけど……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シンジ「おい、随分地下まで来たな。どこに連れてこうってんだ?」
リツコ「貴方達は使徒と戦う者として、見ておくべき物があるの。ここにしかない物」ピッピッピ・・・
リツコ「声紋認証……さあ、これが見ておくべきものよ」ガシャン・・・プシューッ
シンジ「おいおいおいおい、何なんだよこりゃあよぉ!?」
アスカ「槍の刺さった、白い巨人!?」
リツコ「これは第一使徒アダム。14年前セカンドインパクトを起こした元凶よ」
アスカ「これがセカンドインパクトの元凶!?あれは隕石が原因だって……」
リツコ「表向きはね。でも実際はこのアダムが使徒と融合した事によって起きたエネルギーの暴走」
リツコ「それがセカンドインパクトの正体よ」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:04:39.00 ID:HbBgwcG80
リツコ「14年前、研究者達は南極で様々なものを発掘したわ。3つの使徒、そして槍」
リツコ「しかし調査の途中で使徒が覚醒し融合を始め、結果、膨大なエネルギーの放出が始まったの」
リツコ「一方、槍にはそれを抑え込む力があった。それをアダムに打ち込むことで抑え込み」
リツコ「再び反応が起きない様に、ここに安置し、さらに使徒との接触を遮断する為に対使徒組織が作られた」
アスカ「それがネルフってわけね」
リツコ「そうよ。でも使徒の力は強大で、既存の兵器では傷一つ付けられなかった。そこで作られたのが」
リツコ「汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン……もっと言えば、人造使徒エヴァンゲリオン……!」
アスカ「エヴァが……使徒だって言うの!?じゃあアタシは今まで使徒に乗ってたわけ!?」
リツコ「人造使徒と言っても、構成を似せて作っているだけよ。人が乗らなければ役に立たないわ」
リツコ「だから、エヴァにもコアがある。そしてそれを破壊されると復旧はほぼ不可能。わかった、シンジ君?」
シンジ「……………………」
リツコ「動揺するわよね。急にこんな事を知らされたら誰だって」
シンジ「はぁー!なんかゴチャゴチャ分かんねー話だな!!要はあれだろ?」
シンジ「このデカブツと使徒が一緒になるとヤバい!だから使徒を倒す!だが一筋縄じゃ行かねえ」
シンジ「だから使徒に人を乗っけて使徒より強くすりゃあ良い!!それだけの話じゃねえか!!」ニッ

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:09:44.98 ID:HbBgwcG80
アスカ「なんてゆーか、アンタバカ……なのかしら?」
シンジ「はっ、戦うのに過去やら理由やらはどうでも良いぜ!生き残るために戦う、で十分だ」
アスカ「その点に関しては同意してあげる。身に降りかかる火の粉は払いのけるってだけね」
シンジ「なかなか分かってんじゃねーか!」
アスカ「アンタとなんて分かり合いたくもないけど!」
リツコ「二人とも、もっと驚くと思ってたけど意外ね」
アスカ「ま、エヴァの正体だの過去だのなんて、言われてみれば大した問題じゃないしね」
シンジ「俺は単純に相棒の事を知りたかっただけだからな。他は大して興味ねーよ」
アスカ「相棒ってアンタ、エヴァは人形みたいなもんよ?そんなのが相棒なんてネクラねぇ」
シンジ「ああ!?てめえ、それ本気で言ってんのか!?」ギンッ
アスカ「そ、そうよ!ただの操り人形じゃない!意思も何もないアタシの人形よ!!」
シンジ「っ……」ゴツンッ
アスカ「いった!?何すんのよアンタ!!女の子殴るなんてサイテーっ!!」キーッ
シンジ「今のは弐号機の分だぜ……!いけすかねぇ、俺あもう帰るからな!!」ドカドカドカドカ・・・プシュー
アスカ「な……なんなのよアイツ!!」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:15:42.54 ID:HbBgwcG80
同時刻・ネルフ内某室
加持「苦労しましたよ、南極からドイツ経由で持ってくるのは」
ゲンドウ「……」
加持「これが、アダムの最後の欠片です」スッ
ゲンドウ「……確かに受け取った」
加持「しかしどうするつもりです?秘密裏にこんな物を集めて。上にでもばれたら」
ゲンドウ「……」
加持「良いでしょう、今ばれたら困るのは俺も一緒ですし。乗りかかった船だ、泥船でもお供しますよ。それじゃ」ツカツカツカ
ゲンドウ「……さて、どうだかな」
冬月「喰えん男だ」
ゲンドウ「ああ」
冬月「しかし上を誤魔化しきれるのか?お前の息子は」
ゲンドウ「問題ない、全て計画通りだ」
冬月「……そうか。して碇、そろそろ実験場へ発つ頃合いだ」
ゲンドウ「ああ……」

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:21:49.03 ID:HbBgwcG80
第八使徒襲来
リツコ「大気圏外の敵とは、予想外ね……攻撃の方は?」
マヤ「強力なATフィールドによって守られています。これまでの攻撃には全くの無傷です」
ミサト「皆聞いて、作戦の指揮系統は今回、私に一任されているわ!宜しくね!」
シンジ「おい、糞親父はどこ行ったんだよ、ミサトさんよぉ!」
ミサト「北米第二支部の実験場に旅立ったわ。その矢先のこれ、勘弁してほしいわよ」
レイ「指令が……北米?」
アスカ「北米ってあのエヴァ参号機から仮設伍号機まで持ってるとこ?」
リツコ「良く知ってるわね。今回はエヴァ肆号機と仮設伍号機を用いたシンクロ実験を行うらしいわ」
シンジ「何だ、メリケンもエヴァ持ってやがんだな!!しっかし国がでけえのに三機たぁ少ねえ」
アスカ「はぁ、何も知らないのねバカシンジ!各国のエヴァ保有数はバチカン条約で三機までって決まってんの!」
シンジ「へぇ、バカチン条約だなんて初耳だぜ!てかバカシンジって何だこの野郎!?」
アスカ「バカでシンジだからバカシンジでしょうが!!」
レイ「…………バカチン?」
ミサト「さ!今はそんな話より使徒よ!作戦を説明するから皆聞いて」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:31:13.48 ID:HbBgwcG80
シンジ・アスカ「使徒を受け止めるぅ!!?」
ミサト「そ、大気圏外から使徒はこの基地めがけて落下してくるの。それを倒すには受け止めるしかないわ」
リツコ「ポジトロンライフルでも大気圏外のあれのATフィールドは貫けない計算だけれど……」
リツコ「あまりに無茶すぎるわ。MAGIの計算によると失敗する確率はシックスナインよ」
シンジ「おいおいリツコさんよぉ!なんでいきなりシモの話に」
アスカ「バカシンジぃ!!さいってー!!!」スパコーンッ
レイ「99.9999%のこと。つまり成功する確率は0.0001%」
シンジ「ってて、何だよだったらカッコつけてねぇでそう言えや!!」
リツコ「つまりほぼ不可能って事よ。これで分かった?シンジ君」
シンジ「はっ、分からねえなぁ!!全く分からねぇよ!!成功率0.0001%?燃えるじゃねーか!!」
アスカ「は?アンタ何言ってんの!?そこまでバカシンジなの!?」
シンジ「たかが0.0001%、いつもの百倍力だしゃ、三人揃って百万倍!!確率掛けて100%だ!!違うか!?」
リツコ「いつもの百倍なんて出る訳ないでしょう!常識的に考えなさい!」
アスカ「そうよそうよ!ほんっとに信じられない脳筋馬鹿ねアンタ!!」
シンジ「だからって他に方法あんのかよ!?なんなら俺一人で百万倍出すぜ!」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:40:43.73 ID:HbBgwcG80
ミサト「それでは各自、ポジションに付いたわね?」
シンジ「おう!!」
レイ「はい」
アスカ「付いたわよ!!」
ミサト「それでは、使徒落下と同時に各自走り出して。スタート合図と経路指示はこちらでするわ」
ミサト「その後落下ポイントを目視しながら、微調整。直下でATフィールドを展開し使徒を受け止める事」
ミサト「受け止めたら他の二名はコアを狙って。以上よ」
アスカ「あのさぁ、これってホントにアタシ達の居る範囲に落ちるの?何か根拠あるワケ?」
ミサト「女のカン、よ!!」
アスカ「はぁ!?ちょっと何よそれ!?」
シンジ「はっ、上等じゃねーか!!ミサトさんよぉ、あんたのカン、当たるぜ。俺が居るからなぁ!!」
ミサト「頼んだわよ、シンジ君、レイ、アスカ!……使徒落下開始を確認、レディ、GO!!!!」
シンジ「よっしゃあ!!!」ダッ
レイ「了解……!!」ダッ
アスカ「もおおおお!!こうなったらやるしかないじゃない!!!!」ダッ

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:46:03.75 ID:HbBgwcG80
シンジ「うおおおおおおおおおおおおおおっ!!」ダダダダダダッ
マヤ「初号機、右に12度軌道修正して下さい!」
レイ「…………」ダダダダダダッ
マコト「零号機、方向クリア!速度は7%上げて下さい!」
アスカ「はあああああああああああああ!!」ダダダダダダダッ
シゲル「2号機、そのまま直進どうぞ!!」
ミサト「順調ね、このまま行けば弐号機がギリギリ間に合いそう」
リツコ「そうね。このまま行けば、の話だけど」
ミサト「怖い事言わないでよ、リツコ」
リツコ「幾つか気になる事があるのよ、不安を煽るようだけど」
ミサト「言って」
リツコ「……一つに、使徒の質量が予想以上に大きい事。MAGIの計算ではアダムの深度に到達しうる質量の約13倍」
リツコ「もう一つ、使徒の落下ポイントがさっきから、ネルフ直上から遠ざかっている事」
ミサト「その二つが示す物は……?」
リツコ「それは……」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:50:53.36 ID:HbBgwcG80
サハクィエル「ォォォオオオオオオオオォォォッ」ブワアアアアッ
マヤ「使徒!形状変化を確認!!展開していきます!!数個の房状突起展開!!」
リツコ「……!!やられた!!エヴァ全機を早くこちらに戻して!!」
ミサト「リツコ!?」
サハクィエル「ォォオオオオオオオオォォォッ」バシュウウウウウッバシュウウウウウッ
マヤ「房状突起、本部とは逆方向にパージ!……!?使徒、方向を本部方向に大きく修正!!」
ミサト「嘘!?皆聞こえる!?こっちに戻って!!使徒が!!」
シンジ「戻れったって急にゃ止まれねえよ!!!!」ガッガッガガガガガガガッ
レイ「くっ……!!」ザザザザザッ
アスカ「ちょっとどうなってんのよぉ!!?」ガガガガガガッ
ミサト「リツコ!!これは……!?」
リツコ「あの使徒は落下によって下方向に速度を得ると同時に、落下ポイントをずらしエヴァを誘導したのよ」
リツコ「そして、エヴァが十分離れたところで大質量の突起を展開、切り離しを行う事で横方向の加速を得る」
リツコ「目標はアダム。自由落下に拘る必要なんてなかったのよ。そしてそれを狙って行った以上もう……」
ミサト「エヴァーは……間に合わない……!?」

31 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2012/11/29(木) 20:54:30.16 ID:Cxn4h68h0
エヴァーwww


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:56:02.67 ID:HbBgwcG80
ミサト「皆、良く聞いて。もう本部には戻らなくていいわ」
シンジ「はぁ!?どういう事だぁ!?ちょくちょく命令変えてんじゃねえ!!」
ミサト「MAGIの計算の結果、使徒が貴方達よりずっと早く本部に到達する事が確定したの」
アスカ「そんな……!?嘘でしょ!?」
レイ「……っ」
ミサト「せめてサードインパクトは避けるために、ターミナルドグマを爆破するわ」
ミサト「今から逃げても、爆破からも使徒からも助からないということも確定したの」
ミサト「一応脱出はするけれど、期待はしないで。今回は私の作戦ミスよ」
ミサト「貴方達は、被害の少ない現在地で待機。使徒落下後に殲滅に向かって」
ミサト「それじゃ、さよな」
シンジ「舐めた事言ってんじゃねえぞババアああぁぁぁぁぁ!!!!」ダダダダッ
ミサト「シンジ君!?止めなさい!!もう間に合わない事も、助からない事も確定したの!!」
シンジ「確定って何だ!?まだ使徒は落ちちゃいねえ!!!爆破も始まってねぇ!!!何が確定したってんだこらああ!?」
シンジ「確定してんのは、てめえらが諦めた事だけだろうがあああああああああああ!!!!!」ダダダダッ

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:57:38.47 ID:pAyBoy9W0
シンジがどうしてもカズマの声で再生されるwwwww

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 20:58:27.95 ID:fkVDp4E80
細かいこと言って申し訳ないが、新劇は使徒の名前は今のところ不明だから
あれはサハクィエルじゃなくて第8使徒だ。今のところは

35 :>>34形を想像しやすいようにアニメ版の名前なんだ、メンゴ:2012/11/29(木) 21:03:17.03 ID:HbBgwcG80
シンジ「俺はまだ諦めてねぇんだよおぉッ!!!!!!」ダダダダッ
アスカ「バカシンジ!!もう間に合わないって言ってんのよ!?無駄だって」
シンジ「黙ってろ!!!んな事考える暇があったら進めらぁ!!!!」ダダダダッ
レイ「……私も行くわ!碇君!」ダッ
アスカ「ファースト!?アンタまで!?何考えてんのよ!!」
レイ「ごめんなさいセカンド。ああいう碇君のこと、信じてみたくなるの」ダダダダッ
シンジ「おっしゃあ!!!レイ!!遅れんじゃねーぞぉぉッ!!!」ダダダダッ
レイ「うん!」
レイ「(なんでだろう……碇君の声を聞くとポカポカ……ううん、メラメラする!)」
シンジ「いいくうううううぜえええええええああああああああああ!!!!!」
アスカ「……あ、アタシは行かないからね!!あいつらがやられちゃったら、使徒倒す役が居ないじゃない!!」
アスカ「アタシは、ここに残るんだからぁっ!!」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 21:08:48.38 ID:HbBgwcG80
サハクィエル「ォォオオオオオオオオォォォッ」バシュウウウウウッバシュウウウウウッ
マコト「使徒、突起を分離!!さらに加速します!!」
ミサト「もう、そんなことしなくてもいいのよ?」
マコト「こんな時ですから、仕事してないと落ちつかなくって」
ミサト「ごめんね、こんな結果になって」
マコト「良いですよ、貴女となら。それに……」
ミサト「ああなった彼を止められない。無駄だと分かっていても……」
リツコ「貴女も、まだ希望を捨てられないのね。いつでも爆破出来るのよ、指令」
ミサト「ギリギリまで、待って見ましょう。結果が同じなら、死に急ぐ事はないわ」
シンジ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ダダダダダダッ
シンジ「初号機いいいいぃぃぃぃぃぃい!!!!!根性見せろおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
シンジ「(もっと!!!もっと速く!!!速くだ!!!こう考えてる間も惜しいッ!!!)」
シンジ「っがああああああああああああああぁぁぁあああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」プチンッ
シンジ「―――――――――――――――――――――ッ!!!!」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 21:15:46.88 ID:HbBgwcG80
――――――――――――――――――――――――――――――
シンジ「なんだ、ここはよぉ……俺は……」
『考える時間も惜しい?』
シンジ「誰だ……いやそれどころじゃねぇ!!ああ惜しいさ!!時間がねえんだ!!!」クワッ
『だったら、いっそ考える心を捨ててしまえば?』
シンジ「出来んのか!?そんなこと!!」
『出来るわ、本能に身を委ねて人の限界を超えるの』
シンジ「限界を……よっしゃあぁ!!超えるぜッ!!人間の限界ってヤツをよォ!!!!」
『ならば、叫びなさい!』
――――――――――――――――――――――――――――――
シンジ「……ザ・ビィィィ―――――――――――――――ストォォォォォォォォッッ!!!!!」ピキィィィィィンッ
初号機「ウオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォオオオオオオオッッ」バキンバキンッ

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 21:17:28.60 ID:pAyBoy9W0
なん……だと……!?

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 21:18:31.13 ID:8QLtilkw0
ビーストだと…

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 21:21:34.80 ID:HbBgwcG80
マコト「!?初号機!!高速で移動しながら装甲をパージしていきます!!なおも加速!!!」
マヤ「プラグ深度!汚染領域に入ります!!これは一体……!?」
ミサト「これもエヴァーの隠された力なの!?」
リツコ「人から獣へ……エヴァ本来の力により近づいた姿……!!」
初号機「ウオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォオオオオオオオッッ」バシュンッバシュンッ
シンジ「ッぐうううぅぅぅうぅううう!!!こいつぁ中々クルぜ初号機いいぃぃいいいい!!!!」ギリリッ
シンジ「だがよおおぉぉおお!!!これで使徒の野郎にいぃいぃ!!!!」ググググッ
シンジ「追い付けるぜえええええぇぇぇええッッ!!!!!!!」バシュンッッ
シゲル「初号機!!信号消失!?い、いや、信号捕えました!!現在高度1400m!!使徒に向かって跳躍した模様!!」
マヤ「速い!もう使徒と接触します!!!」
シンジ「もっかい落ち直せやあああああああああぁぁぁぁあああぁぁあああ!!!!」カキイイィィィィンッ
サハクィエル「ォォオオオオオオオオォォォッ!!?」グワッ
マコト「使徒上昇!!落下時間が……予定より47秒遅れそうです!!」
ミサト「47秒!!それだけあればギリギリ!!レイ!!!!」
レイ「分かってます。落下地点への誘導を!!」ダダダダダダッ

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 21:25:22.27 ID:8QLtilkw0
これは燃える

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